ズッキーニの食べ方10選!おすすめの調理法は?生でも食べられる?
ズッキーニはきゅうり似ていますが実はかぼちゃの一種です。食べ方も煮込み料理のイメージが強いですが焼くと柔らかくて香ばしく、生でもシャキシャキとした食感がとても美味しい野菜です。聞きなれない花ズッキーニは、見た目が可愛らしい上、料理にしても華やかでどんな味付けにも馴染む美味しい野菜です。普段あまり利用することがない人でもおすすめの美味しい食べ方を色々紹介します。
目次
ズッキーニの美味しい食べ方は?
ズッキーニはクセも少なくどんな味付けでも馴染む野菜です。6月から7月にかけて旬で夏野菜の定番になってきました。食べ方のラタトゥイユやカポナータなど人気の食べ方も多くありますが、家庭で簡単に作れる美味しい食べ方を色々紹介します。爽やかな夏野菜のズッキーニを使い色々な食べ方に色々挑戦してください。
ズッキーニのおすすめ調理法
触感も良く食材としても使いやすいズッキーニを使って、色々な調理方法や食べ方を紹介します。調理の仕方でどのように変わるのでしょうか?定番の煮込み料理以外でもより美味しくする食べ方を伝えます。
調理法①焼く(炒める)
油を吸うことでよりコクが出て美味しくなり、焼く調理に適した食材です。色とりどりの夏野菜を使い、オリーブオイルでサッと焼くだけでもとても美味しい食べ方です。よく見かける緑色のものと黄色いものがあります。緑色の方が少し青臭さが強めになるので、苦手な人には黄色の方がおすすめの食べ方です。
皮の部分もちろん食べることができます。黄色の方がよりや柔らかくて美味しいのですが、皮の部分が気になる場合の食べ方は、剥いて食べることもできます。きゅうりのように縞模様に一部剥いて焼くと見栄えが良くなるおすすめの食べ方です。
調理法②煮る
カポナータなどの煮込み料理によく使われるズッキーニは、じっくり煮込むことで、表面の色も鮮やかになり柔らかる美味しい食べ方です。煮込む際に下処理としてアク抜きをすることで料理の出来上がりが全然変わる美味しい食べ方です。
アク抜きの方法は塩水に10分ほど浸すか、切った後に塩を振り20~30分置き、キッチンペーパーでよく拭き取る方法のどちらかになります。油を使った焼く調理にはあまり必要ありませんが、煮込む調理の時は事前に下処理することでより美味しくなる食べ方です。
調理法③揚げる
揚げてもとても美味しく食べられる食材です。みずみずしいズッキーニは170℃ほどの高温で一気に揚げることで、水分が蒸発しからっと揚げることができます。皮の麺から先に揚げた方が火の通りも早く脂っこくない食べ方です。
どんな調理方法でも美味しく食べることができます。ズッキーニを選ぶときは、へたの部分がみずみずしく皮にもハリがあり、太さが均一のものを選らんでください。また油と一緒に調理することでカロテンの吸収率の上がる食べ方です。
ズッキーニを焼く食べ方・レシピ
ズッキーニを使った焼くと美味しいおすすめの食べ方を調理別に紹介します。まずは焼く食べ方からです。どんな食材とも相性が良く焼くことでより香ばしく調味料とも良く絡み色々な変化を楽しむ食べ方です。
ズッキーニのフリッタータ
- ズッキーニ 1本
- たまご 4個
- パルメザンチーズ 30g
- 生クリーム 50g
- エキストラバージンンオイル 大さじ3
- 塩 少々
- たまごは常温に戻しておきます。
- パルメザンチーズはすりおろします。
- ボウルに輪切りにしたズッキーニとパルメザンチーズ、生クリーム、塩をふってざっくりと混ぜます。
- フライパンに多めのオリーブオイルを入れて強火で熱し、ボウルに混ぜた材料を入れます。
- 固まってきたらまわりを中心に寄せるようにかき混ぜて、弱火にして蓋をします。
- 7~8割程度火が通ったら、濡らした皿にひっくり返し、再び中火に火を通します。
- たまごの中まで焼くと完成です。
ズッキーニのペペロンチーノ
- パスタ 80g
- ズッキーニ 1/2本
- にんにく 1片
- オリーブオイル 大さじ3
- 鷹の爪 1本
- 塩 小さじ1/2
- レモンの皮(すりおろし) 適量
- パスタを袋通りに茹でます。
- ズッキーニを5mm輪切りにします。
- にんにくをスライスします。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、中火にかけます。
- にんにくを加えてきつね色になるまで炒めます。
- ズッキーニを入れて焼き目がつくまで炒めます。
- 鷹の爪は輪切りにして入れてください。
- 茹で上がったパスタとゆで汁も大さじ2ほど加え炒めます。
- 塩を入れて水分が少し残るくらいまで炒めてください。
- 器に盛りつけ、グレーターでレモンの皮を削りふりかければ完成です。
ズッキーニと豚肉のしょうがポン酢
- 豚バラ薄切り肉 200g
- ズッキーニ 1本
- サラダ油 大さじ1/2
- ミニトマト お好み
- しょうが(A) 1片
- ポン酢(A) 大さじ2
- 塩(A) 少々
- こしょう(A) 少々
- ズッキーニは2cmほどの輪切りにします。
- 豚肉は食べやすい大きさに切ります。
- しょうがはすりおろします。
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、豚肉を入れ色が変わるまで中火に炒めます。
- ズッキーニを加えてさっと炒め、(A)の調味料を加えて焼くと完成です。
ズッキーニのファルシ
- ズッキーニ 2本
- ベーコン 40g
- オリーブオイル 小さじ1
- ゆでたまご 1個
- 粉チーズ 20g
- 塩 小さじ1/4
- 黒こしょう 少々
- パン粉 5g
- オリーブオイル 小さじ4
- 白ワイン 40cc
- トマトソース缶 160g
- イタリアンパセリ 適量
- ズッキーニは半分に切り、座りが良いように底の皮を薄くそぎます。
- スプーンで中身を深さ半分くらいまでくり抜き、くり抜いた中身は粗みじん切りにします。
- べコーンもみじん切り、ゆでたまごはボウルの中で潰します。
- 250℃でオーブンに予熱を入れます。
- フライパンにオリーブオイル、ベーコンを入れて脂が出るまで炒めます。(弱火~中火で5分)
- 粗みじん切りにしたズッキーニの中身を加えて炒めます。
- 炒めたベーコンをズッキーニをボウルのたまごと合わせて、粉チーズ、塩、こしょうを加えます。
- ズッキーニの器に詰めてパン粉をのせ、オリーブオイルをかけてオーブンで15分焼きます。
- フライパンに白ワインを入れて沸騰させ、アルコールを飛ばします。
- トマトソースを加えて半分の量になるまで煮詰めます。
- お皿にトマトソースを敷き、焼きあがったズッキーニをのせイタリアンパセリを飾れば完成です。
ズッキーニを煮る食べ方・レシピ
ズッキーニの煮込んだ食べ方を紹介します。自宅で簡単にレスとランのような味が楽しめるレシピです。柔らかく煮込んだズッキーニは夏の暑い日でも食が進みます。ズッキーニに含まれるカロテンにはアンジエイジング効果もあり、ビタミンCは夏の紫外線から受けるメラニンに効果があります。
豚肉とズッキーニのオレンジ煮
- ズッキーニ 2本
- 豚肩ロース肉700g
- ディル 適量
- オレンジ 1~2個
- にんにく 1片
- レモン汁 小さじ2
- ブルーアガベオーガニックシロップ 小さじ2
- 紅麹塩 少々
- 黒こしょう 少々
- しょうゆ 大さじ1
- 粒マスタード 小さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
- 白ワイン 100ml
- ズッキーニは1.5cm幅に切ります。
- オレンジは皮を剥き、半分は1cm幅の輪切りにしも半分は絞ります。
- 豚肩ロース肉は大き目の一口大に切り、紅麹塩と黒こしょうをふります。
- 鍋にオリーブオイルとバター、にんにくを入れて中火で加熱します。
- 香がしてきたら、豚かたロース肉を入れて焼き色がつくまで炒めます。
- ズッキーニと絞ったオレンジ、白ワイン、粒マスタード、ブルーアガベオーガニックシロップ、レモン汁、しょうゆを入れて蓋をして10分間煮込みます。
- 輪切りにしたオレンジとディルを加えて5分加熱し、火を止めて10分をほど予熱で調理します。
- 紅麹塩と黒こしょうで味を調えれば完成です。
ラタトゥイユ
- オリーブオイル 鍋底が隠れるくらい
- にんにく 1片
- 玉ねぎ 1個
- 赤パプリカ 1個
- 黄パプリカ 1個
- 米ナス 2本
- ズッキーニ 1本
- ホールトマト缶 1缶
- ローズマリー 1本
- ローリエ 2枚
- 塩 適量
- にんにくをスライスします。
- 玉ねぎ、パプリカ、米ナス、ズッキーニは1.5cm角に揃えて切ります。
- 米ナスを水にさらしてアクを取り除きます。
- ホールトマトを手で潰して、スジを取り除きます。
- 鍋にオリーブオイル、にんにく、玉ねぎを入れて火にかけます。
- 塩とこしょうをふって玉ねぎがしんなりしてきたら、パプリカ、ズッキーニを入れ、さらに塩をこしょうをふり炒めます。
- 野菜から水分が飛び、全体がしんなりしてきたら潰したホールトマトを加えて煮込みます。
- 15~20分弱火にして煮込み水分がなくなってきたら、弱火にしてさらに煮込みます。
- 底が焦げつかないように混ぜながら煮てください。
- 最後に塩とこしょうで味を調えれば完成です。
夏野菜カレー
- ズッキーニ 1本
- ナス 2本
- 赤と黄のパプリカ 各1/2個
- 玉ねぎ 1/2個
- ピーマン 2個
- にんにく 1片
- しょうが 1片
- サラダ油 大さじ4
- スープ(顆粒コンソメ大さじ1を湯3カップで溶いたもの)
- カレーフレーク 大さじ7
- トマトケチャップ 適量
- 好みのソース 適量
- 塩 少々
- こしょう 少々
- ガラムマサラ 小さじ1
- 雑穀米 適量
- 温泉たまご 1個
- 紅しょうがお好み
- ナスは半分に切って6つ割りにし、水にさらしてから水気をよくきります。
- ズッキーニは5cmの長さに切り、6つ割りにします。
- 玉ねぎは8つのくし形に切ります。
- パプリカは種を除いて長さを半分に切り、1.5cm幅に切ります。
- ピーマンは縦半分に切り、種を取り除いてパプリカと同様に切ります。
- にんにくはつぶし、しょうがは皮を剥いて潰します。
- 深めのフライパンにサラダ油を入れて、にんにくとしょうがを炒め香りが出たらナスとズッキーニを加えてよく炒め合わせ、いったん取り出します。
- フライパンに残りのサラダ油を入れて、玉ねぎ、パプリカ、ピーマンを順に入れて炒め、ほぼ火が通たらズッキーニを戻し入れます。
- スープを加えて煮立ったらカレーフレーク、を入れて少し煮込みます。
- とろみがついてきたらケチャップ、ソース、塩、こしょうで味を調えます。
- 器に雑穀米も盛り、カレーをかけ、温泉たまごをのせれば完成です。お好みで紅しょうがを添えてください。
ズッキーニの生の食べ方・レシピ
きゅうりとは違い火を通すイメージがありますが、生での食べ方もあります。生のまま薄くスライスして塩もみしたり、シンプルにオイルと塩こしょうだけでも十分みずみずしくて美味しい野菜です。生でもプラスひと手間加えるだけでおしゃれで美いしい食べ方がたくさんあります。
ズッキーニのセルクル仕立て
- ズッキーニ 40g
- スモークサーモン 30g
- 小エビ 4尾
- ホタテ貝柱 2個
- コーン 20g
- プチトマト 2個
- アボガド 1/4個
- 砂糖 小さじ1/4
- レモン汁 小さじ1と1/2
- 塩 小さじ1/3
- こしょう 少々
- オイーブオイル 小さじ1と1/2
- うずらのたまご 2個
- ドライパセリ 適量
- ズッキーニはピーラーでリボン状にします。
- プチトマトま4等分、アボガドと小エビは1cm角に切ります。
- ホタテは4等分にそぎ切り、サーモン食べやすい大きさに切ります。
- プチトマト、アボガド、コーン、ホタテ、サーモン、砂糖、塩、こしょう、レモン汁、オイーブオイルを入れてマリネします。
- マリネ皿にズッキーニを丸くまわりに巻きつけます。
- 真ん中をくぼませ、うずらのたまごをのせれば完成です。
ズッキーニのカルパッチョ
- ズッキーニ お好みの量
- 粉チーズ お好みの量
- オリーブオイル お好みの量
- 黒コこしょう 適量
- 生のズッキーニを1~2mmのうずらの輪切りにします。
- 生のズッキーニをお皿に盛りつけオリーブオイル、粉チーズ、黒こしょうをかければ完成です。
ズッキーニのラペ
- ズッキーニ 1本
- にんじん 1本
- オリーブオイル 大さじ3
- 粒マスタード 大さじ1
- ホワイトビネガー 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 生のズッキーニとにんじんを千切りにします。
- ボウルに生のズッキーニとにんじん、全ての調味料を混ぜ合わせれば完成です。粒マスタードの代わりにタバスコでも良く合います。
花ズッキーニの食べ方とおすすめレシピ
ズッキーニには先端に黄色く可愛いらしい花を咲かせる「花ズッキーニ」という種類があります。もちろんズッキーニと同じような食べ方ができます。珍しい野菜花ズッキーニの正体とはどのようなものなのでしょうか?
花ズッキーニとは?
きゅうりに似たズッキーニはかぼちゃの一種でもあり、皮の表面をよく見るとかぼちゃと同じ様な模様が入っているのがわかります。ズッキーニには6種類ほどあり一般的なものから色の白いものや丸いズッキーニ、かぼちゃの花によく似た「花ズッキーニ」という種類もあります。
かわいらしい花ズッキーニには雄花と雌花があります。雄花は花のみで、雌花には数センチの実がついているのが特徴です。様夏が旬で、スーパーには雌花のズッキーニが並ぶことが多いです。
普通のズッキーニとの違い
花ズッキーニは早朝に開花し、日が沈むと花もしぼんでしまうほと貴重です。また花ズッキーニの方が甘味があります。食べ方の違いは何といっても花の部分が食べられることです。一般的な食べ方は天ぷらにすれことが多く、繊細で柔らかくとても美味しいです。
花ズッキーニの食べ方は揚げる以外にも春の中にチーズを入れて焼いたり、パスタに合わせたりと様々な食べ方があります。花ズッキーニの下処理方法は、キッチンばさみなどでガクを切り落とし、雄しべや雌しべを取り除き綺麗に荒い流してください。珍しい花ズッキーニを目にした際は是非購入してみてください。
花ズッキーニのおすすめレシピ
花ズッキーニを使用したレシピを見ていきましょう。花ズッキーニは、見た目も華やかなのでシンプルなレシピがおすすめです。
花ズッキーニ海老しんじょ包み揚げ
- 花ズッキーニ 5~10本
- はんぺん 1枚
- 海老 5~10尾
- 粉末昆布だし 適量
- ブラックペッパー 適量
- はんぺんを袋のまま潰します。
- ボウルに移し、潰したはんぺんと、背ワタを取って粗く包丁で叩いた海老、昆布だしを合わせて混ぜます。
- ズッキーニの花を1か所だけ開き、雌しべを取り花の中に具を詰めます。
- フライパンで焼き、最後にブラックペッパーをかければ完成です。
花ズッキーニのフリット
- 花ズッキー(A) 10本
- モッツァレラチーズ(A) 100g
- バジル(みじん切り)(A) 大さじ1
- パセリ(みじん切り)(A) 大さじ1
- オリーブ(A) 8個
- アンチョビ(A) 3枚
- にんにく(みじん切り)(A) 大さじ1
- 塩(A) 少々
- こしょう(A) 少々
- 小麦粉 1カップ
- 炭酸水 1/2カップ
- 花ズッキーニの花の中にある雌しべを取り除きます。
- (A)の材料をよく混ぜます。
- (A)に花ズッキーニを入れ、つぼみを軽く絞ります。
- 小麦粉と炭酸水を合わせて衣を作ります。
- 花ズッキーニに衣を軽く付け、180℃の油で揚げ、塩をかければ完成です。
ズッキーニの食べ方を工夫すればレパートリーが増える
いかがでしたか?スーパーでもあたり前のように並んでいますが、決まったレシピで使うだけで、レシピのレパートリーもマンネリしていました。しかし火を通して作ることはもちろん、生でも美味しく食べることができるので、手軽に挑戦することができます。是非旬のズッキーニを美味しく調理してみてください。