2019年01月11日公開
2024年08月28日更新
ハムカツのカロリーと糖質は?ダイエット中の揚げ物の食べ方について!
揚げ物の中でも人気の高いハムカツですが、そのカロリーや糖質を知っていますか?ここでは、ダイエット中でも食べられる食べ方や注意点を紹介しています。太るといわれるハムカツですが、ダイエットに効果のある栄養素も豊富に含まれているようです。ハムカツが太るといわれる理由やカロリーの原因についても調査しました。ポイントをおさえながら美味しいハムカツを食べて、ぜひダイエットも成功させましょう。
目次
ハムカツのカロリーと糖質が気になる!
ハムカツのカロリー
カリっとした衣とハムの旨みが美味しいハムカツですが、カロリーや糖質を気にしたことはあるでしょうか?一般的なハムカツのカロリーは1枚(薄切りハム3枚分)当たり154kcalといわれています。コンビニで売られているハムカツのカロリーは約192kcalほど、レストランで食べるような厚切りハムカツの場合は300kcalを超えるとわれており、なかなか高カロリーな食べものであることがわかります。
ハムカツの糖質量
次にハムカツの糖質量についてみていきましょう。一般的なハムカツの糖質量は1枚当たり3.8gとなります。太るイメージがあるハムカツですが、ハム自体に糖質はほとんどなく、まわりについているパン粉や小麦粉などの衣に糖質の多くが含まれています。量を控えるなど食べ方に注意すれば、ハムカツを食べても問題ないといえるかもしれません。
ハムカツなどの揚げ物はなぜ太る?
一般的なハムカツは、カロリー、糖質量ともにそれほど高くはないようです。それではなぜ、揚げ物は太るといわれるのでしょうか?その理由は油にあります。揚げ物は、油で揚げているため総体的にカロリーが高くなります。揚げるときの油が衣に全て吸収されてしまうのが大きな原因です。また、ハムカツなどの揚げ物は糖質と脂質で構成されているため、この2つを同時に摂取することが太る要素につながるようです。
ハムカツにもダイエット効果がある
たんぱく質が代謝を高める
基本的に、ハムは豚を加工して作られます。豚肉に含まれる豊富なたんぱく質は、代謝を高めてダイエット成分のような役割を果たしてくれるようです。人は、筋肉量が多いほど消費カロリーが大きいといわれており、その筋肉を作るたんぱく質を摂取することで燃えやすいからだを作ることができるのです。
また、ダイエット中は肌荒れや疲れやすさに悩む方もいるでしょう。そんな悩みを解消してくれるのもハムに含まれるたんぱく質です。健康な体を作るためにもハムカツを食べるのは効果的といえそうです。
ビタミンB1が糖質・脂質の代謝を促す
ハムに含有するビタミンB1にもダイエットにうれしい効果があります。このビタミンB1には、太る原因の糖質や脂質の代謝を促す作用があるといわれており、ダイエットにプラスとなる働きが期待できるのです。体に蓄積されやすい糖質や脂質の代謝率が上がるということは、それだけ効果的にダイエットを成功させられます。
特にハムの原料になる豚肉には、栄養価の高いウナギや牛肉よりもビタミンB1の多く含まれています。疲労回復や夏バテにも効果があるビタミンB1は、ダイエットの強い味方といえるでしょう。
カルニチンが脂肪を燃焼
ハムには、カルニチンという栄養素も多く含有しています。このカルニチンには、脂肪をエネルギーに変える、いわゆる脂肪燃焼の効果が期待できるといわれています。ついたら落ちにくいとされる体脂肪を効率よく燃焼させられるため、ダイエット中も食べ方を工夫しながら摂取するとよいでしょう。
ハムカツなど揚げ物のダイエット中の食べ方
ハムを厚くして衣を薄くつける
ここからは、カロリーの高いハムカツをダイエット中でも食べられる方法について紹介しましょう。ハムカツのカロリーの大部分は、パン粉や小麦粉などの衣の部分に含まれています。そのため、低カロリーなハムを分厚くして衣を薄くするのが太る心配の少ない食べ方です。
衣を薄くするには、パン粉の種類に気をつかう必要があります。基本的に、生パン粉より乾燥パン粉、パン粉の粒が太いものより細いものの方がハムカツにしたときのカロリーが低くなります。乾燥パン粉は、生パン粉より油を吸いにくいため、ダイエット中に揚げ物を作るのであれば乾燥タイプの細目パン粉を使うのがおすすめです。
ご飯をサラダに変えて食べる
ついハムカツと一緒にご飯を食べたくなりますが、ダイエットをしているなら注意が必要です。ご飯は特に糖質の多い食べもので、ハムカツとご飯の組み合わせは、より多くの糖質を摂取することになります。ダイエット中は、ご飯の代わりに食物繊維が豊富なサラダなどを合わせるのがよいでしょう。水溶性食物繊維には、糖質の吸収をゆるやかにし、コレステロールを体外に排出する効果が期待できます。
水溶性食物繊維は、海藻やこんにゃく、オクラ、納豆などに多く含まれています。ご飯の代わりにサラダを食べるなら、海藻サラダが特におすすめです。また、揚げ物に添えられることの多いキャベツには、消化をよくする酵素が入っています。大量の油を含む揚げ物とキャベツを一緒に食べるのは、理にかなった食べ方といえるでしょう。
揚げ物を食べる前に生野菜を食べる
同じ酵素という点に着目すると、ハムカツを食べる前に大根おろしを食べたりレモン汁をかけるのもおすすめです。大根には3つの消化酵素が含まれています。これらの酵素は、でんぷんの分解や脂質の吸収を助ける働きがあります。また、大根おろしの辛味成分には新陳代謝をよくする効果も期待できるようです。
レモンに含まれるクエン酸は、消化吸収をよくし、体調を整えてくれる効果が期待できます。大根にも含有しているビタミンCには、血中のコレステロール値を下げ、血糖値を安定させる作用もあるといわれています。大根は加熱するとビタミンCなどの栄養成分が減少してしまうため、おろしにして食べるのは特におすすめの方法といえるようです。
揚げ物は昼に食べる
食べ方や組み合わせを工夫しても、食べるタイミングによっては太る心配が出てくるようです。夜は、ご飯を食べた後は寝るだけという方が多いのではないでしょうか?消費エネルギーが少ない夜にカロリーの高い揚げ物を食べると、消費されなかったエネルギーが余って脂肪になりやすいといいます。活動的な昼の方がカロリーも消費されやすいため、揚げ物は昼に食べるのがよさそうです。
あえて高カロリーな揚げ物を我慢せず食べる
高カロリーといわれるハムカツですが、含まれる脂質には腹持ちをよくする効果が期待できます。ダイエットをしていると、揚げ物を食べるのは厳禁と我慢してストレスを溜めがちです。しかし、ストレスがかかりすぎると、余計な食事に走ってリバウンドすることも少なくありません。あえて腹持ちのよいハムカツを食べ、他の食事や間食を減らして食べすぎを防ぐことも大切です。
ハムカツをダイエット中に食べる際の注意点
注意点①ソースがカロリーを高くする
ここからは、ダイエット中にハムカツを食べる際の注意点を紹介します。高カロリーといわれるハムカツですが、そのカロリーをさらに上昇させる調味料があります。それが揚げ物と相性抜群のソースです。甘みや旨みがあるソースは、その分カロリーと糖質量が高くなります。
ハムにはもともと塩味がしっかりついているので、何もかけずにそのままの味わいを楽しむのがおすすめです。香りもよく、スパイシーな味わいのソースは、食欲をさらに増進させます。濃い味つけになるとご飯の量も増えるため、できるだけソースは控えるようにしましょう。
注意点②古い油で揚げない
さらなる注意点として、ハムカツを揚げる際の油がありあす。古い揚げ油は酸化が進んでいます。この油で揚げたハムカツを食べると、太りやすい体質を作る原因にもなるようです。古い油は胸やけすることあり、健康面からいってもあまりおすすめできません。油を再利用する場合は、最低でも3~4回を目安に新しいものと交換するようにしましょう。
注意点③コンビニやスーパーのハムカツ
コンビニなどのハムカツも、揚げて時間が経つと衣の油が酸化していきます。また、酸化した油で揚げている可能性もあるため、ダイエット中は避けた方が賢明です。家庭でハムカツを作るときも同じで、作り置きするとどんどん酸化が進みます。ハムカツを作るときは新しい油を使い、揚げたてを食べるようにしましょう。
ハムカツは高カロリーでも食べ方次第でダイエット!
カロリーが高く太るといわれるハムカツですが、食べ方やタイミングに気をつければダイエット中でも食すことは可能です。作るときの注意点をおさえて、ハムカツを自宅で手作りするのもよいでしょう。ハムにはダイエット効果も期待できる栄養素が豊富に含まれています。高カロリーなハムカツを賢く食事に取り入れて、ぜひダイエットも成功させましょう。