2019年01月08日公開
2024年08月27日更新
カキフライのカロリーは低い?揚げ物の中でもダイエット向きな理由と注意点
カキフライのカロリーを意識したことはありますか?カキフライは、揚げ物の中ではカロリーが低く栄養を豊富に含んでいることから、食べ方を工夫すればダイエット中にも食べることができます。この記事では、カキフライのカロリーや糖質、栄養についてまとめています。カキフライの栄養価は高いのかどうか、ダイエット中の食べ方の注意点についてもまとめているので、カキフライを食べる前にぜひチェックしてみてください。
カキフライのカロリーを調査!
カキフライのカロリーを意識したことはありますか?カキフライは、冬の定番のおかずです。カキフライは揚げ物なのでダイエット中には避けられがちですが、実はカキフライは揚げ物の中では低い方だとされています。他にも、カキフライには様々な栄養が含まれているので、食べ方に注意すればダイエット中にも食べることができます。
カキフライのカロリーと糖質
カキフライのカロリーと糖質は、カキの大きさや衣によって変化します。一般的なカキフライは、1個30グラム程度で60キロカロリーとなります。カキフライ定食などでは5個ぐらい出されることが多いので、ご飯やみそ汁を含めず、カキフライのみで計算してもおよそ300キロカロリーとなります。
カキフライは揚げ物の中ではカロリーが低いとされていますが、実は海鮮系の揚げ物の中では比べるとカロリーが高くなっています。イカリングは100グラム当たりおよそ146キロカロリー、エビフライは100グラム当たり139キロカロリーですが、カキフライは100gグラム当たりおよそ200キロカロリーになることから、海鮮系の揚げ物と比較するとカロリーが高いことが分かります。
カキフライの糖質は、100グラム当たりおよそ20グラムとなります。カキフライの材料であるカキそのものが、100グラム当たりおよそ5グラムの糖質を含んでいるので、小麦粉などをまぶして揚げたカキフライはさらに糖質量が多くなってしまいます。特にカキフライの定番であるタルタルソースは糖質量が多いので、糖質制限を行っている方はカキフライの扱いに注意しましょう。
フライにする前のカキのカロリー
カキフライにする前のカキのカロリーは、1個20グラム当たりおよそ12キロカロリーです。100グラム当たりのカロリーはおよそ60キロカロリーとなっています。同じ貝類でも、ホタテは100グラム当たり88キロカロリー、アワビは100グラム当たり73キロカロリー、サザエは100グラム当たり89キロカロリーとなっているので、100グラム当たり60キロカロリーであるカキは低カロリーであると言えます。
カキフライにする前のカキは低カロリーですが、カキフライにすることでカロリーが高い食べ物になってしまいます。パン粉や油でカロリーが増すので、カキフライ1個のカロリーはカキのカロリーの5倍にまで上がります。カキフライは栄養豊富な食べ物ですが、カロリーも高いので食べ過ぎには充分に注意しましょう。
カキフライの栄養とダイエット向きな理由
ここで、カキフライに含まれる栄養素とカキフライがダイエット向きだとされている理由について解説します。カキフライはそれなりにカロリーの高い食べ物ですが、カキフライの材料であるカキは「海のミルク」と呼ばれる程たくさんの栄養素を含んでいます。カキに含まれる栄養素はカキフライにしても失われず、様々なダイエット効果をもたらします。
カキフライは満足感が得られる
カキフライは糖質、カロリー共に高い食べ物です。その為、ダイエット中の方や糖質制限中の方には避けられてしまいます。しかし、無理にカロリーや糖質を減らそうと我慢するよりも、揚げ物にして食べる方が満足感や満腹感を得ることができます。満足感を得れば間食を減らすことができる上に、ストレスを軽減することができるので、結果としてダイエットにつながります。
カキを購入して全てカキフライにして食べてしまえば当然太ってしまい、ダイエットは失敗してしまいます。しかし、どうしても揚げ物が食べたくなってしまった時に無理に我慢するよりは、カキフライにして食べてストレスを軽減したり、満足感や満腹感を得る方が効率的にダイエットができます。食べる量や頻度に気を付けて、カキフライと上手に付き合ってダイエットを成功させましょう。
ビタミンB12が代謝を促す
カキフライには、ビタミンB12が豊富に含まれています。ビタミンB12は、たんぱく質の合成や赤血球の合成に深くかかわっている他、代謝を促すにも必要な栄養素です。ビタミンB12が不足すると代謝が活発に行われなくなり、摂取したたんぱく質や脂質、炭水化物をエネルギーに変えることができなくなってしまいます。代謝が悪くなれば消費できるカロリーも減ってしまうので、ビタミンB12を積極的に摂りましょう。
他にも、ビタミンB12は動脈硬化を予防する働きがあります。ビタミンB12が不足すると血液中の「ホモシステイン」という物質が増え、動脈硬化やアルツハイマー病になる危険性が高まると言われています。動脈硬化を防げば、心筋梗塞や脳梗塞の予防にもなります。ビタミンB12は生活習慣病の予防に欠かせない栄養素です。
亜鉛が髪や肌を健康にする
カキフライはカロリーが高いものの、亜鉛を豊富に含んでいるという特徴があります。ダイエット中は栄養バランスが偏りやすく、爪や髪、肌へのダメージが大きくなってしまいます。しかし、亜鉛はたんぱく質の代謝を促すので、髪や肌を良い状態に保ってくれる効果が期待されています。摂取カロリーに気を付けながら、カキフライの豊富な亜鉛を効率的に摂取しましょう。
セレンで若々しく美しく痩せる
カキフライには「セレン」という成分が含まれています。セレンには抗酸化作用があり、細胞を若返らせる効果があると言われています。他にも、セレンにはガン予防や体内の有害物質と結合してその毒性を消す働きもあります。カキフライに含まれるセレンを積極的に摂取して、美しく若々しく痩せましょう。
塩やレモンで食べることでヘルシー
カキフライのカロリーだけでなく、カキフライに付けるソースのカロリーにも注意しましょう。カキフライの定番はタルタルソースですが、タルタルソースはマヨネーズを使っているのでカロリーと糖質が非常に高いです。その他、とんかつソースなどのソースもカロリーや塩分が高いので避けましょう。カキフライを食べる際は、できるだけ塩やレモンで食べることで摂取カロリーを減らすことができます。
タルタルソースなどのソースはカロリーや糖質が多いのでダイエット向きではありませんが、あえてカロリーや糖質の高いソースで食べることで満足感を得ることで間食をやストレスを減らす方法もあります。満足感を得れば食事量を減らすことにもつながるので、結果として摂取カロリーを減らすことにもなります。
付け合せのキャベツで食物繊維をたっぷり摂る
カキフライを食べる前に、付け合わせのキャベツを食べましょう。キャベツには消化酵素と食物繊維が豊富に含まれているので、ダイエットにも効果的です。また、先にキャベツを食べておくことで、あとから食べるカキフライの脂質や糖質の吸収を緩やかにしてくれる効果があります。
カキフライをダイエット中に食べる際の注意点
ここで、ダイエット中にカキフライを食べる際の注意点について解説します。ダイエット向きだからといって意識せずに食べてしまうと、せっかくのダイエットが台無しになってしまいます。カキフライを食べる際は、カロリーや糖質量に注意を払いましょう。
カキフライは脂質が高いので注意
カキフライは非常に脂質が多いので、食べ過ぎには注意しましょう。衣を付けて揚げているので、衣が油を吸ってカロリー、脂質共に高くなっています。脂質の多さはカロリーの高さにも直結するので、摂取カロリーや脂質量に注意して食べましょう。
カキフライは亜鉛の摂りすぎに注意
カキフライには亜鉛が豊富に含まれています。亜鉛は体に良い成分ですが、過剰摂取は貧血や銅欠乏、胃の不調など様々な健康被害の原因となります。亜鉛の1日の摂取目安は、男女ともに10mg以内です。カキフライを5個食べると、亜鉛をおよそ15㎎摂取することになるので、1日の摂取目安を大幅に超えてしまいます。体を守る為にも、カキフライは多くても1日5個までにしておきましょう。
カキの食中毒に注意
カキは食中毒のリスクが大きい食材です。中まで火が通っていないカキは食中毒を起こす可能性があるので、取り扱いには十分に注意しましょう。スーパーなどではカキは生食用と加熱用で分けられています。生食用は殺菌されているので、安全に食べられます。加熱用でも中までしっかり火を通せば安心して食べられますが、中が生になっていることもあるので、不安であれば生食用を使用しましょう。
カキフライは揚げ物でも工夫次第でダイエット食に!
いかがでしたか?カキフライは揚げ物なのでそれなりにカロリーの高い食べ物ですが、栄養素を豊富に含むので上手に食べればダイエットにも適しています。カキフライを上手に食べて、美味しく健康的にダイエットを成功させましょう。