デトックスウォーターは効果なし？正しい飲み方と効果別の作り方！

見た目もおしゃれなデトックスウォーターですが、そもそもデトックスウォーターとはどんなものなのか知っていますか？デトックスという言葉のとおり、体内の毒素を排出してくれる水のことをデトックスウォーターと呼びます。

デトックスウォーターは今では飲食店の待合椅子に用意してることもあるほど、注目されているドリンクです。水にフルーツや野菜などを入れて寝かせるという作り方が簡単なのもウケている秘密。しかも甘味料を使わずフルーツ本来の甘さなどがほんのり水に浸透しているのでとてもヘルシーなのです。入れるフルーツや野菜によって望める効果も違います。

美容や健康のため1日に摂取する水分は約2リットルといわれていますが、水だけだと味に飽きてしまいますよね。

デトックスウォーターなら、入れる野菜や果物によってフレーバーが代わるので飽きにくくなっています。また何より新陳代謝が上がるだけでなく、デトックスウォーターには様々な果物や野菜が入っているので、水分中に食物繊維が溶け出し、腸の運動が活発化されるため老廃物を排出するだけでなく、美容やアンチエイジングなどの効果が望めるのがポイントです。

ハリウッド女優やモデルなどが飲んでいることから、人気が高まったデトックスウォーターは海外ではすっかり定着したドリンクのひとつとなっています。海外では、スーパーのドリンク売り場でボトル入りのデトックスウォーターが販売されているほどなんです。美や健康に敏感な人たちの間でデトックスウォーターはすっかり定着しています。

では、デトックスウォーターにはどんな効果が望めるのでしょうか。デトックスウォーターに入っているフルーツや野菜によって望める効果はさまざまです。入れるフルーツによって得られるといわれている効果は、美肌、ダイエット。アンチエイジングなどです。毎日の水分補給をデトックスウォーターで効果を得られることがデトックスウォーターの最大の魅力です。

毎日デトックスウォーターを飲んでいるからといって、即効性があるわけではありません。即効性を期待している人にとっては効果なしと感じてしまうことも。

あくまでも日々の水分補給をジュースなどに代わりデトックスウォーターを飲むことで、徐々に排泄を促し、体内のデトックスをするものなのでダイエットやスキンケアなど日々行っている美容への行動の中のひとつという風に考えるのが良いでしょう。劇的変化を求めてデトックスウォーターを飲んでいても、目に見えた効果があるわけではないので、長期間続け、きれいな体作りを行うものだと理解してください。

せっかくデトックスウォーターを作っても飲み方を間違っていては効果なしなんてことになりかねません。デトックスウォーターの効果を十分に得るためにも正しい飲み方をする必要があります。

まず、起床時、食事の時、仕事中、入浴前後、就寝の30分以上前という飲み方が理想的ですが、注意してほしいのが時間がないから、飲めるときが少ないからなどで一度にたくさん飲んでしまうということです。これではせっかくのデトックスウォーターも効果なしになってしまいます。体内の保水量は決まっているためです。また寝る前に飲んでも寝ているときは体外に老廃物は排出されないので効果なしということになってしまいます。

上記に記しましたが、人間の体の保水量というのは決まっています。それ以上飲んでも大きな効果を得ることは望めません。むしろ数リットルもの水を飲むとナトリウム不足が原因の「水中毒」になりかねません。そこで体にあった水分量を知っておきましょう。基準となるのは体重です。計算方法は体重（kg）×約30ml (水）。体重が50kgなら水は1.5リットル、55kgなら1.65リットルです。

朝起きて、冷たい水を飲むとおなかが刺激され、便秘の解消に役立つのは有名です。そこで、便秘解消に役立つデトックスウォーターを夜作って冷やし、朝飲むことを続ければおなかが張って･･･という悩みから開放されることも期待できます。便秘解消向けのデトックスウォーターは効果別の作り方で説明します。

デトックスウォーターの作り方は簡単です。入れたいフルーツを薄くスライスしたり、ベリー系などはそのまま（イチゴはカットしたほうが良い）、あとはローズマリーなどハーブ系を入れるときはそのまま300mlくらいの水（できればミネラルウォーター）に入れ、4～5時間ほど置けば出来上がりです。寝る前に作っておけば、朝すぐ飲むことができますし、会社や学校に持っていくことができます。

スーパーやコンビニで販売されている冷凍フルーツを使えばデトックスウォーターを簡単に作ることができます。何より包丁いらずなのが嬉しいポイント。作り方は通常のデトックスウォーターと同じで水と冷凍フルーツを入れるだけで効果も変わりません。簡単でおいしいデトックスウォーターが出来上がります。

最近では、ドライフルーツを使ったデトックスウォーターも流行しています。ドライフルーツだと通常のデトックスウォーターより、より甘味が出るのが特徴です。また作って置く時間も1時間程度と生や冷凍フルーツより短くすむのも嬉しいポイントです。また、寒い季節だとぬるめのお湯で作ることもできます。

デトックスウォーターは水ではなく、炭酸水で作ってもOKです。炭酸水なら満腹感もありますし、消費するエネルギーを増やすなどダイエット効果も期待できます。またシュワシュワした爽快感が夏にはぴったり。無糖の炭酸水を使えば一味違うデトックスウォーターを楽しめます。

デトックスウォーターの流行に伴って、気分が上がるようなかわいいボトルも増えてきました。100均でもおしゃれなものを購入できますし、最近では、フルーツが下に沈んでしまうのを防げるよう、ボトルにインフューザーがついたものなども販売されています。これなら生や冷凍フルーツなどを入れても可愛いですね。ほかにも衝撃や熱に強いホウケイ酸ガラス製のものなどもあり、ボトルを選びも楽しめます。

新陳代謝をあげたりダイエット・美肌への効果を望むなら1日に飲む水の量は1リットル以上といわれています。また、家族でデトックスウォーターを飲むなら、大量に作ってサーバーに保管しておけば便利です。サーバーに作って冷蔵庫にいいれておけば、コックをひねるだけでデトックスウォーターを飲むことができます。サーバーが冷蔵庫に入らないときはいくつかのボトルに分けておくといいでしょう。

デトックスウォーターで望める効果は、入れるフルーツで変わります。効果別の代表的なフルーツは、疲労回復・美肌効果にはビタミンが豊富な イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、レモン、リラックス効果にはグレープフルーツ、パイナップ、オレンジ、ミント、 高血圧予防・むくみ解消にはライム、キウイ、リンゴ、キュウリ、ダイエットにはグレープフルーツ、キウイ、バナナ、ブルーベリー、生姜などです。

デトックスウォーターの作り方は、ただフルーツを切ったり、冷凍フルーツを入れるだけですが、いくつか注意しなければいけないことがあります。注意点としては飲み方、材料の使い方、保存方法です。これらについて説明していきます。

完全無農薬のフルーツじゃない限り、どうしても気になるのが農薬です。皮付きのまま使う場合はしっかり洗い流すことが大切です。洗っても残留農薬が気になる場合は、皮を剥いてしまいましょう。もしくは冷凍フルーツを使った作り方がおすすめです。農薬に関してはドライフルーツでも注意が必要です。気になる人は皮を剥いて天日干ししてドライフルーツを作ることをおすすめします。

デトックスウォーターは生の果物を使った作り方が多いため、一度作ったら24時間以内に飲みきることがお勧めです。これは水に漬けたフルーツには菌が繁殖しやすいため、食中毒などを防ぐためです。そして、水を飲みきった場合1～2回はそこに水を加えて飲むことはOKですが、それ以上は新しいフルーツに代え、使ったフルーツは捨ててください。

24時間以内に飲みきることが大切なように、デトックスウォーターの作り置きはおすすめできません。また、特に夏場は温度が上がると菌が増殖しやすくなるので、必ず冷蔵庫での保管を心がけてください。冷蔵庫の保管は、夏に限らずどのシーズンでも共通して守りましょう。生のフルーツや冷凍フルーツをボトルに入れているだけで保存料を使っていないことが理由です。

作り方も簡単で、見た目もおしゃれなデトックスウォーターですが、あくまでも美容法のひとつで、科学的な根拠や実証はなされていません。ただ、効果なしというわけではなく、デトックスウォーターを飲み続けることで「むくみが軽減した」「朝飲むと目覚めが良くなった」などの声は上がっています。過度の期待をせずに続けていくことで、デトックスウォーターの効果を得られます。

使うフルーツによって効果は違ってくるデトックスウォーター。やはり気になるのはダイエットや美肌効果ではないでしょうか。ここでは、効果別、デトックスウォーターの作り方を説明していきます。ただし、説明したように、飲み方のポイントを守らなければ効果なしになってしまうので、気をつけてください。

効果別のデトックスウォーターでも最もベーシックなのがきゅうりとレモンを使ったものです。きゅうりのカリウムにはむくみ解消効果が望め、レモンのクエン酸が消化器を清掃、老廃物を体外に排出してくれるといわれています。

作り方です。きゅうり1本とレモン6枚を輪切りにします。レモンは農薬が気になるのでしっかり洗ってください。2つをボトルかサーバーに入れ、水1リットルをそそぎ、冷蔵庫で4～5時間冷やせばできあがりです。500mlのボトルに直接作るなら分量は半分にしてください。レモンのクエン酸には疲労回復や代謝アップ効果も望めるので、疲れているときにもおすすめです。

デトックスウォーターに少し甘味がほしいときはきゅうりを半量にして、代わりにスライスしたメロンを加えてみましょう。ほんのりメロンの甘味が加わります。メロンに代えたからといって効果なしということはありません。メロンにもむくみ解消効果が望めるカリウムが含まれているだけでなく、ビタミンも豊富。高価な国産メロンではなく、手ごろ価格なプリンスメロンなどを使っても大丈夫です。

メロンの代わりにパイナップルを入れても爽やかで飲みやすいデトックスウォーターができあがります。またミントを1～2枚加えると爽やかさがアップ。ミントにもデトックス効果があるといわれていて、パイナップルには高血圧予防の効果があるといわれています。

効果別で気になるのがダイエット向きのデトックスウォーター。シンプルなのに、ウエイトロス効果がすごいと評判なのが、アップル＆シナモンのデトックスウォーターです。飲んだ人の中には1週間で-2kgもウエイトロスしたという人もいるそうです。りんごは胃腸の働きを高め、便秘の解消・むくみ解消効果が、シナモンには血流がよくなる発汗作用があるといわれています。

効果なしなど言われない最強アップル＆シナモンは、輪切りのりんご2つ分、シナモンスティック2本を水1.5リットルに入れて冷蔵庫で4～5時間冷やすだけです。1.5リットルなら、平均的な1日の水分摂取量に値するので、ちょうど飲みきることができます。シナモンスティックがない場合は、シナモンパウダーでもOKです。

ダイエット系の効果別でグレープフルーツを使うと脂肪燃焼系効果が望めるデトックスウォーターが出来上がります。グレープフルーツには食欲抑制効果や脂肪燃焼効果があるといわれていて、きゅうりとミントのデトックス効果をプラスしたものです。

グレープフルーツ1/3個ときゅうり1/2本は輪切りに、ミントの葉2枚を水1.5リットルに加えてください。例倉庫で4～5時間冷やせばできあがりです。グレープフルーツにはリラックス効果もあるといわれているので、忙しくイライラしているときなど、気分を落ち着かせたいときにもぴったりなデトックスウォーターです。

甘味の強いイチゴはダイエット系に効果なしのイメージですが、グレープフルーツのデトックスウォーターにイチゴをプラスしても脂肪燃焼効果が望めます。イチゴには脂肪燃焼効果があるアントシアニンが含まれているためです。グレープフルーツのデトックスウォーターのグレープフルーツの量を少し減らしてイチゴを1～2個輪切りにして加えてください。ほんのり甘いデトックスウォーターができあがります。

効果別デトックスウォーター次は美肌や美白に効果があるといわれているものを紹介します。 美肌に効果的なビタミンCを豊富に含んだオレンジとイチゴを使っているので効果なしなどということは考えられない組み合わせです。

作り方は、オレンジ 1個を輪切りに、イチゴは 5～7個を半分～4等分に切ります。これを1リットル～1.5リットルの水に入れるだけ。より美容効果を求めるなら血流がよくなり、新陳代謝があがるといわれている炭酸水を使ってもいいでしょう。さらにオレンジはフラボノイドが​含まれているので、免疫力アップの効果も望めます。

オレンジとグレープフルーツというW柑橘系にミントの爽やかさをプラスしたデトックスウォーターはビタミンたっぷり。美白効果が望めます。足りないビタミンCはこれで補いましょう。

グレープフルーツ・オレンジ各1個は輪切りに、ミントの葉は2枚用意してください。これに水1.5リットルを加え冷蔵庫で2時間ほど冷やすだけです。デトックス効果をさらにアップしたいなら、きゅうりを1/2本輪切りにして加えてみてもOKです。

効果別、続いてはアンチエイジングです。いくらデトックスウォーターでもアンチエイジングには効果なしでは？と思われるかもしれませんが、夏を代表するフルーツ・スイカは実はアンチエイジングには欠かせません。スイカにはアンチエイジング成分といわれるリコピンが豊富に含まれているためです。ここにビタミンCたっぷりなイチゴやベリー類と加えればアンチエイジング効果が望めるデトックスウォーターが出来上がります。

イチゴ1カップを半分に切り、スイカは皮を除きキューブ上に切った状態で2カップ、ローズマリー小枝2本を準備します。最初にイチゴとローズマリーを入れて混ぜ、その後スイカを加え、水1.5リットルを注ぎます。冷蔵庫で4時間ほど冷やせばできあがりです。スイカを最初に入れるとにごってしまいがちなので、気をつけてください。
 

妙齢の大人女子は気になるアンチエイジングの効果別デトックスウォーターですが、イチゴの代わりにレモン、きゅうり、ミントを加えるとアンチエイジング・デトックス効果がアップします。スイカはミントと相性が良く、独特の渋みを消し去ってくれます。アンチエイジング＆デトックスのW効果で効果なしは考えられないデトックスウォーターです。

効果別デトックスウォーターでは、女性の気になる悩みも解消!?便秘に悩まされることが多い女性は水溶性食物繊維を含んだフルーツや野菜を使ったデトックスウォーターがおすすめです。イチジクは水溶性食物繊維を多く含んでいるので、便秘解消にぴったり。炭酸水を使えばさらに腸の働きを促進します。

イチジク2個は皮をむいてくし切りに、ラズベリー30ｇはしっかり洗ってください。これに炭酸水1リットルを加えるだけです。イチジクのほんのりとした甘さにラズベリーの酸味が加わります。またラズベリーはビタミンが豊富なので美肌効果も期待できます。

便秘解消の効果が望めるのはフルーツだけではありません。にんじんは水溶性の食物繊維を豊富に含んでいるので、便秘解消が望めます。ただ、にんじんだけだと野菜の臭いが気になるので甘味があって水溶性食物繊維を豊富に含むりんごをプラスしてみましょう。さらにカリウムを含むセロリ（きゅうりでもOK）を入れた野菜系のデトックスウォーターです。

りんご、にんじんは1/2、セロリは葉の部分のみ1束分を用意します。りんごは輪切りに、にんじんは皮をむいて薄くスライス、よく洗ったセロリの葉は適度な大きさにきります（大きくなければそのまま）。これに水1.5リットルを加え冷蔵庫で冷やすだけです。にんじんはコレステロールの吸収を防ぐ働きもあるといわれているので、ダイエット効果も期待できます。

効果別デトックスウォーターを了解しましたが、実はデトックスウォーターが苦手という人もいます。デトックスウォーターは生の野菜やフルーツの成分が水に溶け出したものを飲むドリンクです。そのため素材が持つ酸味や青臭さなどが気になって、飲みづらいという人もいるでしょう。

そこで、ぜひプラスしてほしいのが蜂蜜です。蜂蜜を少量加えることで甘味がプラスされ、飲みやすくなります。また、蜂蜜には利尿作用や減量効果があるとされているため、デトックスウォーターに入れても効果なしになったり、デトックス効果が軽減することはありません。臭いや酸味が気になる人は効果別デトックスウォーターに蜂蜜プラスをやってみてください。

デトックスウォーターの作り方や注意点、ボトルの種類など、組み合わせは無限大です。そして見た目もオシャレでカラフルなデトックスウォーターはランチのお供にもぴったり。日替わりで効果別のものを作るのもいいかもしれません。キレイでおしゃれライフを送るのにおすすめなデトックスウォーターですが、効果なしにならないよう飲み方には気をつけてください。