2018年08月24日公開
2024年07月31日更新
皮下脂肪の落とし方は?食事・運動・マッサージの効果的なコツを紹介
皮下脂肪が気になっている人は多いと思いますが、果たして効果的な皮下脂肪の落とし方はどのようなものでしょうか?皮下脂肪の効果的な落とし方には運動や食事だけでなくマッサージによる対策などもあるようですが、果たして皮下脂肪を効率的に落とすためにはどの落とし方を実践するのがよいのでしょうか?今回は各皮下脂肪の落とし方に期待できる効果や効果を出すコツなどをみていきます。
目次
皮下脂肪の落とし方のコツを掴もう!
皮下脂肪に関して気になっているという人も多いと思いますが、果たして皮下脂肪とはどのようなものでありその落とし方にはどのようなものがあるのでしょうか?二の腕やお尻、太ももなどにつきやすく見た目にも大きな影響を与えかねないのが皮下脂肪ですが、皮下脂肪を落とすためには食事や運動などの落とし方をしっかり覚えたいものです。
今回は、そんな皮下脂肪の落とし方を食事から運動などの皮下脂肪を落とす上で根幹をなすものから、マッサージやサプリなどのプラスアルファで取り入れたいものまで詳しくみていきます。皮下脂肪を落とすためにはまず食事内容を見直した上で運動もしっかり行うことが重要なので、この二つを中心にぜひ落とし方をマスターしていきましょう。
皮下脂肪の落とし方「食事」
皮下脂肪というのはついてしまうとなかなか落ちないという傾向があり、二の腕のお肉や太ももをなんとかしたいと思っても、その対策は一筋縄ではいかないかもしれません。そもそも皮下脂肪がつく原因は食事内容にあることも多いために、その落とし方としてもまずは食事内容をしっかりと見直して改善を図るということが求められるのです。
食生活を改善しよう
皮下脂肪の落とし方の中でも特に重要となるものが食生活の改善です。皮下脂肪がつく原因としてまず、そもそも食生活の乱れというのがあげられるので、その原因となる食生活を改善することは、なにはともあれ行いたい皮下脂肪を落とすための対策だと言えるでしょう。まずは、皮下脂肪を増やしかねない暴飲暴食や間食などを控えたいものです。
食生活を改善していく中で、まず真っ先に行いたいのは積極的に脂肪燃焼の作用がある食べ物を取り入れていくというよりも、余計な部分をカットしていくこととなります。お酒を飲む機会というのはどうしても脂っこい食事を摂取する機会とも重複しているので、暴飲暴食に陥る傾向が強いため、そのような食習慣をまずは改めたいものです。
お酒の中でも糖質などを含むものや脂っこい食事などは、エネルギーとして消費されずに体内に脂肪として蓄積される可能性も高いので要注意です。また、三食の他に間食として食べる部分はカロリーオーバーにつながってしまう可能性が高く、それが毎日のように続くとどうしても二の腕や太もも周りの皮下脂肪が気になる体型につながりがちです。
特に運動をあまり習慣がないという人は食事の内容改善というのを中心に対策を行って皮下脂肪を落としていくことになりますが、カロリー計算などもできれば行って一日の中でバランスよく栄養を摂取できるようにしましょう。間食やお酒を飲む機会が少ないという人でも、朝あまり食べずに夜だけがっつり食べすぎる習慣なども好ましくありません。
まずはそんな食習慣というものをしっかりと改善して、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。過度の糖質や脂質をカットした上で、不足しがちなタンパク質やビタミン類などを補給して代謝を改善しましょう。そしてその上で、脂肪燃焼作用の期待できるお茶やサプリ、漢方などプラスアルファのものを活用してみてはいかがでしょうか?
糖質を制限してたんぱく質をとろう
皮下脂肪を効率よく落とすためには食生活全般を改善することが求められますが、その中でも特に重視して徹底的に行っていきたい対策のひとつが、糖質を制限してタンパク質を摂取するように努めることです。どうしても普段炭水化物・糖質というのは最も多くとる傾向にありますが、それを少しでもタンパク質に移行することが重要です。
糖質というのは人間が活動していく上でのエネルギーとなる一方で、余計な分は脂肪として身体に蓄えられてしまうものです。特に普段ご飯が好きで多く食べる傾向があるにも関わらずそのエネルギーを消費するような運動などを行っていない場合には、その分が皮下脂肪として溜まりやすく、そのような習慣を長く続けることは危険だと言えます。
そして炭水化物・糖質というのは満腹感をもたらす主力の栄養素でもあるために、炭水化物で満腹になるような食事ではタンパク質を食べずに済ませてしまうケースも多く見受けられます。タンパク質は筋肉の材料になり基礎代謝をあげることに役立ちますから、肉や魚、豆類などからダイエット中でも不足しないようにタンパク質は補給しましょう。
炭水化物・糖質をカットする際には、いつもおやつで食べている菓子パンなどを豆乳などに切り替えて食欲を抑えたり、いつもより少しご飯の量をおさえてその分納豆などのタンパク質を食べたりシシャモなどを一匹多く食べたりするなど少しの努力の積み重ねが必要です。炭水化物を少し減らしタンパク質を少し増やす習慣づけを行ってみましょう。
食欲を抑える努力をしよう
皮下脂肪の落とし方としては食事が非常に重要な役割を担うものですが、どのような食べ物を積極的に食べるかということだけでなく、食べ物をいかにして食べないかという努力も必要です。脂肪燃焼作用のある食べ物などを取り入れることも重要ですが、それと同時に全体的な摂取カロリーをどれだけおさえられるかということも欠かせません。
出典: http://ixil.info
そしてそのためには、どうにかして食欲を抑えるという努力が必要になると言えます。食欲というのはどうしてもおさえるのが難しいために、いきなり過度の食事制限・糖質制限などを行ってしまうと、あとで食欲が暴走して暴飲暴食につながりかねません。そのために、ちょっとした工夫によって食欲をできる範囲でコントロールしたいものです。
食欲をコントロールするためには、まず水をしっかり摂取するということです。お腹に何もない状態だとどうしても空腹で何かを食べたくなってしまうものですが、水分補給をこまめにしておけば、お腹がすいたという感覚に陥りづらくなります。こうすることで間食なども控えられそうですが、食べる順番も食べ過ぎを防ぐためには重要です。
食物繊維というのはお腹の中でかさを増して食べ過ぎを防ぐのに役立ちますが、血糖値の急上昇を抑える役割も担います。そんな食物繊維を含む野菜や海藻などをまず最初に食べるという工夫をすれば、炭水化物などの食べ過ぎを防ぐことにつながりそうです。このようなちょっとした工夫で食欲や食べる量というのをうまく調節しましょう。
皮下脂肪を落とすなら漢方の力も!
皮下脂肪を落とすためには食事全体を見直して、糖質や脂質を少しでもカットした上で食物繊維やたんぱく質などを補給していくということが重要だと言えます。そんな皮下脂肪を落とす働きを普段の食事で促進していくことに加えて、より効率的な皮下脂肪の落とし方を実践したいという場合には、漢方の力を借りるというのもひとつの手です。
漢方というのはあくまでその用途を正しく理解して活用することが重要ですが、最近では脂肪燃焼作用の高いとされる漢方を食生活に取り入れて皮下脂肪を分解・消費させるという人も案外少なくありません。中でも代謝をあげて余分な脂肪の排出を促してくれる漢方や、むくみや便秘を解消させてくれる漢方などは、効果に期待がもてそうです。
また、体を温めるような作用の高い漢方であれば、体を温めることで燃焼作用を起こし、それによって皮下脂肪をカットするような効果も望めるかもしれません。中でも防風通聖散や大柴胡湯などは体力に自信があるという人で、腹部の皮下脂肪や便秘が気になっている場合には皮下脂肪カットの効果が期待できそうですから、適切に活用したいものです。
漢方というのはできれば薬剤師などのアドバイスも得た上で購入して活用したいものですし、摂取量を誤ると思わぬ副作用が生じることもあるので要注意です。漢方はナチュラルなものが多いもののあくまで薬であるという認識ももちましょう。適切に活用すれば、漢方で皮下脂肪と便秘の悩みを同時に解消できるというケースもありそうです。
皮下脂肪の落とし方「運動」
皮下脂肪の落とし方としてはまず既述のようにしっかり食生活を見直すことが重要となりますが、それに加えて運動を取り入れるということもぜひ行いたいものです。運動不足というのも皮下脂肪の蓄積を悪化させてしまう原因になりますから、まずは運動不足を解消する習慣をつけた上で自分に合ったメニューを効率よくこなしたいものです。
筋トレで基礎代謝をアップ
まずは食事に関してさまざまな対策を総合的に行うことで、皮下脂肪を落としやすいような体質を作り上げたいものです。それに加えて行いたい皮下脂肪の落とし方としては運動やマッサージが挙げられます。数ある運動やストレッチの中でもまず重点的に行うべきものとして挙げられるのは、基礎代謝アップのために筋トレを行うことです。
基礎代謝をあげるということはエネルギーが作り出されやすく脂肪が燃焼されやすいという状態を意味しますが、基礎代謝をあげるために有効的な運動こそが筋トレなのです。筋トレというとボディービルダーが美しい肉体のために行ったりアスリートがパワフルなパフォーマンスのために行ったりするイメージが強いですが、その限りではありません。
実はダイエットや皮下脂肪を落とすための対策においても、まず効果的な運動として筋トレを行うということは、皮下脂肪が落ちやすい体質を作るために重要となっています。また、食事に関してカロリー制限などを行う場合や意識的に行わずとも摂取カロリーが少なくなる場合には、どうしても筋肉量が落ちやすいために筋トレが必要なのです。
皮下脂肪を落とすためにまず優先して行いたい対策としては食事の見直しが挙げられますが、その上で筋トレを組み合わせれば、代謝を改善できる上に筋肉量の減少を防ぐことができ、一石二鳥だと言えます。腹部の皮下脂肪が気になる場合でも、できれば筋力トレーニングをバランスよく行い、ぜひ効率よく皮下脂肪を落としていきましょう。
有酸素運動で脂肪燃焼
お伝えしたように数ある運動の中でも筋トレというのは代謝アップのために欠かせない運動となりますが、一方で脂肪を直接的に燃焼させる働きが期待できるわけではありません。そこで、直接的に脂肪を燃焼させたいという場合には有酸素運動を行うのが効果的だと言われており、軽いウォーキングからランニングまでを適度に行いたいものです。
そんな有酸素運動で皮下脂肪を効率的に落としたい場合には、20分以上無理のないペースで行うということが重要になります。有酸素運動を始めてから最初のうちは糖質がエネルギーとして消費されるものですが、断続的でも20分以上の運動を行っている場合には脂肪が燃焼されやすくなるので、一気には無理でも20分以上は運動を行いましょう。
特に運動不足の人がいきなり激しいランニングなどに取り組むのはあまり望ましいことではありませんから、できるだけ無理のない範囲でできるだけ長めに運動を行うというのが重要です。例えば最初はウォーキングでも普段ほとんど運動をしないような人であれば効果が期待できますから、最初からペースを上げすぎないように注意しましょう。
また、特に脂肪燃焼効果が高まるのは最高心拍数の60%ほどの心拍数であることが多いとされていますし、会話を適度に楽しめる程度のきつさが無理のない範囲で効率よく脂肪を落とすのに理想的だとも言われています。ぜひこれらのことを参考に、だらけすぎず無理をしすぎず有酸素運動を行い、直接的な脂肪燃焼作用の恩恵も受けましょう。
自宅でできるストレッチ
皮下脂肪を落とすためには激しいトレーニングや運動が必要だと思われがちですが、実は決してそんなことはありません。あくまで重要なのは筋トレであれば全身をバランスよくトレーニングすることや有酸素運動であれば合計で20分以上は続けることなどであり、要点をおさえた方法で運動をすれば効率よく脂肪を燃焼することができそうです。
これらの運動に加えて効果的に皮下脂肪を落とすために取り組みたいこととしては、ストレッチも挙げられます。特にひねりや伸びなどの動作を加えたストレッチというのは皮下脂肪を落とすことに役立つとされているので、お風呂上がりなどを中心に自宅でも簡単にできるストレッチも取り入れることで、皮下脂肪燃焼の効率かを図りましょう。
ひねりのストレッチに関しては、足を肩幅に開いた状態で体を左右にひねったり、寝転んだ状態で足を反対側にクロスするように倒したりするようなものが挙げられます。これを1セットあたり3回で3セットほど行うだけでも、毎日継続すれば皮下脂肪は落ちやすくなりそうです。また、背伸びから左右に体を倒すようなストレッチもおすすめです。
このようにうまくひねりや伸びなどの動作を加えたストレッチを毎日少しでも行うということは、皮下脂肪が落としやすい状態を作るために重要だと言えるでしょう。特にお風呂上がりというのは体の柔軟性を高める効果も特に高いためにストレッチのタイミングとしてはおすすめですから、リラックスしながらストレッチに取り組んでみましょう。
また、ストレッチと筋トレの両方の効果が期待できる運動としてはスクワットなどもありますが、ウェイトなどがなくても自宅で簡単にスクワットを行うだけでも、筋肉量減少と身体を引き締めて皮下脂肪を落としやすくする効果の両方が期待できそうです。腹筋運動よりもお腹の引き締めに役立つとされるスクワットをぜひ実践してみてください。
皮下脂肪の落とし方「マッサージ」
お伝えしたようにはじめはストレッチやウォーキング程度の運動でも、筋トレやランニングなどの有酸素運動も取り入れることで、より効率的に皮下脂肪というのは落とすことが可能となります。それに加えて、皮下脂肪を落とすためにはマッサージによる血流改善やサプリでの栄養補給なども一助となるため、これらもチェックしておきましょう。
簡単なマッサージを試してみよう
筋トレや有酸素運動だけでなく簡単なストレッチまで皮下脂肪を落とすために行いたいことは多いですが、ストレッチなどと同様に自宅でも簡単に行える皮下脂肪の対策としてはマッサージも挙げられます。マッサージを行うことは血流改善・むくみ解消などに役立ちますが、血流がよくなることで脂肪が落ちやすい状態に導けそうです。
もちろんマッサージだけで皮下脂肪を落とせるというわけではありませんが、マッサージを行った箇所というのは血流が改善されてむくみなどの問題は解消しやすくなるので、見た目にも影響を与える対策だと言えます。むくみなどが解消されるのは皮下脂肪を落とす上でもモチベーションになりますから、ぜひマッサージもうまく取り入れたいものです。
そしてマッサージを行って血行をよくした上で筋トレなどを行い代謝も改善するというのが、具体的な皮下脂肪の落とし方としておすすめですが、マッサージは皮下脂肪が気になる部分を中心にできれば全身に施してもらうのが望ましいでしょう。マッサージを受けるのはリラックス効果や肩こり解消効果なども見込めるので、おすすめでもあります。
やはり皮下脂肪を落とす上ではできるだけストレスにならないような方法を実践していきたいものですが、ストレッチやマッサージというのは行う・施してもらうだけでも気持ちがよく、リラックスでき気分を落ち着かせるというメリットもあります。一方で食事制限や激しい運動ばかりだと、かえってストレスが高まることにもなりかねません。
マッサージの方法としては、マッサージ店などに出向きプロの人に全身をマッサージしてもらうという方法のほか、家族などに背中のツボ押しや肩の揉みほぐしなどを行なってもらう方法もあります。また、自分でふくらはぎや太ももなど皮下脂肪やむくみが気になる個所を、親指の付け根で優しくもみほぐすのも、効果的な方法のひとつでしょう。
サプリも取り入れてさらに効果期待!
お伝えしたようにリラックス効果も期待できるストレッチやマッサージなどもうまく取り入れてより効率的に皮下脂肪の対策を行っていきたいものですが、さらにサプリをうまく取り入れるのも効果的な方法のひとつかもしれません。最近では脂肪燃焼作用の期待できる漢方なども含め、実に色々なタイプのサプリが登場しているようです。
皮下脂肪を燃焼させるためには食事をまず改善した上で有酸素運動なども行いたいものですが、それをさらに加速化・効率化させるためには、植物由来のポリフェノールなどの作用で脂肪燃焼を促してくれるサプリなども活用したいものです。最近では、現役モデルなども活用しているSNSでも話題の脂肪燃焼系サプリなども多く存在するのです。
例えば最近若い女性の間で話題のサプリとしてはスリムバーンというものが挙げられますが、このサプリはフォルスコリンやカプサイシンなどの脂肪燃焼系成分がバランスよく配合されており、肥満体型だけでなく標準体型でもそれを維持したいという人にもおすすめです。一方で肥満体型の人には、シボヘールというサプリがおすすめです。
このサプリは機能性表示食品の一種であり、新たな脂肪の合成と脂肪燃焼の二つの働きが期待でき、葛の花由来イソフラボンが有効成分として含まれています。試験では高い数値でのウエスト減少なども確認されており、特に効果には期待がもてそうなサプリです。さらに、大人のカロリミットなどは、特に気軽に試せるサプリとなっています。
大人のカロリミットはコンビニなどでもよく見かけますが、生姜由来の成分で脂肪燃焼を促進するようです。他に漢方系サプリであればショウキョウやトウキなどの成分を含んだ防風通聖散、脇腹やみぞおちのお肉が気になる人にオススメの大柴胡湯などもあるので、自分の目的にも合わせこれらの摂取量を守り活用してみてはいかがでしょうか?
皮下脂肪とはどんな脂肪?
ここまでお伝えしてきたように、皮下脂肪の落とし方とは基本的に食事を見直した上で適切な運動も行っていくことが挙げられますが、そもそも皮下脂肪とはどのような脂肪なのでしょうか?皮下脂肪と内臓脂肪の違いや皮下脂肪の特徴などをおさえておくことは、皮下脂肪を効率的に落とすことにつながるでしょう。
皮下脂肪と内臓脂肪の違い
皮下脂肪と内臓脂肪はよく比較されがちなものですが、その違いとしては脂肪がつく箇所とその特徴となる性質が挙げられます。皮下脂肪というのは皮膚と筋肉の間につく脂肪であり、だからこそ外見に影響を与えることが多く特に太ももや二の腕、お尻などの脂肪というのはこの皮下脂肪であることが多く、見た目の悩みにも直結しています。
一方で内臓脂肪は腹部の腸間膜に蓄積するタイプの脂肪であり、お腹がぽっこりと出ている人の脂肪というのは内臓脂肪であることが多いようです。この内臓脂肪というのは放っておくと生活習慣病の原因にもなりかねず、血圧や血糖とともに注意しておかないとメタボリックシンドロームやその先の動脈硬化などを引き起こしかねないものです。
そんな病気という面では内臓脂肪の方が危険とされる一方で、内臓脂肪はつきやすく落ちやすいという特徴があるために、内臓脂肪を簡単に落としている人もいるものです。内臓脂肪は男性がつきやすい一方で皮下脂肪は女性の方がつきやすく気にする人が多いですが、皮下脂肪は徐々につく一方で一度ついたら落としづらいので要注意なのです。
皮下脂肪と内臓脂肪を見分けよう
皮下脂肪と内臓脂肪の違いを理解することは自分に合った方法で脂肪を落としていくということにつながるものですが、皮下脂肪と内臓脂肪は外見的にも見分けることができるとされています。皮下脂肪がついている人はなし型の体型になりやすく、内臓脂肪がついている人はリンゴ型の体型になりやすいとされ、脂肪がつく箇所が異なります。
腸間膜に脂肪がついていく内臓脂肪は、お腹がぽっこりと出るビール腹のような状態を招きます。リンゴ型とはこのようにお腹が丸く出た状態のことを指しますが、逆になし型というのはお尻や太ももなど下半身を中心に肉がついてしまうものであり、下半身のお肉が気になってきたという場合には皮下脂肪に注意しなくてはならないでしょう。
また、お腹に肉がついている場合でも内臓脂肪の場合にはぽっこりとお腹が出ていることが多いですが、皮下脂肪がついている場合にはお腹のお肉がたるんでいるということが多いものです。また、お腹を触って冷たかったら内臓脂肪、温かったら皮下脂肪という見分け方もありますが、脂肪が燃焼される順番は内臓脂肪が先なので要注意です。
なぜ皮下脂肪がついてしまうの?
皮下脂肪の落とし方としては食事改善や運動・マッサージの実践など幅広い対策を行っていくことが重要ですが、そもそも皮下脂肪がなぜついてしまうのかということを把握しておくことも重要です。皮下脂肪というのはつまめるよなタイプの脂肪ですが、この脂肪は本来子宮を守るためにつくとされ、だからこそ女性の方がつきやすいようです。
そのためある程度の皮下脂肪というのは特に妊娠中などであれば不可欠だと言えますが、妊娠中などに限らず摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと皮下脂肪として蓄積されていってしまいます。そのため、摂取カロリーが多いような暴飲暴食の状態、消費カロリーが少ない運動不足などの状態が、皮下脂肪がつく原因だと言えます。
このような理由から皮下脂肪の落とし方としては食事改善と運動の両方を実践することが重要だと言えますが、生活習慣がかなり乱れている場合にはそもそも代謝が悪いためにどうしても皮下脂肪が落ちづらくなる場合もあります。皮下脂肪というのは落ちづらい脂肪のために自分の皮下脂肪の原因を知り、すぐにでも対策を行いたいものです。
体の脂肪が落ちる順番
皮下脂肪は脂肪の中でも落ちづらいタイプの脂肪となっていますが、体に蓄積している脂肪には落ちる順番があります。それはズバリまず肝臓内脂肪と内臓脂肪が減ってから皮下脂肪が落ちていくという順番であり、この順番でるからこそ皮下脂肪というのはどうしても落ちづらくなっており、皮下脂肪を落とすまでには時間がかかるのです。
皮下脂肪を落とすのには案外長い時間がかかるために途中で諦めてしまうという人も案外少なくありませんが、この脂肪の落ちる順番を把握しておくことこそが、根気強く皮下脂肪の対策を続けるということにもつながるでしょう。皮下脂肪は落ちづらいからこそ、すぐに落ちるとは思わずに継続的に対策を行うことが重要となります。
内臓脂肪の方が先に落ちるということは、目に見えづらい方から脂肪が落ちていくということになります。皮下脂肪というのは手でつまめるような脂肪となっていますが、その脂肪をなんとかしたいと思っても一朝一夕ではなかなか落ちないかもしれません。そのため、時間がかかるということを意識して食事改善と運動を行いたいものです。
皮下脂肪は落ちるのに時間がかかる?
皮下脂肪というのはどうしても落ちる順番的にあとであり優先順位が低いため、どうしても落ちるまでには時間がかかりやすいものです。内臓脂肪というのは動脈硬化などの病気により関連性が高くこの脂肪が先に落ちるということは病気予防の意味合いでも重要なことではありますが、皮下脂肪を落としたい人にとってはもどかしいでしょう。
しかし、皮下脂肪というのはそもそもつくスピードも遅く、食習慣などがそこまで悪くならなければそもそもつきにくいという特徴もあります。そのため、皮下脂肪への対処方法としてはまず、少しでも皮下脂肪がつきそうなサインがあったらそれをまず悪化させない予防対策をしっかりと行い、ついたものに関しては地道な努力が必要だと言えます。
特に食習慣をがらりと変えたり過度の食事制限をしたりするのはきつい場合もありますし、栄養不足に陥るという危険性も孕んでいます。そのために、食事改善だけでなく運動を地道に続けるというのもすでについてしまった皮下脂肪に対する対策として確実に行いたいものですから、ぜひ食事も運動もマッサージなども総合的に行っていきましょう。
ダイエットには停滞期がある!
お伝えしたように皮下脂肪というのは内臓脂肪より後に落ちるために、どうしても落ちづらいという特徴があります。そのため、皮下脂肪を落とすためには地道に運動などの対策を行っていくことが重要となっていますが、それだけでなくダイエットには停滞期があるということを認識しておくと、継続的な対策を行いやすいことでしょう。
ダイエットにおいては食事から摂取するカロリーを制限することも多いですが、そのような対策を行うにつれて体が消費できるエネルギー量も少なくなるために、一定の体重低減などを経験したあとではなかなか痩せづらい状態が続いてしまうのです。このダイエットの停滞期にあっては、なかなか皮下脂肪も落ちづらいと感じてしまうかもしれません。
しかし、この体重も落ちづらく皮下脂肪も落ちづらい停滞期こそが、ダイエットにおける耐えどきの期間だと言われています。この期間も地道な努力を続けてダイエットを継続した場合には、皮下脂肪などの落ちにくい脂肪も落ちやすくなるようです。停滞期もあくまで一時的な身体の現象なので、それを乗り越えて皮下脂肪を落としていきましょう。
皮下脂肪の落とし方は地道な運動にあった!
今回は、気になる皮下脂肪の落とし方について詳しくみてきましたが、いかがでしたでしょうか?皮下脂肪の落とし方としては食事内容を見直すことやちょっとしたマッサージなどもありますが、やはり運動を生活に取り入れるということは非常に重要です。そして、皮下脂肪を落とすために行いたい運動にはさまざまな種類があるようです。
皮下脂肪というのは内臓脂肪に比べると落ちにくいというデメリットもありますが、地道な運動を続けることで皮下脂肪を落とすことは夢ではありません。ぜひ、今回紹介したような筋トレや有酸素運動などの運動を取り入れた上で食事の内容もしっかりと改善し、そのサポートとしてマッサージやサプリも取り入れて皮下脂肪を落としていきましょう。