栗の冷凍保存のメリットとは?保存方法・期間と解凍方法を紹介!

栗を冷凍したことはありますか?実は栗を冷凍すると様々なメリットがあります。栗の保存方法は意外に難しく、油断しているとすぐに虫が湧いてしまいます。さらに買ってきた栗をすぐに剥こうとすると固い外皮に内側の渋皮を剥くのに一苦労します。栗は冷凍して解凍すると外皮も渋皮も簡単に剥けるようになります。こちらでは栗を冷凍することによるメリットと砂糖を使ったおすすめの調理の仕方まで紹介します。

栗の冷凍保存のメリットとは?保存方法・期間と解凍方法を紹介!のイメージ

目次

  1. 1栗は冷凍するのがおすすめ!
  2. 2栗の冷凍方法や保存期間
  3. 3栗を冷凍する方法と調理の仕方
  4. 4栗を甘くする方法
  5. 5栗を冷凍するとメリットがたくさん!

栗は冷凍するのがおすすめ!

栗の固い外皮は鬼皮と呼ばれかなり頑丈です。一度、茹でるか蒸さなければ固すぎて簡単には剥けません。さらに内側にも薄い渋皮があるので虫からも実を守っているように見えますがすぐに虫に食われます。栗を冷凍するとこの二つの問題を一気に解決するのが栗の冷凍保存です。栗は冷凍して解凍するだけで外側の鬼皮も内側の渋皮も剥きやすくなり、さらに虫がつきにくくなるので栗の悩みを一気に解決できるのです。

栗の長期保存ができる

外で拾ってきた栗は早ければ翌日には虫が湧いてきます。事前に栗を茹でたり蒸したりしてあれば虫が死んでしまうので問題ありませんが拾ってきた栗はその日のうちに食べてしまうか早いうちに処理する必要があります。虫は外から来るのではなくすでに卵を産み付けられている場合があります。そのため、普通なら数日で虫が湧きますが、栗を冷凍しておけば虫が湧くことなく6ヶ月くらいは保存が可能です。

冷凍保存のメリットはたくさんありますが、一度にたくさんもらった時には重宝する方法です。また、冷凍しても風味が損なわれないメリットに加えて、解凍して調理する際にも簡単に利用できることなどがメリットが挙げられます。栗の木は一度、成長すると毎年大量の実をつけます。そのため大量の栗を無駄にせずに美味しくいただくために考えられた便利な保存方法が冷凍することです。

栗の渋皮が剥きやすくなる

栗の固い鬼皮はもちろん、内側の渋皮も固いままでは包丁を使わないと剥けません。包丁で固い栗の皮を剥こうと思えば手間もかかるうえに危険です。そこで栗を冷凍して解凍すれば手で剥けるくらいに柔らかくなるのです。特に内側の渋皮ははがれやすくなるので簡単に食べられるようになります。茹でたり蒸したりしてから剥くのもおすすめですが、冷凍して解凍するのはかなり剥きやすくなりお手軽に剥けます。

栗に虫がつきにくくなる

栗から湧いてくる虫は外側から来るわけではありません。拾ってきたときにはすでに虫の卵が産みつけられているのです。ちなみに虫の卵は食べてしまっても身体に害はありません。また水に浮かしてみれば虫が入っているものは浮いてくるので見分けがつきます。だから良い栗を見分ければ保存期間は伸びますが、虫が全くいない栗はまれですし傷みやすいのには変わりません。栗の冷凍は確実に虫が湧かないので便利です。

栗の冷凍方法や保存期間

皮が付いた生栗を冷凍する方法

野菜や果物は冷凍するとうま味が失われてしまうものが多くありますが、栗は冷凍してもほとんど風味が変わらないので極めて冷凍保存に適した食材です。そのため栗は鬼皮がついた状態でも洗った後に水気を切って密閉できる保存袋に入れて冷凍しておけばかなりの長い期間保存することが可能です。ですが、外側の鬼皮を剥いてから保存するときには少し違った方法がおすすめです。

皮を剥いた生栗を冷凍するときは砂糖が決め手

外側の鬼皮を剥いた状態の栗は同じように冷凍する方法では風味が落ちてしまいます。なぜなら外側の鬼皮は栗を乾燥から守っているので剥いた状態だと乾燥して美味しさが失われます。そのため鬼皮を向いて渋皮の状態で冷凍保存するときは密閉された袋の中に砂糖を入れて揉み込んでから空気を抜くのが大切です。砂糖は栗の2割くらいが目安できれいに空気を抜けば新たに空気が入らないので乾燥から栗を守れます。

生栗の冷凍保存期間

渋皮の状態を生栗と表現しますが、生栗の場合だと冷凍すれば保存期間はかなり伸びます。砂糖を入れてきれいに空気を抜いた密閉した袋なら6ヶ月くらいは風味がもつのでかなり便利です。これは栗自体が冷凍に適していることもありますが、砂糖を入れることにより発酵したりする心配がないので、大量に栗をもらったときでも安心して保存できる昔からの方法です。

茹でた栗を冷凍する方法

実は茹でた栗を冷凍保存することも可能です。通常であれば茹でてしまった栗は3日以内くらいに食べきらないといけませんが、茹でた後の栗を冷凍保存しておけば長期での保存が可能です。やり方は皮付きの栗と同じく茹でた後の水気をしっかりときった後にジッパー付きの保存用の袋に入れておいてしっかりと空気を抜いた後に冷凍保存すれば解凍したらすぐに使えます。砂糖などを入れる必要もなくお手軽です。

栗は再調理するので固めに茹でる

栗の冷凍保存のメリットは解凍すれば様々な調理の仕方が可能な点です。煮るにしても栗ご飯として炊くにしても解凍すれば好きな形の調理の仕方で使えます。ただしポイントとなるのは茹でた栗を冷凍保存するときには少し硬めに茹でるという事です。調理の仕方にもよりますが、栗の調理は煮込む系の調理の仕方が多いので必然的に柔らかくなります。そのため、事前にゆでるときは少し硬めにするのがポイントです。

茹で栗や蒸し栗の冷凍保存期間

栗は冷凍保存することでかなりの長期保存を可能にします。ですが生栗と茹で栗では可能な保存期間が違います。冷凍保存したとしても生栗なら6ヶ月、茹で栗なら1ヶ月くらいが目安です。もちろん、厳密な期間ではありませんがそれくらいを目安に解凍して調理したほうが美味しくいただけます。その後の調理の仕方にもよりますが、美味しく栗をいただくためには過剰な冷凍保存は避けたほうが無難です。

栗を冷凍する方法と調理の仕方

栗が生の場合

栗を鬼皮のついた生栗で冷凍保存した場合は解凍の際には熱湯で5分くらい茹でるのがおすすめです。そうすると外側の鬼皮も剥きやすくなりますし風味を損なうことなく調理できます。解凍の仕方はレンジでも構いませんが、レンジでする場合は20~30秒くらいで短めにチンすることがポイントです。あまり長くするとぱさぱさになるので注意が必要です。栗は茹でても保存できますが生栗の状態での冷凍保存がベストです。

栗を茹でた場合

栗を茹でた後に冷凍保存した場合はレンジで温める方法しかありません。熱湯で茹でるのも自然解凍も栗のほくほく感が失われるので避けたほうが無難です。基本的には加熱のし過ぎにならないようにゆっくりとレンジで温めるのがおすすめです。こちらもまずは20~30秒温めて、それから好みの解凍具合まで10秒刻みくらいで温めていくとほくほく感が残った状態での栗が楽しめます。

栗を甘くする方法

剥き栗などの状態で売られている栗は甘いのに、自分で買ってきた栗は思ったより甘くないという経験はありませんか?実は栗は買った直後よりも一定期間の保存期間を設けたほうが甘くなるのです。そもそも甘味というのは糖質の分量なので、でんぷん質の部分が分解されて糖度が上がった状態が甘くなるのです。ですが、ただ放置しておいただけでは栗は虫が湧くだけなので保存にはコツがあります。

栗をチルド冷蔵する

最もお手軽で効果的なのがチルド冷蔵です。栗は買ったり拾ったりした直後よりも一定の保存期間を置いたほうが甘くなるのですが、最も効率的に行えるのがチルド冷蔵です。チルド冷蔵とは冷蔵庫の中にあるチルド室の中での保存になり約0℃の状態なので虫がわく心配はなく徐々に糖度が高まってきます。だいたい1週間くらいで食べごろになり4週間くらいは保存することも可能なのでかなり便利な方法です。

栗を蒸して加熱する

栗の甘味を増す方法はチルド冷蔵だけでなく加熱することでも可能です。ようは栗のでんぷん質を分解すれば甘味が増すので、1週間も待てないという人は蒸してしまうのが手っ取り早いです。始めにお湯が沸騰したら火を止めて栗を投入して10分ほど蒸らします。その後、中火で50~60分ほど蒸すことで、でんぷん質を分解するアミラーゼが活性化するので糖度がぐんと上がりほくほくで甘い栗が出来上がります。

栗を冷凍するとメリットがたくさん!

栗を冷凍するメリットは非常に多くあります。ですが、栗をもらったときはすぐに冷凍するようにする方がおすすめです。調理の仕方によって事前に鬼皮を剥いておくと調理の際に便利です。生栗を冷凍するときには砂糖を混ぜたり密閉袋に入れたりと工夫が必要ですが、事前に下ごしらえをしておくことで調理の際の手間はぐんと減るのが魅力です。正しく冷凍すればいつでも新鮮な栗を楽しめるのでおすすめです。

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