さくらんぼの保存方法・レシピ!常温・冷蔵・冷凍の日持ちは?

さくらんぼは保存が難しいデリケートなフルーツですが、一般的に保存してからどの程度日持ち期間があるものなのか、どの様に保存をすれば良いのか知らない人もいる筈です。今回はさくらんぼの保存方法について、常温保存から冷蔵保存の方法、ジップロックを使った冷凍保存の方法も含めご紹介します。更に保存したさくらんぼを使った絶品スイーツレシピや、さくらんぼの種に関するちょっと怖い噂についてもまとめていきます。

さくらんぼの保存方法・レシピ!常温・冷蔵・冷凍の日持ちは?のイメージ

目次

  1. 1さくらんぼはとてもデリケート!保存はしっかり行おう
  2. 2さくらんぼの日持ち期間は?
  3. 3さくらんぼを使った絶品スイーツレシピ
  4. 4さくらんぼの種について
  5. 5さくらんぼは上手に保存して新鮮なうちに美味しく食べよう

さくらんぼはとてもデリケート!保存はしっかり行おう

フルーツの中でもさくらんぼが好きだという人も多い筈ですが、大量のさくらんぼを一度に食べきる事は難しい場合もある筈です。そんな時にさくらんぼの正しい保存方法を理解しておけば、いつでも美味しい保存状態のさくらんぼを味わう事が可能になります。せっかくの食べ頃のさくらんぼを、保存方法を間違えてダメにしてしまう事があってはもったいないですし、さくらんぼを日持ちさせる為の保存方法をきちんと覚えておきましょう。

さくらんぼの常温保存の方法

さくらんぼはとてもデリケートなフルーツですが、保存をするのに最適な方法といえば常温での保存です。購入したさくらんぼは通気性の良い容器を選んで入れておき、日の当たらない涼しくて風通しの良い場所で常温保存をしておくのがオススメです。その際にさくらんぼの乾燥を防ぐ為の対策として、濡れた布巾などを被せておくというのも一つの保存方法です。そのひと手間を加えた保存で美味しいさくらんぼが日持ちするのです。

さくらんぼの冷蔵保存の方法

さくらんぼを常温ではなく冷蔵で保存するという場合、冷やされる事によってさくらんぼの果肉は少しずつ硬くなってしまい、常温での保存に比べてもどうしても味も落ちていってしまいます。その為できれば冷蔵保存よりも常温保存がオススメですが、通信販売などで購入をしたさくらんぼがクール便で到着した場合、温度変化を避ける為に冷蔵庫での保存がベストです。保存の際はジップロックなどに入れる必要はありません。

更に冷蔵保存をする場合にも、冷蔵庫内の冷気が直接さくらんぼに当たってしまわないよう、新聞紙やキッチンペーパーといった物で冷気を遮って保存をする必要があります。その上で冷蔵室での保存よりも野菜室での保存をした方が、さくらんぼを傷めづらく美味しい状態を長く保つ事ができる様になります。冷蔵保存してその日のうちに食べるわけではない場合は、こういった保存方法も覚えておく必要がありそうです。

さくらんぼの冷凍保存の方法

さくらんぼをどうしてもすぐに食べる事ができないという場合には、冷凍保存を選択する人もいるかもしれません。もちろん冷凍の方が保存可能な期間は長くなりますが、常温保存や冷蔵保存とは違い残念ながら保存前のさくらんぼの味わいを期待する事はできなくなります。冷凍保存の場合には事前にさくらんぼを軽く水洗いし、茎を取って水気をきちんと拭き取った状態でジップロックなどの密閉容器へ入れての冷凍保存となります。

ちなみにジップロックに入れてさくらんぼの保存をする場合、ジップロックの中に適当にさくらんぼを入れて保存してしまうのではなく、ジップロックが平らになる様にさくらんぼを並べてきちんと密閉できる形で保存する様にしておきましょう。大きめのジップロックに入れるか、もしくは小分けのジップロックを使用すると使いたい時に適量を解凍しやすくなりそうです。

さくらんぼは優しく洗おう

保存前や食べる際にさくらんぼを洗う場合には、数が多くて面倒だからとガシガシ洗ってしまってはいけません。国産のさくらんぼの場合には直に農薬をかける事は無いそうなので、軽く水洗いをする程度で良いそうです。水を張ったボウルにさくらんぼを入れ、揺らし洗いをします。どうしても農薬が気になる場合にも、表面を優しく洗う程度でOKです。あまり長時間水に浸けすぎてしまうのは味を損なう恐れがあるのでご注意ください。

さくらんぼを扱う際には、とてもデリケートなフルーツであるという事を頭に入れながら作業をする必要がありそうです。温度の変化や乾燥などにも注意をしつつ、さくらんぼを食べる予定に合わせて保存方法を選ぶのが良さそうです。できれば常温での保存がベストではありますが、夏場であればジップロックで冷凍保存したさくらんぼを、シャーベットの様なデザート代わりとして楽しむというのもオススメです。

さくらんぼの日持ち期間は?

さくらんぼをたくさん購入したり、友人知人から貰う事もあるかもしれません。しかし保存方法は理解していても、さくらんぼ自体はどのくらいの期間日持ちをするものなのかわからないという人もいるかもしれません。適切な保存期間でさくらんぼを美味しく食べる為にも、続いてはさくらんぼの日持ち期間について、冷蔵保存や冷凍保存といった保存方法別にも大体の日持ち期間をご紹介していきます。

さくらんぼが一番美味しく食べられるのは?

デリケートで保存方法や扱いにも注意が必要なさくらんぼですが、基本的に美味しい状態のまま味わう事ができる日持ち期間は2~3日程度とされています。可能であれば早朝に収穫したさくらんぼを常温で保存しておき、当日のお昼頃までに食べてしまうのが最も美味しい状態のさくらんぼと言えるのだそうです。ただしスーパーなどで購入したさくらんぼの場合には、保存方法により日持ち期間が変わってくる事がありそうです。

常温や冷蔵は日持ち期間が短い

基本的には常温保存が良いとされているさくらんぼですが、常温保存の場合には冷暗所での保管をした上で長くても2日ほどが日持ち期間とされています。もちろんこの日持ちを過ぎたからといって保存していたさくらんぼが食べられなくなるわけではありませんが、やはり保存期間が長ければ味は落ちていってしまうと考えられるので、できる限り購入日から早い段階で食べきってしまうのがベストである様です。

冷蔵での保存の場合にも果肉が硬くなっていってしまう為、できるだけ早めに食べた方が良いというのは間違いありません。冷蔵保存の場合の保存期間もやはり2~3日ほどが日持ち期間と考えられているので、特別な事情が無い限りは日持ち期間内に食べてしまった方がさくらんぼの美味しさを堪能できる事は間違いありません。冷蔵庫に入れた日にちを忘れてしまわないよう、きちんとメモをしておくと良いのではないでしょうか?

冷凍は美味しさは落ちるが日持ち期間が長い

一方でジップロックなどに入れた冷凍保存をする場合には、さくらんぼの日持ち期間は大幅に長くなり、およそ1~2ヶ月程度の期間は保存しておけるそうです。生の状態のさくらんぼ本来の旨味を堪能したいという場合には冷凍保存は向かない方法ではありますが、やむを得ず長期間保存をしなければならないといった場合には、さくらんぼを腐らせてしまうくらいなら冷凍保存をしてしまった方が良さそうです。

冷凍したさくらんぼは半解凍で食べるのがおすすめ!

基本的には購入後早い段階で食べてしまう事をオススメしたいさくらんぼですが、やむを得ず冷凍保存をする場合には完全に解凍しない方が良いとされています。その理由としては、一度冷凍保存をしたさくらんぼを完全に解凍する事によって、水っぽくなってしまう為です。その為冷凍をしたさくらんぼを食べる場合には、半解凍の状態で味わう事がオススメされています。保存方法と共にこちらも覚えておくと良さそうです。

さくらんぼを使った絶品スイーツレシピ

しかしいくらさくらんぼが好きであっても、あまりにもたくさんありすぎると、さくらんぼをそのまま食べ続けるのはちょっと飽きてしまう…といった事も無いとは言い切れません。そこで続いては、さくらんぼを使用した絶品スイーツのレシピをご紹介します。どれも作り方は簡単なものばかりなので、保存が長引いて少し傷み始めてしまっている様なさくらんぼでも即座に絶品スイーツとして生まれ変わらせる事ができる筈です。

レシピ①簡単美味しい「さくらんぼジャム」

さくらんぼ400g、砂糖120g、レモン汁を大さじ1準備します。洗って果肉のみの状態にしたさくらんぼをボウルに入れて軽く潰してから、残りの材料を入れてしっかりと混ぜ合わせていきます。材料全てを鍋に入れたら弱火でじっくりと煮詰めていき、程よく煮詰まった所でジャムの完成です。保存の際には冷蔵庫に入れておくのが良さそうです。

レシピ②朝食にぴったりの「さくらんぼトースト」

さくらんぼ12個程度、食パン1枚、バターを小さじ1、砂糖を大さじ1、食塩を小さじ1/2準備します。果肉のみの状態にしたさくらんぼを半分に切り分けていき、ボウルに入れて砂糖と塩を加えしっかり混ぜていきます。アルミホイルに食パンを乗せ、バターを塗ってからさくらんぼを敷き詰めて、食パンの耳の部分をホイルで覆った状態でトースターで7~8分焼き上げれば完成となります。焦げないよう注意が必要です。

レシピ③大人のスイーツ「さくらんぼのブランデー漬け」

さくらんぼ300g、ブランデー300ml、砂糖を大さじ3、レモン汁を少々準備します。水洗いをし茎を取り除いた状態のさくらんぼから、水気をしっかり拭き取っておきます。ジップロックなどの密閉容器にさくらんぼ、砂糖、レモン汁を加えて軽く混ぜ合わせます。最後にさくらんぼが全て浸かるまでブランデーを注ぎ、密閉した状態で冷蔵庫に入れ一晩以上漬け込めば完成となるお手軽レシピです。

レシピ④見た目も華やかな「さくらんぼのチーズタルト」

タルト台を1つ、クリームチーズ50g、砂糖30g、ゼラチン8g、レモン汁を適量、生クリーム200cc、いちごジャム適量、タルトの上を覆える量のさくらんぼを準備します。常温に戻したクリームチーズを混ぜ、砂糖とレモン汁を加えて更に混ぜ合わせます。次に生クリーム、ゼラチンの順番で更に混ぜていきます。ゼラチンは大さじ1の水を加え、30秒ほどレンジにかけたものを使用します。全て混ぜたものをタルト台の中に流し入れます。

次に軽く洗って茎と種を取り除いたさくらんぼをその上に敷き詰めていき、冷蔵庫に入れてケーキを冷やしていきます。クリームが固まったらケーキを取り出し、少量の水で溶いたいちごジャムをさくらんぼに塗ってつや出しをしてあげれば完成となるレシピです。

レシピ⑤サクサク美味しい「さくらんぼパイ」

さくらんぼを1パック、冷凍のパイシートを4枚、砂糖を小さじ2、はちみつを小さじ1、カスタードクリームを適量、卵黄を1つ、水を小さじ1準備します。軽く洗い種と茎を取り除いたさくらんぼに砂糖とはちみつを加え、水分が無くなるまで煮詰めてジャムにしていきます。次にパイシートを三等分にし、一番上に乗せるシートに切れ目を入れていきます。一番下のシートに市販のカスタードクリームを塗っていきます。

次にさくらんぼのジャムを乗せ、その上に切れ目の入ったシートを乗せて、フォークなどを使いパイの周りを塞いでいきます。小さじ1の水と混ぜた卵黄をハケなどでパイの表面に塗っていき、クッキングシートの上に乗せたパイをトースターで焼いていきます。焦げすぎない程度に焼き上がればパイの完成となります。火が通りきらず焦げてしまいそうな場合は、ホイルなどを使用し調節していくのが良いそうです。

レシピ⑥冷凍保存でも美味しく「苺とさくらんぼのスムージー」

冷凍した苺を2~3粒、同じく冷凍したさくらんぼを4粒、冷凍したカルピスウォーター130cc、ヨーグルトを大さじ2準備します。とても簡単なレシピなので、材料をミキサーに入れて全体を混ぜ合わせれば完成となります。冷凍する材料はジップロックを使用する場合、きちんと固まるまで倒したりしないよう注意が必要ですが、カルピスウォーターは冷凍しないままで使用しても良いそうです。

さくらんぼの種について

保存方法も選べて生で食べる以外にもレシピも豊富なさくらんぼですが、さくらんぼの中に必ず入っている種について考えた事はあるでしょうか?食べる際に少し邪魔だと感じる程度で、それ自体を食べるわけでもなくあまり意識した事は無いという人も少なくないかもしれません。しかし日頃意識していないさくらんぼの種というのも、実は危険なものである可能性があるのかもしれません。

さくらんぼの種には毒がある?

実はさくらんぼの種には、毒があると言われている様です。さくらんぼを食べる際に果肉と一緒に何気なく口に入れている種ですが、毒があると聞いてしまうと恐ろしくなってしまう人もいる筈です。実はさくらんぼの種の中には、「アミグダリン」と呼ばれる有毒な物質が含まれています。このアミグダリンが消化器官の中で分解される事によって、微量の青酸を発生させる仕組みとなっているのです。

このアミグダリンを摂取する事によって、小鳥やげっ歯類などの動物は最悪の場合死んでしまう事もあり、とても恐ろしい毒であるとわかります。しかしさくらんぼの種はとても硬く、普段さくらんぼを口にしていても種を割ってまで食べようとする人はなかなかいない筈です。それでも「さくらんぼの種を5個食べると成人でも死に至る」といった噂があるそうです。事実だとすればとても恐ろしい種です。

けれど実際には種を5つ食べたからといって死に至る可能性は極めて低く、体重60kg程度の成人が青酸による中毒を起こす為には、およそ2.4kgのさくらんぼの種を摂取する必要があるのだそうです。その為普段さくらんぼを食べながら、うっかり種も飲み込んでしまったという程度では死に至る可能性はあり得ないものと考えられています。余程の事が無い限り、種ごとさくらんぼの大量摂取をしなければ問題は無さそうです。

さくらんぼの種を食べ過ぎるとお腹を下す?

一方で死に至るまではいかないものの、さくらんぼの種を食べ過ぎるとお腹を下すという噂もある様です。実際には種ではなく果肉の部分に「ソルビトール」と呼ばれる成分が含まれており、これはなかなか消化されにくい成分であるそうです。このソルビトールにより、さくらんぼを大量に食べ過ぎてしまうとお腹が緩くなるといった事がある様です。

ただし基本的には無害であるとされているさくらんぼの種も、すり潰した状態で大量に摂取をした場合には危険な場合もある様です。果肉とは違いさくらんぼの種は大量に食べたくなってしまうほど美味しい物でもない筈ですし、さくらんぼはあくまでも果肉のみを味わう事として、意図的に種の部分までを食べようとしない方が健康の為でもありそうです。身体を張って実験をしてみるといった事はしない様にしてください。

さくらんぼは上手に保存して新鮮なうちに美味しく食べよう

さくらんぼの冷蔵保存や冷凍保存の仕方、日持ち期間について、更には保存したさくらんぼを使用した絶品レシピをご紹介してきましたが、これまでさくらんぼは購入してただ保存しながら食べていたという人も、レシピを利用して新しい食べ方にチャレンジしてみたくなったのではないでしょうか?そのまま食べても美味しいさくらんぼですが、アレンジレシピを覚えたら用途も増えて保存もしやすくなるかもしれません。

とはいえさくらんぼに限らず、どの様なフルーツや野菜も長期保存をするよりも、新鮮なうちに食べてしまうのが最も美味しい状態である筈です。食べる予定の日にちと保存期間を計算した上で購入できる様になれば、常に美味しい保存状態のさくらんぼを味わう事ができる筈です。クール便での配達などをして貰う場合には、受け取り損ねて長期保存になってしまう事がないよう注意をしておく事も大切です。

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