もやしのベストな茹で時間は?シャキシャキになる茹で方を紹介!

安くて栄養もあるもやしは、節約料理の定番食材でもあります。安いけれど、シャキシャキした食感を残すためには、茹で方、茹で時間にポイントがあります。もやしをより美味しく食べるための、下処理の方法、茹で方のコツ、茹で時間をまとめています。基本の茹で方を知って、沸騰したお湯で茹でる、水から茹でる、熱湯をかける、といった茹で方の紹介とあわせ、もやしの臭いも解消する方法もあります。

もやしのベストな茹で時間は?シャキシャキになる茹で方を紹介!のイメージ

目次

  1. 1もやしが美味しくなるベストな茹で時間
  2. 2もやしの下処理とシャキシャキになる茹で方
  3. 3もやしをシャキシャキにするためのコツ
  4. 4もやしの茹で時間は短めでシャキシャキ!

もやしが美味しくなるベストな茹で時間

もやしの基本の茹で時間は1分がベスト

ほどよい食感があって、クタクタになりすぎないもやしにするためには、茹で時間を長くとり過ぎないことがポイントになります。基本の茹で時間は1分で、30秒くらいならシャキッとした食感も残ります。たっぷりのお湯を鍋で沸かし沸騰しているところに、もやしをいれて、1分茹で時間が経過したらすぐにざるに上げます。この茹で時間が長くなると、やわらか過ぎるもやしになってしまいます。

基本の茹で方は、もやし1袋を茹でるときには、鍋に1.5リットルくらいの水をいれて、火にかけて沸騰させます。この時に、塩と酢を少し入れて中火にしてもやしを入れて、菜箸で上下を返すようにゆっくりとかき混ぜ、茹で時間は30秒から1分茹でます。すぐにザルに上げて水気をきって、そのまま冷まします。これが基本の茹で方と、茹で時間になります。

ナムルやサラダにするなら長めに茹でる

もやしをナムルやサラダに使う時には、基本の茹で時間よりも少し長めの茹で時間をとります。そうすることで、もやし以外の食材との馴染みもよく、味も入り込みやすくなります。基本の茹で時間が1分なので、1分30秒から2分の茹で時間で、ナムルなら冷まさずに、そのまま味をつける方が、味がなじみます。サラダであれば、ニンジンやニラなど他の食材を茹でて最後にもやしを加えて、一度に茹であげるという方法もおすすめです。

豆もやしは長めに茹でる

普通のもやしは、緑豆を発芽させたものですが、大豆を発芽させたものが「豆もやし」です。白い茎部分が長く、頭部分には黄色い豆をつけています。この豆もやしは、茎部分が長いことだけでなく、大豆の部分がかたくて歯応えがあるので、普通のもやしよりも長く茹でる必要があります。

豆もやしの基本の茹で方は、もやしの茹で方と同じように、たっぷりの水を沸かして沸騰したら、そこに塩と豆もやしをいれて、再度沸騰させます。沸騰後の茹で時間は4~5分ほどです。ザルにあげてそのまま冷まして、料理に使います。茹で時間が4分ほど経過したら、1本取り出して、大豆の柔らかさを確認してみてください。豆もやしの茹で時間は、基本よりも長くして、豆部分もやわらかくして美味しく食べます。

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もやしの下処理とシャキシャキになる茹で方

もやしの下処理①ひげ根を取り除く

一般的なもやしはパックに入っているときには、ひげのようにちょろっと細い根がついています。このひげ根を下処理として取り除くと、料理にした時の見栄えもよく、食感もよくなります。1本1本取り除くのは、面倒のように思いますが、ひげ根部分を指でつかんで折るようにすると、簡単に取ることができます。パック全て取るのが手間、時短したい時には、ひげ根をあらかじめ取り除いた下処理不要の「根切りもやし」もおすすめです。

ただひげ根にも栄養分があるので、食べて悪いものというものではありません。あくまでも、食感や見映えために下処理として取り除いた方が良いというだけなので、自分が食べるだけ、たくさんのもやしを、手早く調理して食べたいときには、ひげ根を取り除かないという方法もあります。

もやしの下処理②水にさらして洗う

ひげ根をとったもやしでも、ひげ根を残した場合でも、必ずやってほしい下処理が、水にさらして洗うということです。土がついているわけでもなく、お湯で茹でるから、洗う必要もないと考える人もいますが、もやしのほとんどは工場で大量に作られていて、どうしても水の臭みが残る場合があります。この臭いをとるという意味も含めて、軽く洗うという下処理をします。

大きなボウルに水をはって、そこにもやしをいれたら、手で軽くかき混ぜるようにして、水を流すというだけです。長時間水につけておくと、流れ出てしまう栄養分もあるので、15秒くらい水にひたして、水からもやしをあげたら、下処理の完了です。

もやしの茹で方①水から茹でる

もやしを沸騰したお湯で茹でるのではなく、水から茹でる方法もあります。鍋に洗ったもやしをいれて、たっぷりの水を注ぎ入れます。中火にかけて、沸騰したら、もやしを軽く混ぜてザルに上げます。沸騰したところにもやしを入れると、シャキシャキした感じが失われやすいですが、水から茹でるとシャキシャキ感が残りやすくなります。茹で時間を図る必要もなく楽ですが、水に浸かる時間が長くなり、栄養分は減ってしまいます。

もやしの茹で方②熱湯から茹でる

もやしの基本の茹で方で紹介したように、鍋に水をいれて、沸騰させます。沸騰している状態のところに、ひげ根を取り、水洗いしたもやしをいれて、茹で時間は30秒から1分で茹でます。シャキシャキ感を重視したいときには、より短時間15秒ほどの茹で時間で仕上げるということもできます。

15秒ほどの茹で時間で仕上げるために、水洗いしてざるに上げたもやしに、大さじ1杯のサラダオイルをまわしかけてさっくりと和えてから、茹でる方法がおすすめです。油がもやしに水が入り込むのを防ぐのとあわせて、沸騰した湯の温度が下がりにくくしてくれます。栄養も逃げにくくなるので、茹で時間を15~30秒と短くしても、加熱されてシャキシャキ感もしっかりと残ります。

もやしの茹で方③熱湯をかけるだけ

もやしの茹で方で、ラーメン店などで行われているのが、熱湯をかけるだけというものがあります。ラーメン店では、麺を茹でるお湯が常に沸いた状態にあるので、もやしもその鍋を使って、そこにあるお湯にくぐらせるだけ、またはザルなどにいれて、熱湯をたっぷりとかけるだけという、簡単な方法をしています。時間もかかりませんが、もやしの臭みが残ることもあり、ちょっと生のように感じる人もいます。

茹で時間もかからず、シャキシャキよりも強めの食感を残したいとき、パリっとしたもやしが好きな人にはおすすめなのが、熱湯をかけるというだけの方法です。

もやしの茹で方④沸騰したら火を止める

もやしの茹で方で、茹ですぎてクタクタにならない方法として、蒸らすというものがあります。フライパンを使って調理するのに便利で、フライパンに水かお湯をいれて、沸騰させ、そこに下処理をしたもやしをいれて、火をとめて蓋をして茹で時間として3分ほど蒸らします。沸騰したお湯と蒸気がたっぷりとあるなかで、もやしがむされて、シャキシャキに近く、クタクタでもない食感になります。ナムルや和え物におすすめの方法です。

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もやしをシャキシャキにするためのコツ

もやしはたっぷりのお湯で茹でる

茹で時間も図って長すぎることはなくても、シャキシャキにならないという場合もあります。その場合は、お湯の量が少なかったことも考えられます。熱湯の中に、もやし全体がつかるくらいのたっぷりの量がないと、もやし全体がむらなく、シャキシャキにはなりません。お湯が少ないと、もやしを入れた時に、お湯の温度も下がりやすくなるので、茹で時間が短いと生のような、なんとなく臭いも残ってしまいます。

もやしは茹ですぎず軽く混ぜる

もやしをたっぷりのお湯で茹でる時に、合わせて全体をシャキシャキに茹でるコツは、軽くかき混ぜるということです。茹で時間が短いから混ぜずに、鍋に入れたままというのでは、鍋の底の方のもやしと、上の方のもやしで、茹で上がりに差がでてしまいます。全体を軽く混ぜて仕上がりにムラのないようにするために、ひと手間ですが、菜箸を使って上下を混ぜ返すような気持ちで、軽く混ぜるのがコツです。

もやしは自然に冷ます

せっかくシャキシャキに茹でられたもやしも、ほうれん草などの野菜などのように、冷水にとってしまうと、クタクタになってしまいます。もやしを茹でた後は、水にさらすことなく、ザルやバットに広げて、自然に冷ますのがコツです。冷水につけてしまうと、もやしが水っぽくなり、食感が悪くなり、栄養価もさがってしまいます。

もやしの臭いは酢で解決!

もやしの臭いが気になるという時には、先ず下処理でひげ根をとります。そしてもやしを茹でる前に、大きなボウルに水道水をためて、その水でもやしを軽く混ぜるようにして、洗うことです。新鮮なもやしはあまり臭うことがありませんが、数日たったものなどは水をかえて2~3回洗うだけでも臭いがかなりとれます。

茹でる時にお湯に酢を大さじ1/2くらい加えて基本の茹で時間で茹でると、臭いがとれます。酢でなくても、レモン汁でもよいです。こうするともやしの臭いがとれて、しかももやしに酢やレモン汁の臭いは残りません。また酢を使うことで、もやしの色が白くきれいに茹で上がります。

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もやしの茹で時間は短めでシャキシャキ!

シャキシャキとしたもやしは、炒め物やラーメンのトッピングにあると、より美味しく感じられます。ひと手間ですが、下処理をして、熱湯を準備して、たっぷりお湯で、短時間で茹でて自然に冷ます、ということを守って、もやしを料理に活用してください。

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