セロリの葉は茎より栄養豊富!捨てずにスープやサラダに活用!
セロリといえば、セロリの葉よりも、セロリの茎の部分を料理して食べるだけ、という人が多いようです。しかしながら、捨てられてしまいがちなセロリの葉は、とても栄養分が豊富に含まれています。セロリの葉には、効能を活用するための簡単なレシピもたくさんあります。また、すぐに元気が無くなりそうなセロリの葉も、適切な保存方法があります。栄養たっぷりのセロリの葉について、今回はたっぷりとクローズアップしていきます。
セロリの葉を捨てるのはもったいない!
葉は茎に劣らず栄養の宝庫
セロリの葉には、多くの栄養分が入っています。実は、セロリは、茎の部分よりもセロリの葉の部分の方が、栄養がたっぷりと入っています。その豊富なセロリの葉の栄養には、「βカロテン」と「ピラジン」が含まれています。特にβカロテンは、セロリの葉の方が茎よりも2倍含まれています。その他に、食物繊維やビタミン類も豊富に含まれています。
セロリの葉に期待できる効能
セロリの葉は、βカロテン・ピラジン・食物繊維・ビタミン類が豊富に含まれています。セロリの葉のβカロテンは、ビタミンAの一種です。強い抗酸化作用で、美肌やアンチエイジングなどの効能が期待できます。ピラジンは血行促進の効果が期待できます。セロリの葉で血行促進をすることで、血栓の予防、心筋梗塞などにも効果があるとされています。
セロリの葉には、多くの食物繊維も含まれています。セロリの葉の食物繊維は、お通じが良くなる効果があるとされています。腸の作用が良くなることで、良い影響を及ぼしてくれる効能があります。セロリの葉は、とても香りが強いので、リラックスの効能も期待されます。捨てられがちなセロリの葉も、このようにたくさんの効能があるのです。
セロリの葉はどうやって料理に活用するの?
加熱して食べやすくする
セロリの葉は香りが強く、繊維感も強いので、とても苦手だと感じる人も多いでしょう。栄養が多く含まれ、たくさんの効能を期待できるセロリの葉を無理なく食せろべるためには、加熱をして料理をするのも一つの手段でしょう。セロリの葉を熱を加えて料理することで、セロリの葉は柔らかくなるので繊維感は薄れ、生の強烈な香りは和らぎます。
セロリの葉の加熱料理の方法としては、スープに入れて煮込む、炒める、熱いオイルをかけてしんなりさせる、などの方法があります。栄養豊富なセロリの葉の効能のレシピ活用しながら、加熱料理にすることで、簡単に強烈な癖を軽減させ、セロリの葉を無理なく食べることが可能です。具としても、セロリの葉を簡単に十分に楽しむことができます。
香草として活用する
茎と比べると、強烈な癖をもつセロリの葉。いっその事セロリの葉の、その強烈な癖を香草のように活用して、料理をする方法を取るレシピもおすすめです。セロリの葉を使った、肉や魚などの臭み消し、煮込み料理の香り付け、香草サラダなど、様々な簡単レシピがあります。ハーブ類の香草の代わりに、簡単にセロリの葉で代用できます。
セロリの葉を、肉や魚などの臭み消しに活用する場合には、細かく刻んで使うと良いでしょう。細かく刻むことで、まんべんなく食材に絡む他、香りがより一層引き出されるので、香草としての効果が期待されます。葉が付いているすぐ近くの細い茎の部分は、包丁で十分に潰して、ブーケガルニとして煮込み料理に簡単に活用するレシピがあります。
セロリの葉を使った簡単料理レシピ
丸ごと食べられる「セロリのレモンサラダ」
- セロリ 4本
- ツナ缶 1缶
- Aレモン汁 大さじ1
- Aオリーブオイル 大さじ1
- Aマジックソルト 小さじ1弱
- A コショウ 少々
- 塩(セロリ用) 少々
- セロリは、茎の部分は繊維を軽く取ってから、薄くスライスします。セロリの葉の部分は、食べやすい大きさに切っていきます。
- 1に塩を少々まぶし、しんなりさせます。しんなりしたら、水気をしっかりと切ります。
- ボウルにAの調味料を入れ、よく混ぜ、ツナ缶を入れます。
- 3のボウルに2を入れ、よく混ぜたら完成です。
ワインに合う「セロリの葉とアボカドの柚子胡椒サラダ」
- セロリの葉 1/2束分
- アボカド 1個
- A醤油 大さじ1
- Aオリーブオイル 大さじ1
- A柚子胡椒 小さじ1/3
- ボウルにAの調味料を入れ、よく混ぜ合わせます。
- アボカドは皮を向き、種から外し、一口大にカットします。
- セロリの葉を洗ったら、水気を切り、食べやすい大きさにカットします。
- 2と3を1のボウルに入れて混ぜ、よく調味液をなじませたら完成です。
まろやかな味わい「セロリの葉とベーコンのミルクスープ」
- セロリの葉 1束分
- ベーコン 2枚
- 舞茸 1/2パック
- 玉ねぎ 1/2玉
- 水 600ml
- 牛乳 100ml
- 塩・コショウ 少々
- セロリの葉・ベーコン・玉ねぎはみじん切りにします。
- 鍋に水と1の材料を入れ、柔らかくなるまで煮ます。
- 材料が柔らかくなったら、ほぐした舞茸を入れ、火を通します。
- 牛乳を入れ、沸騰させない程度に温め、塩コショウをして完成です。
おつまみにぴったり「セロリの葉たっぷりガーリックポテト」
- じゃがいも 3個
- セロリの葉 1/2束分
- ガーリックパウダー 小さじ1
- 和風だしのもと 小さじ1/2
- 塩 少々
- 揚げ油 適宜
- じゃがいもはさいの目切りにします。セロリの葉は細かく刻みます。
- じゃがいもを揚げ油で揚げます。
- 2をフライパンの中に入れ火にかけながら1のセロリの葉とガーリックパウダーを入れ、焦げないように混ぜ合わせていきます。
- 3の火を止めたら、和風だしのもとと塩を入れ、味を整えます。
- 皿に盛ったら、セロリの葉を使ったガーリックポテトの完成です。
洋食の定番料理「鶏肉のセロリパン粉焼き」
- セロリの葉 2〜3本分
- 鶏もも肉 1枚
- パン粉 30グラム
- にんにくパウダー 小さじ1/2
- サラダ油 小さじ2
- 味噌 大さじ1
- 塩・コショウ 少々
- セロリの葉は、細かくみじん切りにします。
- セロリの葉・パン粉・にんにくパウダー・サラダ油をボウルに入れ、よく混ぜ合わせ、セロリパン粉を作ります。
- 鶏もも肉は半分にカットします。塩コショウをします。皮目に味噌を塗り、その上からセロリの葉入りパン粉をギュッと押し付けていきます。
- 耐熱皿に入れ、アルミホイルをかぶせ、180度に予熱してあるオーブンで10分ほど火を通します。
- 一度オーブンから出し、アルミホイルを外し、220度に温度を揚げたオーブンに入れ、焼き目をつけていきます。
- 5がこんがりとしたきつね色になったら、セロリの葉を使ったパン粉焼きの完成です。
セロリの葉の保存方法
冷蔵保存の場合
セロリを料理で使い、セロリの葉だけを冷蔵庫で保存する時、ポイントとなるのは水分です。葉は、水分がなくなるとすぐにシナシナになってしまいます。水分を葉に供給していくことで、セロリの葉の鮮度を長持ちさせていくことができます。セロリ自体を保存するときにも、茎から葉を切り離すことで、葉自体の鮮度を保つことが可能です。
セロリを冷蔵庫で保存をするときには、花束を作るときのようにします。濡らしたキッチンペーパーを、セロリの葉の茎から切り離した部分に巻きつけます。水の吸い上げを作るのです。更に、葉の部分にも濡らしたキッチンペーパーをかぶせてあげましょう。そうすることで、鮮度を保てます。料理に使うまで毎日、キッチンペーパーは交換しましょう。
冷凍保存の場合
セロリの葉は、冷凍保存をさせることもできます。冷凍保存をさせるときには、葉だけを摘み取って、凍らせることがポイントです。茎の部分は、凍らせてしまうと繊維感が目立ってしまいます。細い茎でも同様です。ですので、葉の部分だけを摘み取って、凍らせていきます。
茎から摘み取ったセロリの葉は、よく洗い、そして、キッチンペーパーなどで水気をよく取ります。密封タイプのビニールバッグに、セロリの葉を平らになるように入れていくのがポイントです。そうすることで、使う時に、使いたい量だけビニールの中で折って、取り出すことができるのです。凍ったまま、指で細かくすることが可能です。
レンジで乾燥させて保存する
セロリの葉は、電子レンジで乾燥セロリを作ることができます。セロリの葉は、よく洗って水気を切ります。皿にキッチンペーパーを敷き、セロリの葉を満遍なく載せます。電子レンジで4分ほど加熱すれば、セロリの葉を使った乾燥セロリの完成です。密封容器に乾燥剤と共に入れれば、気軽にセロリの葉を使うことができるようになります。
セロリの葉を使った乾燥セロリは、バターと混ぜてセロリの葉バターとしてご飯に混ぜたり、パンに塗ることができます。また乾燥させたセロリの葉は、煮込み料理やパン粉焼きの際にも、使うことができます。乾燥セロリの葉は、簡単に保存でき、簡単にレシピに応用することが可能です。乾燥セロリの葉を使うと、料理の幅が広がります。
セロリの葉も茎もまるごと食べよう!
今回は、セロリの葉の栄養やその効能、簡単な料理のレシピなどについて触れました。茎と比べると捨てられてしまいがちなセロリの葉ですが、保存方法などを工夫することにより、セロリの葉も様々なレシピに活用することもできます。ぜひ、セロリの葉を使って、効率的にその栄養を効能をしっかり得ましょう。セロリの葉も積極的に食べましょう。