コウイカの捌き方を紹介!コツやおすすめの食べ方・料理は?

お家でコウイカを捌くときには、捌き方やコツを知っておくと便利です。コウイカとは冬から春にかけて旬を迎えるイカです。コウイカは甲羅をもっているイカであるため、捌き方にもコツがあります。ここでは、コウイカの捌き方の方法やぬめりや内臓の取り方などを紹介します。さらに、新鮮なコウイカを選び方や臭みの気にならないおすすめの食べ方、料理レシピも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

コウイカの捌き方を紹介!コツやおすすめの食べ方・料理は?のイメージ

目次

  1. 1コウイカの捌き方はコツを知れば難しくない!
  2. 2コウイカの基本の捌き方
  3. 3コウイカのおすすめの食べ方と料理レシピを紹介
  4. 4安心して美味しくコウイカを食べよう!

コウイカの捌き方はコツを知れば難しくない!

コウイカをお家で捌いたことはありますか?コウイカは甲羅をもっているイカであるため、捌き方にもコツがあります。今回は、コウイカの捌き方とはどのような捌き方なのかを紹介します。

コウイカを捌くときにぬめりに気を付けながら内臓や墨袋などを取り出す方法を紹介します。今回はさらに、新鮮なコウイカの選び方やおすすめの料理、臭みの気にならない食べ方についてもまとめていますので、ぜひお家でコウイカを捌くときの参考にしてください。

コウイカの生態と旬の時期

コウイカは肉厚で甘みがあり、イカの中でも特に旨みの多いイカとして知られています。コウイカは熱を通しても硬くなりにくいため食べやすいとも言われています。コウイカとは、石灰質の船形の甲を持っているのが特徴のイカです。コウイカは別名スミイカ、ハリイカ、マイカとも呼ばれており、関東ではスミイカ、関西ではハリイカと呼ばれることが多いようです。

コウイカの旬とは冬から春にかけての時期で、12月~3月にかけてよく獲れます。そんな旬にコウイカを食べるなら、おすすめは刺身です。旬を迎えたイカは柔らかく甘みがあるため、お刺身のコウイカは本来の美味しさをそのまま味わうことができます。

コウイカが生息している場所とは関東から南にかけての海で、東シナ海や南シナ海などに多く生息しています。体長は平均20~30cmほどの大きさです。コウイカは春から初夏に産卵し、冬に旬を迎えます。

新鮮なコウイカの選び方

新鮮なコウイカ選び方はどのような点をチェックすると良いのでしょうか?新鮮なコウイカの選び方のポイント1つ目は美しい黒目を持っているかどうかです。新鮮なコウイカの選び方のポイント2つ目はコウイカの皮の模様がはっきりしているかどうかです。コウイカの選び方の2つのポイントを頭に入れて、コウイカを選びましょう。

今まで捌いてあるイカを買っていたという人は、捌く前のイカをあまり見たことがなく選び方が分からないかもしれません。コウイカの黒目は美しいか、皮の模様ははっきりしているかの点をチェックすると、新鮮なコウイカを選ぶことができます。

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コウイカの基本の捌き方

新鮮なコウイカを選んで買ったら、お家で捌いてみましょう。ここからは、コウイカの捌き方について紹介します。コウイカの捌き方とはどのような捌き方なのか、甲羅を持っていないイカの捌き方と違う点はどこかなど、捌き方をチェックしてみてください。

コウイカの締め方

コウイカを締めるとき、締めるポイントは2ヶ所になります。中~大型のイカは1ヶ所だけだと胴側のみしか締まらず、頭と足が締まらない場合があるので2ヶ所締めるようにします。

コウイカを締めるときに使用するナイフは、市販のイカ締め専用のピックやナイフを使うと便利です。コウイカは2ヶ所締めますが、胴側1ヶ所だけで全体が締まる場合もあるようです。コウイカを締める際は、ぬめりや臭みなどに注意して行いましょう。

まず、コウイカの頭と胴の付け根の部分に、胴側斜め45度くらいにナイフを一刺しします。胴が締まると、胴の色がサーッと白くなります。次に、コウイカの1と同じ場所に、頭側45度くらいにナイフを一刺しします。胴が締まったときと同じように、頭と足がサーッと白くなったら成功です。

コウイカの甲を取り除く

コウイカの捌き方とは基本的なイカの捌き方と同じになりますが、甲羅をもつイカ特有の捌き方で捌いていきます。コウイカには、フネと呼ばれる石灰質でできた船形の硬い甲があります。コウイカの捌き方のポイントは、このフネを最初に取ることです。コウイカを初めて捌くという人は、コウイカのぬめりや臭みに気を付けながら甲を取り出しましょう。

コウイカの甲の取り除き方です。まず、甲が入っているコウイカの胴部分の中心に、胴の先端から胴の末端まで切り目を入れます。強く張り付いている部分は包丁を使ってそぎ落とすようにします。コウイカの甲を胴の末端から頭側に押し出すようにすると取れます。

コウイカの墨袋と内臓を取り除く

甲を取り出したら、次はコウイカの墨袋と内臓を取り除きます。甲を取り出す際に胴部分に切り目を入れて背中を開いているため、墨袋と内臓の取り出し方は簡単に行うことができます。墨袋と内臓を取り出す際にも、ぬめりや臭みに気を付けながら行いましょう。コウイカは墨袋が大きめなので、できるだけ破らないようにします。もし破れてしまったときには流水で洗い流し、水分を取りましょう。

コウイカの墨袋と内臓の取り出し方です。まず、コウイカの目の下あたりをつかみます。掴んだ部分を上に持ち上げるようにして反対側に引っ張ります。甲を包んでいた表皮と胴体を引きはがすようにすると、内臓が頭ごと綺麗に取れます。取れたら、流水で残った汚れやぬめりを洗い流します。

コウイカのエンペラと口を取り除く

コウイカの内臓を取ったら、次はコウイカの皮剥きをします。ポイントは、皮が残らないように徐々に力をいれるようにして剥いでいくことです。引き続き、コウイカのぬめりや臭みに気を付けながら行いましょう。

コウイカのエンペラの取り除き方です。まず、コウイカの先端のほうをめくりあげるようにして少し剝がします。コウイカのエンペラ(耳部分)と身の間に親指を入れます。指で探るようにして左右均等に剥がしていきます。1/3程度まで剥けたら、あとはエンペラをつかんで皮ごと身から剝ぎ取ります。

次は、包丁を使って行ってコウイカの口を取り出します。ぬめりや臭みが気になるときは、キッチンペーパーなどを使うようにしましょう。まず、コウイカの目玉と目玉の間から頭を切り開きます。コウイカの口と目玉を取り出します。流水でコウイカの汚れとぬめりを洗い流します。

最後に薄皮を剥ぐ

コウイカの捌き方の最後の工程は薄皮の処理です。コウイカの薄皮を剥くときのポイントは、あせらずゆっくりと行うことです。うまくいかないときは、濡れた布巾で補助すると剥きやすいでしょう。もし途中で破れてしまったら、竹ぐしや爪楊枝で引っ掛けるようにして引っ張れる場所を作ると作業しやすくなります。

コウイカの薄皮の剥き方です。まず、コウイカの胴体、側面の4隅に8分目ほどの庖丁目を入れます。切り目を折り曲げて、薄皮の手がかりを見つけます。コウイカの薄皮をつかんだら、ゆっくりと全体的に剥がしていきます。次に、コウイカをひっくり返して腹側の薄皮も剝いていきます。うまくいかないときは、爪楊枝や濡れ布巾などを使いましょう。

コウイカのアニサキスには注意

アニキサスとは魚に寄生している寄生虫で、イカやサバ、さんまなど様々な魚に寄生しています。アニキサスの大きさとは2cmほどで、肉眼でも見つけることができます。アニキサスが体内に取り込まると、腹痛や嘔吐などの症状の出るアニキサス症になります。捌いているときに見つけたら取り除くことと安全な食べ方でアニキサス症を予防することができます。

アニキサスは体の一部が傷つくと死ぬため、コウイカを刺身で食べるときは細切りにしてイカそうめんにします。また、アニキサスは加熱や24時間以上の冷凍によって死ぬため、火を通して食べたり1日以上冷凍すると良いでしょう。

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コウイカのおすすめの食べ方と料理レシピを紹介

お家でコウイカを捌いたら、ぜひ美味しく食べましょう。おすすめの食べ方や料理のレシピを紹介しますので、参考にしてみてください。

旬の新鮮なコウイカの刺身

最初に紹介するおすすめの食べ方は「コウイカの刺身」です。こちらの食べ方は、捌いたコウイカを細切りにして刺身にします。2種類の食べ方ができるレシピになっており、おろし大根とおろし生姜で食べる刺身と、わさび醤油で食べる刺身が楽しめます。イカの刺身には臭みはほとんどありませんが、おろし生姜がイカの臭み消しになります。2種類の食べ方とも、食べるときに醤油をかけて食べます。

コウイカの切り方のポイントは、イカには胴の縦向きに対して横方向に筋肉の繊維が走っているので、これを断ち切るようにして切ることです。繊維を断ち切るように切ることで旨みが感じられるようになり、食感も柔らかくなります。イカのぬめりが気になるというときは、キッチンペーパーなどでぬめりをとりながら行うと良いでしょう。

  • 捌いたイカ
  • おろし大根 適量
  • おろし生姜 適量
  • 醤油 適量
  • 大葉 適量
  • 刻み海苔 適量

  1. 冷蔵庫からイカを出し、まな板の上に縦向きに置きます。横3等分に切ります。
  2. 3分の1にしたイカを縦に2mmに細切りにします。勢いよく切るようにすると、イカが包丁に付かずそろったままの状態にできます。
  3. 切ったイカ半分は小鉢に入れておろし大根とおろし生姜を添えます。
  4. 残り半分は、そのまま大葉を敷いたお皿に盛りつけ、刺身にします。わさびを添え、刻み海苔をのせたら出来上がりです。

バターの香るコウイカバター焼き

続いて紹介するおすすめ料理レシピは、「コウイカのバター焼き」です。こちらのレシピは、食べやすい大きさに切ったイカをフライパンでバター焼きにする簡単レシピです。お店で食べるようなイカの料理に仕上がり、お酒のおつまみにもぴったりです。

  • イカ 1杯
  • バター1個
  • 塩コショウ 適量

  1. イカを捌きます。
  2. 捌いたイカを食べやすいサイズに切ります。
  3. フライパンにバターとイカを入れ、塩コショウをして焼いたら出来上がりです。

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安心して美味しくコウイカを食べよう!

コウイカ

今回は、コウイカの選び方や捌き方とはどのように行うのかについて紹介しました。コウイカは冬から春にかけて旬を迎えます。コウイカの捌き方は、ぬめりや臭みはありますが、内臓の取り方など慣れれば簡単に行えるようになります。ぜひ、お家でコウイカを捌いておすすめ料理で美味しく食べてみてください。

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