ヨーグルトメーカーで甘酒ができるおすすめ機種は?米麹だけの作り方も

ヨーグルトメーカーが人気です。発酵食品を自宅で作る方が増えてきました。その理由は、ヨーグルトメーカーで色々な発酵食品を手軽に作れることが理由のひとつでしょう。ここでは、甘酒も作れるおすすめのヨーグルトメーカーを、牛乳パック型、専用容器型とそれぞれタイプ別にヨーグルトメーカーを紹介しています。甘酒の歴史から、米麹甘酒と酒粕甘酒の違いやそれぞれの甘酒のおすすめの摂り入れ方、他にも米麹だけで作る甘酒の作り方や自家製甘酒を使った簡単スイーツまで栄養満点の甘酒の魅力満載で紹介していきます。

ヨーグルトメーカーで甘酒ができるおすすめ機種は?米麹だけの作り方ものイメージ

目次

  1. 1おすすめのヨーグルトメーカーで甘酒を作ろう
  2. 2甘酒の歴史
  3. 3甘酒の種類
  4. 4甘酒の栄養
  5. 5甘酒は1日200ミリリットルがおすすめ!
  6. 6ヨーグルトメーカーとは
  7. 7ヨーグルトメーカーおすすめの選び方
  8. 8おすすめのヨーグルトメーカー牛乳パックタイプ
  9. 9おすすめのヨーグルトメーカー専用容器タイプ
  10. 10ヨーグルトメーカーを使ったおすすめの甘酒の作り方
  11. 11ヨーグルトメーカーに米麹だけ!おすすめの甘酒の作り方
  12. 12ヨーグルトメーカーで甘酒作りを楽しんでみよう

おすすめのヨーグルトメーカーで甘酒を作ろう

あなたは、甘酒を飲んだことがありますか?甘酒が栄養満点な飲み物だということを知っていますか?そして、甘酒をヨーグルトメーカーで作ることが出来るのをご存じでしたか?甘酒は、炊飯器やヨーグルトメーカーを使って作ることが出来ます。特にヨーグルトメーカーを使って作る甘酒は、温度管理とタイマー機能を使って、失敗なく簡単に美味しい甘酒を作ることが出来る、ヨーグルトメーカーはおすすめの機械です。

ヨーグルトメーカーを使って作った自家製の甘酒には、市販のものとは比べものにならない栄養が、バランスよく含まれています。また、自分で作った手作りの甘酒の美味しさは格別なものです。あなたもヨーグルトメーカーを使って安心安全、栄養満点の甘酒作りに挑戦してみませんか?

甘酒の歴史

甘酒の歴史は、古墳時代にまで遡ります。日本書紀に記述のある、天甜酒(あまのたむざけ)が、甘酒の起源とされています。この天甜酒は、水に浸した米を、唾液に含まれる多くの消化酵素を利用して、口に含んで作られていたといわれています。平安時代には、甘酒は夏の飲み物として、貴族の間で親しまれた飲み物でした。室町時代に入ると、お酒を飲む習慣が一般に浸透し始めます。

そして、江戸時代になると、行商が盛んになり、甘酒売りも登場し始めます。当時は、夏の死亡率が1年中で一番高く、夏バテ予防、疲労回復の飲み物として甘酒が庶民の間でも親しまれていました。このころの夏の風物詩として、裕福な人々は鰻、庶民は甘酒が定番だったようです。その江戸時代の名残りから、現在でも甘酒は、俳句の夏の季語のひとつとして残っています。

甘酒は「飲む点滴」?

「飲む点滴」といわれいる甘酒ですが、どうしてそのようにいわれるようになったのでしょうか?江戸時代の夏バテ予防や疲労回復でも重宝された甘酒ですが、ここ数年、飲む点滴といわれるようになった甘酒、その理由は、元気がない時など、病院で打って貰う栄養点滴、その多くは、ブドウ糖溶液、ビタミン溶液、そしてアミノ酸溶液でできています。

その成分は甘酒に含まれる成分とほぼ同じ、甘酒も、ブドウ糖、ビタミン類、アミノ酸から出来ています。甘酒は、栄養豊富な飲み物、まさに「飲む点滴」だったのです。

甘酒の種類

甘酒には、米と麹が原料の甘酒と、酒粕が原料の甘酒の2種類あります。違いは、原料が違うほかにも、米麹から作られる甘酒は、発酵させて作る発酵食品である点、酒粕から作る甘酒は、酒粕をお水やお湯に溶いて作るというところにも違いがあります。

また、米麹の甘酒は、発酵の過程で甘みが生まれるので甘味は必要ありませんが、酒粕の甘酒は、甘味がないので、一般的に砂糖などの甘味料で味を足して飲まれています。さらに、おろししょうがを混ぜて飲むのが酒粕甘酒の一般的な飲み方です。

アルコールについても、米麹の甘酒には、アルコール分は含まれていませんが、酒粕は、日本酒を作る際に出来るしぼりかすですので、アルコールが含まれています。このように、同じ甘酒でも、原料によって大きな違いがあります。

米麹と酒粕の違いをまとめると、①材料となる原料が違う。②飲み方、作り方の違い。③アルコールの含有量の違い。などの違いがあります。

甘酒の栄養


では、酒粕の甘酒と米麹の甘酒、それぞれ栄養的には、どんな違いがあるのか見てみましょう。下の表は、可食部100グラム当たりの栄養素の量です。

タンパク質、葉酸、食物繊維の量は、酒粕の甘酒が米麹の甘酒に比べて多く含んでいるのが分かります。一方、米麹の甘酒は、酒粕に比べてビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいるのが分かります。それぞれに効果が違いますので、効果的な飲み方をするのがおすすめです。

「米麹」の甘酒と「酒粕」の甘酒の効果的な飲み方

米麹から作った甘酒と酒粕から作った甘酒、それぞれ栄養豊富な健康的な飲み物です。この2つの甘酒を効果的に効率よく飲むことが出来たら、かなりの甘酒上級者です。2種類の甘酒の良さを知って、甘酒上級者を目指しましょう。

ダイエットに効果的なのは米麹?酒粕?

ダイエットに効果的なのは、砂糖などを足さなくても飲める米麹の甘酒。ビタミンやミネラルなど栄養素もバランス良く含んでいるので、満足感もあり、ダイエットにおすすめの飲み物です。ただし、飲み過ぎはよくありません。1日200ミリリットルを目安に摂取するようにしましょう。一度にではなく、こまめに摂るのが良い方法です。

便秘改善に効果的なのは米麹?酒粕?

便秘改善に効果的なのは、酒粕の甘酒です。米麹甘酒より多く含まれている食物繊維と、もうひとつ注目したいのが、酒粕に含まれているレジスタントプロテイン(タンパク質の一種)です。このレジスタントプロテインは、食物繊維と似た働きをするタンパク質です。酒粕に含まれている食物繊維とレジスタントプロテインのダブル効果で、便秘改善が期待できます。

アンチエイジングに効果的なのは米麹?酒粕?

アンチエイジングに効果的なのは、米麹の甘酒です。その理由は、米麹甘酒に含まれている抗酸化物質の強さにあります。酒粕も、抗酸化物質を含んでいますが、米麹甘酒に含まれているエルゴチオネインという抗酸化物質は、抗酸化物質の中でも最も優れた抗酸化物質といわれています。アンチエイジング効果を期待するなら、米麹の甘酒を是非飲んでみてください。

美肌に効果的なのは米麹?酒粕?

美肌に効果的なのは、どちらの甘酒もおすすめします。甘酒自体に含まれているコウジ酸に美白効果がありますので、米麹でも酒粕でも好みの方で美肌効果を実感してください。

甘酒は1日200ミリリットルがおすすめ!

甘酒の1日の摂取量は、だいたい200ミリリットルを目安にしましょう。その理由は、甘酒には、ブドウ糖など血糖値を上げる働きがあるので、摂りすぎると糖尿病などの危険性が高くなります。また、カロリーも100グラム当たり約81キロカロリーと高めです。せっかくの甘酒の効果・効能が飲み過ぎることによって台無しにならないように、1日200ミリリットルを忘れないようにしましょう。

甘酒のおすすめの飲み方

1日200ミリリットルを摂るおすすめの飲み方を紹介します。おちょこ一杯の甘酒を1日朝、昼、晩と3回に分けて摂る方法です。または、朝と夜、2回に分けて摂る。この方法だと、まず200ミリリットルを越える量にはなりませんので、安全でおすすめの飲み方です。朝に甘酒を摂る時の量にも、起きがけにあまり多くの量を摂ってしまうと血糖値が急激に上がって危険です。朝は特におちょこ1杯の量をゆっくりと飲むようにしましょう。

甘酒には、安眠効果やリラックス効果、疲労回復やストレス改善効果もあるので、夜に摂ると効果が出やすく、分かりやすくいでしょう。ただ、糖分の多い甘酒、消化にエネルギーを摂られてはせっかくの効果もなくなってしまいます。上限は100ミリリットル、理想はおちょこ一杯の量を目安にしましょう。

ヨーグルトメーカーとは

ヨーグルトメーカーとは、その名前の通り、ヨーグルトを作る機械のことです。発酵食品が人気の昨今、お家でヨーグルトメーカーを使って、自家製のヨーグルトを作る方が増えています。

このヨーグルトメーカー、ヨーグルトを作るだけの機械ではないんです。ヨーグルトメーカーは他にも、いろいろな発酵食品を作ることが出来ます。例えば、今回紹介している甘酒、納豆、味噌など幅広く自家製の発酵食品をヨーグルトメーカーを使って作ることができます。

ヨーグルトメーカーおすすめの選び方

ヨーグルトメーカーは、牛乳パック型と専用の容器型の2つのタイプがあります。ヨーグルトメーカーで何を作りたいかによって、選び方が変わってきます。ヨーグルトメーカーの機種によって、それぞれ細かな違いがありますので、自分の用途に合ったヨーグルトメーカーかどうか、しっかりチェックして購入するようにしましょう。

甘酒を作る場合のヨーグルトメーカーの選び方のポイントは、そのヨーグルトメーカーは60℃、もしくはそれ以上の温度設定ができるものか、タイマー機能は付いているものか。あと、甘酒以外にもいろいろな作り方(レシピ)が付いていると、他の発酵食品も作れたり、アレンジが出来たり幅が拡がりますので、細かな作り方がついているものを探してみてください。

大切なポイントをもうひとつ。ヨーグルトメーカー購入前に、ヨーグルトメーカーの置き場所をどこにするかを決めておくことも大切な準備のひとつです。日常で使うものは、出し入れする必要のない、使い勝手の良い定位置の場所を作ることが、日々快適に作り続けることができるかを左右します。

おすすめのヨーグルトメーカー牛乳パックタイプ

ここで紹介するヨーグルトメーカーは、すべて甘酒作りに対応している60℃以上の温度設定対応、タイマー機能搭載の機種です。ヨーグルトメーカーの価格については、店舗によって価格変動があります、参考価格として紹介しています。ご了承ください。

牛乳パックタイプのヨーグルトメーカーおすすめ①アイリスオーヤマヨーグルトメーカープレミアム

まずは、アイリスオーヤマのヨーグルトメーカープレミアムです。こちらのヨーグルトメーカーは、温度設定も25℃~65℃、タイマー機能は、1~48時間まで対応しています。作り方も、レシピブックのほかに、アイリスオーヤマヨーグルトメーカープレミアムのHPで失敗しない作り方やアレンジレシピなどヨーグルトメーカーの使い方を分かりやすく紹介しています。アイリスオーヤマヨーグルトメーカープレミアムは、\3,190(税込)です。

牛乳パックタイプのヨーグルトメーカーおすすめ②i-WANOヨーグルトメーカー

i-WANOヨーグルトメーカーは、製菓衛生師監修のヨーグルトメーカーです、このヨーグルトメーカーで可能な温度設定は、20℃~70℃、タイマー機能は、30分、1~99時間まで対応しています。製菓衛生師監修のレシピもついています。使いやすいと評判のヨーグルトメーカーです。i-WANOヨーグルトメーカーは、\3,778(税込)です。

牛乳パックタイプのヨーグルトメーカーおすすめ③ビタントニオヨーグルトメーカー

ビタントニオのヨーグルトメーカーは、温度設定は、25℃~70℃、タイマー機能は、30分、1~99時間まで対応しています。オリジナルレシピブックも31種類の作り方が掲載されています。このヨーグルトメーカーは、シンプルなデザインでインテリアにもなりそうなおしゃれさも人気の理由のひとつです。ビタントニオヨーグルトメーカーは、\5,180(税込)です。

おすすめのヨーグルトメーカー専用容器タイプ

ヨーグルトメーカーで色々な発酵食品を作りたいという方には、専用の容器タイプのヨーグルトメーカーをおすすめします。おすすめ①のTANICAのヨーグルトメーカーは、ヨーグルトメーカーといえばTANICAというくらい有名な老舗のヨーグルトメーカーです。おすすめ②のヨーグルトメーカーは、本格的な機能がついたチーズも作れる最新のヨーグルトメーカーです。

専用容器タイプのヨーグルトメーカーおすすめ①TANICA(タニカ)ヨーグルティア

TANICA(タニカ)ヨーグルティアのヨーグルトメーカーは、温度設定25℃~70℃、タイマー機能は、30分、1~48時間まで対応しています。専用容器タイプのヨーグルトメーカーの中でも、一番人気の商品です。もちろん、レシピ集もついていて、作り方も丁寧に解説されています。タニカヨーグルティアは、\10,800(税込)です。

専用容器タイプのヨーグルトメーカーおすすめ②クビンスヨーグルト&チーズメーカー

クビンスのヨーグルト&リーズメーカーのヨーグルトメーカーは、温度設定20℃~65℃、タイマー機能は、1~99時間まで対応しています。今、大注目のヨーグルトメーカーです

このヨーグルト&チーズメーカー、その名の通り、チーズも作れます。レシピも54掲載されていて、色んなものを作りたくなってしまうこと間違いなしのヨーグルトメーカーです。作り方も分かりやすく見やすい冊子です。クビンスヨーグルト&チーズメーカーは、\9,923(税込)です。

ヨーグルトメーカーを使ったおすすめの甘酒の作り方

ここでは、ヨーグルトメーカーを使った甘酒の作り方を紹介していきます。必要な道具は、ヨーグルトメーカー、ボウル、しゃもじ、温度計です。材料は、炊きたてのご飯(出来ればうるち米)一合、約150グラム、水300ミリリットル、米麹(生麹または乾燥麹)100グラムです。

①ボウルに、炊いたご飯150グラムに水300ミリリットルを入れ、しゃもじなどを使ってよく混ぜ、温度が60℃に下がるまで待ちます。温度が60℃以上だと麹菌が死んでしまいますので、必ず60℃以下になったことを温度計で確かめて、次の行程に進みましょう。この時、ご飯もダマがないようにしっかり混ぜ合わせておきます。

②温度が60℃になったら、麹を加えて、ここでもよく混ぜ合わせます。乾燥麹を使う場合には、あらかじめ手でバラしてほぐしておきましょう。③②をヨーグルトメーカーにセットし、60℃温度に設定、6時間タイマーで、後は出来上がりを待つだけです。

甘酒アレンジレシピ

ここでは、手作りの甘酒にアレンジを加えた、簡単甘酒スイーツの作り方を4品紹介します。どれも、簡単でヘルシーなスイーツですので、ダイエットをしている方にもおすすめのスイーツです。

甘酒ラッシー

甘酒ラッシーの作り方は、とても簡単。材料は、甘酒200ミリリットル、水切りヨーグルト150グラムです。作り方は、水切りしたヨーグルトに甘酒を少しずつ加えて、泡立て器で滑らかになるように混ぜ合わせたら、グラスに注いで出来上がりです。

甘酒と桃のシャーベット

作りやすい分量の材料は。甘酒300ミリリットル、桃1個です。作り方は、①桃は実を取り出して半分はざく切りにする。もう半分は甘酒と一緒にミキサーかブレンダーにかける。②①をバットにあけ、冷凍庫で凍らせる。2~3時間毎にシャーベット状になるまでかき混ぜる。

豆腐甘酒アイス

豆腐甘酒アイスの材料は2人分で、絹ごし豆腐1/2丁(約150グラム)、甘酒100ミリリットル、きな粉適量、黒蜜適量です。作り方は、①豆腐1/2丁と甘酒100ミリリットルをミキサーに入れて混ぜ合わせ、ジップロックの袋に入れて冷凍庫で凍らせる。②2時間くらい経ったら、一旦取り出し、袋の上からよくもみほぐし、再度凍らせる。好みの固さになったら出来上がり。③好みできな粉や黒蜜をかける。

超簡単!全粒粉と甘酒のクッキー

全粒粉と甘酒のクッキーの材料は20枚分で、全粒粉100グラム、塩小さじ1/4、オリーブオイル30グラム、甘酒50グラム~、ナッツ類適量です。作り方は、①全粒粉と塩をふるいにかける。②①にオリーブオイルを加え、軽く混ぜて甘酒を加える。甘酒の量は、生地がまとまるくらいの量が目安です。③生地を好みの形に形成し、フォークで軽く穴をあける。④170℃のオーブンで15分~20分焼いて完成。

甘酒きなこもち

甘酒きなこもちの材料は1人分で、甘酒200ミリリットル、片栗粉大さじ2、きなこ適量、黒蜜適量です。作り方は、鍋に甘酒と片栗粉を入れ、泡立て器で常にかき混ぜながら弱火で火にかける。②とろみがついてきたら、さらに混ぜ、もちのような固さになったら火からおろし、バットなどに移す。③粗熱が取れたら、30分~1時間、冷蔵庫で冷やす。

ヨーグルトメーカーに米麹だけ!おすすめの甘酒の作り方

必要な道具は、ヨーグルトメーカー、ボウル、しゃもじ、温度計です。材料は、米麹(生麹もしくは乾燥麹)二合、約300グラム、水300ミリリットルです。

①麹に60℃のお湯300ミリリットルを入れて混ぜ合わせる。この時、乾燥麹を使う場合は、あらかじめ手でばらしておく。②ヨーグルトメーカーに入れ、60℃に温度設定し、タイマーを6時間にセットし、後は出来上がりを待つだけです。

甘酒作りも、ヨーグルトメーカーを使うと簡単に出来てしまいます。ヨーグルトメーカーを使ってオリジナルの甘酒にチャレンジしてみるのも楽しさが拡がります。ヨーグルトメーカーで健康ライフ始めましょう。

甘酒の保存方法

手作りの甘酒は、酵母が生きているので保存期間は、市販のものより短くなります。市販のものは、火入れ(60℃以上加熱する)をして菌を死滅させています。冷蔵庫での保存の場合は、5~7日間程度、冷凍庫での場合は、3か月程度の保存が可能です。

米麹とは

米麹とは、蒸した米にカビの一種が生えたものです。このカビを麹菌といい、麹菌を繁殖させたものが麹です。麹菌は、日本の気候風土で育つ、日本特有の菌で、日本の国菌ともいわれている貴重な菌です。麹菌の正式名称は、「ニホンコウジカビ」、世界的には「Aspergillus Oryzae(アスペルギルス・オリゼ)」といいます。

この麹菌なくして、日本の食文化は語れません。米麹は、味噌、甘酒、醤油、みりん、酢、清酒や焼酎など発酵食品を作るのに欠かせない存在です。

米麹のこうじの効能

麹には、ビタミンB群と酵素が豊富に含まれています。ビタミンB群は、美肌、美髪、疲労回復、さらに女性に多いPMS(月経前症候群)の症状軽減や改善に効果があるといわれています。酵素は、腸内環境を整える作用があるので、便秘改善、ダイエット効果が期待できます。

米麹の種類

米麹には、生麹(なまこうじ)と乾燥麹(かんそうこうじ)の2種類あります。生麹は生の状態のままの麹、乾燥麹は、生麹を乾燥させたものです。生麹は、生の麹なので、乾燥麹と比べて麹菌の活性が高く、常温のままにしておくと、どんどん発酵が進みますので、取扱いに注意が必要です。生麹の保存の仕方には、3つあります。冷蔵庫で保存、冷凍庫で保存、塩を混ぜて保存の3種類です。

米麹の選び方

2~3週間以内に使う場合は、冷蔵庫に保存します。それ以上、2~3ヶ月使わない場合には、冷凍庫で保存します。冷凍保存したものは、使う際には、必ず自然解凍で溶かしましょう。3か月以上使う予定がない場合は、塩を混ぜて常温で保存します。塩の量は、麹1に対して3割くらいの量を目安にしてください。これで、4か月くらいは保存可能です。それ以上の場合は、乾燥麹が手軽で便利に使えます。

米麹の「麹」と「糀」の違いは何?

「こうじ」の漢字には、麹と糀がありますが、どんな違いがあるのでしょうか?「麹」の漢字は、米、麦、大豆などで作られた、すべてのこうじを指します。一方、「糀」は、米から作られたこうじのみに使います。現在、「麹」の漢字の方が一般的に使われていますが、お米で作られたこうじを探している時に、「糀」と書いてあると、間違いなくお米で作ったこうじだと判断できて分かりやすいです。

ヨーグルトメーカーで甘酒作りを楽しんでみよう

夏の俳句の季語でもある甘酒は、夏バテ防止に最適な飲み物です。自家製の甘酒は市販の甘酒では摂ることのできない、酵素が豊富に含まれています。甘酒はご存知の通り、発酵食品ですので、生のままだとどんどん発酵が進んでしまうため、市販の甘酒は、火入れ(加熱処理)されています。

酵素は熱に弱いので、甘酒の栄養をすべて摂り入れるには、火入れする必要がない、ヨーグルトメーカーを使って、自宅で手作りした甘酒がおすすめです。この猛暑を乗り切る飲み物として、酵素たっぷりで美容やダイエットにも効果のある自家製の甘酒作りを始めてみませんか?

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