フルーツビネガーの作り方！美肌効果で人気・おすすめレシピと保存方法も紹介

フルーツビネガーは名前のとおり、お酢(ビネガー)にフルーツを漬け込んだドリンクです。健康や美容に効果の高いお酢は、独特の酸味やツーンとする風味があることから、体にいいことはわかっていながらも、毎日飲み続けるのは難しいものです。そんな時おすすめなのが、フルーツとお酢を組み合わせて作るフルーツビネガーです。フルーツビネガーはお酢とフルーツと氷砂糖を使って作るので、とても飲みやすいと人気です。

そのままドリンクとして飲んでも美味しいですし、炭酸水や牛乳、豆乳などと割って飲むもよし、ヨーグルトにかけるもよし、サラダや料理などにも応用がきくので、使い勝手も抜群です。市販のものを買ってきてもよいですが、おうちで簡単に作ることができるので、せっかくなら自家製フルーツビネガーを作ってみませんか？今回はおうちで作れる自家製フルーツビネガーの作り方や保存方法、おすすめレシピなどを一挙に紹介します！

フルーツビネガーを作るなんて難しそう、と思われるかもしれませんが、作り方はとても簡単です。基本の作り方さえ覚えれば、いろんなフルーツで作ることができるので、ハマって何種類も作る人もいるそうです。好きなフルーツを使って、自分好みのフルーツビネガーを作っていきましょう。ただし、出来上がるまでに少しだけ日数が必要なのと、長期保存をするために下準備をきちんとすることが大切なので、順に説明していきます。

フルーツビネガーの作り方はシンプルです。用意する材料は好みのフルーツ、氷砂糖、お酢の3つだけです。これらを1：1：1の割合で準備してください。フルーツビネガーは複数のフルーツをミックスするのもおいしくておすすめなのですが、それは後ほど紹介するとして、まずはベーシックな1種類のみのフルーツビネガーの作り方からいってみましょう。ここで使用するのは一年を通して手に入りやすい人気のキウイです。

人気のキウイフルーツビネガーの作り方です。まず作りやすい分量でキウイ200g、氷砂糖200g、酢200gを用意します。フルーツビネガーを保存するのにガラス製の瓶を使用するのですが、こちらは使用前によく洗って、煮沸消毒し、よく乾燥させておいてください。キウイは皮をむいて、3cm幅にカットします。煮沸消毒した瓶に用意した氷砂糖をひとつかみ入れ、その上にキウイ、氷砂糖、キウイ…と交互に入れていきます。

キウイと氷砂糖を交互に入れるのは、そのほうがフルーツのエキスが染み出してフルーツビネガーが早くできるからです。キウイと氷砂糖を交互に入れていったら、最後は氷砂糖で終わらせるようにしてください。そこに、お酢を注ぎ、瓶のフタをしっかりとしめたらフルーツビネガーの準備はOKです。あとは、氷砂糖が溶けるまで時々瓶を振りながら冷暗所で保存し、氷砂糖が完全に溶けたらフルーツビネガーの完成です。

フルーツビネガーに使用するフルーツは基本的にどんなものでも使用できるので、お好みのフルーツで作ってください。おすすめなのは見た目もかわいいいちご。瓶に入れて並べているだけでもかわいいですし、いちごの甘酸っぱさと香りはしあわせなドリンクタイムを演出してくれます。パソコンやスマホで目を酷使している人におすすめなのが、ブルーベリーです。パープルに染まった見た目も美しいフルーツビネガーが完成します。

ビタミンCがたっぷり入ったレモンのフルーツビネガーも人気です。レモンの甘酸っぱさがおいしく、ドリンクにしてもゴクゴク飲めます。美肌効果や美白効果もあるので、美容が気になる女性にぴったりです。ダイエット中の方には、食欲を抑えてくれるグレープフルーツを使ったフルーツビネガーはいかがでしょうか？飲みごたえもあって、グレープフルーツの爽やかな香りが、とても良いと人気です。

便秘が気になる方には、バナナのフルーツビネガーがおすすめです。食物繊維が豊富に含まれていてお腹をスッキリさせてくれる効果のあるバナナを使って、健康的なお通じを目指しましょう。どのフルーツも切って入れるだけですが、バナナは1～2cmにスライスしたあと保存瓶にバナナ、酢、氷砂糖(黒砂糖も可）を入れ、フタをしないで600wの電子レンジで30秒加熱し、あとは通常通り氷が溶けるまで保存して使いましょう。

フルーツビネガーは冷凍フルーツを使って作ることもできます。冷凍フルーツを使うと、わざわざ買いに行かなくても冷凍庫にストックしてある冷凍フルーツですぐに作れますし、生のフルーツを使うと通常1週間程度かかるフルーツビネガーが半日で完成するというメリットもあります。冷凍フルーツは冷凍することでフルーツの組織が壊れているので、時短で作れるんです。作ったらすぐに飲むことが出来るのでおすすめです。

冷凍フルーツを使ったフルーツビネガーの作り方は、基本の作り方と同様です。冷凍フルーツ、氷砂糖、お酢を1：1：1の割合で揃えます。冷凍フルーツはいちご、ベリー、桃、ブルーベリー、マンゴーなどなんでも大丈夫です。最近はスーパーやコンビニでも売られているので手に入りやすいですし、食べきれなかったフルーツを冷凍しておいてもよいでしょう。洗って水気を切ったものをジップロックなどに入れて冷凍してください。

煮沸消毒した保存瓶に氷砂糖、冷凍フルーツ、氷砂糖の順番に入れていき、最後は氷砂糖で終わらせます。あとは、ときどき瓶を振りながら冷暗所で保存し、氷砂糖が完全に溶けたら出来上がりです。冷凍フルーツは最近人気があるので、いろんな種類で作ってみるのもいいですね。冷凍フルーツを使うと、材料を切る手間なども省けますし、思い立ったらすぐに作れて出来上がるので、時間のない方にもおすすめです。

フルーツビネガーを作るときに使うフルーツは１種類だけではなく、複数のフルーツを組み合わせて作るのもおすすめです。フルーツの組み合わせで、また新たなおいしさが発見できるかもしれません。作り方は基本と同様フルーツ、氷砂糖、お酢を1：1：1の割合で揃えます。例えば2種類のフルーツを使用する場合、1つを100g、もう１つのフルーツを100g、あとは氷砂糖200g、お酢200gを用意するだけなので簡単です。

2種類のフルーツミックス、りんごとグレープフルーツをミックスしたフルーツビネガーはいかがでしょうか？フルーティーな甘味と爽やかな香りが楽しめます。真夏の暑い日にピッタリなのは、パインとレモンを掛け合わせたフルーツビネガーです。ベリー好きな方には、ブルーベリーといちごのミックスフルーツビネガーがおすすめです。さらにここにラズベリーやブラックベリーなどをプラスしてベリー尽くしにするのもいいですね。
 

キウイとパイナップルを掛け合わせたフルーツビネガーも人気です。酸味と甘味のバランスがちょうど良く、小さな子供にも飲みやすいと人気です。ちょっと大人のフルーツビネガーはライムとミントのフルーツビネガーです。爽やかなライムとミントの香りで、気分転換したいときや疲れている時に飲むとシャキっとします。また、フルーツと野菜のミックスでパイナップルとトマトを組み合わせたフルーツビネガーもおすすめです。

お酢は基本どんなものを使っても問題ありません。最初はリーズナブルでアレンジの効く穀物酢で作ってみると良いでしょう。レモンやオレンジなどの酸味のある柑橘類には米酢を使うと甘味があってまろやかに仕上がります。いちごやりんごなどのフルーツには香りのよいりんご酢を使うと飲みやすくなります。ダイエット効果を狙いたい方は、アミノ酸が豊富な黒酢を使うとダイエット効果がアップするのでおすすめです。

砂糖は氷砂糖を使うのがおすすめです。氷砂糖は糖度が高くてフルーツが腐りにくいので、フルーツビネガー初心者にも使いやすいためです。フルーツビネガー作りに慣れてきたら、コクを出すため上白糖や三温糖を、いちごなどのベリー系を使うときは砂糖が溶けやすくクセのないグラニュー糖を使っても良いでしょう。また、りんごやレモンにははちみつが、バナナには黒糖が合うので、フルーツに合わせてアレンジしても良いですね。

フルーツビネガーはおいしいだけでなく、女性とってうれしい美容効果が満載です。そのひとつが肌の新陳代謝ターンオーバーの促進です。肌を作っているのはタンパク質ですが、その元になるのがアミノ酸です。アミノ酸はお酢に豊富に含まれていて、健康で丈夫な肌を作ってくれるのです。さらにアミノ酸には新陳代謝を促す働きがあり、加齢や肌トラブルで遅れがちになるターンオーバーを正常に導いてくれます。

ターンオーバーが正常になると、ゴワつきやざらつきのないやわらかな肌になったり、くすみのない透明感の肌になったりといいことづくめです。また、毛穴の開きや黒ずみの改善、シミを薄くしたり、シミの予防、ニキビの予防、改善効果、シワやたるみの予防効果などたくさんのメリットがあります。

肌のハリや弾力を支えているコラーゲンは、タンパク質とビタミンCから作られています。タンパク質の元になるアミノ酸を豊富に含むお酢は、アミノ酸を豊富に含んでいるだけでなく、ビタミンCの吸収を助けることで、体の内側からコラーゲンの生成を促してくます。コラーゲンたっぷりの肌を作るには、タンパク質とビタミンCの同時摂取が有効です。その両方が含まれているフルーツビネガーはコラーゲン生成にぴったりなのです。

フルーツビネガーは正常なターンオーバーを促してくすみのない透明感のある肌を作ってくれたり、コラーゲンの生成を促してプルプルの肌に導いてくれるだけでなく、アンチエイジン効果も期待できます。お酢やフルーツには高い抗酸化作用があるため、細胞の参加を予防して、老化を防ぐアンチエイジング効果が期待できるのです。気になる乾燥、シワ、たるみなど加齢による肌の変化を食い止めてくれるため、積極的に飲みたいですね。

おいしくて、作りやすくて、女性に嬉しい美容効果が満載のフルーツビネガー。たくさん作っても飲みきれなくて余らせるかも？と心配される方もいるかもしれませんが、大丈夫です！フルーツビネガーはドリンクで飲むのはもちろん、スイーツにしたり、料理に活用したりと、アレンジのバリエーションがたくさんあります。フルーツビネガーを使った人気のおすすめレシピを紹介します。あっという間に一瓶なくなるかもしれません！

疲労回復効果のあるフルーツビネガーを使って、人気の飲みやすいフルーツスカッシュを作ってみましょう。脂肪燃焼効果も期待できるので、疲れ知らずでおいしくダイエットができます。用意する材料フルーツビネガー50mlと炭酸水50mlです。つくり方はこの二つを1：1の割合で割ったら完成です。夏の暑い日や気分転換したいときに、ゴクゴク飲むと爽快感があってリフレッシュします。お好みのフルーツビネガーでどうぞ。

フルーツビネガーを使用したゼリーはいかがでしょうか？フルーティーな味わいと、程よい酸味が感じられるゼリーです。子供にも大人気です。材料は2人分でフルーツビネガー20ml、砂糖大さじ2、水200ml、粉ゼラチン小さじ2、水40mlです。作り方は、フルーツビネガー、砂糖、水を良く混ぜ、砂糖を溶かしておきます。耐熱容器に水40mlを入れ、粉ゼラチンを混ぜながら加え、粉ゼラチンがふやけるまで置いておきます。

粉ゼラチンがふやけたら電子レンジで加熱し、沸騰直前に取り出してよく混ぜます。粉ゼラチンが溶けきるまで、電子レンジで加熱、混ぜるを繰り返してください。フルーツビネガーにゼラチンを加え、泡立てないようにそっと混ぜます。容器に入れて、冷蔵庫で冷やし固めればできあがりです。フルーツビネガーに使ったフルーツを小さく刻んで、ゼリーの上に乗せても美味しくいただけますし、見た目も華やかになっておすすめです。

 

カラフルなフルーツをたっぷり使った、彩り豊かなフルーツポンチのレシピです。パーティなどに出すと人気が出そうです。さっぱりとした味わいなので、夏の暑い日のおやつにもぴったり。材料は2人分で、フルーツビネガー大さじ2、グレープフルーツ1/4個、オレンジ1/4個、キウイ1/2個、カットパイン4個、ブルーベリー10粒、水150mlミント適量です。

作り方は、グレープフルーツ、オレンジは房取りします。キウイは皮をむいて5mm幅の半月切りにします。フルーツビネガーを水で割ります。深めのお皿に、房取りしたグレープフルーツ、オレンジ、カットパイン、ブルーベリーを入れて水で割ったフルーツビネガーを注ぎ、お好みでミントを飾れば完成です。とても簡単にできるのに、見た目がカラフルで華やか！お好みで水は炭酸水やサイダーで代用もできます。

フルーツビネガーを使うとサラダドレッシングもあっという間に完成します。材料はフルーツビネガー60ml、サラダ油20ml、塩小さじ1/2、ブラックペッパー少々です。作り方は、全ての材料を混ぜ合わせるだけです。お好みでにんにくやマスタードなどのスパイスや、トマトや玉ねぎのみじん切りなどを加えてもいいですね。使うフルーツビネガーはりんごやグレープフルーツなどさっぱりしたさわやかなものがおすすめです。

フルーツビネガーを使用すると手間がかかりそうなBBQソースもあっという間に完成します。フルーツの甘みとが効いた甘酸っぱいBBQソースは大人も子供も大好きな味なので、アウトドアに持っていくと人気が出ること間違いなしです！酢の効果でお肉も柔らかくなるのでおすすめです。そのままお肉に漬け込むか、上に塗っったり、つけだれとして使ってください。

材料は80ml分で、フルーツビネガー大さじ1、ウスターソース大さじ1、ケチャップ大さじ1、水大さじ1、玉ねぎ1/4個、おろしにんにく0.5cm、ブラックペッパー少々です。作り方は、たまねぎをすりおろし、軽く水分を絞ります。すりおろした玉ねぎと全ての調味料を合わせて、よく混ぜればできあがりです。使用するフルーツビネガーはりんごのフルーツビネガーがおすすめです。

フルーツビネガーを作る時は、しっかりとフタが閉まるガラス瓶がおすすめです。プラスチック容器でも作れないわけではありません、長期保存するフルーツビネガーは使用前に熱湯消毒したほうが保存面でも安心なため、加熱しても問題のないガラス瓶の方が適しています。作りたいフルーツビネガーに合わせた大きさの瓶を用意しましょう。漬けた果物と作った日を書いて瓶に貼っておくと、飲み頃もわかりやすくなっておすすめです。

フルーツビネガーは長期保存するため、作る前にきちんと瓶の消毒をしておきましょう。消毒ができていないと、雑菌が付着して腐りやすくなってしまいます。消毒は手軽に、確実にできる煮沸消毒がおすすめです。熱湯消毒のやり方は、大きめの鍋の中によく洗った瓶とフタを入れ、たっぷりとかぶるくらいの水を入れたら沸騰するまで加熱します。瓶とフタをトングで取り出して水気をよく切ります。

ふきんを広げた清潔な網の上に瓶とフタを乗せ、さかさまにして乾燥させます。大きめの瓶の場合は熱湯を直接瓶の中に入れて、10分ほど置いたあとお湯を捨て、同様にさかさまにして乾燥させます。しっかり水分が乾燥したらOKです。あとは、フルーツと氷砂糖を入れてフルーツビネガーを作ってください。熱湯消毒しておくと、雑菌などの繁殖を防ぐ効果があるので、長期間保存しても安心です。

また、気をつけたいことが、フルーツビネガーを取り出すときに使う道具です。口につけたスプーンや水分などがついたスプーンなどをフルーツビネガーの瓶に入れると痛みが早くなったり、カビの原因になってしまいます。雑菌などが入らないように、フルーツビネガーを取り出すときは清潔なスプーンを使うように心がけてください。清潔な状態であれば長期保存できるので、必ず注意してください。

フルーツビネガーに使用するお酢は単体だと腐ることがないのですが、フルーツを漬けているため早めに使いきる方が安心です。秋や冬などの涼しい季節は冷暗所で保存しても大丈夫ですが、春や夏などの気温が上がる季節は冷蔵庫で保存したほうがよいでしょう。冷蔵庫で保存する場合は、冷たい温度だと砂糖が溶けないため、砂糖が溶けきってフルーツビネガーが出来上がったあとに冷蔵庫に移して保存してください。

おいしいのはもちろん、健康にも美容にも嬉しい効果がいっぱいで人気のフルーツビネガー。材料も作り方もシンプルなので、おうちでも簡単に作れることがお分かりいただけたと思います。お好みのフルーツを使って、自分好みのフルーツビネガーを仕込みましょう。色とりどりのフルーツビネガーがキッチンに並んでいるだけで、とてもおしゃれですよ。

フルーツビネガーを使った人気のスイーツや料理のレシピも紹介しました。ドリンクとして飲むだけではなくアレンジができるので、毎日気軽にフルーツビネガーを摂取できますね。フルーツビネガーを作るために使ったフルーツはそのまま食べてもいいですし、刻んでヨーグルトに混ぜたり、アイスに使ったりと再利用も可能です。みなさんも手作りの自家製フルーツビネガーを作って、健康的な毎日を過ごしましょう！