果実酢の作り方!健康や美肌に効果・おすすめフルーツ酢の飲み方も紹介
果実酢は最近若い女性の間でかなり流行っているようですが、果実酢は健康増進や美肌にもよいと言われています。そんな果実酢は、作り方を知り自分好みのものを作って食生活に取り入れたいものですが、使用する果物やその他の食材によってもその味や効果は異なるようです。今回は、何かと話題でぜひ一度試してみたい果実酢に期待できる効果からその作り方やおすすめの飲み方まで、詳しく掘り下げていきましょう。
果実酢の効果がすごい!
果実酢は、さまざまな種類がある上に飲みやすく美味しいために果実酢を活用したダイエットなどに取り組む人も増えているようです。そんな果実酢はダイエットや美肌、便秘解消などにも役立つとされていますが、身体に対して具体的にどのような作用・効果をもたらすのでしょうか?また、その作り方や飲み方はどうなっているでしょうか?
最近では市販の果実酢もかなり多くの種類が増えているようですが、自家製の果実酢を自分で簡単に作ることも可能となっています。そのため、その効果と作り方を知って、ぜひ健康のために果実酢をうまく活用したいものです。果実酢はその内容によっても作用・効果が変わるとされていますから、ぜひ効果的な果実酢を作って楽しみましょう。
果実酢とは
果実酢は最近市販品もかなり増えてきましたが、独自の作り方で自家製果実酢を作り、さまざまな飲み物や料理にアレンジして楽しむ人も少なくありません。そんな果実酢とはそもそもどのようなものかというと、文字通り果実が含まれた酢であり、現在ではリンゴ酢やブドウ酢など特定の果実が含まれたものからミックスされたものまであります。
そんな果実酢は厳密には、1Lの酢に対して300g以上の果汁が含まれているものを指すと言われており、果実酢を作る上では果実の割合を一定以上に高めないといけないようです。そんな果実酢は英語でフルーツビネガーと呼ばれることもありますが、リンゴ酢などの定番のものだけでなくハーブなども含めた新感覚のものまで登場しています。
そんな果実酢は、普通の酢に比べてそのままでも飲みやすい上に、酢だけでなく果実由来のさまざまな効果・効能も期待できるという特徴があります。果実酢はスイーツ作りや料理の隠し味に使うという人も多いのですが、健康増進のためにそのまま飲む習慣を続けているという人もいますから、ぜひさまざまな形で活用していきたいものです。
そんな果実酢を自分で作るときには適切な作り方をマスターしたいですが、使用する酢や砂糖、果物によってもその味わいは変わるものです。そのためさまざまなレシピを試してみるのがおすすめですが、健康増進・健康維持のために果実酢を飲むのであれば、どのような効果をどのような飲み方で得られるのかもしっかりおさえておきましょう。
果実酢の効果
果実酢には実に色々な作り方・飲み方がありますが、人それぞれ果実酢を食生活に取り入れる理由は異なるようです。そんな果実酢には酢と果実が組み合わせられていることで実にいろいろな効果が期待できそうですが、その効果とはどのようなものでしょうか?果実酢を飲むことで期待できる効果・効能を具体的にチェックしてみましょう。
便秘解消効果
果実酢にはその作り方・飲み方を工夫すればさまざまな作用・効果が期待できそうですが、果実酢の気になる効果の中でもまず特筆すべきものとして挙げられるのが、便秘解消効果です。健康上のトラブルの中でも便秘というのは多くの人を悩ませているものですが、酢には整腸作用や代謝向上作用などが期待でき、便秘解消につながりそうです。
酢には胃酸分泌を促進するという作用があることが確認されており、それによって胃や腸などが刺激されることで蠕動運動が活発になると言われています。また、酢には腸内の悪玉菌の数を減らす作用があるとも言われており、悪玉菌の数が減って善玉菌の数が増えていることで腸の働きが正常化し、それによって便通も改善されるかもしれません。
果実酢は通常の酢よりも日常的に飲みやすく、便秘改善の効果をより気軽に得られる可能性が高いと言えるでしょう。腸内で酢は炭酸ガスを発生させて腸の働きを活発化させると言われており、酢を定期的に摂取することで滞っていた便通がよくなる可能性は高いようです。また、酢は代謝も促進しますが、そのことも便秘改善の一助となります。
便秘になっている場合には他にも実にさまざまな身体のトラブルを引き起こすことがありますが、代謝がアップすることで血行も促進されて腸の働きが整ったり冷え性が解消されたりする効果も期待できそうです。このように、酢の多面的な働きによって便秘を解消できる可能性があるので、ぜひ便秘の人は食生活に果実酢を取り入れたいものです。
美肌効果
果実酢に期待できる効果としては他にも、美肌効果が挙げられます。果実酢によって美肌効果が得られる理由のひとつは、既述の整腸作用によって便秘が解消されることにあります。腸の状態は肌によく現れると言われていますが、便がとどこおっていると肌に必要なビタミンの合成がうまくできないこともあり、便秘は肌荒れにつながっています。
そのため、果実酢をうまく摂取することで腸内環境が整うことは、肌の状態を良化することにも役立つと言えます。また、果実酢によって代謝が促進されて血行がよくなることも美肌実現の要因となっており、肌の新陳代謝がよくなることでしっかりと老廃物を排出できる状態に導ける上に、血行不良が原因のくすみなども防ぐことができます。
また、酢には肌質良化・維持のために欠かせないビタミンCを破壊してしまう酵素の働きを弱める作用が期待でき、これによって肌へのダメージなどを守る働きを正常に保つことができそうです。また、酢の中でも特に黒酢に豊富なグリシンというアミノ酸には、肌の水分量を保ち免疫機能も改善するという作用があるとして話題になっています。
また、果実酢には酢だけでなく果物も含まれておりその栄養の恩恵を受けることができますが、りんごやキウイフルーツなどのフルーツにはビタミンCが豊富に含まれており、その抗酸化作用に期待できそうです。また、果物に含まれるポリフェノールの抗酸化作用も、肌の老化防止を行い肌を若々しく保つために役立つことでしょう。
疲労回復効果
便秘解消や美肌効果などが果実酢に期待できるのは非常に嬉しいことですが、果実酢にはそれだけでなく疲労回復の作用も見込めるかもしれません。酢にはクエン酸や酢酸などの成分が含まれていますが、これらの成分は疲労回復に役立つとして広く認知されています。これらの成分は、疲労の原因になる乳酸を分解する作用をもっています。
そのため、激しい運動をする人などはクエン酸などを積極的に摂取することが求められますが、果実酢をうまく食生活に取り入れていれば、運動をよくする人もより素早く疲労を回復できる可能性が高まります。また、果実酢はこれらの成分に加えて糖分も含んでいますが、この組み合わせは運動で消費したエネルギーの生成にうってつけです。
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このような理由から疲労回復に役立つ果実酢は日常的に運動をしている人に特におすすめであり、スポーツドリンクなどの代わりに果実酢を飲む人も増えているようです。運動によって失われたグリコーゲンを補給するためには酢と糖分を同時に摂取するのがかなり効率的な方法となりますから、運動が好きな人ほど果実酢を活用したいものです。
一方で運動後で空腹時のときに非加熱の果実酢を飲むと胃腸への刺激が強すぎることもありますが、酢には食欲増進作用もあるので、非加熱の果実酢と加熱済みの果実酢それぞれをうまく活用していきたいものです。夏バテに悩んでいるときでも、果実酢をうまう食生活に取り入れることで、疲労を素早く回復し食欲を維持できる可能性が高まります。
ダイエット効果
果実酢は作り方・飲み方次第では実にさまざまな効果が期待できるものですが、実は果実酢はダイエットを実践している人にもおすすめだと言えます。酢は体内でさまざまな働きを行ってくれるものですが、実は内臓脂肪を減らす効果も期待できるとされています。特に酢を継続的に摂取することで、長期的なダイエット効果が期待できそうです。
最近お腹周りが気になっているという人や、長期的に体型を維持したいという人は、酢よりもより飲みやすく継続が簡単な果実酢を食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?また、酢に含まれるクエン酸にも脂肪を燃焼させる効果が期待できるとされていますが、酢には体脂肪を分解するための酵素の働きを活発化するアミノ酸も含まれています。
酢に含まれるアミノ酸は、体脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きを促進する効果があるとされており、運動と組み合わせることで効率的に体脂肪がつきにくい体づくりを行うことができるかもしれません。もちろん果実酢を毎日飲む習慣をつけるだけでも痩せやすい体質になることができそうですが、他の対策もダイエットのためには必要です。
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果実酢を飲む場合でも、食生活全体に問題がある場合にはそれを解消しないとなかなか痩せる効果を得られないかもしれません。また、脂肪を燃焼するためにはやはり運動も効率的な方法のひとつとなりますから、ぜひ運動と果実酢習慣を組み合わせてダイエットを実践してみてはいかがでしょうか?簡単な方法で効率的に痩せられるかもしれません。
病気予防効果
果実酢を摂取していくことで短期的には便秘改善などの効果を得られる場合もあるようですが、果実酢を飲む習慣をつけることは長期的にみてもさまざまな効果が期待できるものです。中でも果実酢を飲むことで免疫力が向上したり生活習慣病などを予防できたりすることもあるとされていますあから、適切な飲み方で果実酢を飲んでいきたいものです。
果実酢に含まれるアミノ酸などの栄養素は、免疫力を高めて粘膜などの健康維持に役立つとされています。そのため、果実酢を継続的に飲んでいくことで花粉症などの症状が和らぐこともあるようですが、より大きな病気の予防にも果実酢は役立つことがあります。例えば、果実酢は高血圧の症状緩和・高血圧予防に繋がると言われています。
高血圧予防に役立つ食品にはさまざまなものがありますが、果実酢もその一つとして取り入れたいものです。数ある食品の中でもトマトは血圧を安定させる働きがあるとして話題になっていますが、酢とトマトを組み合わせて果実酢を作れば、効率的に高血圧を予防できるかもしれません。また、動脈硬化予防などにも果実酢は役立つようです。
さらに大腸ガンなどのリスクを低下させる働きも果実酢には期待できるとされていますから、大病予防のためにも果実酢を飲む習慣をつけるのは効果的と言えるかもしれません。ダイエット効果や便秘解消などのために果実酢を飲み始める人は多いのですが、その結果として長期的に健康を維持できるのであれば、なおよいでしょう。
果実酢の飲み方や保存方法
お伝えしたように便秘解消に役立つだけでなく、代謝をアップさせたダイエットに役立てたり美肌実現のために飲むこともできる果実酢の効果には、かなり期待がもてそうです。そんな果実酢の効果をしっかりと引き出すためには適切な飲み方を実践したいものですが、果実酢の質を高めるためにはその保存方法や保存期間も把握しておきましょう。
果実酢の1日の摂取量と飲み方
お伝えしてきたような果実酢の効果を引き出すためには、日々の果実酢の飲み方というのも重要です。果実酢はあくまで適量を日々の生活で飲んでいくことでその効果が期待できると言えますが、一日の果実酢の摂取量はどのくらいが望ましいのでしょうか?実は果実酢の一日の摂取目安量は、15〜30ccほどが望ましいと言われています。
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特に胃腸などが弱い人が急に果実酢を多量に飲んでしまうと、逆に腹痛などの症状が現れることもあるので注意が必要です。そのため、一日の摂取量を守るのはもちろんのこと、一回ごとの摂取量を少なくして一日に数回に分けて飲むのがおすすめとなります。果実酢をそのまま飲む場合でも、水などで10倍ほどに薄めて飲むのがおすすめです。
そして果実酢の作用をできるだけコンスタントに体に受けさせるためにも、朝・昼・晩の三回に分けてだいたい同じ分量を飲んでいく習慣をつけるとよいでしょう。通常の酢に比べると果実酢はかなり飲みやすくなっていますが、はじめはその強い酸味を飲みにくいと感じるかもしれません。そのため、かなり薄めのものから始めるのがよいでしょう。
また、果実酢を薄めてそのまま飲むだけでなく、料理やスイーツ作りなどに活用して摂取するのもおすすめの方法だと言えます。そうすることでより果実酢はより飲みやすくなりますし、毎日継続して飲む上で無理が生じにくくなることでしょう。果実酢の効果を実感するためには、少なくとも1ヶ月以上は継続して飲むのが肝要なようです。
果実酢の保存方法と賞味期限
果実酢を毎日飲んでいく上ではその作り方や飲み方にしっかりとこだわることが重要だと言えますが、その保存方法や賞味期限も気になるものです。保存方法や賞味期限というのは果実酢の作り方によっても異なるものですが、作っていく過程で寝かせておく作り方を実践する場合には、常温で一定期間保存して氷砂糖などをしっかり溶かします。
そしてしっかりと氷砂糖が溶けて完成した果実酢に関しては、できれば冷蔵庫での保存が望ましいと言えます。そしてその賞味期限は多くの果実酢の場合には半年〜1年近くまで楽しむことができますが、保存期間をしっかり保つための果実酢の作り方に関する注意点としては、2週間ほど経過してから漬けた果実を取り出すことが挙げられます。
漬けた果実が酢に浮かび上がっている場合には、そこからカビが生えてしまう可能性も高いので、注意が必要だと言えます。また、飲み方に関しても一度口をつけたスプーンなどで果実酢を取り出してしまうとカビが生えやすくなってしまうので、あくまで衛生には十分に気をつけて果実酢を扱い、毎日の食生活にうまく取り入れたいものです。
このように適切な作り方と飲み方で果実酢を楽しむのであれば、一年近くとかなり長期間に渡って果実酢を楽しめますから、ぜひそのまま水で薄めて飲むだけでなく色々な活用方法で楽しんでみてください。果実酢を大量に作った場合は家族皆で毎日少しずつ飲むのもアリですが、色々な料理に加えてアクセントとして活用するのもアリです。
果実酢の飲み方の注意点
果実酢は既述のような適切な飲み方を守らないと、胃腸に刺激をもたらしてしまうことがあるので要注意ですが、ほかにもいくつか果実酢を飲む上で注意したい点というのが存在します。そのひとつが果実酢に含まれる糖分に関しての注意点であり、過剰摂取するのを避けるべき理由としてはやはり果実酢は通常の酢よりも糖分が多いことも挙げられます。
また、果実酢には食欲増進の効果が期待できる場合もありますが、食べ物があまり胃に入っていない状態で果実酢を高濃度で多量に飲むのは避ける必要があります。特に非加熱の果実酢に関しては酸性が強く、食前に飲んでしまうと刺激が強すぎることも多いので要注意です。また、果実酢を飲んだ後にはしっかり歯磨きをする習慣もつけましょう。
果実酢には糖分も含まれている上に酸性も強いため、口に残ったまま歯磨きをせずに放置しておくと、さまざまな口腔内トラブルの原因にもなりかねません。そのため、そもそも摂取量に注意するのはもちろんのこと、果実酢を飲んだ後の歯磨きは怠らないようにしましょう。中でも、就寝前に果実酢を飲む習慣のある人は注意が必要だと言えます。
このような注意点もしっかりと守りながらあくまで適切な方法で果実酢を飲んでいけば、既述のような果実酢によるさまざまな健康への効果の恩恵を受けられるかもしれません。また、市販のものを購入して飲む場合にはできるだけ添加物が少ないものを選ぶことも重要ですし、手作りの場合でも自分の好みや目的に合わせて作り方を工夫しましょう。
果実酢の作り方やおすすめレシピ
お伝えしたように果実酢はあくまで一日少量ずつ飲み、できるだけ長期的に継続して飲むことでその効果をしっかりと実感できるようになると言われています。そのためにぜひお伝えしたような正しい飲み方を実践したいものですが、果実酢と言っても作り方・レシピで味わいや期待できる効果は異なりますから、色々なレシピをチェックしましょう。
ドレッシングにも使いやすいリンゴ酢
数ある果実酢の中でも特に定番だと言え、ドレッシングなどにも応用できる優れものが、リンゴ酢です。リンゴ酢は市販のものも多く販売されており、とりあえず果実酢を試してみたいという人におすすめとなる果実酢のひとつですが、作り方は案外簡単なので自家製でも楽しめます。リンゴと蜂蜜と酢があれば、簡単にリンゴ酢を作れるようです。
リンゴ酢には酢由来の内臓脂肪減少作用や疲労回復作用などが期待できますが、リンゴを使うことでリンゴ酸による脂肪分解効果などの恩恵を受けられますし、リンゴ由来のビタミンなども摂取することができます。そんなリンゴ酢は鍋で甘みを出すための調味料となる蜂蜜または氷砂糖と穀物酢と一緒に煮込むことで、作ることができます。
まずはリンゴをいちょう切りにしておきます。皮をむかずにリンゴ酢にするのがよりおすすめですが、だからこそ農薬の影響が少ないオーガニックのものを選ぶとよりよいでしょう。その上で蜂蜜または氷砂糖も鍋に入れます。リンゴと糖類、酢の割合は1:1:2にすると、ほどよい甘さと酸味のバランスに富んだ美味しいリンゴ酢を作れるでしょう。
酢も鍋に入れたら火をつけ、弱火でじっくりと温めていきます。それから、できるだけ60度ほどの温度で一度火を止めるようにしましょう。60度以上の温度では身体によい働きをもたらす酵母などが死滅してしまうことが多いです。それから、大きめの保存瓶に移して常温で半日から一日ほど寝かせたら、リンゴ酢が飲める状態にまで完成します。
また、時短のレシピとしては耐熱瓶に具材をすべて入れた上で、600W1分を目安に電子レンジで加熱するだけの方法もあります。それから常温で寝かせて完成となりますが、完成した後はできるだけ冷蔵庫に入れて保存をし、既述のような飲み方で食生活に取り入れたり、醤油とブレンドしたりしてドレッシングとしても活用しましょう。
炭酸で割ると美味しい蜂蜜レモン酢
果実酢と一口に言っても実にさまざまなレシピがありますが、蜂蜜レモン酢もかなり重宝すること間違いなしのおすすめ果実酢のひとつです。蜂蜜レモン酢はそのまま飲むというだけでなく、ソーダ割りにして美味しいジュースとしても楽しめますし、お酒としても活用できます。爽やかなレモンと甘い蜂蜜の組み合わせが、絶妙な味を生み出します。
蜂蜜レモン酢を作るときにはレモンを皮ごと入れるので、安全性の高い国産のものがよいでしょう。海外産のものはポストハーベストなどが許可されているので、皮の残留農薬濃度が高い場合が多いようです。安全性の高いレモンを用意したら、まず2〜3mmほどの厚さの薄切りに仕上げるのが望ましく、できるだけ均等にカットしましょう。
それから、一個のレモンに対して120cc〜150ccほどの酢、100gほどの蜂蜜を用意しましょう。そして瓶に詰める際には、半分に分けて順番に投入すると全体の味のバランスがよくなります。まずは半分の量のレモンを瓶に入れた上で蜂蜜と酢を入れ、その上にもう半分のレモンを入れて蜂蜜と酢を入れます。できるだけ密閉した状態にします。
それから常温で寝かせて完成させていきますが、一日に大体3〜4回は最低でもかき混ぜる作業をしっかりと行いましょう。こうすることでレモン果汁と蜂蜜の糖分、酢がしっかりとブレンドされ、飲んだときの印象もマイルドになります。一日ほど経過したら飲むためや料理に活用するために使える状態になりますが、保存は冷蔵庫で行いましょう。
こうして蜂蜜レモン酢は簡単な作り方で作ることができますが、レモンを洗うときに塩を活用するのもおすすめの方法です。そして作った蜂蜜レモン酢は水で割ってジュースのように飲むのもアリですが、特におすすめとなる飲み方は炭酸水で割る飲み方です。ほどよく甘く酸味もある蜂蜜レモン酢ソーダは、夏に飲む飲料水としてはぴったりでしょう。
ホットで楽しむ生姜入りフルーツ酢
続いて紹介するおすすめの果実酢は、生姜を入れたフルーツ酢です。ここまでお伝えしたようなリンゴ酢や蜂蜜レモン酢を作る際に生姜を入れて鍋で煮込んでも美味しいフルーツ酢となりますが、他に生姜と一緒に楽しみたい果実酢としてはキウイフルーツとの組み合わせやグレープフルーツとの組み合わせが特におすすめのものとなります。
キウイフルーツで生姜入りの果実酢を作るときには、キウイフルーツは皮をむいていつも食べるときに比べてかなり薄切りにするのが望ましいでしょう。キウイフルーツで果実酢を作るときに、一緒にレモンを瓶に入れるレシピも美味しいと評判になっています。それから、生姜は薄切りにしてキウイフルーツと同じくらいの量を用意します。
あとはキウイフルーツと生姜、氷砂糖、酢ができるだけ均等なバランスになるように交互に瓶に詰めていきます。そして適度な頻度でかき混ぜて2〜3日寝かせたら完成となります。かき混ぜないと砂糖が下に沈んでしまう傾向にあるので、しっかりとかき混ぜることでほどよく甘く生姜のスパイス感も効いた美味しいフルーツ酢となるでしょう。
また、生姜入りの果実酢としてはグレープフルーツを使うレシピもおすすめです。グレープフルーツは厚い皮の部分を取り除いた上でレモンと同じような要領で薄切りにしておきます。そして生姜、氷砂糖、酢とともに瓶に詰めて寝かせていきます。この際、通常の穀物酢を使うのもアリですが、市販のリンゴ酢を使って作るのもアリです。
また、生姜だけではスパイス感が足りないという場合には赤唐辛子などを加えるのもおすすめのレシピとなります。もちろん入れすぎると辛くなってしまいますが、ほどよく加えるとより引き締まった味わいの果実酢が完成します。また、レモンに比べてグレープフルーツはやや苦味があるので、氷砂糖または蜂蜜をやや多めに入れるのもポイントです。
トロピカルな味わいのパイナップル酢
数ある果実酢の中でも特にその味が美味しいとして評判がよいのは、パイナップル酢でしょう。パイナップル酢は南国のフルーツならではのトロピカルな甘さの果実酢として楽しむことができるのでおすすめですが、パイナップルは4つ割りにしたものをさらに適当な大きさにカットします。大体2〜3cm大ほどに切り分けるのがおすすめです。
それから瓶をしっかりと消毒した上で、まずは氷砂糖を瓶に入れます。それからパイナップル、黒酢の順番で瓶に入れていきましょう。作る量が多いときには一定の量を入れたあとで同じ順番で再び適量を入れるという方法もおすすめです。パイナップルを200gほど使う場合には氷砂糖を同じ量入れ、さらに黒酢を300ccほど使いましょう。
パイナップルとは独特な風味の黒酢が特に相性がよいので、ぜひパイナップルと黒酢を組み合わせて他にはない独特な風味の果実酢を味わってみてください。それから、寝かせる段階では適度に降って氷砂糖だけが底に沈まないようにしましょう。大体1週間ほど放置したあとで氷砂糖が溶け、パイナップルを取り出して完成となります。
そんなパイナップル酢は保存する際には冷蔵庫に入れて保存するようにしましょう。そして実際に飲むときには4〜5倍ほどの水で薄めるか、ソーダ割りにして飲むのがおすすめです。他の果実酢とは異なる風味の、トロピカルな印象のジュースとして楽しむことができるので、果物の中でもトロピカルフルーツ系が好きな人には特におすすめとなります。
また、パイナップル酢に使ったパイナップルとは別により細かくカットしたパイナップルをソーダ割りなどに浮かべると、ノンアルコールサングリアのようにして楽しむこともできます。また、パイナップル酢はグリルチキンの隠し味に使ったり、ヨーグルトと組み合わせて食べたりするのもおすすめですから、ぜひ一度実践してみてください。
果実酢を作ってもっと健康的になろう!
今回は、なにかと話題の果実酢について詳しく掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?果実酢には酢由来のさまざまな作用を得られる上に、果物の栄養も摂取できる優れものとされており、便秘解消から美肌効果まで実にさまざまな効果が期待できそうです。また、さまざまなアレンジレシピで好きなものを楽しめるのも魅力のひとつです。
そんな果実酢をぜひさまざまな形で楽しんで健康に役立てるべく、ぜひ今回紹介した作り方も参考にぜひ美味しくヘルシーな果実酢を作ってみてはいかがでしょうか?果実酢を飲むときには既述の一日の摂取量や保存方法などにも注意しながら、ぜひ適度に果実酢を他の食品とも組み合わせて全身の健康維持・健康増進のために取り入れてみてください。