カモミールティーはノンカフェインでリラックス効果が凄い!おすすめの飲み方は?
カモミールは古くから薬草として使われていたこともあるハーブで、甘い優しい香りがリラックスできると人気です。カモミールティーは香りだけでなく、含まれている成分自体にリラックス効果や安眠効果、食欲増進などの効果があることが分かっていて、ストレスの多い現在人はおすすめのハーブティーとなっています。ノンカフェインで子供でも飲めるのですが、飲むにあたり注意が必要な人もいます。そんなカモミールティーについて成分や効果、作り方などを紹介します。
目次
- 1カモミールティーは人気No.1のハーブティー
- 2カモミールティーについて効果などを紹介!
- 3カモミールについて
- 4カモミールティーの効果・効能
- 5カモミールティーの効果効能その1「安眠・リラックス効果」
- 6カモミールティーの効果効能その2「アレルギー症状の緩和」
- 7カモミールティーの効果効能その3「消化促進作用」
- 8カモミールティーの効果効能その4「その他の作用」
- 9カモミールティーは妊娠中でも飲むことができる?
- 10カモミールティーこんな人は注意しよう
- 11カモミールティーの作り方
- 12カモミールティーのおすすめの飲み方
- 13カモミールを育ててハーブティーにする作り方
- 14カモミールティーを相性のいいハーブとブレンドしてみよう
- 15カモミールティーを取り入れてみよう
カモミールティーは人気No.1のハーブティー
ハーブティーとは西洋の漢方薬ともいえる様々な効果や効能を持った自然のお茶です。その中でもカモミールティーは知名度が高く、ノンカフェインでいい香りがするとハーブティーの中でも特に人気があります。ハーブティーには香りで癒される効果(アロマテラピー効果)と飲むことで得られる効果があり、天然成分で身体に優しく、続けることで効果を発揮します。天然成分ですので子供でも安心して飲むことができるのが魅力です。
カモミールティーについて効果などを紹介!
古くから親しまれて飲まれたハーブティーの中でも特にカモミールティーは歴史が古く、4000年前の古代エジプト時代から薬草として民間療法に使われていました。ハーブの中でも最も古いと言う説もあり、古くからカモミールの効能は認められているのです。ノンカフェインで子供にも使用すしやすいカモミールティーは様々な効果があるとして近年改めて注目を集め、多くの研究結果が報告されています。
2015年にはできさす大学によりカモミールを飲む習慣がある女性は、飲まない人よりも長生きをするという研究結果が報告され、カモミールの健康に対する効果について注目がされています。この研究結果は女性に限られてはいますが、男性にももちろん役立つ効果もあり男性にもおすすめのハーブティーです。そのカモミールティーについて効果や効能、作り方、飲む際の注意点などを紹介します。参考にしてみてください。
カモミールについて
カモミールは先に説明をした通り4000年前から薬草として使われてきた古い歴史のある植物です。和名をカミツレといい、19世紀初めにオランダより渡来し、その後岡山や鳥取で栽培されました。飛んだ種がそのまま野生化することもあり、栽培でも作り方が簡単で、庭でカモミールを育ててハーブティーを作る人も多くいます。
カモミールという名前の起源は、ギリシャ語の「chamaemellon」です。これは「大地のリンゴ」という意味があり、その名の通り甘くリンゴのような甘い香りがします。ハーブティーとしてはくせがなくすっきりとして飲みやすいのが特徴で、ハーブティーの中でも特に人気があります。カモミールには2種類あり、それぞれ使われる用途が違っています。
カモミールティーにに使われる「ジャーマンカモミール」
ハーブティーとして利用されるジャーマンカモミールは、特にドイツで薬用に使われているハーブです。可憐な花にはリンゴのような香りがあり、風邪や頭痛、下痢といった症状に効果が認められらます。ドイツではこのハーブを治療目的での使用を承認しています。直径2cmほどの花の中心の黄色い部分は成長ともに盛り上がり、花弁部分は反り返った形になります。花の部分は甘い香りがしますが、茎や葉には香りはありません。
アロマテラピー効果の高い「ローマンカモミール」
精油を作るに利用されるローマンカモミールは、ジャーマンカモミールとよく似た白い花を咲かせますが、花だけではなく葉にも香りがあるのが特徴です。ほとんど分岐することなく成長をし、その頂点に咲く花はジャーマンカモミールより大き目で、中心の黄色い部分は大きくは育ちません。花の時期以外は草丈が低くて、カーペット上に広がり、踏むととてもいい香りがするので香りる芝生としても楽しめます。
カモミールティーの効果・効能
甘い香りがしノンカフェインで飲みやすく人気のカモミールティーは、ドイツでは治療目的での使用がされるなど薬草としての効果効能がすぐれています。カモミールティーを飲むことで、安眠効果、リラックス効果、消化促進、アレルギー症状の緩和、発汗作用などがあります。ノンカフェインなので子供にもおすすめです。人気の絵本ピーターラビットでも腹痛の際にカモミールティーを飲ませているシーンが描かれています。
カモミールティーの効果効能その1「安眠・リラックス効果」
カモミールティーの一番の効果としてあげられる効果として、安眠、リラックス効果があげられます。これはカモミールティーに含まれる、フラボノイドの一種である「アピゲニン」という成分の効果です。アピゲニンを摂取すると神経系に作用することが分かっています。
カモミールティーに含まれるアピゲニンは神経の興奮させると言われる物質(ドーパミン)を抑制し、神経を鎮める働きがあります。また、カモミールティーを飲むと甘い香りがし、心の緊張も解きほぐされるといった効果も見られます。これらの効果は自然な効果がですので即効性は見られませんが、寝る前の1~2時間まえに飲むと、身体の緊張がほぐれリラックスすることがで、気持ちよく眠れるといった効果に期待ができるのです。
カモミールティーはノンカフェインなので小さな子供にもおすすめ
寝る前に飲んでもカモミールティーはノンカフェインですので、目が冴えるといった副作用は見られません。また、ノンカフェインで天然の成分によるリラックス効果は子供にも安心して飲ませることができ、海外では夜泣きがひどい赤ちゃんにも効果があると常備されています。夜泣きがひどい、子供がぐずる言った時にもカモミールティーの穏やかな効果でリラックスをさせ、安眠できるという効能はどの年代にもおすすめの効果です。
このカモミールのリラックス効果や安眠効果は様々な研究報告がされています。2005年には北海道大学でカモミールを摂食することで得られる身体対する影響や睡眠に対する効果がまとめられ、リラックス効果や眠りにつきやすい効果などを明らかにする報告がされています。それらの報告を見てもカモミールティーの摂取はある程度の効果があり、ストレス社会である現代にはとてもおすすめできる飲料であると考えられています。
香りをかぐだけでもリラックス・安眠効果がある
カモミールのリラックスや安眠といった効果はハーブティーを飲むだけでなく、香りをかぐだけでも効果があります。その為、カモミールから抽出したオイルを利用しアロマポットなどで使用すると、リラックスして眠ることができるのす。カモミールの効果は飲むだけでなく、オイルを併用するのこともおすすめします。
カモミールティーの効果効能その2「アレルギー症状の緩和」
リラックス効果があるアピゲニンにはアレルギー症状を引き起こす物質であるヒスタミンの放出を抑制する作用も確認されています。また、カモミールティーに含まれる「ビサボロール」や「カマズレン」という成分は炎症を抑え、抗アレルギー作用もあるので、アピゲニンとの相互作用により花粉症の不快感や炎症を起こすアレルギー性皮膚炎にも効果が期待できます。
カモミールティーを飲み続けることでアレルギー緩和に期待できる
アレルギーを抑えるために薬を服用されている人もいますが、カモミールティーに含まれるアピゲニンは「非ステロイド系抗炎症剤」と同様の作用を持つとされています。天然成分ですので薬ほどの即効性はありませんが、ノンカフェインで優しいハーブティーを続けて服用するだけで症状を緩和できるのはとても安心です。炎症を抑える効果があり、ノンカフェインですのでアレルギー性皮膚炎を持つ小さな子供にもおすすめです。
カモミールティーを使った簡単な鼻づまり解消法
カモミールティーの蒸気を吸入すると炎症を抑える効果で花粉症や鼻づまりが楽になります。またカモミールティーのもつ消炎効果は傷にも効果的で、コットンなどに含ませて幹部に充てることで傷ややけどの直りが早いという説もあります。簡単な鼻づまりの解消法として簡単でおすすめの方法です。一度試してみてはいかがでしょうか。
カモミールティーの効果効能その3「消化促進作用」
カモミールティーに含まれるアピゲニンには、抗酸化作用があり血流を良くするといった効果があります。身体を温めてお腹の調子を整えるといった効果もあります。リラックス効果で神経性の胃の不調にも効果を発揮します。また、「マトリシン」という成分には、胃炎や胃潰瘍を収めたり、胃の粘膜を修復し強化するといった効果があるので、互いの相互作用により胃の調子を整えて消化促進に大きな効果があるのです。
カモミールティーの主成分であるカマズレンには胃の粘膜を補修して丈夫にする力があるため、現在でも胃炎などの治療に使われています。カモミールティーを食前飲むと、胃腸の調子を整えて機能を正常た状態に保つ効果に期待できます。リラックス効果にも期待ができ、胃の調子を整えてくれるハーブティーはストレスを受けやすい人におすすめのハーブティーなのです。
カモミールティーの効果効能その4「その他の作用」
カモミールティーは様々な効果があり、幅広い年代の人におすすめのハーブティーですが、その効果は女性特有の症状にも効果があるとされています。カモミールティーは体を温める効果があり、その効果により血流が良くなり冷えの改善に役立ちます。その為、生理痛や月経前症候群などに効果があり、女性の悩みである痛いみの緩和に役立ちます。
風邪予防にも効果がある
女性にうれしい美肌効果
また、身体を温めるという効果は風邪の予防にも効果的で、海外では風邪の引き始めて服用することで本格的に風邪をひくのを防ぐのに役立っています。子供の風邪予防としてもノンカフェインのカモミールティーは有効で、鼻水や鼻詰まりの緩和に役立つので、家族全員の風邪予防にとても役立ちます。またうがい薬として使うのもおすすめの使用方法です。
抗酸化作用のあるカモミールティーは、アンチエイジングにも期待ができます。老化の原因と言われる活性酸素の除去のほか、「糖化」を防ぐ効果もあり、効率よく老化現象を防止してくれます。また、炎症を抑える効果にも優れているので、大人ニキビに悩む人や、乾燥肌や皮膚炎にも効果があり、美肌作りにとてもおすすめのハーブティーです。
カモミールティーは妊娠中でも飲むことができる?
ノンカフェインで子供でも飲むことができるカモミールティーは、もちろん妊娠中でも大丈夫と思ってませんか?ハーブティーは西洋の漢方薬と呼ばれ、治療にも使われることがある成分を含んでいます。その事かもわかるように、安全であるはずのハーブティーですが妊娠中は少し気を付けたほうがいいという成分を含んでいる場合もあります。妊娠中の方は是非注意してください。
カモミールティーはリラックス効果があり安眠できるので、妊娠中にもぜひ飲みたいという人も多くいると思います。また、妊娠中は薬の服用は出来ないため、妊娠中のつらい花粉症の軽減にも役立てたい飲料です。しかし、カモミールティーには子宮を収縮させる効能があるため妊娠中はあまりおすすめできる飲料ではありません。特に胎盤が安定しない妊娠中の初期から中期には注意が必要となります
また、カモミールティーに限らず妊娠中は、それまでに大丈夫であった食べ物にアレルギー反応を起こすことも考えられます。妊娠中は過敏になりやすく、外食時に出されたお茶がハーブティーなどの場合は、別の物を注文するなど気を付けたほうがいいでしょう。しかし、妊娠中に少量程度で変化が出るという事は稀ですのでもし妊娠中に飲んでしまった場合もその後の体調変化に気を付けて、何かある場合に受診すると良いでしょう。
カモミールティーこんな人は注意しよう
妊娠中の女性は子宮収縮などの恐れがあるため、妊娠中は出産までは飲むのを控えたほうがいいでしょう。しかし妊娠中の女性以外にもカモミールティーを飲むにあたり注意が必要な人がいます。カモミールはキク科の植物です。キク科というとピンと来ないかもしれませんが、キク科のアレルギーを起こしやすい植物に「ブタクサ」「ヨモギ」といった植物があります。
こういった植物にアレルギー反応を示す人は、カモミールティーでもアレルギー反応を起こす場合がありますので、キク科の植物にアレルギーがある人は摂取を控えたほうがいいでしょう。ひどい場合だとアナフィラキシーショックを起こし、時には死に至ることもあります。
出典: http://hanimi.jp
また、アレルギーが無く妊娠中ではない人でも、病院で薬を処方されている場合には念のため医師に相談をしたほうが賢明です。摂取することで体調が悪くなるなどの場合も服用を続ける前には医師に相談することをおすすめします。
カモミールティーの作り方
カモミールティーはハーブの専門店でも手に入れることができますが、最近では作り方が簡単なティーバッグタイプも販売されています。ここでは茶葉を使ったカモミールティーの作り方を紹介します。材料はカモミールを茶さじ1杯分、ティーカップ、ティーポット、茶こし、熱湯を用意します。カモミールの成分を十分に抽出するには必ず熱湯を用意しましょう。作り方は紅茶やほかのハーブティーと同様です。
熱湯をカップとティーポットに注ぎ、カップを温めます。ポットのお湯をいったん捨ててティーポットの中にカモミールティーを入れ、お湯を注ぎ入れて3~5分蒸らします。蒸らし終わったら、ティーポットを軽く円を描くように揺らし、濃さを均一にしてください。ティーカップのお湯を捨てて、茶こしでこしながらカップに注ぎ入れて完成です。この作り方で濃さが足らない場合はご自分の好みで調節してください。
カモミールティーのおすすめの飲み方
作り方は茶葉を使っても比較的簡単で、もっと簡単な作り方のティーバッグもあるため、ついたくさん飲みたくなりますが、カモミールティーの1日の適量は3~4杯とされています。飲むタイミングは安眠効果が欲しい人は寝る前1時間ぐらいまえに飲むといいでしょう。ノンカフェインですので目が冴えることはなく、気持ちいい眠りにつく効果が期待できます。
また、カモミールティーには糖化を防ぐ効果にも期待ができ、食欲の増進や、胃腸を整える効果にも期待ができるため、食前に飲むのもおすすめです。胃の粘膜の修復や強化に期待がでいるため続けることで胃炎といった不調を改善する効果に期待することができます。その他、イライラする時やリラックスしたい時に飲むと、甘い香りで癒してくれるので、気持ちを落ち着かせることができます。
カモミールを育ててハーブティーにする作り方
ノンカフェインで子供にも飲ませることができるカモミールティーは、家庭でも簡単に作ることができます。作り方も簡単で、無農薬ですし、さらに安心して家族で飲むことができておすすめです。カモミールの育て方も比較的簡単ですので、自家製カモミールティー作り方を紹介します。
カモミールは1年草となっています。一度庭に植えると花木が終わって花が枯れても、こぼれ種でどんどん増えるため、収穫も比較的簡単に行うことができます。作り方は、まず、カモミールを収穫しますが、カモミールの花は夜には閉じてしまうため、しっかりと開花をしたの確認して昼前までに収穫しましょう。
カモミールティーに向いているのはジャーマンカモミールです。ジャーマンカモミールは花の部分いのみ香りがあるため、花の部分のみを収穫してください。ハーブティーにする作り方は風通しが良く、日のよく当たるところに1週間ほど干して乾いたら完成です。消毒をした瓶などに入れて保存してください。
上記は乾燥茶葉のカモミールティーの作り方です。しかし自宅で栽培をしている場合は、乾燥をさせないでそのままハーブティーとして利用する方法もあります。その場合のハーブティーの作り方も乾燥ハーブティーの作り方と度同様に作りますが、フレッシュカモミールの場合は香りがほのかに香り、乾燥ハーブティーが苦手な人にはおすすめです。自宅でカモミールを育ててぜひカモミールティーづくりにチャンレジしてください。
カモミールティーを相性のいいハーブとブレンドしてみよう
ノンカフェインで、身体いい効果がたくさんあるハーブティーはそのままでも美味しく飲むことができますが、ブレンドすることで新しい味になり、変化を楽しむことができます。相性のいいハーブをいくつか紹介します。
ジンジャー(生姜)
生姜には体を温めるといった効果があり、カモミールに入れることで風邪の予防や冷えの改善、むくみ防止などの効果を更に高めてくれます。生姜は熱を加えることでさらに効果がアップすることが分かっているのですりおろし生姜を少しカモミールティーに加えると良いでしょう。
シナモン
リンゴのような甘い香りがするカモミールティーはシナモンとの香りの相性がとてもいいです。シナモンスティックを利用するほか、シナモンパウダーを利用するのも簡単でおすすめです。少し甘みが欲しい場合ははちみつを加えると良いでしょう。血流を良くして身体を温める効果や、自律神経を整える効果が高まります。
ミント類
スーッとした感覚が気持ちいいミント類もカモミールティーととても相性が良くおすすめです。ミントには抗菌作用があり、風邪などの時期にカモミールティーにプラスすることで効果的に風邪を予防する効果に期待できます。口の中がさっぱりし、口臭予防にも役立ちます。
オレンジジュースで割る
ハーブではないですが、子供に飲ませるときにおすすめのアレンジです、飲みやすくなりますので、ハーブ独特な風味が苦手な人にもおすすめです。ジュース6~7に対してカモミールティーを4~3で混ぜ合わせます。子供にはとても飲みやすいですが、糖分を含むので寝る前に飲む場合には必ず歯磨きをして虫歯予防をしましょう。
カモミールティーを取り入れてみよう
人気のカモミールティーにつてい紹介しました。カモミールティーは古くから薬草として利用されてきた人気のあるハーブです。ノンカフェインで子供でも飲むことができ、リラックス効果や食欲増進効果があり、幅広い年代におすすめのハーブティーです。一部飲むことを控えることが望ましい人もいますが、体に合えば様々な不調の改善に役立ちます。カモミールティーを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか?