ローズマリーの使い方と保存方法は？乾燥ハーブは料理にお茶におすすめ！

ローズマリーは、スッキリとした強い香りが特徴のハーブです。ブルーの花を咲かせるものが多く、地中海沿岸に広く自生しています。キッチンなど家の中でも育てることができ、ガーデニングの初心者でも比較的育てやすいので栽培しやすく、1年中葉を収穫でき、観葉植物にもなります。

ハーブにはさまざまな効能があるものがあり、ローズマリーは集中力や記憶力を高める効果、老化を防いでアンチエイジングに効果のある抗酸化作用などが広く知られています。ローズマリーの使い方はいろいろ。食用のほか、アロマテラピーとしても用いられ、昔から多くの人々に親しまれているハーブです。

ローズマリーは香りが強いので、肉料理や魚料理の臭い消しとしてよく使われます。使い方は、肉や魚に揉み込んだり、上にのせて焼くだけ。臭みがなくなり、料理が美味しくなります。
 

また、淡白なジャガイモや鶏肉などの風味付けとしても使われます。お料理の横に添えてあるだけで、おしゃれな雰囲気になる素敵なハーブです。

ハーブティーといえばカモミールやラベンダーなどが有名ですが、ローズマリーもハーブティーとして楽しむことができます。使い方は、ローズマリーをティーポットに入れてお湯を注ぐだけでハーブティーが作れるので、お茶や紅茶と同じように手軽に作れます。また、お茶や紅茶にローズマリーを少し足したり、レモンやショウガなどを入れたり、いろいろなアレンジが楽しめます。

ローズマリーティーは華やかで強い香りが特徴で、美容やメンタルにもいい効果があり、ローズマリーティーを飲むと頭がすっきりして元気がでるとも言われています。リフレッシュしたい時や気分転換におすすめのハーブティーです。
 

ローズマリーには消臭効果があります。鉢で育てたローズマリーをお部屋に置いておくだけで消臭効果があるので、臭いが気になる場所やペットがいるおうちにもおすすめです。

ローズマリーは乾燥しても香りが続くので、お部屋に吊るして飾っておいたり、かごに入れて置いておくだけでも消臭効果があります。さりげなく消臭できて、お部屋のインテリアにもなっていろいろ使えるハーブです。

ローズマリーはフレッシュな状態でお料理に使うと、見た目もキレイでおしゃれな一品が作れますが、乾燥させてドライハーブにしても、香りや風味はほとんど変わりません。

ローズマリーがたくさん収穫できた時や、ローズマリーが手に入ったけどすぐに使う予定がないという時は、ドライハーブにして保存すれば長期保存ができて便利です。ドライハーブは家でも簡単に作れるので、キッチンに常備しておけば、いつでも使いたい時にサッと使えて便利です。

簡単に作れる、ローズマリーの自家製ドライハーブの作り方を紹介します。ドライハーブは基本的に自然乾燥で作ります。まず開花前の枝を全体の3分の2ほどの長さで切り取ります。刈り取ったら、土やゴミなどの付着物を取り除いて優しく洗います。洗った後はふきんなどの上に置いて、水けを切るためにしばらく置いておきます。

水気が取れたら、枝を数本ずつ束ねて束をつくり、直射日光が当たらない風通しの良い場所に吊るしておきます。たくさんの枝を一度に束ねると乾燥しにくくなり、カビが生えてしまうことがあるので、少しずつ束ねるのがおすすめです。葉が完全に乾燥してチリチリになったらドライハーブの出来上がり。夏なら1週間程度で乾燥します。

 

出来上がったドライハーブは、細かく切ってビンへ入れて保存しておけば、いつでも使えて長期保存できます。ローズマリーがたくさん手に入った時は、ぜひドライハーブに挑戦してみてください。

ローズマリーを使った肉料理使う使い方をご紹介します。どれも手間がかからず簡単に作れるのに、豪華に見えて食卓が華やぐ、おすすめのレシピです。

鶏肉に塩、ブラックペッパー、おろしにんにく、ローズマリー、オリーブオイルをまぶして1時間ほど冷蔵庫に漬け込んでおきます。冷蔵庫から取り出したら、オーブンシートにならべ、220℃のオーブンで焼くだけ。簡単にローズマリー風味の美味しいチキンが作れます。

豚肉に塩、コショウ、にんにく、オリーブオイルをまぶし、フレッシュなローズマリーをのせて漬け込み、冷蔵庫に入れておきます。半日ほどたったら、漬けておいた豚肉を取り出してフライパンで焼きます。漬けている間に味がしみて、柔らかくて美味しい豚肉のローズマリー焼きが作れます。

ジャガイモは、先にレンジで柔らかくしておきます。ボウルに鶏肉を入れ、ローズマリー、塩、オリーブオイルをかけます。そこに柔らかくなったジャガイモを半分に切って入れ、全体がよく混ざるように手でゆっくり混ぜます。混ぜたら取り出して、オーブンシートに並べてオーブンで焼きます。鶏肉がこんがり焼けたら、チキンとポテトのオーブン焼きの完成です。

豚肉に粗びきコショウを振り、フレッシュなローズマリー、タイムをのせて揉み込みます。塩に卵白を入れて混ぜ、フライパンに塩の半分の量を敷いて上に豚肉をのせます。豚肉の上から残りの塩を入れ、アルミ箔で蓋をして、40分から50分焼きます。取り出したら食べやすくカットするだけで、美味しくいただる簡単メニューです。

ラムチョップをパットに並べて塩をふり、短めに切ったローズマリーを上にのせます。フライパンにオリーブオイルを敷いてニンニクを入れ、ラムチョップを焼くだけで完成です。簡単に作れて豪華に見えるラムチョップのローズマリー焼きは、来客にもおすすめの一品です。

ローズマリーを魚料理に使うときの使い方を紹介します。魚の臭いが苦手という方でも、ローズマリーを使って調理をすると、特有の臭いが消えて食べやすくなります。

パン粉にローズマリー、パセリ、タイムを混ぜて香草パン粉を作ります。サバはフライパンで焼いておきます。サバが焼けたらお皿に取り出し、上にフレンチマスタードを薄く塗ります。その上に先ほど作った香草パン粉をのせたら出来上がり。ハーブとフレンチマスタードの香りがサバの生臭さを消して、香り豊かなサバの香草パン粉焼きの完成です。

 

お刺身用のサーモンブロックをローズマリーマリネにします。サーモンブロックに塩、砂糖、ホワイトペッパー、細かく切ったローズマリーをふって、2時間ほど冷蔵庫に入れて漬け込みます。時間がたったら漬けてあったサーモンブロックを取り出し、薄く切ってお皿に盛りつけます。お好みでフレッシュなローズマリーやレモンを添えれば、ローズマリーの風味を生かしたサーモンマリネの完成です。

ローズマリーティーは、フレッシュなローズマリーでもドライハーブにしたものでも、簡単に作れます。フレッシュなローズマリーは刻んでティーポットに入れお湯を注ぐだけ。お好み濃さになったら取り出します。ドライハーブは、そのままティーポットに入れお湯を注ぎます。ティーストレーナーを使ってコップに注げば出来上がり。数分で簡単に作れるローズマリーティーです。

お茶にフレッシュなローズマリーを入れ、1分ほど置きます。コップに注いだら、レモンの皮を少し削いでのせます。ローズマリーとレモンの香りがさわやかな、お茶とローズマリーのブレンドティーの出来上がり。緑茶や番茶などいろいろな種類のお茶で楽しめます。

フレッシュなローズマリーを刻み、レモンの皮とショウガをティースプーン2杯分ほどすりおろします。ポットにローズマリーとすりおろしたレモンとショウガを入れ、沸騰したお湯をそそいで7分ほど待てば、ローズマリーティーの出来上がりです。

ローズマリーは、使い方がわかれば、肉料理や魚料理に使ったりハーブティーとして楽しんだり、気軽に使えて大活躍なハーブです。ドライハーブはお店で簡単に入手でき、長期保存ができるので便利ですね。また、フレッシュなドライハーブなら、見た目もおしゃれなお料理が簡単に作れます。

ローズマリーは家庭で簡単に育てられるので、自分で育てたハーブでお料理やお茶に作ったり、ドライハーブにしたりするのも楽しいですね。ローズマリーの枝をそのままお部屋に飾ったりリースにしても、素敵なインテリアになります。ローズマリーは使い方も簡単なので、ぜひ毎日の生活に取り入れて、ローズマリーを楽しんでみましょう。