舞茸ダイエットの方法は？7日で効果がでる方法とおすすめレシピ集！

舞茸ダイエットとは、テレビで芸人がたった1週間でダイエット成功したことで注目を浴びた話題のダイエット方法です。そもそも舞茸とは、今となってはとってもポピュラーな食用きのこですが、人工栽培が盛んになるまでにはたくさんの苦労があったようです。1990年代頃になってやっと安価な菌床栽培により生産が安定し私たちの食卓に広まりました。

現在スーパーなどで売られているもののほとんどが人口栽培のもので、野生のものは本当にわずかしか採れません。希少性が高いことから「幻のキノコ」と呼ばれており、マツタケと同じくらいかそれ以上に重宝されています。大量に生産出来るようになって良かったですよね。今回はそんな舞茸を使った無理なく出来るダイエットの方法と舞茸のもつダイエット効果を紹介していきますので、是非チャレンジしてみて下さいね！

舞茸は栄養満点で、ダイエット以外にも嬉しい効果はたくさんあります。舞茸にはβ-グルカン（MD-フラクション）という成分が含まれており、これはダイエットにも繋がる話ですが腸内環境を良くしてお通じを良くしてくれます。また他にも免疫機能を活性化させて、かぜの予防や生活習慣病にも効果があると言われています。

また抗がん剤治療の際にまいたけを食べると制がん効果が高まり、副作用を抑えてくれる効果があるとされています。MD-フラクションは加熱しても効果自体に変わりはありませんが水溶性で水に溶け出してしまいますので、茹で汁や煮汁は一緒に摂取するのと良いでしょう。

舞茸にはエルゴステロールが豊富に含まれていて、これは日光に当たるとビタミンDに変化し、しいたけなど他のきのこ類にも多い栄養素です。ビタミンDははカルシウムやリンの吸収を促し骨や歯を健康にするという効果があります。なのできのこ類は一度天日干しにするとビタミンDをよりたくさん摂取することが出来ます。

さらに舞茸はきのこ類の中でもトップクラスのナイアシン含有量を誇っています。ナイアシンは肌や粘膜を健康な状態に保つことから、美肌効果やアンチエイジング効果も期待されています。またナイアシンには二日酔いを防ぐ効果もありますので、アルコールを取る時には一緒に食べるようにしたいです。

たくさんの栄養を含む舞茸ですが、ダイエットパワーはまた違うもので、聞き馴染みのないですが「MXフラクション」という舞茸だけがもつ成分です。栄養学的にはベータグルカンという不溶性の多糖類のことで、その中でも舞茸に含まれている多糖類のことを「MXフラクション」と別名で呼んでいます。「MXフラクション」のMは舞茸のMです。

「MXフラクション」は、体内の中性脂肪や悪玉コレステロールの分解を促進させる効能があります。代謝が上がって内臓脂肪がつきにくくなり、痩せやすい体質になっていきます。また血糖値を下げる働きもします。これは他のきのこ類との大きな違いです。

「MXフラクション」には他にも免疫活性化作用があると言われており、風邪の予防や老化の防止にも効果が期待されています。また、舞茸には不溶性食物繊維も豊富に含まれています。不溶性食物繊維は水分を吸収しやすく、排便を促します。有害物質を体外に排出する働きもしますので大腸がんの予防にも効果があります。

それでは舞茸ダイエットの具体的なやり方について紹介していきます。とってもシンプルで、1週間毎日舞茸を食べるだけです。一時期流行した置き換えダイエットのように舞茸だけしか食べてはいけないというようなやり方ではありません。一日一回30～50グラムの舞茸を食事に取り入れるだけでいいのです。

とっても簡単なやり方ですが、ダイエット成功のためにはいくつか注意しなければいけない点があります。舞茸に含まれるダイエットパワーの源「MXフラクション」は水と熱に弱いのです。なので「MXフラクション」の効果を最大限に引き出せるやり方を意識しましょう。まず舞茸を使う時は水で洗うのはNGです。気になる時は切り口あたりのオガクズのみささっと洗い流すようにしましょう。

続いて、「MXフラクション」は130℃以上の熱によって分解されてしまいますので、加熱する時はすばやくささっと済ませることが成功への秘訣です。せっかくのダイエット成分なので、壊すことなく身体に取り込みましょう。

最後に、「MXフラクション」は水にも弱いと紹介しましたが、水溶性のため水にすぐ溶け出してしまいます。舞茸を茹でたり煮た場合煮汁も捨てずに全て食べるようにしましょう。煮汁が黒くなりますが、舞茸の成分が流れ出ている汁なので残さず頂きましょう。

舞茸ダイエットはやり方のポイント3つを抑えていれば誰でも簡単に出来るダイエットです。ただし、痩せたいからといって舞茸の量を増やすということは注意が必要です。個人差はありますが、舞茸は食べ過ぎるとお腹が緩くなる人もいますので様子を見ながら無理なく進めて下さい。

また、舞茸を食べているからと言って食べる量を増やしたり脂っこいものをたくさん食べてしまってはもちろん舞茸ダイエットは成功しません。舞茸ダイエットの効果を最大に引き出すのは、何より普段の食事のバランスにも気をつけ、適度な運動を心がけることです。シンプルなやり方ゆえ、それに頼りっきりになってしまいダイエット失敗してしまう人もいるようですが、普段の生活から意識して健康的にダイエットしましょう。

せっかく1週間舞茸を食べるなら、新鮮で美味しいものを選びたいものです。舞茸はカサの部分が肉厚なもの、さらに色が濃く光沢のあるものが良いです。また、カサがピンとしていて触るとパキッと折れてしまいそうなくらいのもの、軸もしっかり弾力があるものが新鮮です。さらにパック内に水滴がついているものは古くなってきている証拠なので避けましょう。

舞茸ダイエットに必要な30～50グラムというのは多くてもスーパーなどで売っているパックの半分くらいです。毎日買い物に行くわけではないと思いますので、買ってきた舞茸を保存しておくことになります。みなさん舞茸はどのような方法で保存していますか？パックのままでは短いと2日ほどでダメになり、水分が出てくるとせっかくのダイエット成分も流れ出てしまいます。上手な保存方法でしっかり成分を閉じ込めておきましょう。

冷蔵庫での保存方法ですが、水気に注意するのが最大のポイントです。舞茸自身に水分がたくさん含まれていますので、スーパーで買ったパックのようにある程度密封性の高いものに入れていては傷みも早くなります。冷蔵庫で保存する場合はパックから出し汚れを落としたら、ふんわりラップをして冷蔵庫に入れます。また、潰れてしまうとそこから痛みだすので注意しましょう。それでも長くて5日ほどしか日持ちはしません。

舞茸を買ってきてすぐに使い切れない場合、冷凍保存がおすすめです。買ってきた舞茸は冷蔵方法と同じようにパックから出して汚れを落とします。そして石づきと切り落とし、小房に分けましょう。ジップロックなど密封出来るものに次回使う分ずつ分けて入れます。この時潰さないように出来るだけ空気を抜きましょう。この方法なら一ヶ月くらいは保存しておくことが出来ます。

1週間舞茸ダイエット生活を成功させるにあたって、メニュー決めは重要なポイントです。飽きずに楽しく美味しく1週間を過ごすために、おすすめのレシピを紹介していきます。まずは主食、舞茸の炊き込みご飯のレシピです。米3合につき舞茸100グラム、にんじん1/2本、油揚げ1枚、酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1、砂糖大さじ1、塩小さじ1、だしの素小さじ1を用意します。

舞茸は石づきを落として裂いておきます。にんじんは千切り、油揚げは油を抜いて同じように細く切っておきます。米をといで水はいつもより少し少なめに入れます。材料を全て炊飯器に入れて炊飯スタートです。たくさん炊いておいて冷凍保存してもOKです。また、お好みでしめじ等他のきのこを入れてもダイエット効果アップです。

1週間舞茸ダイエット生活2日目は、舞茸とほうれん草のおひたしを作りましょう。舞茸50グラム、ほうれん草1把、醤油小さじ1/2、砂糖小さじ1/2、ごま油少々を用意します。舞茸は石づきを取りって食べやすい大きさにさいたら、レンジで1分ほどチンします。ほうれん草はさっと湯がき、よく水分を絞ったら食べやすい大きさに切ります。調味料とよく和えれば完成です。食べる前にお好みで鰹節やごまをふりかけてもOKです。

1週間舞茸ダイエット生活3日目は、がっつり牛肉の炒め物を作っていきます。ちなみに舞茸の酵素には肉を柔らかくする働きがありますので、調理する前に牛肉と舞茸を一緒にくるんでおくのもおすすめです。用意するのは舞茸50グラム、ブロッコリー50グラム、牛肉150グラム、酒小さじ2、醤油小さじ2、オイスターソース小さじ1、マヨネーズ小さじ1です。ブロッコリーはよく洗って一口大にカットしレンジで軽くチンします。

舞茸は石づきを落としてさいて、牛肉は細切りにします。フライパンに油をしき牛肉を炒め、色がついたら舞茸とブロッコリーを入れて炒めます。強火で1分ほどで火が通りますので、調味料を入れて完成です。舞茸は炒めすぎないように注意しましょう。ちなみにブロッコリーも生の方が栄養がありますのでチンしすぎない方がいいです。

1週間舞茸ダイエット生活4日目は豆乳スープを作ります。用意するのは舞茸50グラム、玉ねぎ1/2個、にんじん1/2本、ピーマン1/2個、ハーフベーコン2枚、豆乳200cc、水200cc、コンソメ小さじ2、塩胡椒少々です。材料は全て食べやすい大きさに切って沸騰したお湯に入れます。野菜に火が通ったら豆乳とコンソメを入れ塩胡椒で味を整えます。舞茸は火が通り過ぎないよう、豆乳を入れる直前に入れればOKです。

1週間舞茸ダイエット生活、少しずつ成功に近づいてきた5日目です。食物繊維をさらにたくさんとれるきんぴらを作りましょう。舞茸100グラム、ごぼう1本、酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1、砂糖大さじ1、鷹のつめお好みで用意します。ごぼうは皮をむいてささがきにし水にさらしておきます。舞茸は石づきと取りさいておきます。

フライパンに油をしきごぼうを炒めます。火が通ったら舞茸と調味料を入れさっと炒めて完成です。お好みでごま油を少量まわしかけたり、ごまをまぶしても美味しいです。ごぼうの食物繊維をプラスして、ラストスパートです！

1週間舞茸ダイエット生活6日目、食べすぎ注意の美味しいチャーハンを作ります。舞茸100グラム、温かいご飯2膳分、ハーフベーコン4枚、にんにく1片、バター15グラム、醤油大さじ1、塩胡椒少々、にんにくの香りを強く出したい場合はお好みでガーリックパウダーを用意します。

舞茸は石づきを取ってさき、にんにくはみじん切り、ベーコンは5mmくらいにカットします。フライパンにバターとみじん切りにしたにんにくを入れ香りを出します。ベーコン、舞茸、ご飯の順に入れ炒め、ご飯がパラパラになってきたら調味料を入れ、塩胡椒で味を整えます。お皿に盛り付け、お好みで青ネギを散らして完成です。にんにくの香りで食欲増進してしまいそうですが、食べすぎには注意しましょう！

1週間舞茸ダイエット生活、いよいよ最終日です。きのこ類総動員の温サラダで有終の美を飾りましょう。舞茸・しめじ・えのき100グラムずつ、ハーフベーコン3枚、にんにく1片、オリーブオイル大さじ3、醤油小さじ1、塩胡椒少々、卵1個、レタスやほうれん草、ミニトマトなどお好みの野菜適量を用意します。

きのこ類は石づきを取り食べやすい大きさにカットしておきます。ベーコンは5mmの細切りに、卵は温泉卵にして、野菜も全てカットしておきます。フライパンにオリーブオイルをしき、スライスしたにんにくとベーコンを入れじっくり炒めます。きのこ類と調味料を入れたら強火でさっと炒め、お皿に野菜、炒めたきのこ、温泉卵の順で乗せて完成です。

舞茸ダイエットについて紹介してきましたがいかがでしたか？いつもの食事にプラスするだけで簡単に取り組める成功率の高い嬉しいダイエット方法ですよね。舞茸ダイエット中は、帰り道に一駅歩いてみたりエレベーターでなく階段を使ってみたり、適度に運動をすると成功への道がさらに開けます。ダイエットの基本は無理をしないことです。日々の心構えで、綺麗に健康的に痩せましょう！