2019年10月25日公開
2024年09月29日更新
グレープフルーツの栄養と効果効能がすごい!知っておくべき美容健康効果
グレープフルーツの栄養と効果や効能を解説!それぞれの栄養素とその効果についても説明しています。健康と美容への効能、効果的な食べ合わせも紹介しています。グレープフルーツを食べるときの参考にしてください。
目次
グレープフルーツは栄養成分と効果効能が豊富
グレープフルーツ含まれるさまざまな栄養素について表にまとめました。栄養豊富なグレープフルーツの主な栄養成分を知ることができます。特にビタミンCの含有量は多いです。また、糖分はそれほど多くありませんので、糖質が気になる方にも嬉しいフルーツです。
タンパク質 | 0.9g | カルシウム | 15mg | 葉酸 | 15μg |
脂質 | 0.1g | マグネシウム | 9mg | パントテン酸 | 0.39mg |
炭水化物 | 9.6g | ビタミンB1 | 0.07mg | ピオチン | 0.5μg |
食物繊維 | 0.6g | ビタミンB2 | 0.03mg | ビタミンC | 36mg |
ナトリウム | 1mg | ビタミンB6 | 0.04mg | ビタミンE | 0.3mg |
カリウム | 140mg | ナイアシン | 0.3mg | リン | 17mg |
グレープフルーツの栄養素と効果効能【健康編】
グレープフルーツの栄養素を、健康面に注目してそれぞれ解説します。グレープフルーツはさまざまな効能が期待できる果物です。その栄養や効能を知っておくと、役立ちます。
イノシトール
イノシトールは、筋肉や神経細胞に多く存在している栄養素として知られています。主に穀物や果物などに多く含まれています。
イノシトールには、肝臓の機能を正常に保ち、過剰な脂肪がたまるのを抑える作用があります。コレステロールの流れをよくする効能があるため、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞のような成人病を防ぐと、されています。また、うつ病やパニック障害、強迫性障害の改善に役立つ働きがある栄養素といわれています。
リモネン
リモネンは、レモンに代表される柑橘系の果物に多く含まれる成分です。甘酸っぱく、すっきりとした香りのよさが特徴の栄養素です。グレープフルーツのほかに、レモンなどの柑橘系の果物に多く含まれています。
リモネンには、体の免疫細胞を活性化させ、免疫力を高めてくれる作用があります。コレステロールや内臓脂肪を減らして、代謝をアップさせることでも知られています。代謝がよくなると、ダイエットや冷え性などにも効果が期待できます。
また、リモネンは、その香りのよさでリラックス作用があるほか、交感神経を活性化させて血管を広げ、血流をよくする栄養素です。その結果、脂肪燃焼効果が高まることでダイエットに役立ちます。その香りでイライラをやわらげ、心を穏やかにする作用が期待できます。安眠やリラックスによいとされ、ストレス解消にも役立つ栄養素です。
ビタミンC
ビタミンCは、体の免疫力を高めて、風邪やインフルエンザの予防、がん予防などの効能が期待できます。さらに、弱った肝臓の働きを助けて解毒作用を促す効能があります。その結果、疲労回復や二日酔いの症状の緩和に役立ちます。また、ビタミンCは副腎皮質ホルモンの合成を促してくれる栄養素です。ストレス緩和の働きがあるとされています。
ビタミンCは体内に蓄積できない栄養素です。グレープフルーツでビタミンCをこまめに摂取するとよいでしょう。
クエン酸
グレープフルーツに多く含まれるクエン酸は、乳酸エネルギーの変換を助けてくれる栄養素です。運動などによる疲労からの回復に効果的な栄養素として知られています。疲労は細胞内の酸素が不足して乳酸が増えることで起こりますが、クエン酸には、乳酸の増加を抑える効果があります。
また、クエン酸は肝臓機能の改善にも効果的な栄養素です。アルコールの分解を早めるので、二日酔いにもよいとされています。
ナリンギン
ナリンギンはポリフェノールの一種で、グレープフルーツの苦みの元です。グレープフルーツの果皮や薄皮部分に多く含まれている栄養素です。
ナリンギンは血中の脂肪酸を分解することで、血流を改善する効能がある栄養素です。さらに、抗アレルギー作用もあります。花粉症などのアレルギー症状を緩和し、免疫力を高めるといわれています。ナリンギンによる抗酸化作用は、活性酸素の増加を抑えてくれます。生活習慣病の予防にも役立ちます。
カリウム
ミネラルの一種であるカリウムは、心臓や筋肉などの収縮を助け、糖の代謝を促す働きがある栄養成分です。この作用に、ビタミンCの血管を強化する働きが加わり、心臓の健康に役立つといわれています。
また、カリウムは必要なくなった体の中の塩分排出を促進します。この効能により、むくみの改善に役立ちます。グレープフルーツに含まれるカリウムは、肉や魚と比べてその量は多くありません。しかし、グレープフルーツは塩分を加えずに食べることがほとんどですので、むくみ対策に効果が期待できます。
リコピン
リコピンは、その抗酸化作用がビタミンEの100倍ともいわれている抗酸化物質です。リコピンといえばトマトに多く含まれる栄養素として有名ですが、グレープフルーツにも豊富に含まれています。
リコピンはカロテンの一種で、体内でビタミンAに変化します。ビタミンAは、皮膚や目などの粘膜を強化します。また、血流を改善することで肥満の予防、紫外線から肌を守るなどの効能があると、いわれています。
葉酸
葉酸は、胎児の正常な発達に重要な、妊婦に大切な栄養成分として知られています。造血作用があり、貧血の予防や、授乳期にも大切は成分です。グレープフルーツには葉酸が豊富に含まれています。特に、妊娠前や妊娠初期に多く食べるとよいと、いわれています。
グレープフルーツの栄養素と効果効能【美容編】
ビタミンCで美白効果
出典: http://ss-j.sg
ビタミンCは、シミのもとになるメラニン色素沈着を防いでくれます。それにより、美肌や老化防止にも効果的です。グレープフルーツにはビタミンCと共にクエン酸も含まれているため、吸収されやすく、肌に潤いを与えるといわれています。
ナリンギンで食欲の抑制
苦みの元になっているナリンギンは、その成分が食欲を抑制してくれます。また、満腹感を得やすくなることで、ダイエットの助けになります。
ヌートカトンとリモネンで脂肪燃焼を促進
ヌートカトンとリモネンは、グレープフルーツの香りの成分です。この栄養成分は、体内で脂肪を燃やす活動を助けてくれます。また、その香りが交感神経を刺激して血行を促すことで、体内の代謝や消化活動が活発になります。体の脂肪燃焼を促進し、ダイエット効果につながります。
ペクチンで抗酸化作用
出典: https://tenki.jp
ペクチンは、果皮や皮の内側などに多く含まれています。抗酸化作用や消炎作用、コレステロール値を下げる効果がある栄養素で、動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます。糖分の吸収を抑制する働きがあるため、血糖値の上昇を抑えます。
リコピンで紫外線から肌を守る
リコピンは、トマトに含まれていることで有名な赤色の天然色素です。強力な抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防ぎます。この作用は、肌の細胞を守って健康な肌を維持するために役立ちます。
紫外線によって増加する活性酸素は、シミやくすみの原因になるメラニン色素の生成を促進してしまいます。リコピンが活性酸素を抑制することで、メラニン色素の生成を抑え、肌の透明感を維持する作用が期待できます。
グレープフルーツの栄養の効能を効果的にする食べ方
食前に食べる
食前にグレープフルーツを食べると、脂肪の燃焼効果や食欲抑制の効果が期待できます。グレープフルーツには食欲を抑え、代謝をよくする成分が多く含まれています。ダイエット効果を期待する場合は、食前に食べることをおすすめします。
また、グレープフルーツの酸味が胃を刺激し、胃液の分泌がよくなります。その結果、栄養成分の消化吸収が促進されるという働きもあります。
一日2個まで
グレープフルーツにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCを過剰に摂取すると、まれに吐き気や下痢、腹痛などをおこすことがあります。適度な量を心がけることをおすすめします。また、グレープフルーツを一部の薬と一緒に摂取すると、相互作用をおこすことが知られています。薬を服用している方は注意が必要です。
効果的な食べ合わせは?
グレープフルーツと相性のよい組み合わせとして、紅茶が有名です。紅茶に含まれるカフェインとグレープフルーツのクエン酸が、疲労回復を助けてくれます。カフェインは脳に刺激を与えて覚醒させ、クエン酸は脳をすっきりさせる働きがあると、されています。
グレープフルーツを効果的に食べよう!
グレープフルーツの栄養と効果効能を解説しました。さまざまな栄養素を豊富に含んでいるグレープフルーツは、健康や美容に役立つフルーツです。食べるタイミングや量、組み合わせを工夫すれば、さらにその作用を高めることができるでしょう。