生理痛を和らげる飲み物&食べ物まとめ!生理中に控えるべきものも解説

生理痛を和らげる飲み物や食べ物を知っていますか?生理痛の痛みの原因が分かれば、痛みを和らげる飲み物や食べ物もどのようなものがいいのか分かってきます。生理痛が辛くでも薬は飲みたくないという方もいるでしょうが、鎮痛剤には痛みの原因になるホルモンの分泌を抑制する働きもありますので、早めに服用する必要があります。今回は痛みを和らげる食品と控えるべきものについて紹介していきますので痛みがあるときには参考にしてみてください。コンビニで購入できるものもあります。

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目次

  1. 1生理痛を和らげる為にはどうしたらいい?
  2. 2生理痛を和らげるおすすめの飲み物
  3. 3生理痛を和らげるおすすめの食べ物
  4. 4生理中に控えるべき食べ物&飲み物
  5. 5生理痛を和らげる食べ物&飲み物以外の対処法
  6. 6生理痛は普段の食生活改善で対策ができる

生理痛を和らげる為にはどうしたらいい?

生理は剥がれ落ちた子宮内膜が身体の外に排出されることで起こる現象です。毎月子宮内膜では妊娠に備えて栄養を溜め込みます。妊娠しなかった場合には子宮が収縮し、要らなくなった子宮内膜が血液と一緒に出てきます。毎月生理の際に生理痛に悩まされ、生理が近づくと憂鬱になるという方もいるでしょう。

生理痛が起きるのはなぜ?

生理痛は子宮の収縮で起こる腹痛や腰痛のことで、子宮の筋肉が収縮することで痛みを感じます。子宮内膜の厚さでも痛みが変わると言われており、排出される子宮内膜や血液が多い場合には、子宮の収縮も強くなければなりません。

反対に子宮内膜が薄い場合には排出される子宮内膜や血液が少ないので生理痛が軽い傾向にあります。加齢とともに子宮の収縮も弱くなると言われています。

身体を冷やさない事が大切

身体を冷やすと生理痛がひどくなるのでお腹を冷やさないようにしている方もいるでしょう。その行動は正しく、身体の冷えは生理痛をひどくさせる原因でもあります。身体が冷えることで血管が収縮し血行が悪くなります。子宮にも多くの血管が張り巡らされていますので、冷えにより血行不良が起こると子宮の筋肉が硬く収縮性が低下してしまいます。

酸素や栄養も子宮に届かなくなり機能が低下します。収縮性が低下すると子宮内膜を上手に排出できなくなってしまい、プロスタグランジンという子宮収縮を促すホルモンに似た物質の分泌量が増えます

すると子宮収縮はますます強くなってきますので生理痛もひどくなってしまうというわけです。冷えは生理痛を悪化させますので身体を冷やさないことと体温調整が大切です。部屋の空調や身体を冷やさない服装、身体を温める飲み物や食べ物を積極的に取り入れるようにしましょう。

生理痛を和らげるおすすめの飲み物

生理痛を和らげるためには身体を温める飲み物を飲むようにするといいでしょう。外出先でお腹が痛くなった場合にも、コンビニで痛みを和らげる飲み物がありますので参考にしてみてください。そのような飲み物を飲むこともいいですが、痛みを和らげるためには日々の生活習慣や冷えを起こさせない対策も重要です。

ハーブティー

ハーブティーにはジンジャーティーやカモミールなどいろんな種類があります。香りが高くリラックス効果が期待できるものもあります。身体を温める飲み物だとジンジャーティーやカモミールティー、サフランティーがいいでしょう。

ペパーミントは吐き気を伴う痛みやめまいに効果が期待でき、気分をすっきりさせてくれるようです。ここで気をつけたいのがカフェインを含んでいるハーブティーもあるということです。血管収縮作用のあるカフェインが入っているものもありますので気をつけてください。

温かい豆乳

豆乳には大豆イソフラボンが豊富に含まれています。大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをしてくれるということで着目されているホルモンです。生理時だけでなく、女性ホルモンと似た働きをするため日頃から大豆製品を積極的に取り入れたいところです。

女性ホルモンと似た役割をしてくれるため、生理中に豆乳を飲むと痛みを和らげる効果が期待できます。豆乳はコンビニでも購入できますので出先でもコンビニがあれば手に入れることができます。また、飲む際には温めてホッと豆乳にするといいでしょう。

ココア

ココアは身体の冷えを改善する効果が期待でき、血管を拡張させるポリフェノールが含まれています。また、鉄分も含まれていますので生理中の貧血予防にも役立つでしょう。カフェインも含まれているもののコーヒーや紅茶と比較するとかなり少ないです。

ココアは神経を落ち着かせたり温まった身体を持続させる効果も期待されています。コンビニでも手に入れることができるのも嬉しいです。ピュアココアでしたら便秘解消の効果も期待できるようです。

りんごの甘酒

甘酒は飲む点滴と言われるくらい身体に嬉しい飲み物として人気です。甘酒は米麹甘酒と酒粕甘酒がありますがどちらも栄養があります。米麹甘酒には100種類近くの酵素が含まれておりビタミンも豊富です。酒粕甘酒は食物繊維や葉酸などが含まれています。

甘酒は身体が温まる飲み物でもありますので辛い痛みを和らげるのに役立つでしょう。すりおろしたりんごと合わせるとりんごの風味が加わりますので飲みやすいです。

サマハンティー

聞いたことがない方もいるでしょうが、サマハンティーもおすすめです。サマハンティーとはスリランカで古くから飲まれているアーユルヴェーダのお茶です。キビ糖がメインでブラックペッパーやジンジャーなど14
種類ものスパイスやハーブが含まれています。

飲むことで身体がポカポカとしてきますし、ノンカフェインですので仕事中や寝る前にも安心して飲むことができます。

野菜ジュース

生理中には便秘になるという方も多く、便秘が原因で腹痛が起こる場合もあります。野菜ジュースには食物繊維が多く含まれていますので便秘を予防しておくといいでしょう。野菜は身体を冷やしやすいので常温にして飲むようにしましょう。

野菜ジュースはコンビニでも手軽に購入することができます。コンビニでは野菜生活などいろんな種類の野菜ジュースが売られています。食欲がない場合にはスムージー系のものにすればお腹も満たされやすいでしょう。ご自身で作るのもいいですが、出先や手軽に飲みたい場合にはコンビニやスーパーを活用してみてください。

生理痛を和らげるおすすめの食べ物

飲み物と同じく食べ物も温かいものや体を温めるものを食べるようにするといいでしょう。身体を温めることで痛いを和らげる効果が期待できます。コンビニでも購入できるものもありますので参考にしてみてください。

生姜

生姜は身体を温める効果も期待できますので少しの量で身体がポカポカしてきます。合わせて生姜は生理時に必要な栄養も補うことができます。生姜を細かく刻んでから煮込んだスープや味噌汁でもいいですし、すりおろして豆腐に乗せてもいいでしょう。紅茶に入れてジンジャーティーにしてもいいですがカフェインの量には気をつけましょう。

婚儀にでも生姜のスープが販売されていますし、生姜をメインとした身体を温めるものもありますのでチェックしてみるといいでしょう。痛みで動くこともできないときには既に作られているものが便利です。

大豆製品

大豆製品には大豆イソフラボンの効果が期待できます。大豆イソフラボンが多く含まれている豆腐を入れた鍋などは身体も温まるでしょう。貧血を予防するために鉄分が多く含まれている食品や肉類も入れてみてください。

ホルモンバランスを整える効果ができる大豆イソフラボンは大豆製品に多く含まれています。女性ホルモンの卵胞ホルモンと似た働きをしてくれますので、豆乳と同じく生理痛を和らげる効果が期待できます。

豆腐・納豆・豆乳・味噌など普段の食事から取り入れやすい食品が多いので、生理中だけでなく日頃から積極的に取り入れるようにするといいでしょう。豆腐を入れた味噌ベースの鍋を食べてもいいでしょう。

鶏がゆ

鶏がゆはお腹はすいているものの多くは食べられないという際におすすめです。コンビニにもあるおかゆに鶏ひき肉を入れて煮るだけで簡単に作ることができます。生姜を入れると身体を温める効果もアップしそうです。

グレープフルーツ

グレープフルーツに含まれているクエン酸は血流を改善する効果があるようで、痛みを和らげる効果が期待できます。痛みが来る前ではなく生理が始まる1週間前から生理中に食べるようにするのがおすすめです。

生理中に控えるべき食べ物&飲み物

生理中におすすめの飲み物や食べ物があるのと同じように、控えた方がいい食べ物や飲み物もあります。今まで知らずのうちに控えたほうがいい食べ物を食べていたという方は、それが原因になっていたかもしれません。生理痛が辛いときにはそのような食べ物は食べないようにしましょう。

アルコール

生理中でも適量のアルコールは飲んでもいいですが、具合が悪くなりやすく悪酔いする場合がありますので注意しましょう。不安な場合には控えた方がいいでしょう。鎮痛剤を飲んでいる場合にはアルコールの作用で効き目が強くなりすぎて胃が荒れる恐れもありますのでアルコールは飲まないほうがいいです。

コーヒーや紅茶

温かい飲み物で身体を温めようとコーヒーや紅茶を飲む方もいるかもしれません。コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれており血管収縮を引き起こす恐れがあります。少しなら問題ないでしょうが大量に飲むのは控えましょう。

アイスや果物

痛みが強い方は身体が冷える食べ物は控えるようにしましょう。冷めたいアイスや果物は控えて、冷たい飲み物は常温にして飲むようにしましょう。アイスなど冷たいものを食べることで身体が冷え、血流が悪くなり生理痛が悪化する恐れがあります。

糖分の多い食品

意外かもしれませんが、砂糖を多く含むケーキやクッキー、キャンディーも控えた方がいいです。なぜかと言うと、そのような食品を食べることでホルモンバランスが乱れて痛みがひどくなることもあるからです。どうしても甘いものが食べたい場合にはグレープフルーツやメロン、マンゴーなどを食べましょう。

インスタント食品

痛みがひどく何もできないという場合にカップ麺などのインスタント食品で済ませることもあるでしょう。インスタント食品が痛みの悪化につながる場合もあります。インスタント食品やスナック菓子には添加物が含まれているものが多いです。そのような食品を食べることで血流が悪くなり痛みが悪化する恐れがありますので控えた方がいいでしょう。

生理痛を和らげる食べ物&飲み物以外の対処法

痛みを和らげる飲み物と食べ物を紹介していきましたが、最後にそれ以外の対処法と普段から気をつけたい対策について紹介していきます。痛みが起きたときだけでなく、普段の生活から痛みが起こらないように気をつけることも大切です。

鎮痛剤の処方を受ける

痛みを和らげる飲み物や食べ物を食べても痛みが治らないという方もいるでしょう。生理痛が重いという方もいます。そのような場合にはギリギリまで痛みを我慢するのではなく鎮痛剤を服用するなどして医師に相談してみてください。鎮痛剤の副作用や習慣性が不安なので飲まないという方もいるかもしれませんが、習慣性はないと言われています。

ギリギリまで我慢したけど痛くで我慢できなくなって服用するというのはおすすめできません。なぜかと言うと、痛みが強くなってるときには既に痛みの原因物質が大量に分泌されていますので、その状態で薬を飲んでもあまり効果が期待できないからです。毎回痛みに悩んでいるという方は、痛みが始まる前に服用しておくといいでしょう。

鎮痛剤が効かない方や月経困難症のように日常生活が送れないレベルの痛みがあるという方は婦人科で相談してみてください。低用量ピルを服用する方法もあるようで、避妊のイメージがあるかもしれませんが痛みが重い方に処方されることもあるようです。

低用量ピルを飲むと排卵が止まって黄体ホルモンの分泌も抑制されるため、プロスタグランジンという痛みの原因物質も抑制されます。低用量ピルは医師の処方箋が必要ですので婦人科で相談してみてください。

痛みの原因のプロスタグランジンは、子宮を収縮させて不要な子宮内膜を排出させる役割もありますが、過剰に分泌されると子宮収縮が強くなるため痛みも強くなります。この成分が血流にのって全身にまわると腰痛や頭痛の原因にもなり、鎮痛薬はこの成分を抑制するためのものですので早めに飲むことが大切です。

冷え予防

寒そうにしている女性

身体を温めたり血流をよくすることで痛みが軽減します。入浴や軽い運動をし、入浴後にはお腹や腰のマッサージをしましょう。腹巻きやカイロを使ってお腹を冷やさないことも大切です。

三陰交というツボを温めるのもおすすめで、バケツなどに40~42℃の少し熱めのお湯を入れて足をつけます。ぬるくなったらお湯を足して身体を温めましょう。三陰交は内くるぶしを頂点として指3本分上がったところにあります。

生理痛は普段の食生活改善で対策ができる

食事をしている女性

今回は生理痛の痛みを和らげる食べ物や飲み物について紹介していきました。生理中は食欲が増して太りやすくなったり貧血が起こりやすくなります。そのため鉄分が含まれている食品や栄養を補うことも大切です。

コンビニには生理痛を和らげる飲み物などもありますが、お菓子やジャンクフードなどの添加物が多く含まれているものもありますので、そのようなものは買わないようにしましょう。コンビニの弁当ばかりを日頃から食べている方は、手作りするなどして生活習慣の見直しも行っていきましょう。

手作りする際には女性ホルモンと似た働きをしてくれる大豆イソフラボンが含まれている大豆製品を取り入れてみてください。

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