マーガリンとバターのカロリーを比較!栄養成分の違いも紹介!

マーガリンとバターのカロリーの違いが気になりませんか?マーガリンとバターは使用す頻度が高い食材ですが、カロリー、成分、原材料、特徴などの違いは分かりにくいようです。マーガリンとバターには健康にも関係してくる植物性、動物性の脂肪酸などの成分が含まれています。ここでは、マーガリンとバターのカロリーを比較し、栄養成分の違いなども調査していきます。そしてマーガリンとバターの違いをしって、使い分けることもできます。

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目次

  1. 1マーガリンのカロリーはバターより高い?
  2. 2マーガリンのカロリーや栄養成分など
  3. 3バターのカロリーや栄養成分など
  4. 4マーガリンとバターのカロリーなどの違いを比較
  5. 5マーガリンとバターのカロリーの違いを知って使い分けよう!

マーガリンのカロリーはバターより高い?

マーガリンとバターといえば、毎日でも口にする食材と思いますがカロリーを気にしたことはありますか?そしてどちらが同じ量を食べたら摂取カロリーが高くなるのかということです。今では食品のカロリーを気にする方も増えています。そこでマーガリンとバターのカロリーを調査しながら比較していきます。他にも栄養成分、原材料、特徴などの違いを比較していくので参考にしてみてください。

マーガリンのカロリーや栄養成分など

マーガリンは日常生活に欠かせない食材ですが、カロリーや栄養成分を気にしたことはありますか?もしかしたら食べ過ぎて、健康リスクなどを考えたことがあるかもしれません。カロリーや栄養成分をしることで安心して食べることができます。マーガリンの原材料、カロリー、栄養成分、健康リスク、味や風味などについても詳しく調べていきます。正しい知識でマーガリンを食べることで、健康リスクを最小限に抑えることもできます。

原材料は動物性・植物性の油脂

マーガリンの原材料は上質の油脂ですが油といっても種類は様々あり、マーガリンに使用されている原材料は動物性と植物性の油です。マーガリンは植物性の油脂が60%強、残りが動物性の油脂で製造されている加工食品です。基本的には植物性の油脂と動物性の油脂を使用して、脂肪分は約80%以上です。

動物性の油とは、牛、豚、鶏の油、と魚の油を使用した油脂で、肉系の油脂はコレステロールを多く含むものもあるので摂取量には注意が必要です。しかし、青魚の油脂は、不飽和脂肪酸を多く含みます。マーガリンに使用されている植物性の油脂は大豆油、菜種油、コーン油、パーム油、ヤシ油などの植物性の油脂を多く使用しています。

カロリー

マーガリンといえばカロリーが気になると思いますが、どのくらいのカロリーを摂取しているかわかりますか?マーガリンのカロリーは100gに対して、769kcalです。大さじ1杯では約80〜100kcalで、脂肪約9~11g、飽和脂肪酸2g程度を含んでいます。今ではメーカ各社からカロリーハーフなどのマーガリンが販売されています。カロリーが気になる方は、カロリーハーフのマーガリンなどがおすすめです。
 

主な栄養成分

マーガリンの大さじ1杯(12g)での主な栄養成分としては、脂質9.79g、炭水化物0.14g、タンパク質0.05gでビタミン、ミネラルではビタミンE、ビタミンKの成分が高いようです。

トランス脂肪酸と健康リスク

マーガリンと深い関係があるトランス脂肪酸と健康リスクについて説明していきます。マーガリンに含まれているトランス脂肪酸は、部分的に水素添加した油脂を用いて作られたもので、マーガリン以外にもパン、揚げ物、お菓子、ケーキなどにも含まれています。海外では、トランス脂肪酸が多く含まれている食品は規制などがされていたりします。日本ではトランス脂肪酸の摂取量が大幅に低いため健康リスクが低いと考えられています。

しかし最近ではトランス脂肪酸が大きな話題となったため、各メーカーがトランス脂肪酸の軽減やトランス脂肪酸を含ませないような対策を取るようになりました。トランス脂肪酸を多く摂りすぎてしまうと健康リスクの心配する点は、心疾患やアレルギー性疾患などのリスクが高まる恐れがあるようです。日本の一日平均の摂取エネルギー量は約1900kcalで、この1%に相当するトランス脂肪酸の摂取量は2gです。

味と風味

マーガリンの味や風味の特徴としては、元々バターの代替品として作られた為、風味などがバターと似ていますがバターと比較してみると、あっさりとした味が特徴です。最近では風味をバターにより近づける工夫をした製品が多く販売されています。

マーガリンの種類

マーガリンは柔らかくてなめらかな形状が特徴ですが、マーガリンは大きくわけて2種類にわかれます。購入するときにパッケージを見るとわかりやすく、「ファットスプレッド」という油脂80%未満で水分を多く含んでいるのが特徴です。マーガリンより口当たりが軽めですが、少し水っぽく感じることがあるようです。「マーガリン」は油脂80%以上の製品を指します。最近では「ファットスプレッド」の製品を多く見るのが特徴です。

バターのカロリーや栄養成分など

バターといえばマーガリンより価格は高めですが、家庭には欠かせない食品と思います。そしてバターは色んな料理の調味料としても活躍しますが、バターのカロリー、原材料、栄養成分、健康リスク、特徴などをしっていますか?ここではバターのことについて詳しく説明していきます。バターの知識を少しでも身につけ美味しく食べましょう。

原材料は牛乳

バターの原材料は牛乳から水分を分離させ乳脂肪を取りだし、塩を加えて練り上げて固めた物です。乳脂肪が80%以上でビタミン、動物性の脂肪に含まれる飽和脂肪酸を含んだ乳製品となります。

カロリー

気になるバターのカロリーですが、100gに対して約745kcal、大さじ1杯(12g)に対して約89kcalです。1日の摂取目安量は15g程度が良いかもしれません。バター10g(トースト2枚程度)にぬる量としては、同量のごま油、サラダ油などよりも低カロリーです。

主な栄養成分

バター大さじ1杯(12g)での主な栄養成分としては、脂質9.72g、タンパク質0.07g、炭水化物0.02gとなっていてビタミン、ミネラルではビタミンAとビタミンKが高いようです。

健康リスク

バターの特徴としては、飽和脂肪酸が含まれているので摂りすぎには注意が必要です。飽和脂肪酸を摂りすぎてしまうと、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの増加の可能性があります。動脈硬化の悪化や心筋梗塞の脳卒中といった血管の病気を引き起こすリスクが増える可能性があります。しかし飽和脂肪酸が不足してしまうのも良くはないので、バランスよく摂取することが大切です。

味と風味

バターは特有の風味やコクがあるのが特徴で、調味料ほど味は強くでませんがそのコクと香りが、どの料理にもマッチして豊かな風味で料理全体を包みこんでくれます。バターは調味料としてではなく、やさしく包みこむ風味料という感じがします。

有塩バターと無塩バター

バターの種類としては有塩バターと無塩バターがあります。違いとしては有塩バターは製造過程で、バターの風味や保存性を高めるために塩を使用しています。無塩バターは製造過程で塩を入れないため塩分を気にすることはありません。しかし表記上で食塩不使用バターと表記されている製品があり、原材料に生乳を使用している場合は微量に塩分が含まれているからです。これは厚生労働省の栄養表示基準にあてはまります。

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マーガリンとバターのカロリーなどの違いを比較

植物性の油脂を多く含んだマーガリンと動物性の脂肪を多く含んだバターを色々と調査していきましたが、ここでは様々な違いを比較していきたいと思います。

カロリーの比較

結果としては、カロリーはどちらともほとんど大差はありません。マーガリンは80%以上の油脂で100g769kcal、バターは80%以上の乳脂肪で100g745kcalです。どちらともカロリーが高めなので摂取量に気をつけてください。もしカロリーを気にしている方は、マーガリンではカロリーハーフなどを使用すると良いかもしれません。

栄養成分の比較

マーガリンとバターの主な栄養成分の比較としては、あまり大差はありませんでしたがバターのビタミンAは牛乳由来なので100gに510μgとなっています。それにより100gに対してのコレステロール値がバター210mg、マーガリン5mgという結果になっています。

使いやすさ

冷蔵庫から冷えた場合で使うには、なめらかなマーガリンが使いやすいでしょう。熱で溶かした場合のマーガリン、バターでは使い勝手は一緒のようにみえますがマーガリンはサラダ油のようになってしまいます。バターでは加熱しても風味はあまり損なわれにくいので、料理に使う際におすすめです。

マーガリンとバターの使い分け

マーガリンとバターの使い分けとしては、マーガリンはなめらかな形状が特徴なので伸ばしやすく、塗りやすいためトースト、サンドウィッチ、価格が安価なためお菓子やパンなどに使用されやすいです。バターはコクを活かす和食の隠し味、淡白な魚料理、、ケーキなど、料理の隠し味として使用されやすいです。

使用上の注意点

使用上の注意点としては、マーガリンとバターも過剰摂取は健康的に良くないので1日の摂取量に気をつけることが大切です。マーガリンに含まれるトランス脂肪酸、バターに含まれる塩分や飽和脂肪酸は過剰に摂取すると、どちらとも健康リスクが高まる恐れがあるので1日の摂取量に気をつけましょう。

正しい保存方法

マーガリンとバターの保存方法の比較としては、マーガリンは冷蔵庫に保存しバターは冷蔵や冷凍庫でも保存が可能です。マーガリンの正しい保存方法としては、乾燥を防ぐのが劣化防止になるので、使い終わったらできるだけ早く冷蔵庫にしまうようにしましょう。容器にあるナイフを入れる穴が気になるようならチャック付きの保存袋に容器ごと入れて保存します。常温に長時間置かないように心がけるのもおいしく保存するコツです。

バターの保存の適温は10℃以下といわれていて、冷凍庫でも保存が可能です。冷凍する場合は、使用する大きさに切り分けてラップで包み密封容器や密封袋に入れて保存します。冷蔵庫の保存では、使い残しのバターをラップで包み、密封容器や密封袋に入れて保存します。長期間空気に触れると脂肪が酸素により酸化し、嫌な匂いや変色する可能性があります。ちなみに冷蔵保存ではマーガリンは約6~10ヵ月、バターは約6ヶ月ぐらいです。

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マーガリンとバターのカロリーの違いを知って使い分けよう!

マーガリンとバターのカロリーや違いを調査していきました。マーガリンとバターは使用目的によって使い分けることができます。今ではバターは品薄や高価な食品となっているので、安価で手に入りやすいマーガリンを上手に使いこなしましょう。そしてカロリー比較では同じぐらいでも原料や栄養成分では違いがあります。マーガリンはメーカーによって健康対策をしている商品が販売されているので検討してみてはいかがですか?

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