さんまの綺麗な食べ方まとめ!骨抜きの裏技やNG作法についても紹介
秋になったらさんまが食べたくなりますよね。実はさんまには正しい食べ方があるのをご存知ですか?そこでさんまの正しい食べ方をご紹介します。果たしてあなたのさんまの食べ方は正しいでしょうか?さんまの栄養素や骨取りの裏技も必見です。
さんまに含まれるうれしい栄養素
秋になると食べたくなるのがさんまです。実はさんまにはとても多くの栄養素が含まれているのです。あまり知られてはいませんが、さんまには女性にうれしい美容効果のある栄養素がたくさん入っています。いまからいくつか紹介していきます。
さんまにはビタミンや鉄分、アミノ酸など非常に多くの栄養素があります。ビタミンAとビタミンEは粘膜を丈夫にしてくれたり、また血流の改善効果があります。また魚なのでカルシウムも豊富に含まれていて、その吸収を助けてくれるビタミンDなども入っています。
ビタミンの効果はニキビの予防などにも効くとされています。またDHAやEPAなどは内蔵脂肪の減少などの効果があり、血の流れを良くしてくれるため、ダイエットにも適した魚です。栄養をしっかり取れて、ダイエット効果があるのは女性にとっては非常にうれしいですね。
さんまの食べ方の作法5選!
さんまの食べ方の作法①
まずさんまを食べる時にやってしまいがちなのは、さんまの尾を引っ張って骨を抜こうとすることです。これは大変マナーの良くない行為です。外食の際にこういった骨抜きをするのはみっともなく見えてしまうので注意しましょう。さんまの骨抜きのやり方一つに作法があるので、会得しておきましょう。
まずさんまの頭から尾に向けて通っている背骨に沿って水平に箸を入れていきます。背骨に沿ったところはスーッと箸が通りますが、それ以外のところでやろうとすると、身がこぼれてしまうことがあります。しっかり背骨の上から箸を通すようにしましょう。
さんまは左から食べるというのがマナーです。そのため尾から頭にかけて箸を入れないようにしてください。開く際は必ず頭から尾にかけて箸を入れるようにしてください。
さんまの食べ方の作法②
頭から尾にかけて箸で切り込みを入れたら、次は秋刀魚の上半身をいただきましょう。このときになるべく皮を残さないほうが良いです。また身を食べる時も左から食べるのがマナーですので、頭に近いほうから食べるようにしましょう。
秋刀魚にはもともと味がついていることが多いため、いきなり近くの調味料をかけてしまうのはマナー違反です。一度味見をして、味が薄いと感じた場合は大根おろしやポン酢などをかけていただくようにしましょう。
さんまの食べ方の作法③
上半身を食べ終えたら次は下半身です。下半身は「わた」があるところで上半身と違った作法が必要となるため注意が必要です。またお店によってわたが入っているかどうかが異なりますので、臨機応変に対応するようにしましょう。
秋刀魚の下半身を食べる時にわたが苦手だという方はお皿の端によけておけば大丈夫です。大根おろしと一緒に食べると食べやすくなりますが、どうしても無理という方はそっとよけるようにしてください。わたを食べないことはマナー違反にはならないので安心してください。
また秋刀魚の下半身にはわたのほかにも小骨がたくさんあります。気づかないことも多いと思いますが、口に入れてから小骨出す行為はマナー違反なので、食べる前に小骨の骨抜きをしておくようにしましょう。これも作法の1つなので覚えておくとよいでしょう。
さんまの食べ方の作法④
秋刀魚の下半身を食べたらいよいよ次は骨を抜きましょう。ここで骨を抜かずに秋刀魚をひっくり返してしまうのは重大なマナー違反ですので注意してください。背中側の身は骨をとってそのままいただくようにしてください。
背骨をとるときは秋刀魚の尾を持って、さんまの頭のほうにむけて上に引っ張りましょう。このとき背骨をさんまの頭の付け根で押すとポキッという音がして、身と骨が離れます。箸で押したほうが作法としては正しいですが、このときは手を使って外しても大丈夫です。
また裏側を食べるにあたって、背骨付近にあった小骨が入っていることがあります。秋刀魚の身を口に入れる前に、目で小骨がないかを確認して、骨抜きしてからいただくようにしましょう。先ほどと同じように口に含んでから出すのはマナー違反です。
さんまの食べ方の作法⑤
ここまで来たらあとは秋刀魚の背中側の身を食べるだけです。このときもなるべく左側からいただくようにしましょう。また先ほどと同じように身だけでなくしっかりと皮まで食べたほうがマナーがよく、お皿の上がきれいになります。
秋刀魚を食べ終えた後のお皿には頭と背骨しか残っていないはずです。このときわたが残っている人は端のほうに寄せておきましょう。この一連の食べ方を身に着けておくと、行儀がよく見えるだけでなく、お皿の上もきれいに片付くため、非常に品があるように見えます。
すだちや醤油の使い方
さんまを食べる時に、お皿の上に一緒にすだちや大根おろしなどが一緒にのっていることがあると思います。しかしこれらの使い方にもマナーがあり、知らないと恥ずかしい思いをしてしまうことがあるため注意してください。
さんまにお醤油を直接かける食べ方は実はマナー違反なのです。さんまを焼くときに塩を振っているところが多いため、直接お醤油をかけてしまうと、塩分が多くなり、非常にしょっぱくなってしまいます。そのためお醤油は大根おろしなどにかけ、味見をしてから使うようにしましょう。
大根おろしをさんまと一緒に食べる時の食べ方にも注意が必要です。大根おろしを一気に秋刀魚の上にのせてしまうのはマナー違反です。大根おろしを使ってさんまを食べたいときは、その都度大根おろしを適量取って食べるようにしましょう。一気にのせて食べる癖がついている人は注意してください。
またカボスやすだちをかけた食べ方にも注意が必要です。カボスを絞るときにさんまの皮をはがす人がいますが、それはマナー違反です。さんまの皮には切れ目が入っていることが多く、皮の上からカボスを絞ることで酸味と塩分がちょうどよく混ざります。また高くから搾りすぎると、周りに飛び散るため高さには注意して絞るようにしましょう。
さんまの食べ方の裏技
さんまを外食で食べる時は、品のよい食べ方のほうが良いです。しかし家族で秋刀魚を食べる時などにいちいち手順通りに骨抜きするのは面倒くさい!という方も非常に多いと思います。そこで簡単に骨抜きする方法を紹介したいと思います。
まずさんまの背中とおなかを箸でつまみます。この動作を尾から頭に向けて均等に5~6回程度行ってください。この動作を行うことで、身と骨の間に空気が入るため、身が骨から離れます。力を込めすぎてしまうと身がボロボロになってしまうので注意が必要です。
次にさんまの尾を手で切り離します。その後に箸でさんまの胴体を抑えながら、手でさんまの頭を持ち、横に引っ張ってください。するときれいに背骨を骨抜きすることができます。あまり行儀はよくないですが、家族で食べる時などは是非この食べ方を試してみてください。
さんまの食べ方のNG行動
まずはじめに先ほども紹介したようにやみくもに箸を突っ込まないということです。さんまの下半身のほうに箸をいれてしまうと、わたの部分がつぶれてしまいます。わたが好きな人はいいですが、苦手な方だと食べにくくなってしまうので注意が必要です。
またさんまをひっくり返すのもマナー違反です。この理由としては見栄えが悪いということだけでなく、食べ残しがお皿の上に散らかってしまったり、身が崩れてしまうといったことがあります。この食べ方はあまりきれいではありません。これはほかの魚でもいえることなので注意して食べるようにしましょう。
そして最後にお皿の上が必要以上に汚すことです。さんまは頭と中骨以外は食べることのできる魚です。そのため食べ終えた後のお皿の上に皮や身が散らばっていると非常にみっともなく見えてしまうので注意が必要です。
さんまの食べ方を理解してマナー良く食べよう!
さんまの食べ方一つでその人の行儀のよさや品の良さが出てしまいます。あなたは品のよい食べ方ができていましたか?これから秋刀魚を食べる機会も多いと思います。最初は大変だと思いますが一度作法を覚えてしまえば簡単に感じます。
家で食べる時は手軽な食べ方をして、外に出る時は品のある食べ方をこころがけましょう。まだ裏技を試したことがないという方は是非一度試してみてください。楽しく美味しくさんまをいただきましょう!