さんまの三枚おろしのやり方を丁寧解説!骨の取り方や冷凍の仕方も!

秋の味覚のさんまは、塩焼きにするのが一番おいしい食べ方です。でもさんまの料理方法は焼きさんまだけではありません。料理のレパートリーを増やすためにはさんまの三枚おろしをマスターする必要があります。鮮魚店などで見るさんまの三枚おろしは難しそうですが、コツさえつかめば簡単です。さんまの三枚おろしのやり方を徹底解説します。さらに冷凍保存の方法やおすすめレシピも紹介します。

さんまの三枚おろしのやり方を丁寧解説!骨の取り方や冷凍の仕方も!のイメージ

目次

  1. 1栄養豊富なさんまを旬の時期に堪能したい!
  2. 2さんまの三枚おろしをわかりやすく解説!
  3. 3さんまを刺身にするときの骨の取り方
  4. 4さんまは冷凍保存もできる!
  5. 5さんまを使った簡単おすすめレシピ
  6. 6さんまを三枚おろしで美味しく調理しよう

栄養豊富なさんまを旬の時期に堪能したい!

さんまは秋の味覚を代表する食べ物です。脂ののった生さんまは他の季節に食べる冷凍さんまと異なり、身がしっかりとしていて水っぽくない味を堪能できます。さんまには沢山の栄養が含まれています。まずはEPAとDHAです。サプリメントになるほど重要な栄養素であるEPAとDHAは人間の体内で作り出すことができない栄養素です。そのため豊富に含まれている青魚から摂取する必要があります。

EPAの効能は、血液をサラサラにします。生活習慣病の発端となる血液のどろどろ状態を改善させる効果があります。DHAは脳の発達に大きく関与します。子供に積極的に与えたい栄養素ですが、老化防止にも効果があるため、中年を過ぎたころにも積極的に摂取したい栄養素です。カルシウムも豊富です。骨を作る源となるカルシウムは牛乳や小魚が有名ですが、さんまにも多く含まれています。さんまの缶詰などでも摂取できます。

鉄分も豊富です。特に女性は貧血気味になりやすいなど男性と比較して多くの鉄分摂取が必要です。さんまには一日に必要な鉄分の三分の一を補うことができる栄養素が入っています。鉄分はヘモグロビンの働きを活性化させるため、血液中の酸素濃度をコントロールする役目もあります。そしてビタミン類も豊富です。ビタミンは体内にとどめておくことができない栄養素です。そして壊れやすい性質を持っています。

常に摂取し続けなければならないビタミン類が多く含まれており、健康だけでなく美容にも効果があります。さんまを食べることは健康維持に欠かせない栄養素を体内に取り込む重要な役目もあるのです。旬の時期には目いっぱいさんまを食べて、食の堪能とともに、健康維持につとめましょう。

さんまの三枚おろしをわかりやすく解説!

さんまの三枚おろしでレパートリーが広がる!

さんまは秋の味覚です。冷凍さんまであれば一年中スーパーなどの店頭で購入できますが、やはり旬の時期には生のさんまを食べたいものです。そのまま焼いて焼きさんまにするのもおいしいですが、蒲焼きなどにするのもおいしい食べ方です。しかし丸ごと焼くさんま料理以外では三枚おろしが必須になります。すでに三枚おろしになったさんまも売っていますが、生さんまよりは価格が高いのがネックです。

旬の安い時期に買うさんまは自分で三枚おろしにすれば、家計も安く済みます。難しいと考えられがちなさんまの三枚おろしですがコツをつかめば簡単です。サイズも手頃なさんまは魚を三枚おろしにする練習にはちょうど良い練習台でもあります。さんまの三枚おろしの方法を徹底解説します。コツをつかみながら覚えましょう。また、保存方法やレシピもあわせて紹介します。

脂がのった旬のさんまはそのまま塩焼きにするのが一番おいしい食べ方です。大根おろしと醤油で軽く味付けをすれば、これだけでごはんがすすむおかずになります。しかしさんまの食べ方はこれだけにはとどまりません。さんま料理は他にもたくさんあります。しかしその料理のほとんどに共通しているのがさんまを三枚おろしにすることです。三枚おろしとは、身を左右と中央の骨の3つに分けることです。

鮮魚店などでは簡単に三枚おろしを行っている光景を目にしますが、初めて料理をする人は簡単にはできない技です。職人が行うと滑るように包丁が走りますが、素人では同じように三枚おろしにチャンレンジしても上手に包丁が進まないのです。三枚おろしにはコツが必要なのです。コツさえつかめば簡単に三枚おろしができるようになります。中骨の部分に身がついてしまうなども初心者ならではの失敗談です。

さんまを三枚おろしにできるようになると料理のレパートリーが増えます。さんまの定番料理焼く以外にも、煮る、揚げる、蒸すといった料理ができるようになります。炊き込みご飯なども作れるようになります。旬の時期にはいろいろな食べ方をしたいものです。食卓に広がるさんまの種類を広げることで家族も大満足です。ぜひ、さんまの三枚おろしのやり方を覚えましょう。

実は簡単なさんまの三枚おろし

さんまの三枚おろしは難しいイメージがあります。実際にやってみると最初は上手くいかない場合が多いのも事実です。しかしコツを覚えてしまえば、スムーズに三枚おろしができるようになります。さんまの三枚おろしは一般的な魚の三枚おろしと同じ工程です。三枚おろしを始める前の注意点ですが、どうしても素手で生魚を触ると臭くなってしまい、臭いが取れにくいため、ゴム手袋をすると臭い対策になります。

さんまの三枚おろしの方法を一つ一つ詳しく解説します。まず、さんまを水洗いします。水洗いした後キッチンペーパーなどで水分は残らずふき取ります。水分が残っているとさんまが滑りやすくなり危険であるため、水分はしっかりとふき取ります。頭部の切り落としは胸びれのあたりから行うと無駄にしません。切り落とした頭部はダシとりにも使用できます。活用すると料理上手への第一歩です。

次に胸びれの箇所から包丁の先を入れてはらわたをかきだします。神経質になる必要はなく、かきだせる範囲で行います。はらわたを取り出したら水洗いをします。特に内臓があった場所は血も混ざっているため、きれいに洗い流します。生臭さのほとんどははらわたから生じます。きれいに水洗いすることで生臭さの解消にもなります。水洗い後はキッチンパーパーで水分をしっかりとふき取ります。

いよいよ三枚おろしの工程です。ポイントは中骨の上に包丁を沿わせて切っていくことです。頭部の箇所から切り進めていくことがコツです。そして中骨の感触を確かめながら、尻尾のに向かって切っていきます。上からしっかりとサンマを押さえながら切ると滑りが良くなります。まっすぐ切り進むのではなく、のこぎりの歯を動かすように上下に振りながら進めると上手にできます。

続いて上下を反転支えて同じことを繰り返します。中骨はすでにまな板のすぐ上にあるため、最初よりは切り進みやすくなっています。上下に包丁を振りながら進めていきます。そして尻尾を切り落とします。さらに包丁を寝かせて腹骨を切り取ります。腹骨の下にも身はついているため、できるだけ包丁を寝かせて切るのがポイントです。骨が残ることがありますが、ピンセットや箸で抜けば三枚おろしの完成です。

さんまを刺身にするときの骨の取り方

旬の時期のさんまは生で食べたいものです。さんまの刺身では小骨が気になります。箸やピンセットで一つ一つ探しながら抜く方法もありますが、時間がかかるためおすすめできません。簡単に小骨を抜く方法を紹介します。身の中心に血合い骨があります。骨の両側からV字に包丁を入れて滑らせます。この時切れ込みを入れる深さがコツです。切り取ってしまわないぎりぎりのライン、つまりさんまの皮まで切り込むことです。

絶妙なラインであるため最初は失敗してしまうかもしれませんが、上手に切れ込みを入れることで血合いとともに小骨がすべて取れるのです。気持ち良いほど簡単に抜く事ができるのと時間も大幅節約になります。簡単な小骨のとり方ですので、ぜひチャレンジしてみてください。刺身にするときには外皮も向きます。力任せではなく、切れ込みを入れてゆっくりはがす要領がコツです。

さんまは冷凍保存もできる!

さんまは冷凍すると日持ちはどれくらい?

旬の時期には安いさんまがいっぱい店頭に並びます。思わずまとめ買いしてしまうことも少なくありません。毎日さんまを食べても食べきれないこともあります。そのような時には保存が必要です。保存方法は生ものですので冷やすことが大事です。一般的に冷蔵保存と冷凍保存があります。冷蔵保存は2~3日が限界です。これ以上は保存できません。逆に冷凍保存は30日程度は日持ちします。

旬の時期以外のさんまは冷凍さんまです。そのため一般的に冷凍すれば長い期間保存させることができます。業務用の冷凍保存は瞬間冷凍や冷凍庫よりもさらに低い温度で保存しているため、数ヶ月持たせることができますが、家庭用の冷凍庫を用いる場合には、一ヶ月が限界です。もちろん保存期間が長ければ味も落ちます。また前提として冷凍保存後のさんまは必ず熱処理をして食べることをおすすめします。

さんまの冷凍保存の手順 ・調理時の解凍方法

さんまの冷凍保存をする場合、内臓を取ることをおすすめします。もちろんそのまま冷凍しても構いませんが、少しでも日持ちさせることを考慮しているのであれば、内臓を先にとっておく方法もあります。内臓を取り除く場合には冷凍焼けに注意します。生さんまを冷凍する前には必ず流水で洗い流し雑菌を取り除いておきます。水分はキッチンペーパーでしっかりとふき取ります。

冷凍保存する前には密封処理をすることがポイントになります。ラップでくるんでも、市販のジップロックを利用しても構いません。できる限り空気が触れる箇所を少なくするのがコツです。また、密封する事で他の食品や冷凍庫への臭い移りも防止できます。また保存中のさんまの乾燥も防ぐ効果があるため、みずみずしさを保つことができます。

冷凍したさんまを解凍して調理するときには自然解凍を利用します。チルドがついている冷蔵庫ではチルドを利用しても構いません。冷凍したままの状態で調理すると上手に焼くことができなかったり、中まで火が通らなかったりして生焼けになったりします。必ず常温で解凍してから調理するようにすることが必要です。時間がない時には電子レンジの自然解凍の機能を使うと時間短縮になります。

さんまを使った簡単おすすめレシピ

さんまの三枚おろしを使った「蒲焼」

さんまの蒲焼きのレシピを紹介します。蒲焼きは作り方が難しいイメージがありますが、実はとても簡単です。ごはんがすすむさんまの蒲焼きの作り方を紹介します。材料は三枚おろしのさんま、しょうゆ、砂糖、みりん、日本酒、しょうが、片栗粉、塩です。三枚におろしたさんまに軽く塩を振ります。そして片栗粉をまぶします。フライパンにみりん、日本酒、砂糖、しょうゆ、細切りにした生姜を入れて煮立たせます。

香ばしくなったところでさんまを入れます。軽く絡めれば完成です。さんまを三枚おろしにするのが一番時間がかかる工程です。蒲焼きにする工程は10分もあれば作れてしまう簡単さです。お弁当のおかずにもできます。ごはんの上にさんまの蒲焼きを乗せて蒲焼き丼にする方法もあります。お酒のおつまみにも最適です。三枚おろしにしたさんまを冷凍保存しておけば、食べたいときにすぐに作れるレシピです。

冷凍保存のさんまでも美味しく「さんまの炊き込みご飯」

冷凍保存したさんまは生のさんまよりも少し味が落ちてしまいます。浅い調理方法であれば、冷凍保存したさんまであることに気づいてしまいますが、炊き込みご飯なら冷凍したことがわからない味です。材料は米とさんま、日本酒と醤油です。お好きな野菜や具材などを加えてアレンジすることも可能です。作り方ですが、とても簡単です。まずは米を研いだあとにさんまをそのまま入れます。さらに醤油と日本酒で味付けします。

いつも通りに炊飯器のスイッチを入れて炊きます。炊き上がったあと、さんまを取り出して中骨を取り出します。あとはさんまをごはんに混ぜれば完成です。小骨は柔らかくなっているため、気にする必要がなく、そのまま食べることができます。手間暇かけずにできるさんま料理です。冷凍さんまの使い道に困ったら炊き込みご飯がおすすめです。野菜などを入れるとさんま野菜炊き込みご飯にもできます。

さんまの身がふっくら「さんまのホイル焼き」

さんまのホイル焼きを紹介します。魚のホイル焼きはよく見かけますが、さんまのホイル焼きは珍しいのではないでしょうか。材料は、さんまと柚子、日本酒、みりん、砂糖、塩、しょうゆです。さんまは頭と尾を切り取り内臓を抜き出して水洗いします。半分の長さに切っておきます。輪切りにした柚子と日本酒、みりん、しょうゆ、砂糖、塩を混ぜた調味料にさんまを浸し15分ほど寝かせます。

アルミホイルにサンマを入れて調味料をかけます。そして200度のオーブンで15分焼きます。仕上げに柚子を乗せて完成です。柔らかいさんまに柚子の香りが漂う一品です。ごはんのおかずにもお酒のおつまみにも最適です。みずみずしさが残っている為、塩焼きとは一味違う風味を堪能できる一品です。作り方も簡単です。

さんまを三枚おろしで美味しく調理しよう

さんまを塩焼きにする以外にも三枚おろしにすることでレパートリーを増やすことができます。栄養満点なさんまはいろんな料理にして食べたいものです。三枚おろしに躊躇する人が多いのですが、さんまを三枚おろしにするのは簡単です。苦手意識を持たずにさんまの三枚おろしにチャレンジしてさんま料理のレパートリーを増やして美味しく調理してみませんか?

Thumbさんまの綺麗な食べ方まとめ!骨抜きの裏技やNG作法についても紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbさんまの刺身のさばき方とコツまとめ!盛り付けや食べる際の注意点は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbさんまの内臓の取り方と下処理は?キレイに取れる裏ワザも! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ