ぬか漬けは洗う必要がある?栄養はなくならない?健康的な食べ方も

ぬか漬けを洗うか洗うことなく食べるべきかを徹底的に解説します。ぬか漬けの豊富な栄養成分や健康的な食べ方も紹介!ぬか漬けにおすすめの定番野菜情報から、変わり種食材情報まで、今すぐにぬか漬けを食べたくなる知識が満載です。

ぬか漬けは洗う必要がある?栄養はなくならない?健康的な食べ方ものイメージ

目次

  1. 1ぬか漬けは洗うべき?
  2. 2ぬか漬けを洗うと栄養はどうなる?
  3. 3ぬか漬けの塩分を抑えて健康的に食べる方法
  4. 4ぬか漬けの栄養
  5. 5ぬか漬けの作り方とおすすめの野菜
  6. 6ぬか漬けを洗うか洗わないかはお好みで

ぬか漬けは洗うべき?

ぬか漬け初心者です。ぬか漬けのぬかって食べる時に洗い流すものですか?それともそのまま食していい物なのでしょうか?
無知ですみません。

豊富な栄養が含まれるぬか漬けですが、ぬか床から出すと、ぬかがたっぷりとついています。ぬかが付いた野菜を洗うべきか、洗うことなく食べるべきかを、悩む方も多いでしょう。

そこで、ぬか漬けは洗うべきなのかを、ぬか漬けの豊富な栄養や健康的な食べ方とともに紹介します。洗うべきか、洗わずに食べるべきかを知って、ぬか漬けをより健康的に楽しみましょう。

ぬか漬けを洗うと栄養はどうなる?

ぬか漬けを洗うと、栄養はどうなるのかを解説します。ぬか漬けを洗うときには絞るべきなのか、洗うことなく食べると身体に悪影響を及ぼすのか、についても解説していきます。

ぬか漬けを洗うと栄養はなくなる?

ぬかを洗い流しても栄養がなくなることはないのです。

ぬか床の豊富な栄養は、漬けている間に野菜に染み込みます。そのため、洗うだけで栄養が落ちることはありません。ぬか漬けを洗うべきか、洗うことなく食べるべきかで、迷う方も多いでしょう。栄養面でいうならば、どちらも栄養に違いはないため、好みで決めれば問題ないです。

ぬか漬けの野菜は絞るべき?

洗うときに絞るか絞らないかも、好みで判断すれば、問題ありません。水分量によって食べたときの食感が変わります。

ぬか漬けを洗わないと身体に悪い?

洗うことなく食べたからといって、身体に悪いということはありませんしかし、ぬか漬けには多くの塩分が含まれていますし、ぬかを食べると苦みやえぐみがある可能性があります。また、ぬかには調整のために入れた香辛料や卵の殻などが入っていることもあります。

洗うことにより、味が変化してしまう場合もあります。これらを頭に入れたうえで、洗うか洗うことなく食べるかを、決めましょう。

ぬか漬けの塩分を抑えて健康的に食べる方法

塩分を控えて健康的に食べる6つの方法を紹介します。塩分を摂り過ぎたときのリスクについての情報もまじえています。

ぬか漬けに塩分はどれくらい含まれる?

ぬか漬けは大根3枚程度でおよそ0.9gの塩分が含まれています。

ぬか漬けは塩分が多く含まれており、ぬか漬けを食べているとあっという間に日本人が摂取するべき塩分量を超えます。日本人の摂取するべき塩分量は、男性が1日8グラム未満、女性が7グラム未満です。
 

野菜ごとのぬか漬けに含まれる塩分量
野菜名 塩分量
きゅうり(100グラム/3分の2本) 2.1グラム
だいこん(100グラム/厚さ3センチ) 1.5グラム
なす(100グラム/中なす1本) 0.99グラム

塩分を摂りすぎるとどうなる?

塩分を摂り過ぎると、血管の病気になるリスクが高まります例えば、腎臓病や尿路結石などの病気になりやすくなります。ほかにも身近な例として、むくみが生じることや怠さが出てしまうことがあります。

塩分を抑える方法①炒りぬかを加える

塩分を抑えるための1つ目のポイントは、炒りぬかを加えることです。炒りぬかを加える場合、塩分が入っていない炒りぬかであることを確認しましょう。特に市販の炒りぬかには、塩分が入っている可能性があります。

塩分を抑える方法②ビールや日本酒を加える

塩分を抑えるための2つ目のポイントは、ビールや日本酒を加えることです。入れすぎてしまうと、アルコールの香りが強くなってしまうので、注意が必要です。

塩分を抑える方法③冷蔵庫でぬか漬けを作る

塩分を抑えるための3つ目のポイントは、冷蔵庫でぬか漬けをつくることです。菌の働きが弱まり塩分を抑えられる、といわれています。場所をとらないぬか床もあるので、調べてみましょう。

塩分を抑える方法④水気の多い野菜を選ぶ

塩分を抑えるための4つ目のポイントは、水気の多い野菜を選ぶことです。野菜はナスやキャベツ、大根がおすすめです。

塩分を抑える方法⑤塩抜きをする

塩分を抑えるための5つ目のポイントは、塩抜きをすることです。ただし、美味しさを損なわないようにしましょう。食塩水を使うことで、旨味を逃がすことなく塩抜きすることが可能です。食塩水は塩分濃度を1.5パーセントにすることをおすすめします。味が薄いと感じる場合、醤油を一滴垂らしてください。

塩分を抑える方法⑥絞って食べる

塩分を抑えるための6つ目のポイントは、絞って食べることです。絞るときには絞り加減に気をつけるようにしましょう。絞りすぎてしまうと、食感や味が変わってしまいます。お好みの食感や味になるように調整してください。

ぬか漬けの栄養

ぬか漬けは多彩な栄養分が含まれている漬物です。生きていく上で欠かせないといわれる栄養分も、多く含まれています。洗っても洗わなくても摂取できる、ぬか漬けの7つの栄養分を紹介します。

ぬか漬けの栄養①植物性乳酸菌

植物性乳酸菌は生きている状態で腸まで届くといわれる乳酸菌です。腸内のバランスを整える効果だけでなく、免疫力を高める効果も期待できます植物性乳酸菌は妊娠中の方におすすめの栄養分です。

ぬか漬けの栄養②カルシウム

カルシウムは骨を形成する役割を担っています。カルシウムが不足してしまうと、骨折しやすくなる、歯が弱くなる、骨粗しょう症を引き起こしやすくなるなど、多くのリスクが生じてしまいます。カルシウムは身体にとって欠かせない栄養分なのです。

ぬか漬けの栄養③タンパク質

タンパク質は生きていく上で欠かせない栄養分です。筋肉や臓器、皮膚、血液、髪の毛などはタンパク質でつくられています。

ぬか漬けの栄養④炭水化物

炭水化物も生きていく上で欠かせないといわれている栄養分です。人間のエネルギーの源は炭水化物です。炭水化物を摂取することで、活力がでる効果や疲労回復の効果も期待できます。

ぬか漬けの栄養⑤ビタミンB群

ビタミンB群は、糖質を消費することでエネルギーを作り出す栄養分です。ビタミンB群を摂取することで、皮膚や粘膜を健康的に保つ効果が期待できます。

ぬか漬けの栄養⑥食物繊維

食物繊維は人間の消化酵素では消化することができないので、大腸まで届くといわれています。食物繊維は便秘や宿便の解消をする効果、血糖値を下げる効果が期待できる栄養分です。

ぬか漬けの栄養⑦酵素

酵素は消化や呼吸、運動を支える重要な栄養分です。酵素がなかったとしたら人間は生きていくことができないといわれるほど、大切な役割を担っています。

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ぬか漬けの作り方とおすすめの野菜

ぬか漬けの作り方をみていきます。作るときにおすすめの野菜、変わったぬか漬けを食べたいときに、おすすめの食材についての情報もまじえています。

材料と用意するもの

材料は、ぬか漬けにしたい食材と水、自然塩、市販されている熟成したぬか床です。用意するものは、蓋つきで密封できる容器です。

作り方

【作り方】

  1. 容器を洗います。洗うときには容器を乾燥させることを忘れないようにしましょう。
  2. 用意した容器の底にぬか床を敷きます。このとき空気が入らないように気を付けましょう。市販のぬか床やスーパーのぬか床を使うときは、水が必要な場合があります。
  3. 野菜を洗います。水分はしっかりとふき取りましょう。
  4. 食材の表面を塩でこすります。
  5. ぬか床に埋め込むようにして食材を入れます。ぬか床を掘り起こして食材を入れると空気が入るので控えましょう。
  6. 半日から1日ほど寝かせて出来上がりです。

ぬか床の状態は素手のほうがわかりやすいので、素手で触れましょう。漬けるときには水分が入ると、ぬか床が傷むので、気を付けてください。固い野菜を漬けるときには、切込みを入れて漬かりやすくしましょう。

ぬか漬けは、20度から25度の場所で寝かせてください。室温が25度以上の場合は、冷蔵庫で寝かせましょう。冷蔵庫の場合、2倍の時間がかかります。

ぬか漬けにおすすめの野菜

4つの定番のおすすめ野菜を、ワンポイント情報とともに紹介します。どの野菜を使うか迷ったときに参考にしてください。

白菜

白菜はシャキシャキとした歯ごたえが人気の食材です。そのまま漬ける方法や、天日干しをしてから漬ける方法があります。また、塩漬けした後に漬ける方法や、浅漬けにした後に漬ける方法も美味しいと評判です。

きゅうり

きゅうりはカリカリとした歯ごたえや、みずみずしさが人気の食材です。ヘタとシッポを外すと、苦みが軽減できます。

大根

大根はこりこりとした食感が人気の食材です。冬が旬の食材なので、冬の期間に楽しみましょう。漬ける時間によって味が変わることで知られているので、漬ける時間を変えて楽しむこともおすすめです。

なす

なすは味が染みこみやすい食材です。そのため、ぬか漬けならではの味を堪能できます。塩やミョウバンで揉んでから漬けることで、色落ちを防げると、評判です。

ぬか漬けにおすすめの変わり種具材

おすすめの変わり種食材を4つ紹介します。市販のぬか漬けやスーパーのぬか漬けでは味わえないような個性的な味を楽しみましょう。

アボカド

アボカドは酸味とコクを楽しめるおすすめの食材です。アボカドを漬けるときには、熟していないものを選びましょう。「豆腐のような食感を楽しめる」「チーズのような食感を楽しめる」という評判もある魅力的な食材です。アボカドのぬか漬けの上に、チーズをのせて焼くことも、おすすめします。

ゆで卵

ゆで卵はぬか床の香りが堪能できるおすすめの食材です。ゆで卵のぬか漬けは日持ちしないので、注意してください。半熟卵にしてみたり、しっかりとゆでた卵にしてみたり、多彩な楽しみ方のある食材です。

魚のぬか漬けは、郷土料理でも知られるおすすめの食材です。ほっけやアジ、イワシなど、多彩な魚の味を楽しめます。魚嫌いの子供が魚のぬか漬けを美味しく完食した、という評判もあるほど、絶品のぬか漬けです。

鶏肉

鶏肉のぬか漬けは、ジューシーな味を楽しむことができます。茹でた後に軽く焼き目をつけて、漬けます。ダイエットにも最適だといわれており、人気がある食材です。

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ぬか漬けを洗うか洗わないかはお好みで

ぬか漬けを洗うべきか、洗うことなく食べるべきなのかを、豊富な栄養や健康的な食べ方とともに紹介しました。洗うか洗うことなく食べるかは、好みできめましょう。洗う場合でも、ぬか漬けの豊富な栄養はなくなりません。ぬか漬けを食べて健康的な生活を送りましょう。

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