半熟卵の賞味期限や日持ちはどれくらい?生卵やゆで卵は?保存方法も

半熟卵の賞味期限について調査!賞味期限と消費期限の違いや、生卵やゆで卵の賞味期限との違いについても調べてみました。また、日持ちする保存方法や、腐るとどうなるか半熟卵についても詳しく解説します。卵の日持ちが気になる方はぜひ読んでみてください。

半熟卵の賞味期限や日持ちはどれくらい?生卵やゆで卵は?保存方法ものイメージ

目次

  1. 1半熟卵の賞味期限を徹底解説!
  2. 2半熟卵の賞味期限はどれくらい?
  3. 3半熟卵を日持ちさせる正しい保存方法
  4. 4半熟卵が賞味期限切れに!腐るとどうなる?
  5. 5半熟卵の賞味期限まとめ

半熟卵の賞味期限を徹底解説!

お皿に乗った半熟卵の画像

「半熟卵はどのくらい日持ちするのか?」と疑問に思ったことはないでしょうか?この記事では、半熟卵の賞味期限と消費期限について調査しました。

ゆで卵や卵焼き、生卵との賞味期限の比較、さらには日持ちさせるための適切な保存方法や腐るとどうなるかについてまで徹底解説します!ご家庭で半熟卵を作る際には、ぜひ参考にしてみてください。

半熟卵の賞味期限はどれくらい?

半熟卵の賞味期限

早速、半熟卵の賞味期限をみていきましょう。ちなみに「賞味期限」とは、食品を開封していない状態で、美味しく食べることができる期限です

半熟卵の美味しく食べることができる期限は、一般的に1日前後といわれています。思ったよりも短いことが分かります。市販(コンビニ)の半熟卵は衛生状態が厳しくチェックされているためもう少し日持ちしますが、それでも1~2日です。作り置きやお弁当のおかずには半熟卵は不向きかもしれません。

半熟卵の消費期限

では、消費期限はどうでしょうか?消費期限は賞味期限に対して、衛生上の危害が発生することがない期限といわれています。安全に食べることができる期限ということです。半熟卵の消費期限について、早速みていきましょう。

日持ちがすると言われる卵ですが、加熱後は傷みやすくなるため、ゆで卵・半熟卵はできるだけ早めに食べきります。

上記のサイトからわかるように、卵の賞味期限と消費期限にはあまり差がないことになります。これから説明する適切な方法で保存したものでも、1~2日のうちには食べたほうがよいでしょう。

半熟卵の賞味期限をゆで卵と比較

では次に、半熟卵とゆで卵の賞味期限を比較してみましょう。半熟と固ゆでの卵では、賞味期限にどのくらい差が生まれるでしょうか?

固くゆでて殻付きで保存したゆで卵は、冷蔵(5℃)で約2~3ヶ月、10℃で約3週間、室温(25℃以上)で約3~7日持つとされています。

殻付きのゆで卵の場合、ずいぶんと日持ちが長くなります。ただしこれは品質管理が適切に行われている場合の賞味期限ですので、実際に家庭で作ったものは3~4日で食べきるのがよいでしょう。
 

半熟卵(家庭、殻付き) ~1日
ゆで卵(家庭、殻付き) 3~4日

半熟に比べてしっかりと加熱されているゆで卵は、加熱殺菌ができています。そのため、半熟卵よりも長い賞味期限であることが分かります。

半熟卵の賞味期限を生卵と比較

ゆで卵と半熟卵ではゆで卵の賞味期限の方が長いことが分かりました。では、生卵の賞味期限はどうでしょうか?卵のパックを買った際に皆さんが目にする賞味期限シール。実は卵の賞味期限は特別に、卵を生で食べることができる期間と定められています。以下で賞味期限がどのように計算されているかを解説します。

英国・ハンフリー博士の研究に基づいて算出された日数を参考にすると、7~9月は産卵後16日以内、4~6月・10~11月は産卵後25日以内、12~3月は産卵後57日以内とされているそう。
しかし実際には、GPセンターや流通業者などの調整により、パック詰めをしてから2週間程度を賞味期限として表示しているケースが多いそうです。

つまり、表示されている賞味期限では2週間でも、実際の日持ちはもう少し長いということになります。生卵の卵白にはリゾチウムという酵素が存在し、菌から卵を守る役割を果たしているため、このような長い期間日持ちするというわけです。加熱した後よりも過熱する前の生の状態の方が日持ちがいいのは少し驚く方も多いでしょう。
 

半熟卵 ~1日
生卵 2週間程度

 

半熟卵の賞味期限を卵焼きと比較

最後に、半熟卵と卵焼きの賞味期限を比べてみましょう。卵焼きの賞味期限は2~3日であるといわれています。
 

半熟卵 ~1日
卵焼き 2~3日

卵焼きも、加熱されているため半熟卵よりもよく日持ちします。4つの状態の卵について比較してみましたが、こうしてみるといかに半熟卵の賞味期限が短いかがよく分かります。

Thumb卵の賞味期限切れはいつまで食べられる?生だと?【3日/1週間/1ヶ月/3ヶ月】 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

半熟卵を日持ちさせる正しい保存方法

ここまでで半熟卵の賞味期限や消費期限、様々な状態の卵の賞味期限について解説をしました。しかし、紹介してきた期限は適切に保存された場合の期限であり、保存方法を誤ると賞味期限や消費期限は短くなります。ここからは半熟卵を日持ちさせるための、正しい保存方法について解説していきます。

半熟卵は冷蔵保存がおすすめ

卵の食品表示シールを見るとわかる通り、卵は10℃以下で保存するのが適切であるといわれています。10℃以下では菌の繁殖を防ぐことができるため、調理後は10℃以下に保たれている冷蔵庫に入れるようにしましょう。

パックに入れたまま保存

買ってきた卵を1つずつ取り出して、冷蔵庫に入れている方も多いのではないでしょうか?むき出しの状態ではひびが入ったり、卵を手に取り冷蔵庫に入れる際に菌が増殖する可能性があるため、卵はパックのまま冷蔵庫に入れるのが適切な保存方法です。

さらに、パックのまま入れることで冷蔵庫の開け閉めによる温度の変化の影響も、受けにくくなるとされています。半熟卵も殻付きのものは、パックか他の容器の中に入れるとよいでしょう。

尖っている部分を下にして保存

「卵は尖っているほうが下」と聞いたことはあるかもしれませんが、その理由を知っていますか?実は、卵の丸いほうには気室と呼ばれる空気の部屋があり、その部分を上にすることで黄身と殻との接触を防いでくれるからです

空気の部屋があるおかげで、黄身の鮮度が保たれています。また、尖っている部分の方が強度が強く、割れにくいという理由もあります。

ドアポケットに入れない

ドアポケットに卵を入れるスペースがある冷蔵庫が多いのに、ドアポケットに入れないほうがいいというのは意外な事実かもしれません。

この理由も、上に示したパックのまま入れたほうがよい理由と同じとされています。冷蔵庫の開け閉めの影響をできるだけ受けないで、温度を安定させることができるからです。半熟卵もドアポケットには入れず、冷蔵庫内に入れましょう。

匂いの強い食べ物と離して保存

臭いの強い食べ物と離して保存する理由は、卵の殻は呼吸をしているからです。卵をにおいの強い食べ物の近くにおいておくと、その食べ物のにおいを吸収してしまいます。冷蔵庫に保存する際にはにおいの強い食べ物と半熟卵を離して保存しましょう。

洗って保存しない

野菜は洗うことで汚れが落ちて食べるときも安心ですが、卵はそうではありません。卵を洗ってしまうと呼吸をしている殻から菌が入ってしまう可能性があります。従って、卵は洗わずに過熱による殺菌を行ったほうが安全です。

半熟卵が賞味期限切れに!腐るとどうなる?

賞味期限が短い半熟卵は、「適切な保存方法をとっていても腐るのではないか?」と心配になるのではないでしょうか?以下では腐ると半熟卵はどうなるのかを説明しています。見分ける際、以下のポイントに気を付けてチェックしてみてください。

腐った時の見分け方①半熟卵の中身が水っぽい

新鮮な卵にはハリがありますが、鮮度が落ちるにつれハリが失われ白身も水っぽくなっていきます。白身部分が水っぽいなと感じたら、それは賞味期限が切れていて腐る証拠です。食べない方が安全です。

腐ったの時見分け方②半熟卵の表面がぬるぬるする

半熟卵の殻をむくとき、白身と殻の間に薄い膜があります。この膜にぬめりがあると、その卵は腐っているという印になります。表面がぬめぬめしている半熟卵は食べてはいけません。

腐った時の見分け方③半熟卵の白身部分が変色

3つ目のチェックポイントは、白身の色です。本来調理した白身の色は白色ですが、その白身の色がピンク色や緑色に変わっているのは菌が繁殖している証拠です。安全ではないため、処分した方がよい状態です。

腐った時の見分け方④硫黄臭や酸っぱい臭いがする

これは最もわかりやすい見分け方かもしれません。卵は腐ると強烈な臭いを発します。臭いは硫黄臭や酸っぱいにおいですので、このような臭いがしている半熟卵はくれぐれも口にしないようにしてください。

腐った時の見分け方⑤半熟卵に粘りがある

5つ目のチェックポイント、こちらもチェックするのは白身部分です。半熟卵の状態を確認するのには白身が大事な役割を果たしていることが分かります。白身に本来ないぬめりだけでなく、粘りが見られる場合はその半熟卵は腐っていると判断できるでしょう。

腐った時の見分け方⑥サルモネラ菌に注意

先ほどまで菌と記述していたものの正体は、ルモネラ菌です。サルモネラ菌は家畜の腸内に存在する菌で、卵にも菌が付着している可能性があります。少量の菌でも食中毒になることがあり、吐き気や腹痛、発熱を伴い、卵のサルモネラ菌が原因で小児が死亡した例まであるので、大変危険な菌だということが分かります。

増殖を防ぐためには、10℃以下での低温保存が必須です。また、殺菌するためには中心部を75℃で1分以上加熱することが必要になります。

半熟ということは70度以下で短時間の加熱なので加熱殺菌できていないですが、
この時期にあたる確率は低いと思うのですが・・・

半熟卵は作る過程で十分に加熱殺菌することができないのです。ですので、サルモネラ菌をつけない、増やさないことが大変重要です。

腐った時の見分け方⑦ヒビが入っている

殻にひびが入った卵にも注意が必要です。ひびが入っているものはそこから菌が入る、もしくは菌が増殖するので、腐るのも早くなってしまいます。保存していた半熟卵の殻にヒビがか言っていた場合、上述した賞味期限よりも早く食べきるのがよいでしょう。

Thumb卵が腐るとどうなるの?腐った卵・古くなった卵の見分け方や保存期間は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

半熟卵の賞味期限まとめ

半熟卵の賞味期限から保存方法、腐ったものの見分け方までお伝えしていきましたが、半熟卵の賞味期限は適切に保存しても思った以上に短いこと、腐っているかの確認が、食中毒の予防のために大切です。家庭で半熟卵を作る際には参考にして、美味しく頂きましょう。

Thumbポテトサラダの賞味期限!正しく保存する方法は?日持ちするレシピも紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbフレンチトーストは冷凍保存で時短!味と保存期間は?冷凍食パンから作る方法も | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ