ポテトサラダの賞味期限！正しく保存する方法は？日持ちするレシピも紹介

ポテトサラダは子供から大人まで大好きな料理です。家で料理する場合はついつい沢山作り過ぎてしまう方も多いでしょう。ポテトサラダは水分を多く含むじゃがいもやきゅうり等を使用しているので、実はあまり日持ちがしません。保存の仕方によって賞味期限は変わってきますが、味を落とさずに少しでも長く日持ちさせたいものです。

そこで本記事では、ポテトサラダの賞味期限や消費期限・保存方法について詳しく解説します。さらに、賞味期限を延ばすポイントや腐る前に食べ切ってしまうリメイクレシピも紹介しますので、是非参考にして下さい。

ポテトサラダはどのくらい日持ちがするのでしょうか？コンビニなどで販売されているパックのもの、惣菜屋で販売されているもの、家で作った手作りのものと様々な環境で作られたポテトサラダがあります。ここではそれぞれのタイプに分けて賞味期限と消費期限の目安を見ていきましょう。

お店で購入した食品には賞味期限あるいは消費期限が表示されていますが、その違いを知っていますか？賞味期限と消費期限は似ているようで意味が違うので気を付けて下さい。品質の劣化が緩やかな食品には賞味期限が表示されており、品質の劣化が早い食品には消費期限が表示されています。

賞味期限は保存方法を守って保存した場合に、品質が変わらずに美味しく食べることができる期限です。賞味期限を過ぎてしまってもすぐに食べれなくなることはないので、食品の状態を見て自分で判断して下さい。

消費期限は袋や蓋を開けずに購入した時の状態で保存している場合に食べることができる期限です。主に弁当や惣菜・サンドウィッチなどの傷みやすい食品に表示されます。消費期限を過ぎてしまったら、食べない方が良いでしょう。

コンビニや店などの市販のポテトサラダの賞味期限は、家で作るものよりも比較的長めです。市販の真空パック入りのポテトサラダのほとんどは、無菌充填品でしっかり密閉しているので長めの賞味期限になっています。あまりにも消費期限・賞味期限が長いのは、保存料を沢山使用している可能性もあるので注意が必要です。

ポテトサラダを手作りするのは結構手間がかかるので、すぐにサラダを一品足したい時に便利です。セブンプレミアムの北海道男爵いものポテトサラダは、じゃがいもが大きめにカットされていてゴロッとした食感が良く、人参や玉ねぎも入っています。マヨネーズは添加物不使用のポテトサラダ専用マヨネーズを使用しており、賞味期限は16日間です。

業務スーパーの冷蔵惣菜の中でも大人気のポテトサラダは1kgで399円とコスパが最高です。ゴロゴロ系のポテトサラダでじゃがいもの旨味をしっかり引き立てています。程良い酸味と塩胡椒のさっぱりした味付けなので、様々な料理に使用することができると好評です。賞味期限は1ヶ月弱となっており、食べ切れない場合は冷凍保存をします。

百貨店やスーパー、お惣菜屋で製造・販売されているポテトサラダは、家で作るポテトサラダと賞味期限はほとんど変わりません。お惣菜のポテトサラダには、消費期限が当日あるいは翌日と表記されていることが多いです。また、できるだけ日持ちするためにお酢などの酸味料を使用しており、少し酸味が効いているポテトサラダもあります。

手作りのポテトサラダは具の内容や味付けによって賞味期限が違ってきますが、冷蔵庫で正しく保存すれば1~3日は日持ちします。夏場は傷み易いので作った当日中になるべく食べ切った方が良いでしょう。

ポテトサラダの一般的な賞味期限を紹介しましたが、できることなら少しでも長く日持ちさせたいものです。ここでは、ちょっとした工夫で賞味期限を延ばすことができる保存方法を説明します。

冷蔵庫で保存しているから絶対腐ることはないと安心してはいけません。正しい保存方法で保存をすることで2~3日間は日持ちします。保存容器の蓋をしっかり閉める、あるいはラップでしっかり密封するなど空気に触れさせないようにすることが大切です。

また、ポテトサラダを大量に作って冷蔵保存をする場合は水分の多いきゅうりは省いておき、食べる時にその都度きゅうりの塩揉みを足してあげるとより日持ちします。他には、食べる直前にマヨネーズで和えると日持ちするという口コミもありました。

ポテトサラダを冷凍保存する場合は、一食分ずつ小分けにすると必要な分だけ解凍できます。また、しっかり空気を抜き切って密封することがポイントです。冷凍することを想定してポテトサラダを作る場合は、じゃがいもは潰してマッシュ状にする方が良いでしょう。なぜなら、じゃがいもの固形が残ると解凍後に水っぽくなり食感が劣るからです。

味の変化を最小限に抑えるには、食べる前に冷蔵庫に移して自然解凍するのがベストです。だいたい6時間くらいで自然解凍することができます。電子レンジで解凍することもできますが、多少水っぽくなりベタッとした食感になりがちです。マヨネーズは一度冷凍すると分解して味が薄くなる特性があるので、解凍後に再度味付けすると良いでしょう。

家でポテトサラダを作る時にちょっとした心がけや作り方のコツを抑えていたら、さらに日持ちすることができます。ここでいくつか紹介しますので是非実践してみて下さい。

まな板と包丁は毎日使用するもので雑菌が付きやすいアイテムです。食中毒を起こす菌が付着している場合もあるので、頻繁に消毒するようにしましょう。やり方は洗剤で汚れをよく落とした後に、まな板と包丁に熱湯を回しかけて殺菌消毒します。市販のハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムやアルコールを使用した消毒も有効です。

手に付着していた細菌が食材に付いて、腐る原因になることもあります。できるだけ調理用の手袋を使用するのが食中毒の予防にもなって良いでしょう。手袋がない場合はラップで代替えしたり、しっかり手洗いをしてから調理を始めるようにして下さい。

ポテトサラダを保存する容器に雑菌が付着していたら、早めに腐る原因の一つになります。賞味期限を延ばしたいなら確実に殺菌消毒しておく必要があります。

煮沸消毒でも良いですが、保存容器がタッパーなどの熱に弱い素材の場合は、市販の消毒液を使用する方法もおすすめです。煮沸消毒をしたら、清潔な布巾の上に保存容器の口を下にした状態で置いて自然乾燥をして下さい。

じゃがいもは傷み易いので、ポテトサラダの味付けに殺菌作用がある酢を加えると賞味期限が延びます。味の面でもマヨネーズだけで味付けするより、少し酢を足した方が味が締まって美味しいです。酢だけでは酸味が強くなるので、砂糖を加えてまろやかさを出すのが良いでしょう。寿司酢を使用しても良く合います。

ポテトサラダは作る人によって具に使用する食材や味付けが違い、それも魅力の一つです。実は、具になる野菜の処理の仕方を、ちょっと工夫するだけで賞味期限が違ってきます。ここでは、ポテトサラダの具としてスタンダードなじゃがいも・きゅうり・たまねぎの処理の仕方について説明していきましょう。

じゃがいもは茹で上げて熱いままの状態の方が、潰し易くきれいに仕上がります。マッシュ状に細かく潰して保存すると、日持ちして味も落ちません。味付けはじゃがいもが冷めてから調味料を加えて調節して下さい。

きゅうりは多くの水分を含んでいますが、この水分が早めに腐る原因になります。ポテトサラダに和える前に、塩もみをしてしっかり水気を切り絞っておくことがポイントです。

たまねぎも水分が多い野菜なので、できるだけ水気を抑えることがポイントです。たまねぎを薄めにスライスして塩揉みをしたら、水にさらしてキッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。

ポテトサラダの具は、人参とゆで卵をベースにすると比較的日持ちしやすいです。ハムやベーコンを使用すると生なので賞味期限は短くなり、2日以内には食べ切った方が良いでしょう。

ポテトサラダの賞味期限・消費期限が過ぎてしまい腐るとどのような状態になるのでしょうか?見た目・臭い・味の変化について分かり易く解説していきます。

ポテトサラダが腐るとカビが生えていることが多いので、賞味期限を過ぎていたら良く確認して下さい。また、腐ると箸でポテトサラダを持ち上げた時に粘り気が出ています。夏場は賞味期限内でも、一度目視してから食べることをおすすめします。

賞味期限切れで腐るとツンと鼻を刺すような酸っぱい臭いがします。しかし、ポテトサラダはマヨネーズや酢で味付けしていることから、腐る前でも少し酸味のあるにおいがするので判断が難しいところです。判断を誤ると食中毒になる可能性もあるので、少しでも異変を感じたら、食べないようにしましょう。

ポテトサラダは元々少し酸味のある食べ物なので味で判断するのは難しいですが、腐ると普通とは少し違う酸味を感じます。食感もネバーッとしているので見た目や臭いと併せて判断する方が分かり易いです。

ポテトサラダを沢山作り過ぎてしまった時、ちょっとアレンジすると飽きずに美味しく食べきることができます。ここでは、賞味期限内に食べきるおすすめのアレンジレシピを紹介します。

【材料】

• ポテトサラダ
• 小麦粉 適量
• 溶き卵 適量
• パン粉 適量
• サラダ油 

1. 手の平にサラダ油を少々塗ってポテトサラダをひとくち大に丸めます。
2. 1に小麦粉をまぶして溶き卵に潜らせ、さらにパン粉をまぶします。
3. フライパンに多めの油を入れて加熱し、パン粉がきつね色になったら完成です。

ポテトサラダを手で丸める前に野菜やチーズ・ハムなど好みの具材を足すと、より豪華なひとくちコロッケに仕上がります。

【材料】

• ポテトサラダ
• コーン缶
• ベーコンまたはハム
• とろけるチーズ
• パン粉
• パセリ

1. 耐熱容器にポテトサラダを入れます。
2. 1の上にコーン缶のコーンと刻んだベーコンまたはハムを順にのせていきます。
3. とろけるチーズを万遍なくのせたら、パン粉を少々振ります。
4. 3をオーブントースターで8分焼きます。
5. パン粉に焦げ目が付いたら完成です。お好みによってパセリのみじん切りを少々振ると彩りが綺麗に仕上がります。

【材料】

• ポテトサラダ
• 挽き肉(牛合挽き)
• 卵
• 塩胡椒
• マヨネーズ

1. ポテトサラダに対して約半分量の挽肉を、熱したフライパンで炒め塩胡椒で味付けします。
2. 挽肉に火が通ったらポテトサラダとマヨネーズを加えて混ぜ合わせお皿に盛ります。
3. 卵を溶いてフライパンで半熟柔らかめに焼いて、2の上にのせて形を整えたら完成です。

【材料】

• ポテトサラダ 120g
• ミックスチーズ 16g
• 餃子の皮 8枚
• サラダ油 適量
• ヨーグルト 大匙3
• にんにくチューブ 小匙1/2
• 塩 小匙1/2
• 乾燥パセリ 少々

1. ポテトサラダとチーズを混ぜて8等分に分けます。
2. 餃子の皮の縁に水を塗って、1を入れて半分に折ります。
3. フライパンに油を入れて加熱し、2を入れて揚げ焼きにして皮がきつね色になったら揚げカルツォーネの完成です。
4. 揚げカルツォーネ用のソースはヨーグルト・にんにくチューブ・塩・乾燥パセリをボウルに入れて混ぜ合わせます。塩加減はお好みで調節して下さい。

ポテトサラダの賞味期限・消費期限について解説してきました。ポテトサラダは非常に傷み易い料理なので、少しでも異変を感じたら食べないようにしましょう。

本記事で紹介した方法で保存や食材の処理に気を付けると日持ちが良くなるので、是非実践してみて下さい。ポテトサラダを作り過ぎた時はアレンジレシピを参考にして、賞味期限内に無駄なく食べ切るのがベストです。