イカの食べ過ぎに注意!病気になる可能性も?痛風の危険は?

イカの食べ過ぎによるデメリットや注意点を紹介!イカに含まれる成分には痛風や病気になる危険性があるのです。しかし、イカには体い良い成分も豊富に含まれていますので、上手に取り入れるために食べ過ぎにならない量、デメリットについて紹介します。

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目次

  1. 1イカの食べ過ぎにはどんなデメリットがある?
  2. 2イカの食べ過ぎで気になる栄養素
  3. 3イカの食べ過ぎによる病気の可能性やデメリット
  4. 4イカを食べ過ぎた人の口コミ
  5. 5イカの食べ過ぎの危険性を知っておこう!

イカの食べ過ぎにはどんなデメリットがある?

イカはお刺身、干物、煮物、おつまみに至るあらゆる食べ方で食卓を彩る食材です。実は、イカは栄養価が高いのですが、食べ過ぎると体調不良や病気を起こすことがあります。

そんなデメリットがあるイカですが、適量を守れば病気を防ぐ又は悪化させないことができます。ここでは、イカの食べ過ぎで体に影響を及ぼす栄養素についてと、イカの食べ過ぎによる病気の可能性やデメリットを詳しく解説します。

イカの食べ過ぎで気になる栄養素

イカにはたんぱく質が豊富に含まれており、その中のタウリンは悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにする効果や、女性に嬉しいむくみ解消効果、お酒を飲む人におすすめの肝臓細胞を回復させる効果があります。

また、ビタミン12とビタミンEの抗酸化栄養素があり、動脈硬化や心臓病予防、美肌効果もあります。そしてイカは100gで88kcalですから、ダイエット中でも食べることができる好条件が揃った食材なのです。

しかし、イカには摂り過ぎると病気になるプリン体が多く含まれています。プリン体の他にもアレルギー疾患を引き起こすトロポミオシンというたんぱく質もあります。これらの栄養素により、イカを食べ過ぎると病気を引き起こしてしまうのです。

食べ過ぎにならない量は?

イカの食べ過ぎで病気にならないためには、一回の食べる量をどのくらいにしておけば良いのでしょうか?イカ1杯(足まで入れて約26cmの大きさ)で約300gあります。一人でイカを300g食べるのは食べ過ぎといえる量でしょう。その理由は、プリン体の一日摂取量400mgをイカのみで摂取してしまうことになるからです。

悪者扱いされるプリン体ですが、実は全ての食材に含まれています。プリン体は必要な栄養素であり、摂取しないと逆に病気になってしまいます。問題なのはプリン体の摂取量にあり、食べ過ぎるから病気になるのです。

つまり、1日の食事全体でプリン体の合計量を考えないといけません。スルメイカのプリン体は100g中186.8mg、ヤリイカは160.5mgです。1日のプリン体摂取量は400mg以下となります。よって、イカの食べ過ぎにならない量は最高で150g、出来たら100gまでに抑えるのが理想的な量です。

イカの食べ過ぎによる病気の可能性やデメリット

イカの食べ過ぎのよるデメリットで一番気になるのは痛風などの成人病と言われる病気ではないでしょか?一度痛風になると常に食事に気を遣い痛風の症状が出ないように注意しなければならないといったデメリットがあります。

また、イカを食べ過ぎて痛風になってしまう人は、他の病気にもなる可能性が高い傾向にあります。特に男性がプリン体の摂り過ぎで病気になりやすく、慢性肝臓病に高血圧、尿路結石があげられます。

痛風や高血圧を続けているとさらに大病を引き起こし、心血管障害や脳血管障害になる場合もあるのです。これらのデメリットを回避するためには、イカを食べ過ぎないことと、イカを食べる時には他の食事で塩分量や栄養素を調節することがとても大切になってきます。

イカの食べ過ぎの注意点①プリン体に注意が必要

健康になる!痛風の食事

たいていの食べ物にはプリン体が含まれていますが、特に多いものは食べ過ぎないほうがよいでしょう。

※プリン体を多く含む食品には、レバー類、アン肝、エビ、干物、カツオ、イカ、干シイタケなどがあります。

 

イカの食べ過ぎで起こるデメリットの痛風は、イカに含まれるプリン体と関係があります。痛風とは体の中にたまった尿酸が結晶になることで関節などを痛める病気です。関節や皮膚の下に尿酸結晶ができると尿酸結晶がある部分に激痛が起こります。肝臓よりも下に尿酸が溜まるので足が腫れあがり地面に足を付けないほどになります。

この尿酸結晶の素となる尿酸とは、プリン体がエネルギー物質や核酸構成物質として体内で使用された後、肝臓で分解されて出た燃えカスです。つまり、尿酸は体内のゴミになります。プリン体自体は体を維持するのに必要な栄養素であり、プリン体を分解した後に形成される尿酸が原因で病気になるというわけです。

燃えカスである尿酸は、尿として外に出されます。1日で排出される尿酸量は決まっており700mgです。この量を超えなければ何も問題はありません。ところが、イカを食べ過ぎてプリン体の量が多くなると尿酸の量も増えることになり、キャパオーバーになります。

すると、排泄されない尿酸が血液内に溢れて血液内でも溶解限界を迎え、やがて塊の尿酸結晶となり痛風になるというわけです。ですから、イカの食べ過ぎは体が処理できない量のプリン体を摂取することになり、尿酸により病気になる可能性が高まるので注意しなければなりません。

イカの食べ過ぎの注意点②塩分過多

イカを食べ過ぎることによって起こるデメリットに、塩分の摂り過ぎがあります。成人が1日に摂取する塩分量は8gと定められており、多くとも1日は10gまでに収めるようにする必要があります。なぜならば、塩分を摂り過ぎると病気になる可能性が高くなるからです。

塩分の摂り過ぎるでなる病気には、高血圧、骨粗しょう症、胃がんがあり、さらに認知症になるといったデメリットも報告されています。塩分を多く摂ることにメリットはありません。あるのは死への階段をエスカレーターで登っていくようなデメリットです。

イカ1杯の塩分は約2gになります。半分量を食べると考えて1gでしたら少なく感じるかもしれませんが、お刺身で食べる場合には醤油大さじ1の2.6gの塩分がプラスされ、さらにワサビ小さじ1は0.4gの塩分ですので、合計で4gとなります。4gは1日の塩分摂取量の半分です。

おつまみやご飯の御供のイカの塩辛は50gで3gの塩分量でかなり高いです。イカの塩辛だけではお腹いっぱいになりませんから、一緒に焼き鳥やもつ煮込みなど食べませんか?それで一日の塩分量は大幅に超えます。スルメは干して乾燥させることにより100gで4gもの塩分が含まれています。つまり、イカの料理や食品は塩分過多になりやすいのです。

塩分過多は脱水症状を引き起こします。イカを食べて頭痛やむくみがでてきたら塩分の過剰摂取ですので、食べ過ぎている可能性が高いです。イカを食べる時には塩分の摂り過ぎに注意しましょう。

イカの食べ過ぎの注意点③腹痛・胃痛

お腹の前でハートのクッションを持つ女性

イカにはトロポミオシンという名のたんぱく質があり、トロポミオシンはアレルギー疾患を起こす物質になります。トロポミオシンを摂取するとかゆみや腫れを起こすだけではなく、腹痛や下痢、胃の粘膜を傷付けて胃痛が起こります。

また、イカは本来消化が良い食材なのですが、スルメのように干物にすると水分が抜けて固くなり消化が悪くなります。胃の中に長く留まり胃痛を起こした後は、消化しきれなかった繊維物質が腸内に入って腹痛を起こすというデメリットがあるのです。

もしも、悶絶するほど胃が痛い場合は、寄生虫アニサキスに感染した疑いがあります。アニサキスは加熱すれば死滅するのですが、生のイカを食べる時にはそうはいきません。イカを食べた後に胃痛、腹痛が酷いようならば病院に必ず行ってください。

イカの食べ過ぎの注意点④お腹が張る

イカを食べ過ぎてお腹が張る原因の一つは消化不良です。実は、日本人はイカを消化する酵素が少ない人種といわれています。つまり、イカを食べ過ぎた場合、消化しきれないのでお腹が張り気持ち悪くなるのです。

また、スルメなどのイカ食品は乾物なのでお腹の中で水分を吸収して膨れ上がります。その影響でお腹が張り、ひどい時には腹痛を伴うのです。イカの乾物は腹持ちが良いメリットもありますが、お腹が張って痛いデメリットがあることも念頭に置いて食べるようにしましょう。

イカの食べ過ぎの注意点⑤下痢・吐き気

イカの食べ過ぎによる吐き気は、トロポミオシンによるアレルギー反応の他に、胃で水分を含んで膨れ上がったイカによる症状である場合があります。

もしも、イカにアレルギー反応を起こしたわけでもなく、スルメを食べたわけでもないのに下痢や嘔吐で苦しい場合に考えられる原因は食当たりかもしれません。イカのお刺身など生の状態の時、古くなるにつれてビタミンを壊す酵素のチアミナーゼが形成されます。

古いイカを食べると吐き気や下痢に苦しむことになります。古いイカは加熱するなど十分に気を付けてください。

イカを食べ過ぎた人の口コミ

評価を示したイラストの描かれた黒板

イカが好きでついつい食べ過ぎてしまっている人は多いようです。お腹が痛いとつぶやく人や、イカを食べ過ぎて顎が痛い人もいました。ここでは、イカを食べ過ぎた人の口コミを紹介します。

イカの食べ過ぎの危険性を知っておこう!

幾つものはてなからひらめきを見つけて指を指している様子

イカを食べ過ぎるといろいろな病気になる可能性や、体調不良を起こすというデメリットがあります。イカも適量が体にも優しく、健康でいるために良いようです。

特に、イカに多く含まれるプリン体には注意しましょう。一度痛風になると、常にいつ激痛に見舞われるかわからないリスクを抱えることになります。また、塩分の摂り過ぎは3大死因の心筋梗塞、脳梗塞になりやすいです。

食事はバランスがとても大切ですので、イカでお腹一杯にするのではなく他の食材も一緒にバランス良い食事を心掛けていきましょう。

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