2019年09月24日公開
2024年09月28日更新
ヤクルトの賞味期限切れはいつまで飲める?飲んだ人の口コミまとめ
ヤクルトの賞味期限が切れても1週間程度は自己責任になりますが飲めます。たくさん購入した場合は冷凍保存も可能で、健康に効果的な乳酸菌のシロタ株は冷凍では死にません。ヤクルトの賞味期限切れを飲む場合の注意点や正しい保存方法について紹介します。
目次
賞味期限切れのヤクルトは飲んでも大丈夫?
ヤクルトは腸内の悪玉菌の増加を抑え腸内環境を整えることで良く知られており、子供やお年寄りだけでなく全ての人に愛されロングヒットを打ち続けている飲み物です。販売箇所は専属販売員だけでなくスーパーなどお店の陳列棚にも置いてあるので、買い求めやすいのもメジャーな飲み物になった一因でしょう。
夕食の買い物ついでにヤクルトをまとめて購入している風景をよく見かけますが、まだ飲みきれていないヤクルトが冷蔵庫に入ったままになっていて賞味期限が過ぎてしまったという人もいるようです。賞味期限の切れたヤクルトを「もったいないから」と飲んでしまう人も少なくありません。
ヤクルトは賞味期限を過ぎても飲めるのでしょうか?ヤクルトの賞味期限や正しい保存方法について解説していきます。
ヤクルトの賞味期限と消費期限
現在乳酸菌のシロタ株は人間の強い胃酸にも負けないことがわかっており、多く含まれている食品を飲食すると腸に届いて腸内環境を整えるといわれています。
ヤクルトは乳酸菌のシロタ株がたくさん含まれていることで有名で、特定保健用食品として認定されました。ヤクルト社ではシロタ株乳酸菌の健康パワーが最も強い時期を予測して賞味期限を設定しています。
賞味期限
賞味期限とは品質があまり変わらずおいしく食べることができる期間のことで、決定に国や県の関与があるわけではありません。各製造メーカーが品質検査や調査研究を行って独自に日にちを設定します。多くのメーカーは品質が保てる期間をを先に算出して、その期間のおよそ70%~80%を賞味期限として設定しています。
ヤクルト社は品質保持期間の70%が賞味期限です。全ての食品に賞味期限が記載されているわけではなく、賞味期限が付けられる商品は主に日持ちする期間が製造日から5日以上の場合が多いです。メーカーのおいしく食べてもらいたい意向が強く出ると、賞味期限は短くなる傾向にあります。
賞味期限はあくまでも包装に記載されているメーカー説明の正しい保存方法で保存した場合の期間です。直射日光や湿気の多いところに置くなど保存状態が悪いと賞味期限内に劣化が早く進むおこともあるので注意が必要です。
消費期限
消費期限とは各社食品メーカーが決めた食べてもよいとされるギリギリの期限を指します。賞味期限と同様に消費期限の決定に国や県が立ち入ることはなく、メーカー独自で判断されます。消費期限は主に日持ちが5日以内の比較的早く傷みやすい食品に記載されますが、安全に食べられる日にちのことなので期限が過ぎたものは食べない方が良いです。
袋や容器に書かれている消費期限は正しい保存方法で口を開けていない状態で保存した場合の日にちなので、開けた食品は早めに食べ終わるようにしてください。
商品別の賞味期限
出典: https://note.mu
ヤクルトにはさまざまな商品がありますが、ここでは代表的な移動販売員だけが売っているヤクルト400とスーパーでも買えるNewヤクルト、ミルミルS、ソフールヨーグルトのプレーンタイプについて賞味期限を見ていきます。
ヤクルト400には乳酸菌のシロタ株が400億個、Newヤクルトには乳酸菌のシロタ株が200億個入っているといわれています。
ヤクルト社ではこれらの乳酸菌のシロタ株が元気でいられる期間を賞味期限と定めており、ヤクルト400では製造日から17日間、Newヤクルトでは16日間、ミルミルSでは17日間、ソフールヨーグルトプレーンタイプは20日間としています。
賞味期限切れはいつまで飲める?
ヤクルトは、賞味期限を過ぎたころから乳酸菌が出す乳酸で菌が弱り始めるので、早めに飲むことをおすすめしますが、賞味期限が切れてもある程度の期間までは飲むことは可能です。ヤクルト商品の賞味期限は16日前後とされており、この数字が70%を乗じた数字であることから、ヤクルト社が品質保持期間として定めた日数はおよそ23日となります。
ヤクルトの保存状態によっておいしく飲める日数は変わってくるので一概にいえませんが、冷蔵庫で保管していれば賞味期限をが切れても1週間ぐらいはおいしく飲める可能性が高いです。賞味期限が切れたヤクルトを飲む場合は、日にちだけでなく保存状態も考慮し商品の状態をしっかり見極めて自己責任の下行動してください。
品質が落ちにくい理由
ヤクルトはぶどう糖果糖液糖、砂糖、脱脂粉乳、香料で作られています。これらの原料は沈殿はしますが比較的悪くなりにくい素材ですので、製造日からおよそ1ヶ月ぐらいまでは飲むことが可能な消費期限と考えられています。ただし、生きている乳酸菌がどれほどあるかは不明なので、健康効果を考えるなら賞味期限内に飲むことをおすすめします。
ヤクルトが腐っているか判断する方法
ヤクルトは腐りにくい飲み物ですが、製造日から日にちがかなり過ぎている場合や保存状態が悪いと腐る可能性が高いです。ヤクルトが腐っているかどうかを見分けるポイントを次の3つにまとめて見てみましょう。
におい
出典: https://dime.jp
いつものヤクルトとは違う酸っぱいにおいがしたら乳酸菌が発酵し過ぎているか、かなり悪くなっていると考えられます。一般的に保存状態がよければ製造日から1ヶ月ぐらいまでは飲むことも可能といわれていますが、1ヶ月前でも強く酸っぱいにおいがしたら飲まないようにしましょう。
たとえ酸っぱいにおいの原因が乳酸菌の発酵し過ぎであり健康的に害のないものであっても、乳酸菌による健康効果の低下が考えられます。
見た目
ヤクルトはそのまましばらく置いておくと沈殿物が出やすい飲み物です。問題がない場合は沈殿物が出ても振るとすぐに混ざります。振っても分離したままの場合は、すでに悪くなっている可能性が高いです。賞味期限が切れていてヤクルトを振っても沈殿物が見える場合は飲まないようにしましょう。
味
ヤクルトは砂糖やぶどう糖果糖液糖が非常に多く使われているのでとても甘い飲み物です。ヤクルトに甘さだけでなく強い酸っぱさや苦味など味に違和感を感じたら、かなり悪くなっていることを意味するので飲まないようにしましょう。
賞味期限切れのヤクルトを飲む時の注意点
賞味期限が切れているヤクルトを飲むときの最も注意しなければならない点は、ヤクルトを保存していた場所やヤクルト自体の品質の変化です。見た目にわからなくても一口飲んで酸っぱさや沈殿物など違和感を感じたらすぐに処分しましょう。
ヤクルト社は容器に明記して10℃以下で保存するよう伝えています。ヤクルトをどのように保存しているかは、賞味期限が切れたヤクルトの品質にも大きく関わってきます。ヤクルトを購入して家に戻ったらすぐに冷蔵庫に入れるのがおすすめでしょう。
乳酸菌シロタ株が維持されない
ヤクルトには胃酸にも強い乳酸菌シロタ株が何百億単位で入っているといわれています。乳酸菌シロタ株は、ヤクルト社が算出している品質保持期限を過ぎると急に効果がなくなったり弱ったりするわけではありません。賞味期限過ぎてもシロタ株の健康効果はある程度期待できるようです。
しかし、賞味期限が過ぎて長くなるとシロタ株が弱ってくる可能性は高くなるので、その分健康効果は低下してきます。ヤクルトは乳酸菌シロタ株を発酵させて作っている飲み物で、乳酸菌だけの増加だけであれば体に悪い状態になることはないとされています。中には間違えて1年前のヤクルトを飲んだけれど体的には何事もなかったという人もいます。
しかし、ヤクルトの容器の中に混入している空気に雑菌が混じっていれば悪くなるし、乳酸菌シロタ株が発酵し過ぎて酸っぱく感じるようになるとシロタ株が弱っている可能性があります。冷蔵庫に保存しており未開封で健康的に害がないと思われても、賞味期限がかなり過ぎているものは飲まない方が安全でしょう。
一気飲みしないようにする
冷蔵庫に保管していても賞味期限が切れると経過日数によっては乳酸菌が発酵し過ぎている場合があります。ヤクルト内に存在する乳酸菌は腸内環境を良くするため、乳酸菌が増えすぎたヤクルトを飲んでもお腹が痛くなったり下痢をすることは考えにくいです。
しかし、おいしいからと冷えている飲み物を一気に飲み干すと内臓が急に冷えてお腹の痛みを訴える人がいます。また、ヤクルトには大量に糖分が含まれているので一気に飲むと急激に血糖が上がるリスクもあります。冷蔵庫からヤクルトを出したら一口ずつ口に含んでゆっくり飲み込むようにしましょう。
賞味期限切れのヤクルトを飲んだ人の口コミ
ヤクルトはなくなる寸前にまとめ買いする人が多く、賞味期限が過ぎているものが冷蔵庫の奥に隠れている場合が意外と多いようです。飲んでみて期限切れのものだったと気が付く場合やわかっていてもったいないからと飲む人などさまざまですが、賞味期限切れのヤクルトを飲んだ人の感想を見てみましょう。
ある人は何気なく飲んだヤクルトがいつもより甘ったるく容器の底に澱みを感じたので、日付を見たら賞味期限が5が月も過ぎていたとのこと。その後はいつもと変わらず何事もなかったようです。かと思えば賞味期限が1週間切れていたものを飲んでお腹が痛くなった人もいます。
数ヶ月単位で日付が切れているヤクルトを飲んでもどうもないという人もいれば、一般的に大丈夫とされる1週間の期限切れを飲んで体に異常を感じる人もいます。ヤクルトの保存状況にもよりますが、期限切れのヤクルトを飲んでもよいかどうかは個人の体質や体調に大きく関係しているようです。個人の見解に任せられるところでしょう。
賞味期限半年切れたヤクルト飲んだことあるぜ?????????wwwwwwwwwwww(本当に気を付けてください)
— 🎩蛇🌱 (@blues2344) September 20, 2019
賞味期限1週間過ぎたヤクルトのんだら腹イタイ、、、
— タツラ (@Tatsuland) September 18, 2019
さて、今日は9月16日。冷蔵庫にあったヤクー(ヤクルト)の賞味期限が14日、、、皆さんならどうします?私?何の躊躇もなく飲みますけど(^^) pic.twitter.com/ivwyT6p2y5
— Bangbor (@Bangbor) September 16, 2019
ヤクルトの正しい保存方法
ヤクルトは生きている乳酸菌が発酵してできており、一番おいしく健康的に良い状態で私たちに届けられます。乳酸菌が現状を保持できるように正しく保存することは大事です。保存方法によってはおいしく飲める期間が変わりますので、正しい保存方法を知ってなるべく良い状態でおいしく飲みましょう。
常温保存
ヤクルトは基本的に10℃以下の保存がベストです。常温保存はヤクルトの温度が高くなるので発酵が進み、生菌が減ってしまいます。ヤクルトの健康効果を最大限に生かすために常温保存は避けましょう。特に夏場など常温に置いておくと容器内の雑菌が増えて飲めなくなる可能性が高くなります。
冷蔵保存
ヤクルト社は10℃以下の保存ををすすめていますので、ヤクルトをたくさん購入しすぐに飲まないものは冷蔵庫で保存するのがもっとも正しい保存の仕方です。高温多湿の場所に長く置いておくと、ヤクルトの容器内に入っている空気か原因で雑菌の増殖につながる可能性があります。
ヤクルトは冷蔵庫に保管しなるべく賞味期限内に飲んで、ヤクルトに含まれている乳酸菌シロタ株を最大限に生かした健康生活を送りましょう。
冷凍保存
冷凍されたヤクルトは解凍しても同じおいしさに戻らないので、飲み物としてヤクルトを楽しみたい人はあえて冷凍することはおすすめしません。しかし、長期旅行などで賞味期限が切れて飲めなくなりそうな場合やたくさん残っている場合は冷凍保存しておくのもよいでしょう。
その場合はヤクルトを製氷皿に入れて冷凍し、シャーベット感覚で食べるとおいしいです。ヤクルトは容器のまま冷凍することもできますが、そのまま冷凍すると膨張して容器が割れることがあるので注意しましょう。容器のまま冷凍して口からスプーンが入りづらい場合は、逆さまにして底を開けるとそのままスプーンで食べやすくなります。
冷凍ヤクルトのシロタ株はどうなる?
ヤクルトを冷凍した場合に気になるのが乳酸菌シロタ株の効果がなくなるかどうかでしょう。結論からいうと、乳酸菌シロタ株は冷凍しても生きているようです。冷凍すると休眠状態になりますが解凍して容器内が温かくなるとまた活動し始めます。つまり、冷凍しても乳酸菌シロタ株は生きて腸まで届き、私たちの腸内環境を良くしてくれます。
ヤクルトの賞味期限まとめ
ヤクルトは10℃以下で保存するのがベストです。まとめて購入したら冷蔵庫で保存しましょう。ヤクルトの容器に記載されている賞味期限は、ヤクルト社が考えるおいしく飲める品質保持期間よりも短く設定されているので、賞味期限が切れていても1週間ほどは変わらないおいしさで飲むことができるようです。
賞味期限が切れると乳酸菌の発酵が進みますが、基本的に乳酸菌の発酵で健康を害することはないとされています。賞味期限切れで何日後まで飲むかは自己責任の下品質を見ながら判断してください。賞味期限が切れて長期間たつと乳酸菌の発酵が進みシロタ菌の効果が弱まることがあります。
健康効果を考えるならば、乳酸菌のシロタ株が元気に生きている賞味期限内にできるだけ飲みきるようにしましょう。乳酸菌シロタ株が腸に住み着くようになるまでには連続で1週間ほど飲み続ける必要があるとされています。