2019年06月12日公開
2024年09月17日更新
ヤクルト商品のカロリーと糖分はどのくらい?乳酸菌シロタ株の効果も調査
ヤクルトは甘くておいしい乳酸飲料で子どもから大人まで飲まれています。でもヤクルトのカロリーや甘みが気になる人も多いでしょう。日頃から親しまれているヤクルトですが実はすごい効果がある飲み物なのです。ヤクルトに含まれている乳酸菌シロタ株とは、ヤクルト創業者の代田稔博士が開発した腸内環境を健康に整えてくれる乳酸菌のことです。今回はヤクルトのカロリーや糖分や乳酸菌シロタ株の効果効能について紹介します。
毎日飲むヤクルトのカロリーが気になる
スーパーやコンビニでも簡単に買えるヤクルトには優れたパワーがあります。いろいろな病気の予防になる成分が含まれています。創業者が生み出した体に成分とはどのようなものでしょうか?
ヤクルトは腸まで届くといわれる善玉菌が数多く含まれているのですが、甘くて飲みやすいのでカロリーが高いのではないかと心配になります。実際、あの甘みがカロリーを高めているのではないか気になります。ヤクルトの効果効能やカロリーについて調査しました。
ヤクルトのカロリーと糖分は?
小さなボトルに含まれるカロリーはどのくらいあるのでしょうか?そして甘い成分は何でしょうか?ヤクルトのカロリーと糖分を調査しました。
カロリー量
ヤクルトはいくつかの種類がありカロリーは多少差がありますが、基本的にはだいたい角砂糖2個分に相当します。たかが角砂糖2個と思いますが、何本も飲むとカロリーが高くなります。
ダイエット中の場合は飲み方に注意が必要です。何本も飲むことより毎日飲むことが大切です。そして大腸に働くビフィズス菌を配合した「ミルミル」と一緒に飲むこともおすすめです。
ボトルは小ぶりで内容量は65mlです。その理由はあの小さなボトルに腸内細菌のバランスを整えてくれる効果が200兆個も含まれているのでちょうどよい量です。さらに菌が活発になるために必要な糖分がちょうどよく配合されています。
糖分量
ヤクルトは甘くて飲みやすいですが、砂糖が入っています。これは「ブドウ糖果糖液糖」というもので消化を早める働きがあります。砂糖を加える理由のひとつは乳酸菌が生きて腸までたどり着くための栄養素として砂糖が必要不可欠です。
もうひとつは製造過程で作り出される、この酸の味は非常に酸っぱいのです。腸内の善玉菌を増やす働きをしてくれる大事な要素、でも酸味が強すぎては飲みにくくなります。糖分を加えることで酸味をやわらげ飲みやすくなります。
ヤクルトは一日何本まで?
ヤクルトの甘みがあるので飲む量が気になります。何本飲んでも問題はないようですが、腸に住み続けることができないので毎日飲むことが望ましいです。糖分があるのでカロリーが気になる方はカロリーハーフという商品があります。
私たちの腸内には善玉菌や悪玉菌など多くの菌が住み着いています。生活習慣のみだれにより腸内のバランスが崩れることがあります。乱れを予防するためにも腸を健康にする成分を取り入れることが必要です。
ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株とは?
ヤクルト創業者代田稔氏は京都帝国大学(現在の京都大学)医学部で微生物の研究をしていました。その時乳酸菌シロタ株が発見され、1935年に「ヤクルト」として発売になりました。代田博士はどんな人でしょうか?そしてシロタ株の効果について調査しました。
ヤクルト創業者が生み出した乳酸菌
代田稔博士は父親と同じ医師になるため京都帝国大学(現在の京都大学)医学部に進学しました。彼は胃酸に負けない、しかも病気を退治する善玉菌の一種を見つけ出すための研究に打ち込みました。やがて画期的な善玉菌発見にたどり着いたのです。
善玉菌とはいえ口あたりがよくなければ多くの人に飲んでもらえません。そこでおいしくて胃酸に負けないで病気を予防できる商品開発に取り組みました。
代田博士はたえず体に良い菌の開発に力を入れて研究を続けました。そして多くの人が健康に暮らせるよう努力と経費を費やしました。
代田博士の考えは腸は車に例えるならエンジン部分である、そこが健康でなければいくら栄養価が高い食物を取り入れても意味がないというものでした。良い成分を体に取り込んで病気にならないための健康飲料を作り続けました。
乳酸菌シロタ株の効果
ヤクルトは腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果としてすぐれています。小腸は栄養分を消化して吸収に導きます。そして大腸に良い影響を与えます。この働きを活発にしてくれるのです。
その効果は腸を健康に整えたり、免疫力をアップさせたり、腸管バリアを強くします。さらに風邪やインフルエンザの感染を防いでくれます。なんといっても画期的なのは免疫細胞を活性化する働きです。
免疫力が強まることでウイルスの体内侵入を防ぎ、ばい菌の増殖を抑えてくれます。それによってがんなどの生活習慣病を予防してくれます。
生きたまま腸内に到達
すぐれた効果を持つシロタ株ですが、そのすべてが腸に到着するわけではありません。しかも摂取したらすぐ劇的な効果を得られるわけでもありません。
さらに摂取してもずっと腸に留まれないので毎日飲むことが大切です。継続は力なりという言葉がありますが、毎日1本飲み続けることで腸を健康に保てます。
ヤクルトは活動が止まる10℃で保存をするように記載されています。そして飲むときは冷蔵庫からだしてしばらくおきましょう。乳酸菌は人肌くらいになると活発に働きだします。
腸内の悪い菌を減らし良い菌を増やす
理想的な腸内のバランスはビフィズス菌などの善玉菌が20%に対してブドウ球菌や大腸菌などの悪い菌10%で健康な時は悪さをしないのに体の抵抗力が弱ったときに悪さをするという大腸菌や連鎖球菌が70%です。
しかし食生活の乱れや不規則な睡眠によりこのバランスが崩れてしまいます。改善方法は善玉菌を多く含む食材を摂ること、そしてヤクルトを飲んで腸内を良い環境にすることです。
腸内環境を良くする
私たちの腸内の環境はどのように保っていればよいのでしょうか?専門家によれば腸内は善玉菌、悪玉菌と日和見菌のバランスがうまく保たれていることが大事です。
しかし食生活などのみだれにより腸内バランスが悪くなります。改善方法はいろいろありますが、そのひとつがヤクルトを毎日飲むことです。
ヤクルトには悪玉菌を減らし、善玉菌をふやす働きがあります。その働きにより腸内環境が良くなり、生活習慣病予防にもなるのです。
ヤクルトにはカロリーハーフがある
NEWヤクルトカロリーハーフは2013年11月に発売されました。文字通り通常のヤクルトに比べるとカロリーが半分ということです。カロリーハーフの糖分量やその味について調査しました。
低カロリータイプのヤクルト
糖質制限やダイエット中の方にはカロリーハーフがおすすめです。カロリーは半分ですが特定保健用食品ではありません。その理由はカロリーを下げるために人工甘味料を使用したことでシロタ株の活動が制限されるからです。
ヤクルト400LTの場合カロリーは30%カットされています。シロタ株は400憶個含まれていますが、人工甘味料を使用しています。しかしハーフに比べて甘さの制限が抑えられているため特定保健用食品として認可されています。
カロリーハーフの味
甘さや糖分が気になる方にはNEWヤクルトカロリーハーフがおすすめです。通常のNEWヤクルトに比べると糖質、カロリーともに半分、すっきりとした甘さが楽しめます。
さっぱりした味ですが酸味や甘みとコクが半分になったように感じます。飲んだ方の口コミの大半は味が薄い、人口甘味料特有の味が気になるという意見も。その反面すっきりした後味がおいしいという意見もあります。
乳酸菌シロタ株の量は減る?
カロリーハーフはNEWヤクルトに比べるとシロタ株が100憶個と半分になります。カロリーを半分にすると糖分も半分になります。糖分は乳酸菌のエサになりますが、その糖分が半分になるとエサが少なくなります。
そのため特定保健用食品認定にはなりませんでした。でも重要なシロタ株はNEWヤクルトと同じで200憶個含まれています。
シロタ株はずっと腸内に留まれず体外に排出されてしまいます。健康的な腸環境には毎日の食事で善玉菌を増やす食物繊維豊富な食材を取り入れることとヤクルトを飲んで取することがおすすめです。
ヤクルトのカロリーや糖分を参考に
ヤクルトは手軽に買えるし、甘くておいしいので何本でも飲めます。ボトルのパッケージに書かれている内容量を見て改めてその効果を知りました。ちなみに、ヤクルトはエスペラント語でヨーグルトを表すヤフルトから名づけられました。
働きを知れば知るほど健康のために欠かせないことがわかりました。毎日飲み続けることで腸内環境を健康に保ってくれます。
代田博士は病気を予防する健康法をたえず考えてヤクルトを開発しました。ヤクルトのおすすめ飲み方で、健康的な毎日を送りましょう。