2019年08月26日公開
2024年09月25日更新
桃を皮ごと食べても大丈夫?桃をまるごと食べる時の注意点は?
桃を皮ごと食べることで甘みが普段よりも豊富で、栄養も十分に摂取することができます。まるごと食べることに抵抗がある方も多いですが実は皮ごと食べることでメリットも多いのです。注意点もいくつかあるので、そこにも注目して桃を皮ごと食べてみましょう。
桃は皮ごと食べるのが良いというのは本当?
夏から秋にかけて旬を迎え、食後のデザートとしても親しまれている桃。みずみずしさが魅力的で、甘みが口の中に広がり好きなフルーツとして挙げる方も多いことでしょう。そんな桃を食べるときに皮をむいているという方は半数以上を超えるといいます。
果物の中には皮をそのまま食べられるもの、皮をむいて食べるもので分けられます。桃は皮をむくものだと思っている方が多いですが、実は皮を食べることができる果物なのです。桃の皮を一緒に食べることにはメリットもあります。桃をまるごと食べるメリットや食べ方などの情報をまとめていきましょう。
桃を皮ごと食べるのがおすすめの理由
では桃を皮ごと食べることに対するメリットには、どのような点が挙げられるのでしょうか?桃の皮には栄養が豊富に含まれているといいます。実は皮をむいてしまうことは、勿体ないともいえるのです。そんな皮に隠された秘密を解明していきます。
一番甘いのは皮のすぐ下の実
桃を食べていると、甘い場所と酸味の強い場所を感じることはないでしょうか?桃の甘みを感じる場所は実は皮のすぐ下辺りにあるのです。そのため皮をむいてしまっている場合は、よっぽど薄くむいていない限り甘みを感じられる部分を捨ててしまっている可能性も高いのです。
せっかくの甘みのある部分を皮をむくことによって、無くしてしまっているのは勿体ないと感じるでしょう。皮をついたまま食べることで、甘みを余すことなく口の中で感じられます。甘みを逃したくない方には桃の皮はむかずに食べるのをおすすめします。
桃の皮は栄養が豊富
甘みを逃すことなく食べられるのはもちろんのこと、実は桃の皮には栄養が豊富に入っているのです。他の食材でもそうですが、実は皮部分には栄養が詰まっていることが多いのです。桃もそれらと同様に皮部分には、嬉しい栄養がしっかり詰まっています。
桃自体には便秘の解消に効果のある食物繊維、ダイエット効果のあるペクチン、むくみを解消するカリウム、疲労回復効果のある果糖などが入っています。
桃の皮には、抗酸化作用や老化を防止するカテキンが入っています。健康な肌を保ち、若々しくいられる効果が期待できます。カテキンにはその他にも抗菌・殺菌作用もあるので口の中を清潔に保つともいわれています。
桃の皮ごとの食べ方
桃の皮がついたまま、まるごと食べるにはどのような食べ方があるのでしょうか?おすすめの食べ方を3つ厳選をして紹介します。食べ方に困っているという方はぜひ参考にしてみましょう。
まるかじりする
桃の甘みと栄養を逃すことなく食べる方法として、桃をまるごとかじって食べるのがおすすめです。贅沢な食べ方になりますし、少々憧れる食べ方でもあるでしょう。桃をまるごとかじって食べる場合には、表面をしっかり水で洗うのがポイントです。水で洗うことで、多少抵抗のある皮もみずみずしく感じられるので食べやすくなります。
ダイレクトに桃の旨味を口の中で感じることができ、皮が付いていることで甘みも普段よりも分り易く増えています。栄養もしっかりと摂ることができるため、桃を育てている農家の方もまるごと食べる方法をおすすめしています。
桃には産毛が生えているので、産毛は食べる前に取っておくと食感の邪魔になりません。産毛の取り方については後程詳しく紹介をしましょう。桃をダイレクトにまるかじりするのに抵抗があるという方も、一度食べてみると皮をむいた桃とは違う甘みと食感を愉しめます。
切り分ける
桃をまるかじりするのにはやはり抵抗がある、また大人数で分けて食べたいという場合には切り分けるのがおすすめです。その際も皮はむかずにそのまま適度な大きさにカットするようにしましょう。まるかじりするときと同じように、桃の表面をしっかり水洗いをしてカットしていきます。
桃をカットするときは、まず桃の中心部から縦に包丁を入れていきましょう。この切り方のポイントとして、皮付近が一番甘みがあると伝えてきていますが甘みが強いのはここだけではないのです。桃の枝付きの反対側にも甘みを強く感じられる部分があり、くぼみ側と種付近は甘みが少ないとされています。
そのため甘みと甘みの少ない部分をバランス良く食べることができるように、切り分ける際には縦に切ります。そしてそのまま中心に合わせて適度な大きさに切り分けていきましょう。
皮ごとミキサーにかける
初めて桃の皮をまるごと食べる方は、中々手が出ないという方も少なくありません。そんなときに桃の皮の栄養もしっかり摂るための方法として、ミキサーにかけるのがおすすめです。桃の皮は柔らかいのでミキサーにそのままかけても、刃に対しての影響はさほどありません。
子どもに皮ごと桃を食べさせたい方には、このミキサーを使用した食べ方が最適でしょう。ミキサーにかけることによって、スイーツに使用することも可能です。桃を使用したレシピは豊富に展開がされているので、美味しいスイーツを作ることができるでしょう。甘みを感じられる桃を皮ごとスイーツに使用して、贅沢な時間を堪能してみてください。
桃を皮ごと食べる時の注意点
桃を皮ごと食べる場合、いくつかの注意点があります。皮ごと食べるが故の注意点もあるので、しっかり目を通してから美味しく桃を堪能しましょう。
産毛をしっかり落とす
桃の皮には細かい産毛がいくつも生えています。この産毛を取らずに口の中に含んでしまうと、食感の邪魔になってしまいあまり美味しく堪能することができません。産毛自体は簡単に取ることができるので、予め取っておくと良いでしょう。桃の産毛の取り方は、水洗いをした後に清潔な布巾などで撫でるようにするだけで取れます。
このときゴシゴシと力強く拭ってしまうと、皮自体を傷めてしまう原因にも繋がるので注意しましょう。全体的に手で触って産毛が無くなったのを確認したら、そのまま口に含むまたはカットをして美味しく頂きましょう。
安心な桃を選ぶ
スーパーなどで販売のされている桃は、農薬が付着している可能性が高いとされています。桃は病気や害虫が付着しやすく果物の中でもデリケートな種類になることから、農薬を用いて駆除している農園も少なくありません。
スーパーで販売されている桃は入荷状況などを購入者が把握できないことから、皮ごと食べるのであればできる限り農園へ出向いたり、産地直送のものを注文するのがおすすめです。ネットショップの中には朝採れの桃を直ぐに配送してくれる農家もありますので、それらから注文をすると良いでしょう。
スーパーに比べると少々価格は高騰しますが、より美味しい桃を皮ごと食べることができます。桃は旬の季節を迎えたときに、その日その日で味の変化を愉しむことができます。何度か注文をして味の変化を愉しむのもおすすめでしょう。
食べる数時間前に冷蔵庫で冷やす
桃の保存をする際に冷蔵庫に入れているという方も少なくないでしょう。ですが、桃自体のおすすめの保存は常温が好ましいとされています。そのため冷えた桃を食べたい場合には、食べる少し前に冷蔵庫に入れて冷やしておくのがポイントです。長いこと冷蔵庫に入れたままにしておくと、甘みが飛んでしまうともいわれているのです。
皮ごと食べることで甘みを感じられるのにも関わらず、甘みを減らしてしまっては元も子も無いでしょう。それらを考慮して食べる前に冷やすのが先決といえるでしょう。
また冷蔵庫で冷やすのではなく、氷水の中に入れて数分冷やしておくのもおすすめです。みずみずしさをそのままに、冷えた桃を皮ごと食べることができることでしょう。常温での保存時には、風通しが良く日の当たらない場所で保管をしましょう。
桃を皮ごと食べて美味しさを堪能しよう!
桃は皮ごと食べることができて、皮ごと食べる方がメリットが豊富にあります。栄養も豊富で甘みを逃がすことなく食べられるので、桃が好きな方は皮ごと食べる方がおすすめといえるでしょう。皮ごと食べる際には注意点にも気を付けて、安心安全を心がけるようにして堪能してみてください。