桃の栄養と効能を紹介!皮に含まれる栄養価や効果的な摂取方法!

桃は「むくみ解消」や「便秘や下痢の改善」「ダイエット効果」など、様々な効能が期待出来る栄養価の高いスーパーフルーツです。皮を剥いてカットして食べることが多い桃ですが、実は皮にも豊富な栄養素があるのです!桃は皮ごと食べるのがおすすめです。そして種や葉にも高い栄養があります。今回は桃の果実だけでなく、皮や種などの栄養、効果・効能、そしておすすめの桃レシピを3種類紹介します。是非参考にして下さい。

桃の栄養と効能を紹介!皮に含まれる栄養価や効果的な摂取方法!のイメージ

目次

  1. 1桃の栄養の種類と効能とは?
  2. 2桃の皮に含まれる栄養価も侮れない
  3. 3桃は葉や種にも栄養素が含まれている!?
  4. 4桃の栄養を効果的に摂取する方法とは?
  5. 5栄養ある桃のアレンジレシピ
  6. 6栄養ある桃を皮ごといただこう!

桃の栄養の種類と効能とは?

日本の桃の元祖は岡山県の「白桃」で、この白桃を改良して様々な種類の桃が誕生しました。甘くてジューシーな「桃」は、子供から大人まで年齢を問わず好かれる美味しいフルーツです。生の桃も美味しいですが、缶詰などで季節問わず楽しめるのも魅力です。そんな「桃」は、栄養価も高く、健康にも良いのです!桃には女性に嬉しい効果・効能や、美容にも良い成分が盛りだくさんです。

お腹の調子を整えてくれたり、疲労回復効果も期待出来ます。むくみ解消成分も含まれているので、ダイエットにピッタリなフルーツでもあるのです。そして桃は、皮や種までしっかり栄養価があるのもポイントです。今回は桃の詳しい栄養価、その栄養価の種類、効果・効能や、皮や種に含まれる栄養価など、桃について詳しく説明します。女性に嬉しいダイエットやむくみ解消の情報もありますので、是非参考にして下さい。

カリウムによるむくみ解消

桃の代表的な栄養価の一つが「カリウム」です。カリウムは、ミネラルに分類される栄養素の中の一種類で、身体の水分量を調節するなどの働きがあります。身体の中の余分な水分や塩分を体外に排出させてくれるので、むくみ解消効果が期待出来ます。外食やインスタント食品、加工食品などには多くの塩分が含まれており、これらの摂取が増えた現代人は、塩分過多でむくみやすい傾向にあります。

特に女性は筋肉量が少なく、体質的に水分や塩分を溜め込みやすいので、むくみやすく、夕方なると足のむくみが気になる方も多いのではないですか?そんなむくみやすい方には、カリウムの摂取が欠かせません。身体に溜め込んだ余分な水分・塩分を排出し、むくみを解消するだけでも2、3キロのダイエット効果が得られる場合もあります。

また、カリウムには血圧の上昇を抑える働きもあり、高血圧の予防、筋肉の収縮をスムーズにする働きもあります。むくみで悩む方にも良いですし、運動している方や血圧が気になる方にも積極的に摂取して欲しい成分です。

ペクチンによる便秘や下痢の解消

続いて桃の栄養価、「ペクチン」です。ペクチンとは、食物繊維の中の一種類で、腸内の乳酸菌を増やして腸内環境を良くする働きがあります。便秘や下痢などは、腸内環境が悪化している状態の時になってしまうのです。腸内環境が整うと、便秘や下痢はかなり改善されます。女性は特に便秘で悩む方も多いのではないですか?

ダイエットには腸内環境の改善が欠かせません。しっかり栄養を摂り、その残ったカスはきちんと体外へ排出する必要があります。便秘はお腹の中に不要なものが残っている状態なので、その不要なものを排出するだけで、体重が2,3キロ変わることもあります!ひどい便秘でお悩みの方は、便秘が解消されればポッコリお腹も改善されるかもしれません。

逆に下痢は、ウイルス性の下痢もありますが、食べ過ぎや飲みすぎ、ストレスなどから腸にかなり負担がかかっている状態です。冷たい飲み物などを飲みすぎて、腸も冷えてしまうと下痢になる場合もあります。下痢を起こしやすい方は、身体を冷やさないようにすること、ペクチンなどの食物繊維の摂取を心がけましょう!

ペクチンはダイエットにも効果が期待

体重計に乗る女性の足

便秘を解消するだけでもダイエット効果が期待出来るペクチンですが、他にもダイエットにおすすめの理由があります。ダイエットの大敵であるコレステロールの吸収を抑制する作用や、血糖値の急な上昇を防ぐ作用もあるのです!今や「血糖値コントロール」は、ダイエットでは常識です。血糖値が上がりすぎると、それを下げるために分泌されるインスリンが過剰に分泌され、脂肪を溜め込みやすくなってしまうのです。

果糖による疲労回復の効果

フルーツには身体を動かすために必要なエネルギー源である糖質の一種類、「果糖」が多く含まれています。他にも桃には、ビタミンや、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれており、上手に活用することで疲労回復効果が期待出来ます。

猫がベッドで気持ちよさそうに寝ている姿

果糖は、体内でそのままエネルギーになるので、疲労回復効果が期待出来ますが、食べ過ぎると太る原因になってしまいます。ダイエット中のかたは、栄養価が高く美容に良いからと言って、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

貧血や冷え性の改善にも効果あり!

桃には「鉄分」「マグネシウム」といった栄養素も含まれます。鉄分は酸素を全身に運ぶ働きがあり、マグネシウムには様々な生理機能を保つために必要な栄養素です。女性は鉄分不足で貧血になりやすいですし、マグネシウムが不足しても腸内環境が悪化するので、便秘や下痢の原因にもなってしまいます。

さらに桃は、他のフルーツに比べると身体を温める作用がありますので、冷え性対策には有効と言えます。冷え性は身体の様々な不調の原因になりますので、冷えやすい女性は特に意識して身体を冷やさないようにすることが大切です。

桃の皮に含まれる栄養価も侮れない

桃の栄養価が凄いことがここまでの説明でお分かり頂けたと思いますが、桃は果実の部分だけでなく、皮の栄養価もすごいのです!ここでは、桃の「皮」の栄養価について詳しく説明していきます。

桃は皮も食べられるの?

桃をどのように召し上がっていますか?多くの方が、「皮を剥いて食べる」と答えるはずです。ですが、桃農家の多くの方は、皮を剥かず丸ごと食べているのです。皮と実の間も美味しいですし、桃の皮にもしっかりと栄養があります。新鮮な桃は皮ごと食べて丸々一個の栄養をしっかり摂取しましょう。

皮を食べる時の注意点は、桃に生えている「うぶ毛」に気を付けましょう。新鮮な桃ほどこのうぶ毛は多いのですが、人によってはアレルギーを起こす場合があります。まずはうぶ毛をしっかり落とすことからはじめましょう。皮ごと食べる場合はまず桃をしっかり洗い、優しくふきんで拭き取ります。すると皮表面のチクチクしたものがなくなり、つるんとした手触りになります。この状態にすると皮ごと食べられます。

うぶ毛は動物や昆虫などから、桃の実を守っているのです。他にも、太陽の強い日差し、気温の変化による実の乾燥を防ぎ、実のダメージを防いでいます。優しく丁寧に拭き取り、美味しい桃にしてくれた皮にもしっかり感謝して頂きましょう!

皮にはお茶と同じカテキンが含まれている

さらに桃の皮には、ポリフェノールの中の一種類、「カテキン」も含まれています。カテキンと聞くとお茶に多く含まれていると思ってしまいますが、桃にも含まれているのです!カテキンには抗酸化作用があるので、生活習慣病の予防、活性酸素の増加を抑える働きがあります。カテキンは過剰摂取してしまうと下痢を起こす場合がありますので、摂取量には気を付けて下さい。

活性酸素の除去は老化防止にも繋がります。桃の栄養価は、女性に嬉しい「老化防止」「ダイエット」「整腸作用」など、様々な良い効果・効能を発揮してくれます。皮ごと食べて桃の栄養価を全て吸収しましょう。

桃は葉や種にも栄養素が含まれている!?

さらにすごいことに、桃は果実・皮の部分だけでなく、種や葉っぱにも侮れない栄養価があるのです。続いては、桃の「種」「葉」のもつ効能について詳しく説明していきます。

桃の葉にはタンニンが含まれている

桃の葉には、「あせも」「湿疹」などに効果的な成分「タンニン」が含まれています。桃の葉をすり潰して肌の炎症部分に塗ったり、お風呂に入れてっ乾燥を防ぐなどの方法もありますが、めったに桃の葉は手に入らないので、桃の葉エキスが配合された「入浴剤」や「ローション」などの購入がおすすめです。

お肌に負担の少ない優しい桃の葉エキスは、赤ちゃんの肌にも使えるローションにも入っていたりします。乾燥で悩む方、あせもや湿疹などが出来やすい敏感肌の方には桃の葉エキスはおすすめです。

その他には、桃の葉をお茶にしたものあります。桃の葉茶は肌のトラブルはもちろんのこと、便秘解消や生理痛緩和、皮下脂肪の分解など、女性にとって嬉しい効能も期待出来るのです。特にクセもなく飲みやすいので、日常的に飲むお茶としてもおすすめです。

桃の種は漢方薬に使われている

そして桃の「種」ですが、桃の種は漢方薬として古くから使われています。桃の種を割った時に出る「桃仁(とうにん)」と呼ばれるものは、桃の種の核を取り出して日干ししたもので、血の巡りを良くする働きがあります。

様々な漢方が並んだ光景

桃仁には、女性ホルモンの乱れを正常にしたり、生理不順、生理痛緩和、便秘を解消する効能なども期待が出来ます。婦人病を改善する薬として有名なのです。他にも、肩こり、頭痛のほか高血圧などの予防にも効果的ですが、効果が強いので、自身だけの判断より専門家に相談することをおすすめします。

桃の栄養を効果的に摂取する方法とは?

桃には「むくみ解消」「便秘や下痢解消」「抗酸化作用」「疲労回復効果」など、様々な良い効果・効能があることがお分かり頂けたと思います。ですが食べ方に注意が必要な部分もあります。ここでは、効果的に摂取するためおすすめ情報を紹介します。

朝食に桃を食べるのがおすすめ

モーニングメニュー

桃の食べる時間でおすすめの時間は、やはりです。朝は1日元気に活動するするためにエネルギーが必要です。桃の「果糖」は、エネルギーに変わりやすく、頭の中がスッキリします。桃もですが、フルーツをエネルギー源とする場合は朝の摂取がおすすめです。

食べる直前に桃はカットする

柔らかい桃は、傷みやすいのが特徴でもあります。カットしたまま保存しておくと、酸化してしまって変色したり、柔らかい果実が崩れてしまったりと、せっかくの美味しさを十分に味わえなくなってしまいます。ですので、桃は食べる直前にカットするのがおすすめです。

皮ごと桃を食べる

先程桃の皮の栄養価について説明しましたが、やはり皮ごと食べるのがおすすめです。桃の皮はうぶ毛が気になるものの、しっかり拭き取ってしまえば薄い皮なので、食感も気にならずに食べることが出来ます。

食べ過ぎに注意しよう

ダメと✖印を手で作る女性

栄養価が高いからと言って、食べ過ぎには注意が必要です。果糖の多い桃は、食べ過ぎてしまうと逆にカロリー過多に繋がりやすいです。ダイエット中の方は気を付けましょう。また、水分量も多いので、下痢になってしまう場合もあります。効果・効能をしっかり得るためには、桃は1日1個にしておきましょう。

栄養ある桃のアレンジレシピ

様々な効果・効能のある桃ですが、家では、生で食べる以外の食べ方をしたことない方も多いのではないですか?ここでは桃を使ったレシピ、3種類を紹介します。是非参考にして下さい!

簡単に作れる「桃のコンポート」

まず1種類目は「桃のコンポート」です。材料も少なくて簡単に出来るので、是非チャレンジしてみて下さい。

  • 桃(2~3個)
  • 砂糖(桃の重量の30%)
  • レモン汁(レモン1/2個分)

  1. 桃は洗って優しくふきんで拭きうぶ毛をとり、皮ごとくし切りにする
  2. 桃の果実を鍋に入れ、砂糖をかけそのまま30分置く
  3. 砂糖が馴染んだら弱火にかけ、10分煮る
  4. 少し煮詰まったらレモン汁を加え、さらに10分煮る
  5. 煮詰まったら容器に移し、冷ましてから冷蔵庫に保存する

砂糖は桃の重量の30%なので、桃が500gの場合は150gです。桃だけでも十分甘いので、お好みで調節して下さい。桃は実が柔らかく崩れやすいので、煮詰める時にあまり触りすぎないようにしましょう!

冷凍保存ができる「桃と生姜のジャム」

2種類目は「桃と生姜のジャム」です。桃と生姜?と思うかもしれませんが、甘い桃と生姜の風味がよく合います。

  • 桃(4個)
  • 砂糖(大さじ6)
  • 新生姜(30g)
  • 片栗粉(小さじ1)
  • 水(適量)

  1. 桃はよく洗い、皮ごと細かくカット
  2. 鍋に桃と砂糖を入れ、10分置く
  3. その間に生姜をすりおろしておく
  4. 2を煮詰め、沸々と煮立ってきたら生姜を加えさらに煮詰める
  5. 桃がトロトロに煮詰まってきたら最後に水溶き片栗粉を入れとろみをつけて完成

生姜の風味が好きな方はもっと量を増やしても良いです。この瓶入りジャムは冷凍保存出来るので、桃の大量消費にはジャムにするのがおすすめです。ヨーグルトにかけたり、紅茶に入れても美味しく頂けます。

さっぱり美味しい「桃のゼリー」

3種類目は「桃のゼリー」です。手作りゼリーで桃をゴロゴロ入れ、オリジナルの贅沢ゼリーを楽しみましょう!

  • 桃(3個)
  • 砂糖(大さじ2)
  • ゼラチン(10g)
  • 水(600㏄)

  1. 水とゼラチンを火にかける
  2. 1に砂糖を加えて砂糖とゼラチンをしっかり溶かす
  3. 2が溶けたら少し置いて冷ます
  4. 桃を好きな大きさにカットし、お好みの型に入れる
  5. 冷めたゼリー液を4の型に流し込み、冷蔵庫で固める

多めの分量なので、少量で良い方は半分の量でも大丈夫です。甘さはお好みによって調節して下さい。桃だけじゃなく、フルーツを数種類ミックスして入れても美味しいゼリーに仕上がります。色々試してみて下さい。

栄養ある桃を皮ごといただこう!

桃は高い栄養価で様々な良い効能があることがお分かり頂けたと思います。「むくみ解消」「便秘や下痢解消」「ダイエット効果」など、女性に嬉しい成分が盛りだくさんです。皮ごと食べて、桃の栄養を丸ごと頂きましょう!

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