桃の切り方を簡単に!種の取り方・変色を防ぐ裏技など詳しく解説!

甘い芳醇な香りが漂う桃のシーズン真っ只中ですが、みなさんは既に今年の桃を味わいましたか?桃の皮を剥くのが大変で、手がべとべとして面倒だからと買うのを躊躇していませんか?そこで今回は、折角美味しい桃を沢山味わってもらいたいので、皮の剥き方の裏技から切り方の裏技、柔らかい桃の切り方の裏技に変色させない為の裏技など、簡単に桃を食べる為のあらゆる裏技と、桃の保存方法や桃を使ったレシピなど、詳しく解説していきます。

桃の切り方を簡単に!種の取り方・変色を防ぐ裏技など詳しく解説!のイメージ

目次

  1. 1桃の切り方を簡単に!
  2. 2桃の切り方や種の取り方・変色を防ぐ裏技を詳しく解説!
  3. 3桃の切り方をマスターして料理を作ってみよう
  4. 4桃の切り方は意外に簡単!試してみよう

桃の切り方を簡単に!

5月ごろからハウスものの桃が出回り始め、早生の桃のシーズンも終わり、正に桃の旬真っ只中です。現在旬のピークを迎えている桃は白鳳や西野白桃などでしょう。品種の多い桃は、9月の末ごろまで旬の長い果物ですので、桃好きには嬉しいことでしょう。しかし、桃の皮の剥き方や切り方、種の取り方は難しくなかなか綺麗な切り方が出来ないのではないでしょうか?

水分をたっぷり含んだ熟した桃は皮を剥いている時から、いい香りがしてきて早く食べたくなります。ただ、実の柔らかい桃はそっと持たなければ実に指の跡が残ってしまったり、折角の果汁がポトポトと滴り、勿体ない思いをしたことがありませんか?丸かじりもいいのですが、それも果汁が沢山落ちてしまいます。綺麗な切り方をして食べたいものです。

実はコツさえつかめば、柔らかい桃でも固い桃でも。桃の切り方や種の取り方は思ったより簡単なのです。桃を沢山扱っている農家から、簡単で綺麗なな切り方、皮の剥き方、種の取り方またすぐに変色しやすい桃の変色を防ぐ保存の仕方や柔らかい桃の切り方・剥き方など、裏技もどんどん学んで紹介していきたいと思います。

桃の切り方や種の取り方・変色を防ぐ裏技を詳しく解説!

では早速、桃が簡単に切れる裏技や、桃の切り方の裏技、また変色させない裏技まであるようですので、解説していきたいと思います。もし面倒だった桃の皮むきと切り方の裏技を習得したならば、美味しそうな桃を見つけ時にはすぐに買って試してみたくなること間違いなしです。

あさイチで紹介!桃の綺麗な切り方

NHKのあさイチで7月31日に紹介されていた、達人直伝の桃の切り方・種の取り方・皮のむき方を紹介します。まずは切り方から紹介します。フルーツカットの達人が言われるには、桃の切り方は、見た目も美しく、桃を無駄がなく食べることが出来る、くし形に切るのが一番良いそうです。

桃の割れ目に沿うようにナイフを入れて一周回桃を回します。一回では種のところまで切り目が一周綺麗に到達しないので、もう一度ナイフの刃先が種に当たる感触を感じながら一周回します。切り目が入った桃の両側を手で包むように持ち、右手で持ったほうの桃と左手で持った方の桃を、種を中心にして、反対方向にねじるようにして回します。

桃が半分にわかれます。半分は種が付いたままで、もう片方の半分は種の無い状態になっているかと思います。ここで種の取り方ですが、種が付いている方の桃を手で包むようにして持ち、ナイフでくり抜くようにして、種を取ります。そして、種の取れた桃をくし形に切ります。桃一個を八等分すると丁度いい大きさのくし形になります。

ここで、桃の皮を綺麗に剥く方法を説明します。くし型に切った桃を皮を下になるようにして、まな板の上に置きます。左手で桃をそっと持ちます。実が柔らかい桃は力を入れると変形しやすいので、気を付けて持ちましょう。桃の端にナイフをまな板と平行の角度で入れます。ナイフを少しずつ横へ滑らせていくように、動かして皮と実を切り離していきます。

この時に重要なのが、桃の角度をナイフの動きに合わせて少しずつ変えていくことです。それから、ナイフを止めずに切り進めることが、切り口を滑らかに仕上げるコツです。お皿の上に剥いた桃の皮を外側を上にして、花びらのように並べます。その上にに達人の切り方で切った桃を並べると、見栄えも良く桃の実が皿の上で滑らずに綺麗に飾ることが出来ます。

桃の皮の剥き方は?

桃の皮のむき方の基本は、お尻の方から剥いていくことです。この基本を忘れずにいくつかのむき方を紹介しますので、自分に合った剥き方を試してみて下さい。まず一つ目の剥き方ですが、湯むきをします。トマトの皮を剥くのに良く用いられる方法ですが、知っておられる人は、ピンときたと思います。

面白いようにつるっと皮が剥ける裏技としてお勧めの剥き方です。これは後のお湯を使った剥き方のところで詳しく説明をします。また桃の皮の剥き方の裏技は他にもあります。一つ目の裏技は、トマト用のピーラーで簡単に剥く方法です。薄い皮を剥くのに便利なトマトピーラーというものがあるのです。刃が波打ったピーラーで薄い皮を剥くのに重宝する優れものです。

次の裏技は、スポーンを使って剥く裏技です。桃の皮がスプーンで剥けるわけないと思っていませんか?この裏技は、手で皮が剥けるほど柔らかい桃に使える裏技で、スプーンの角で桃の皮をたるませるイメージで全体的に、桃を回しながらこすります。水で産毛を洗い流したら、桃のお尻の方から皮を引っ張ると、簡単につるりと剥けやすくなります。

もう一つ桃の皮を剥く裏技があります。それはつまようじを使う裏技です。手で剥くよりも果汁でベタベタになりにくいので、試して欲しい裏技の一つです。まず、皮に沿ってつまようじを桃に差し込み貫きます。つまようじの両端を手で持ち引っ張ると、つるつると皮が剥けます。

桃の皮お湯を使った簡単な剥き方

これは実が固めの桃の皮を剥く時におすすめの方法で、手で簡単に面白いほど綺麗に剥けます。まず桃が浸かるであろう深さのお湯を鍋で沸かします。沸騰したらお玉に桃を乗せて、お湯の中に入れます。20秒くらいしたら取り出し、すぐに氷水に入れて冷やします。イメージとしては、皮全体のみに加熱する感じです。

あとは、手で皮を剥くと、綺麗に剥がれてくれます。これは、加熱することによって皮と実の間のペクチンという成分が溶けることで、皮が剥がれやすくなるそうです。ただ皮を剥いた時の表面の綺麗さから言うと綺麗にカットしてお客さんに出すには、ちょっと不向きな方法です。お菓子作りやジャムにする時や丸かじりする時に、簡単に剥く方法として便利です。

桃の種の取り方や切り方を動画で確認してみよう

まずは桃を切る前に桃の状態によって切り方を選ぶ必要があります。固い桃であればリンゴを剥くようにナイフを桃にあてて、桃をくるくると回して剥いていくことが出来ます。桃だけを回していくのがコツで、これは綺麗で安全な桃の剥き方です。また逆に柔らかい桃であれば、手で皮を剥くことができるでしょう。

桃の皮と実の間には栄養素と甘味が沢山含まれていますので、できるだけ薄く剥くのも美味しい桃の切り方のコツの一つと言えるでしょう。前述した他の方法の皮の剥き方もありますので、色々と試してみるといいでしょう。しかし、桃を食べたいけど躊躇してしまう原因の一つにこの皮を剥くのが大変ということと、あの大きな種の存在です。

リンゴや梨の様にスパっと真っ二つに切ることが出来ないので、綺麗なくし形にする切り方がしにくくて、イライラしてしまう人も少なくないのではないでしょうか?桃の切り方には、いくつかあり、まず縦にナイフで種のところまで切り目を入れます。次にその切り目から横にずらした位置から、最初に入れた切り目と交わるような角度でもう一つ切り目を入れます。

これを繰り返すことで、一切れずつ種から実を離していく切り方ですが、どうしても種の周りに実が残ってしまい、勿体ない思いをします。ほかの切り方は、十字に切り目を入れてから種を避けるようにして、切っていく切り方や、輪切りにして切っていく切り方、また種を避けるようにして素切りしていく切り方などがあります。

みなさんもこの様な切り方のどれかを用いて桃を切っているのではないでしょうか?しかし、どれも種の周りに実が残ってしまいます。どうにかして、桃の大きな種をアボカドの種を取るように、すっきり取れないものでしょうか?実は桃の農家の方の切り方から学ぶと、意外と簡単に桃の種も綺麗に取れて、仕上がりも綺麗なくし形にする切り方があるのです。

では、その簡単で綺麗に切れる桃の切り方の説明をしたいと思います。まず切る前に桃は水で丁寧に優しく洗いましょう。この時に産毛を擦るようにして出来るだけ産毛を取り除くのがコツです。皮を剥く時に実に産毛が付くのを最小限にする為です。水気をふき取ったら、ナイフの付け根の方から桃のお尻の辺りに差し込んでいきます。

桃の種を中心にして弧を描くようにナイフを刃先まで桃に挿し込みます。これで、桃の半分に切れ目が入った状態になりました。残りの半分にもナイフの付け根から差し込み、ナイフの刃先までくるっと差し込みます。切れ目が一周したら、もう一度切れ目に沿ってナイフを一周させます。

種を中心にして桃の実に綺麗に一周切れ目が入ったら、切れ目を境にして両側を手で包みこむように持ちます。種を中心にしてねじる様に桃を回すと二つに分かれます。片方に種が残っている状態です。種の残っていない方の半分になった桃の実を、切り口を下にしてまな板に置きます。更に半分に切り、また半分にきると4つのくし形の桃になります。

次は種の付いている方の桃の切り方です。こちらも切り口を下にしてまな板の上に桃を置きます。真ん中に上から下に切り目を入れていきます。種に沿うように切れ目を入れていってください。そしたら、先ほどと同じ様に切り目を境にして両側を手で包むように持ち、ねじりながら引っ張ると桃が二つに分かれます。

種のない方の桃はそのまま半分に切り、種のある方の桃はリンゴの芯を取る要領で種を切り取ります。それから半分に切ります。これで桃が八等分の綺麗なくし形に切れました。フルーツカットの達人の切り方と比べると種を外すタイミングが少し違います。どうですか?この切り方なら簡単で綺麗に種を取ることができ、実も種にほとんど残りません。

こんなに簡単に種が取れる切り方があることを、もっと早く知りたかったものです。あとは、皮を剥くだけでお客さんにも出せるほど、綺麗なくし形の桃になります。簡単に桃を八等分に出来て、種も綺麗に取れる切り方の動画を乗せておきますので、参考にしてみて下さい。餅は餅屋と言うように、桃は桃農園さんということでした。

固い桃の切り方のコツは?

固い桃の場合、先ほどの様な切り方では種と実がしっかりと付いているので、上手く種を外すことが出来ません。ですので、前の項目で少しだけ触れた切り方の中の、一切れずつ切り離していく切り方をします。桃のお尻から縦に種まで届くように、一本切り込みを入れます。そうしたらその隣にもう一本切り込みを入れます。

この時のコツですが、最初に入れておいた切り目と二本目の切り目が種のところで、ぶつかるような感じの角度で切れ目を入れることです。そうすると鋭角なくし形の桃が切り離せているかと思います。

次は種が見えているので、種に沿わせるように切り込みを入れて実を切り離していきます。これを繰り返して全て切り離していく切り方です。種に沿って切っていくので、綺麗なくし形とはいきませんが、出来るだけ種の周りに実が残らない切り方として、おすすめの切り方です。

柔らかい桃を切り方のコツは?

柔らかい桃は皮を剥く前に先にカットします。前述したあさイチで紹介されたフルーツカットの達人の切り方です。皮を付けたまま桃の実を半分にしてから種を取り、八等分にカットするので、ここまで皮を付けたままの作業となり、実が崩れるのを防いでくれます。しかし、このねじる時に桃が潰れてしまいそうな程、柔らかい時には別の切り方をします。

非常に柔らかい桃はすぐに指の跡さえ付いてしまいます。ですから柔らかい桃を扱うには、通常以上に優しく扱わなくてはいけません。桃の割れ目に沿って一周切れ目を入れます。そうしたら、その切れ目に対して垂直に実を切り落とします。

切り落とした切り口と平行になるようにして、種を中心にしてぐるっと切れ目を入れます。この時も柔らかい桃が変形しないように、まな板の上でそっと包み込むように手で支えながら切り込みます。そうしたら、つぎは切り落とした側からナイフで種に沿って実を切り離すようにして切り込んでいきます。

実を切り離せたら、この時点で桃の4分の1が切り取られた状態となります。桃一個が八つ切りになるように、桃に切れ目をいれて種から切り離していきます。これを繰り返すことで、綺麗に崩さず実を切ることができる切り方となります。柔らかいので殆どの作業をまな板の上でするといいでしょう。手で持つとどうしても力が入ってしまいます。

柔らかい桃が好きな人は、この切り方を覚えておくと、桃を潰さずに綺麗に柔らかい桃を切ることができます。しかし、特別柔らかい桃でないと嫌だと言うのでなければ、もう少しだけ早めに食べるようにしましょう。ちなみに、柔らかい桃と固いめの桃と好みが別れると思いますので、柔らかい桃と固いめの桃を見た目で見分ける方法を紹介しておきます。

触って確認すると桃はデリケートなので、触ったところから傷むこともあります。固いめの桃が好きな人は買ってきたらすぐに食べればいいのですが、柔らかい桃が好きな人は常温の日光があたらない場所でエアコンの風が当たらない場所に、桃を2、3日置いてみます。桃はお尻の方から柔らかくなってきます。桃の皮が透き通った感じになってくるのが柔らかいサインです。

桃の変色を防ぐには?

誰もが経験したことがあると思いますが、桃を剥いて切り終わり食べていたら色がだんだん茶色くなって変色し、見た目が悪くなってしまいます。桃の色が変色する原因は、梨やりんごなどの果物の変色と同じ理屈なのですが、切り口の酸化により変色してしまうのです。この果物の変色は、果物に含まれているポリフェノールの酸化酵素の働きによるものです。

ですから、変色の原因である酸化酵素が空気に触れることを防ぐのが、変色を防ぐ方法なのです。変色を防ぐ為の酸化酵素を空気に触れないようにするには、どのような方法があるのでしょうか?まず、一つ目は断面を酸でコーティングしてあげることで、変色を防止できます。身近にある酸と言えば、レモン汁や酢などです。

桃の切り口にレモン汁を塗ったり、酢水を作って浸すことで変色を防ぐことができるのです。酢水の濃度は約20%くらいがいいでしょう。その他に、シロップでコーティングしてあげることでも、変色を防ぐことが出来ます。1対1の水と砂糖を混ぜたものに桃を浸してあげると、変色を防いで、甘味が加わるのでデザート用やお菓子作りに使うならこの方法がおすすめです。

変色を防ぐ方法は、もう一つあります。1対10の割合の塩水に桃を浸すことです。この変色防止の方法は、塩味が付いてしまうデメリットがありますので、さっと湯通しをすると塩気がとれます。ジャム用や加熱調理などに桃を使う時には、この方法がおすすめです。桃の用途によって、変色を防止する方法を上手に選びましょう。

桃は本当に繊細な果物で、温度や湿度にも敏感です。変色するだけでなく、甘味もどんどんなくなってしまいますので、皮を剥いてカットした桃は出来るだけ早く食べるようにしましょう。

桃は皮ごと食べれるの?

桃の皮は食べられます!福島県にある菱沼農園さんのお勧めの桃の食べ方が、桃をさっと水洗いをしてから、そのまま皮ごと食べることなのだそうです。ちょっと聞いた感じでは、抵抗のある食べ方です。口の中に皮が残りそうな気がします。ところが、この皮ごと食べることをおすすめするには、きちんと理由があるようです。

それは、桃の一番甘味がある場所は実は皮のすぐ近くの実の部分だからなのです。そう言われると確かに、果物や野菜は皮に栄養も旨味も多く詰まっているから、皮まで食べるのが良いとよく耳にします。皮を剥くということは、甘味をそぎ取ってしまっているということなのです。それでは勿体ないので皮ごと味わうことを、すすめておられるそうです。

それから、皮ごと食べるのをすすめるにはもう一つ理由があるそうです。それは、桃は多くの種類がシーズン中に順番に収穫され、違った味わいを楽しむことが出来るので、それぞれの味の違いを皮ごと食べることで、楽しんでもらえるからだそうです。是非今年の夏は、皮ごと食べる桃に挑戦してみましょう。

桃の保存方法

基本的に桃は、常温で保存するのがおすすめの保存方法です。固いめの桃はそのまま常温で保存すればいいのですが、すでに柔らかい桃はすぐに食べればいいのです。保存しておく必要がある場合は、新聞紙やアルミホイルで優しく包み冷暗所や日蔭の風通しのいい涼しい場所で保存してください。エアコンや扇風機の風に当たる場所は乾燥しますので避けましょう。

冷蔵庫での保存は、桃の甘味が損なわれるのでおすすめの方法ではありませんが、沢山桃があり2,3日で食べきれない時には、ラップできちんと包むか、ビニール袋に桃を入れて少し空気を含ませた状態で保存して下さい。そうすれば一週間以上保存ができます。また、食べる時には、2時間くらい前に冷蔵庫から出し常温にしてから食べましょう。

産地から桃を沢山いただいたり、一箱単位で購入したなど1週間以内に消費できそうにない場合は、冷凍保存をすると一か月近く保存できますので、上手な桃の冷凍保存の仕方を紹介しておきます。桃を水で洗うのですが、流水でなく水を貯めて浮かせてから洗うと桃を傷つけにくく、綺麗にあらえます。そして、水気をふき取ります。

桃に傷が付くと冷凍焼けの原因になりますので、優しく扱ってください。桃を一つずつラップで綺麗に包んで密封してから、フリーザーバッグに入れ出来るだけ空気を抜いて更に密封します。そのまま冷凍庫で保存して下さい。冷凍保存では解凍した時に桃の皮が剥けやすくなるというメリットがあります。

Thumb桃の皮の剥き方のコツとは?潰さずきれいに切り分ける方法を紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

桃の切り方をマスターして料理を作ってみよう

色もきれいに仕上げる「桃のコンポート」

折角、新鮮で瑞々しい桃を手にいれたなら、本格的な桃のコンポートを作ってみませんか?コンポートにしておくと、冷蔵庫で約5日くらいは保存が可能ですので、沢山桃を頂いた時などにも、簡単でおすすめのレシピです。では作り方ですが、鍋に白ワイン50㏄、水250㏄、グラニュー糖70g、レモン果汁10㏄、バニラビーンズ8分の1本を入れて火にかけます。

桃は、沸騰したお湯に20秒ほど浸けて氷水にいれて手で皮を剥く、いわゆる湯剥きをします。湯むきした桃は、割れ目に沿って半分にします。この時は、桃の切り方のところで説明した方法でねじってみて下さい。もし半分にできなかった場合は丸ごとでも大丈夫です。最初に作っておいたシロップの入った鍋に、桃と皮を一緒に入れます。

シロップは桃が浸かる量に調整してください。クッキングシートなどで落としブタをして中火で煮ます。シロップがブクブクと沸いてきたら火を止めて冷まします。種が取れなかった場合は、冷めた段階でくり抜いておきます。一晩冷蔵庫で寝かせ、味が馴染んだら完成です。グラニュー糖の量は好みで増減してみて下さい。

コンポートのシロップは、炭酸水で割って飲んでも美味しいですし、ゼリーにしたりアイスクリームにかけて食べても美味しく頂けます。また大人向けのコンポートにしたければ、シロップに適量のブランデーを入れてみて下さい。桃の香りとブランデーの香りは大変相性がいいので、おすすめします。食べきるまで、冷蔵庫で保存するよう気を付けて下さい。

甘味の少ない桃や、柔らかすぎる桃などをコンポートにするのも美味しく食べる方法でしょう。また、簡単に桃を保存できる裏技でもあります。

桃を全部食べる「まるごとジューシー桃のカスタードタルト」

新鮮な瑞々しい桃を丸ごとそのままを贅沢にタルトにして食べてしまいましょう。桃好きにはたまらない至福の時間が待っていることでしょう。切ってみて初めてわかるサプライズも隠れているこの桃のタルトは、甘党の家族や友人を喜ばせるのにも、大いに役立ってくれるレシピですので、是非おすすめします。作り方も簡単ですので試してみてください。

まずタルトの生地を作っておきます。ポリ袋などにビスケット6枚を入れ、綿棒で叩いて細かくします。牛乳大さじ1と溶かしバター20gをそこへ加えてよく揉んで全体を馴染ませます。ココット型に敷き詰めて形を整えたらタルト生地の完成です。次は、ナパージュと言う最後の仕上げに桃全体に塗るゼラチン液を作ります。

耐熱容器に砂糖大さじ1、粉ゼラチン2g、水大さじ3を入れて混ぜ合わせて600wのレンジで20秒ほど加熱し、粗熱を取っておきます。次はレンジを使った簡単カスタードクリームを作ります。耐熱ボウルに卵1個と砂糖30gを入れて白っぽくなるまで泡だて器で混ぜます。そこへ薄力粉大さじ1を入れてさっくりと混ぜ、牛乳100㏄を入れて混ぜ合わせます。

ラップをふわっとかけて600wのレンジで2分ほど加熱し、良く混ぜたらもう一度レンジで2分ほど加熱します。粗熱がとれたらカスタードクリームの完成です。では主役の桃の調理に入ります。湯むきで桃の皮をむいたら、お尻の方からハサミを入れて種の周りを一周するように切り取って、種を抜いてしまいましょう。

種を取ったところにカスタードクリームを詰めて、穴の部分を下に向けてタルト生地の上に乗せます。作っておいたナパージュを桃全体に塗ったら、冷蔵庫で30分ほど冷やし完成です。このレシピのポイントは、桃が変色しないように素早く調理することです。自信がない人は皮を剥いた後にレモン汁を塗るか、砂糖水(シロップ)に浸けるかして変色を防いでください。

切り方を失敗したら「桃のジャム」

切り方を失敗して形が悪くなってしまった桃は、ジャムにしましょう。ホーロー鍋に皮を剥いて種を取った桃3個分を入れて、レモン汁大さじ1を桃に変色防止の為に軽く混ぜ合わせておきます。砂糖90gを加えて5分置きます。その間に保存する為の瓶を煮沸消毒して自然乾燥させておきます。

鍋を弱火で煮て、アクを取り除きながら水分が半分になるま煮詰めます。消毒しておいた瓶にジャムを詰めて、冷めてから冷蔵庫で保存します。

冷やして作る「桃とモッツァレラチーズのMOMOサラダ」

皮を剥いて種を取った桃2分の1は食べやすい大きさに切ります。モッツアレラチーズ50gは水気を切って、食べやすい大きさにちぎっておきます。サニーレタスは食べやすい大きさにちぎり、ミニトマトは半分に切り、ちぎったモッツアレラチーズと生ハム適量と一緒に器に盛り付けます。

次にドレッシングを作ります。塩少々、胡椒少々、レモン汁少々、オリーブオイル大さじ2を混ぜ合わせます。盛り付けたサラダに、ドレッシングを回しかけたら完成です。

桃の季節に作りたい「フレッシュピーチの水ようかん」

桃の食感と香りを生かした水ようかんに仕上げる為に、ゼラチンや寒天の代わりに、アガーを使います。アガーは、海藻を原料として作られたゼリーの素で、弾力のあるプルンとした食感があり、無味無臭である為食材の風味を十分に生かせることが可能です。

ボウルにアガー小さじ2と砂糖大さじ4を入れて、よく混ぜ合わせます。皮と種を取り除いた桃は、一センチの角切りにします。水200㏄を鍋で沸かし、混ぜ合わせておいたアガーと砂糖を少しずつ入れて混ぜます。沸騰させてから弱火にし、約2分かき混ぜて溶かします。そこへ、こしあん200gを少しずつ混ぜながら加えていき、しっかりと混ざったら火を止めます。

あんの粗熱がとれたら、カットしておいた桃を入れて混ぜあわせ、好きな型に入れて冷蔵庫で冷やします。固まったら完成です。型に入れるまでに冷ましすぎると、固まってしまいますので、適度に熱が取れたら型に入れましょう。

ポリ袋で簡単に作れる桃のフローズンヨーグルト

余った桃はジャムだけでなく、フローズンヨーグルトにして冷凍しておくことで、約1ヵ月美味しく保存することができ、好きな時に食べたい量を器に取り出して食べることができて便利なレシピを紹介します。皮を剥き種を取った桃3個のうち200gくらいを、2㎝角の大きさに切っておきます。残りはポリ袋に入れます。

ポリ袋の桃を袋の上から手で潰して、蜂蜜大さじ2とヨーグルト250gを加えて混ぜ合わせます。角切りにした桃もポリ袋に入れて冷凍庫で凍らせます。1時間半くらいしたら、一度冷凍庫から取り出して混ぜ、再び冷凍庫に入れます。この作業を何度か繰り返して、好みの硬さにになったら完成です。

美味しいだけでなく身体にも嬉しい効能のある桃

初夏から9月ころまで旬の桃は、熱い夏を乗り切る為のバランスの取れた栄養食でもあります。暑いと食欲がなく思うように食事がとれない日もあります。しかし、桃は水分が多く柔らかいので、つるっと喉を通ってくれるので、食べやすいフルーツです。ペクチン、カリウム、カテキン、鉄、マグネシウムなどバランス良く含まれているのです。

女性ホルモンを正常化させ月経の不順を解消してくれたり、身体を温めたり、夏バテの予防にもなります。また、食物繊維の一種であるペクチンが腸の働きを整えてくれ、下痢や便秘を予防したり、ミネラルの一種であるカリウムは細胞内の水分量を調節してくれるので、むくみを解消したり、血圧を安定させ、筋肉の収縮を正常にしてくれます。

そして鉄やマグネシウムにより、貧血や冷え性の改善にも役立ちますし、意外なのが桃にはカテキンも含まれているということです。緑茶などに多く含まれているカテキンと同じように、強い抗酸化作用があり、免疫力を高めたり、癌予防、老化防止などの効果があるうえに、血糖値の上昇を抑え、脂質の吸収を抑えてくれる嬉しい効果が沢山あります。

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桃の切り方は意外に簡単!試してみよう

桃の簡単な切り方、皮の剥き方がわかりました。これで、面倒くさいと思うことなく美味しい桃を堪能することができるようになりました。まずは、新鮮で甘い桃をそのまま味わい、余った桃はコンポートや、水ようかんなどにしてティータイムを手作りのスイーツで充実させてみましょう。

また、桃はサラダにしても美味しく頂けるので、桃の香りと綺麗な色で食卓を演出することができます。桃を加えるだけで、いつものサラダがグッと豪華に感じられることでしょう。また、思った以上に多くの栄養素が含まれている今が旬の桃を沢山食べて、熱い夏を乗り切りましょう!

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