桃の皮の剥き方のコツとは?潰さずきれいに切り分ける方法を紹介

桃の皮の剥き方にコツはあるのでしょうか?さわるとやわらかい桃だと手で剥けますが潰れそうです。硬めの桃だと、果物ナイフを使った方が上手に剥けるのでしょうか?桃を少しでもおいしく食べられるように、桃の剥き方と切り分け方を調べました。

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目次

  1. 1桃をおいしく食べたいのに上手に切れない!皮の剥き方は?
  2. 2桃ってどんな果物?
  3. 3おいしい桃はどんな桃?
  4. 4桃の皮の剥き方を実践する前の準備
  5. 5おすすめの桃の皮の剥き方・切り方
  6. 6桃の変色を防ぐ方法
  7. 7包丁を使っての皮の剥き方
  8. 8皮の剥き方・桃の皮も湯剥きができる
  9. 9桃がやわらかくてねじれない場合の剥き方・切り方
  10. 10桃を反対方向にねじる剥き方・切り方
  11. 11実は皮に栄養がある?
  12. 12桃の剥き方・切り方をマスターしてきれいにカットできたら
  13. 13それでも桃が崩れてしまったら
  14. 14桃の皮の剥き方・切り方のまとめ

桃をおいしく食べたいのに上手に切れない!皮の剥き方は?

甘くておいしい夏の果物のひとつ、桃。旬の桃はいい香りで甘くてジューシーです。しかし、桃の皮を剥くのに苦労した経験はありませんか?やわらかくて潰れそうだったり、手で剥く方がいいのか、果物ナイフでの上手な剥き方があるのか、上手な剥き方がわからない人が多いのではないでしょうか?また、真ん中の種はどうすればいいのか、その切り分け方にも悩みます。

桃は、買ってくるとすぐやわらかくなって傷みやすい果物でもあります。保存できる時間が短く、衝撃に弱く、丁寧に扱う必要のあるデリケートな果物です。買ってきたらすぐに上手に皮を剥いて、みんなでおいしく食べるための切り方のコツを紹介します。おいしそうで買ってはみたものの、桃の皮の剥き方、切り方がわからなくて悩んでいた方は、ぜひ試してみてください。

桃ってどんな果物?

桃と言えばどんなことを思い浮かべるでしょう?昔話の桃太郎?ピンク色の桃色?桃の花、桃の節句ひな祭りでしょうか?日本ではずいぶん昔から親しまれてきた果物ですが、原産地はお隣りの国、中国です。日本の遺跡で見つかった最古のものは縄文時代のもので、弥生時代には栽培種が伝来しました。

昔の桃は今より品種が少なく、薬用や観賞用だったのではないかという説があります。邪気を払ったり、不老長寿の果物として桃が登場する物語もあります。日本では桃太郎が親しまれていますが、古事記や西遊記にも桃が登場します。食用として広まったのは明治時代、現在は山梨県、福島県、長野県が主な生産地です。

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おいしい桃はどんな桃?

桃は旬が夏の果物です。7月半ば頃から甘い桃が店頭に出てきます。岡山県の白桃を改良して、様々な品種の桃が作られるようになりました。日持ちの良い品種も作られていますが、基本的に熟した桃は傷みやすいので、軽く触ってやわらかくなった食べ頃に早めに食べましょう。

形は左右対称のきれいな丸いもので、大きい方がおいしいです。また、全体に色が濃くて白い点々があるものを選びましょう。白い点々は太陽の光をたくさん浴びた印です。枝についていた側が黄色になっているものは鮮度が落ちてきている桃なので、枝側がきれいな白いものを探してください。出来れば買う前に香りを確認します。甘い香りが強くて、産毛がはえているものが良いでしょう。

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桃の皮の剥き方を実践する前の準備

桃の剥き方・切り方のコツですが、その前に準備があります。桃は冷やし過ぎると甘みが落ちる果物です。ですから基本は常温保存ですが、上手に切るコツとしては事前に少し冷やした方がやわらかい身がしまって取り扱いがしやすくなります。そこで、食べる2時間くらい前に冷蔵庫の野菜室に入れましょう。そして直前に冷水にとります。その後、溜めた冷水の中でやさしく洗ってください。

おすすめの桃の皮の剥き方・切り方

とにかくデリケートな果物である桃を扱う上で、どの過程でも形を崩さないコツは桃の持ち方です。指でつまむようにするとそこからすぐ崩れてしまうので、手のひら全体を使って桃をやさしく包むように持って作業してください。力を入れ過ぎず、ゆっくりやさしく丁寧に、が基本です。

剥き方1・桃にぐるりと一周切り込みを

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桃の皮は剥かずに始めます。皮を剥いてしまうと、すべって持ちにくくなり作業がしづらくなるからです。産毛の生えた皮のままの方がすべりにくく、身が痛むのも防ぐことができます。まず、やさしく持った桃の表面の溝に沿って包丁を当て、真ん中の種に当たるまで刃を入れ、そのままぐるりと一周切り込みを入れます。

剥き方2・皮をつけたままねじる

切り込みを種に当たるまで深くぐるりと一周入れたら、桃を両手で持ってその切り込みでねじります。ねじ式のふたを開けるような感じでねじってみてください。すると真ん中で桃がふたつに分かれます。もし種とうまく離れないようなら、切り込みに包丁を入れて種に刃を当ててひねるように外してください。片方に丸い種が残り、片方は種が外れて穴がある状態で分かれます。

剥き方3・真ん中の種をくりぬく

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身がやわらかい桃であれば、種は手でねじると簡単にとれます。とれないものはスプーンでくりぬいてください。この後の切り方のコツですが、やはり皮は残したままの方が滑りにくくて作業しやすいので、皮は剥かないまま続けます。

剥き方4・桃をみんなで公平に分けられる切り方

桃はどの部分が甘いかと言うと、枝についていた側より、反対のお尻側の方に甘みがあります。ですから、桃の甘みをみんなで公平に分けるための切り方としては、枝についていた側からお尻側に向かって切るくし形切りがおすすめです。

切り方のコツは、皮は残したままでやさしく桃を押さえて、まな板の上でよく切れる包丁を使うことです。くし形切りでみんなで仲良く分けましょう。もちろんおひとりで召し上がる時にも、均等に甘さを味わえるくし形切りがおすすめです。ちなみに包丁は、金物ではないものの方が桃に金気が移らず更においしく食べられます。

剥き方5・最後に皮を剥く!剥き方のコツは?

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すべらないように最後まで残していた皮の剥き方は、手で剥けるようであれば手でゆっくりやさしく剥きましょう。手で剥くのが難しく包丁で剥きたい場合は、包丁を皮の端に引っ掛けるようにしてゆっくり丁寧にひっぱるように剥きます。桃の皮の剥き方のコツは、剥く方向です。桃のお尻側から枝についていた側に向かってひっぱるように剥きます。反対方向に向くと、桃の表面がきれいに仕上がりません。

桃の変色を防ぐ方法

桃は剥くとすぐ変色してしまいますので、食べる直前に剥くのがいいのですが、変色を防ぐ方法があります。ひとつはレモン水につけることです。果物のレモンが無ければ市販されているレモン果汁でも良いでしょう。または、水:砂糖が1:1の砂糖水を作って、切った桃をくぐらせる方法もあります。すぐ食べられない時にはぜひお試しください。

包丁を使っての皮の剥き方

おすすめの桃の皮の剥き方は、上記のように最後まで皮を残したまま切り分けるものですが、桃が固めで手で皮がむけない場合などに包丁を使って皮を剥きたい場合は、リンゴと同じようにクルクルと剥いていきます。この場合も桃はやさしく持って、包丁は動かさずに桃を持っている方の手を動かして、桃をクルクルまわしながら剥いていくのが包丁での皮の剥き方のコツです。

皮の剥き方・桃の皮も湯剥きができる

桃の皮は、手や包丁で剥く以外に湯剥きもできます。野菜のトマトの皮の湯剥きはよく知られていますが、果物の桃も同じように湯剥き出来るのです。驚くほどきれいに剥けるので、試してみてください。

まず桃の皮に切り込みを入れ、沸騰させた熱湯に15秒から30秒つけます。お鍋に直接でもいいですが、オタマなどに桃を乗せてゆっくり入れる方が桃を傷めにくくおすすめです。その後、湯から取り出して氷水で冷やしましょう。5分から10分くらいつけた後、皮の切り込みからつるんときれいに剥けます。

桃がやわらかくてねじれない場合の剥き方・切り方

上記のおすすめの桃の皮の剥き方・切り方が出来れば、公平にきれいに分けられますが、桃がやわらかくてねじったりすると崩れてしまう、くし形切りがきれいに出来ない、といった場合の剥き方・切り方も紹介します。

やわらかい桃の切り方のコツその1~そぎ切り~

皮の剥き方は、やわらかい桃ならおそらく手で剥けるでしょう。もしくは湯剥きや包丁で剥いてもかまいません。崩れやすかったり身離れが悪い桃の切り方のコツは、やはり手のひら全体でやさしく桃を持った状態でそぎ切りをします。真ん中の種に沿うように包丁を入れて切り分けます。

そぎ切りをする場合も、桃を押さえつけないように一切れずつすくうようにやさしく切りとってください。種に沿うようにそぎ切りをすると、大きさのバラつきが出てしまいますが、最後にうまく調整して大きさをそろえます。

やわらかい桃の切り方のコツその2~1ピースずつ外す~

もうひとつの方法は、桃にぐるりと一周切り込みを入れた後ねじらずに、くし形切りの1ピースになるように切り込みを更に入れ、1ピースだけ丸い桃から外す方法です。外しにくい場合は、包丁の刃の先を種に当てて種に沿って切りながら外してください。そしてその隣りも順々に1ピースずつ外していき、最後に皮を剥きます。

桃を反対方向にねじる剥き方・切り方

先にご紹介したおすすめの剥き方・切り方では、桃の表面の溝に沿って切り込みを入れてねじる方法でしたが、溝に垂直に切り込みを入れてねじる方法もあります。この方法だと、甘みが強い桃のお尻側と、反対の枝についていた側に分かれてしまうので、味の面での公平さには欠けるくし形切りになってしまいますが、こちらの方向にねじる方が崩れにくく、少しやわらかめの桃でもねじって種を取り出しやすいです。

実は皮に栄養がある?

桃にはペクチンなどの食物繊維があり、カリウムやカテキンなどの栄養がありますが、これらの成分や甘みは、実は皮そのものや皮と身の間にこそ多く含まれています。そのため、新鮮な桃であれば実は皮ごと食べる方が体には良いのです。溜めたきれいな水で、桃をつぶさないようにやさしく洗い、塩を使って産毛をこするか、清潔な布巾で産毛をやさしくこすり取って皮ごと食べる方法もぜひ一度試してみてください。

ペクチンには便秘や下痢を予防する効果や、コレステロール値を下げたり、血糖値の上昇を抑える効果があります。カリウムにはむくみを軽減したり、血圧を正常にする効果があります。カテキンには抗酸化作用があり、アンチエイジング・がん予防・免疫力アップの効果があります。桃には他にも、鉄分やマグネシウムもあり、貧血や冷え性の改善に効果があります。ただし桃は水分が多いので、お腹をこわさないように注意しましょう。

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桃の剥き方・切り方をマスターしてきれいにカットできたら

これまでにご紹介してきた桃の剥き方・切り方を実践してみて、上手に切り分けることに成功したら、もちろんそのままいただくのが旬の桃のおいしい食べ方ですが、きれいにカットできた桃を使っておいしいスイーツ作りに挑戦するのも素敵です。生のままパフェやゼリーにしてもいいですし、煮詰めてコンポートにしてもおいしいです。

甘い桃はいろいろなスイーツに使われています。お店でもたくさん見かけますが、桃の剥き方・切り方をマスターさえしたら、きれいにカットされた桃を自分でいろいろアレンジしてオリジナルの素敵でおいしいスイーツを作ってみてはいかがでしょうか?おいしいフルーツタルトやケーキを作っているお店「キルフェボン」流の桃のカット方法の動画がありましたのでご紹介いたします。試してみてください。

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それでも桃が崩れてしまったら

いくつか紹介した桃の剥き方・切り方を試してみても、どうしてもうまくいかずに崩れてしまった桃や、熟れ過ぎてやわらかくて上手に切れない桃は、どうすれば良いのでしょうか?崩れてしまっても甘くておいしい桃は、そのままジューサーにかけてジュースにしてしまいましょう。他の果物や野菜や牛乳・ヨーグルトなどとブレンドして、ぜひオリジナルのおいしいジュースを作って楽しんでください。

もしくはジャムもおすすめです。材料はとてもシンプルです。崩れてしまった桃と、砂糖かはちみつと、レモン果汁だけです。お鍋でコトコト煮込んでおいしいジャムの出来上がりです。甘さ控えめの自分だけの好みのジャムが作れます。ただし、糖分が低いと保存がきかなくなり、カビが生えたりするので要注意です。出来上がったジャムを入れる容器の消毒も忘れずにしましょう。

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桃の皮の剥き方・切り方のまとめ

ここまでご紹介してきたいくつかの桃の皮の剥き方・切り方、いかがでしたでしょうか?他にも桃についての情報を少しご紹介させていただきました。古くから日本人に愛されてきた人気の果物である割には、上手に剥いたり切ったり出来ず困ったという人が多い果物です。そのため、テレビ番組で桃の剥き方・切り方が特集されたり、SNSで紹介されたり、実践してうまくいった方法を紹介した動画をアップされているのを見かけます。

調べてみるとたくさんの方法があります。しかし、桃のやわらかさや熟れ具合によっても適した方法が違ってきますから、ぜひそれぞれの桃にいろいろな方法を試して、一番上手に皮が剥けて切り分けられて、おいしく食べられるものを見つけてください。桃をおいしく食べるために、今回のまとめ記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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