桃のカロリーと糖質量を調査!栄養成分と意外なダイエット効果も!
桃のカロリーがどれくらいあるか知っていますか?桃は甘くてみずみずしい美味しさが人気の果物ですが、糖質ダイエットをしている人にはその糖質量も気になるところかもしれません。本記事では桃のカロリーと糖質量を調査し、桃の栄養成分についても調べてみました。知られざる桃の意外なダイエット効果・効能に注目です!また、美味しく桃を食べるために皮のむき方のコツや、カットのコツを紹介していますので是非チェックしてみましょう。
桃のカロリーは意外にも低い!
甘くてみずみずしい桃は老若男女問わず好かれる人気の果物です。桃は柔らかく甘い果肉が特徴ですが、とても甘いからとカロリーを気にしている人はいませんか?実は桃のカロリーは意外にも低く、糖質ダイエットを始めダイエット中の人にもおすすめできる果物の一つなのです。
本記事では桃のカロリーや糖質量など桃に関する基本的な知識や、カロリーだけでなく桃の栄養素とその効果、効能について特集しています。意外と知られていない桃の栄養成分とダイエット効能について徹底的に調査しました。桃の栄養素の効能を利用し効果的にダイエットに取り組みたい人は必見です。桃の皮のむき方や上手な切り方についても紹介しています。
桃のカロリーと糖質
ダイエットをしている人にとってもっとも気になるのは桃のカロリーではないでしょうか?また、糖質制限ダイエットをしている人は桃の糖質量についても関心があるかもしれません。桃のカロリーと糖質量はどれくらいなのか、他の果物の例と共に解説してみましょう。
桃100gあたりのカロリーはおよそ40キロカロリーと言われています。桃と同じく初夏が旬のブドウのカロリーと比べてみると、ブドウ100gあたりのカロリーがおよそ59キロカロリーと、桃のほうが低カロリーということが分かります。市販されている桃Mサイズ1個の可食部分が224gくらいですから、普通サイズの桃1個あたり80キロカロリー~90キロカロリーくらいになります。
一方、糖質量はどれくらいでしょうか?桃100gあたりの糖質は10gで、ブドウ100gの糖質16.9gと比べるとカロリー同様、糖質についても少ないということが分かります。Mサイズの桃1個あたりの糖質は20gくらいですから、甘い味から予想されるほどには、桃はカロリーも糖質もそれほど高くないと言えるでしょう。
桃は低カロリーだからと食べ過ぎるのは注意
しかしながら桃が低カロリー、低糖質の果物だからといって食べ過ぎるのは注意が必要です。柔らかい果肉でみずみずしさが特徴の桃ですから、食べようと思えば何個でもお腹に入ってしまいます。桃1個あたりの糖質やカロリーが低くてもたくさん食べれば果糖の過剰摂取になり、ダイエットの効果は半減してしまうでしょう。また桃は水分が多く、食物繊維も多いことから食べ過ぎると腹痛や下痢を引き起こしてしまうこともあります。
桃の旬はいつ?
桃がいちばん美味しく食べられる季節はいつなのか知っていますか?桃の旬は主に初夏で、早くて5月頃からハウス栽培の桃が市場に出回ります。本格的にスーパーで白鳳など桃のメジャーな品種が並べられるのは、夏から9月いっぱいくらいまでです。
初夏から初秋までと旬の期間は長く、桃好きな人にはうれしいことでしょう。一般的に桃が出回り始める時期にはさっぱりとした甘みの品種が、真夏や旬の後半になるにつれて味わいの濃い甘みの強い品種が食べられます。それぞれの時期でおいしい桃を食べ比べてみるのも楽しいでしょう。
桃は栄養効果・効能とダイエット効果が凄い!
低カロリー、低糖質の桃は意外にも多くの栄養素が豊富に含まれていることを知っていますか?本項では桃の栄養効果・効能について詳しく解説していきます。カロリーや糖質量が低いだけでなく、ダイエットにも効果がある栄養素に注目してみましょう!
桃のビタミンCで美肌や風邪予防の効果
桃の栄養素とその効能について、まず最初に注目したいのはビタミンCです。桃にはビタミンCやビタミンEが多く含まれています。ビタミンCは桃100gあたりおよそ8mgと、同じ初夏の果物ブドウと比べると4倍もの含有量があります。桃に含まれるビタミンCの効能は、美肌や風邪予防にも効き目があります。
ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、皮膚のメラニン色素の生成を抑える効能があることが分かっています。また風邪の予防だけでなく、貧血の予防やストレスに対する抵抗力を補えるなど、多くの効能が期待できます。
桃のミネラル分で疲労回復やむくみ予防効果
桃にはビタミンだけでなく、多くのミネラル分が含まれていることが分かっています。桃に含まれているミネラルは、カリウムやマグネシウム、鉄分などです。カリウムはナトリウムとのバランスを保つ性質があり、むくみの原因となる余分なナトリウムを外へ排出する効能があります。むくみ予防はすなわち利尿作用があるということであり、慢性腎炎を抑える効能や高血圧を予防する効能にもなります。
次にミネラル分のうち、マグネシウムについて解説しましょう。栄養の合成、分解に関連するマグネシウムは、健康な体を維持するためには不可欠な栄養素です。また、血液中のカルシウムを調整する効能があるため、骨や歯を丈夫にする働きがあります。
桃に含まれるミネラル分のうち、鉄分はよく知られているとおり貧血の防止に役立ちます。同時に、タンパク質の代謝を促進させる働きがあることから、肌のターンオーバーを促し、美肌につながる効能も期待できるミネラルとも言えるでしょう。
桃の皮に含まれるカテキンに脂肪燃焼効果
カテキンと聞くと渋いお茶などに含まれる栄養素というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?実は桃の皮にはこのポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれていることが分かっています。カテキンには強い抗酸化作用や老化防止、免疫力を高めるなど健康に関する多くの効能が認められています。
また、カテキンには脂肪燃焼効果があると言われています。カテキンを摂取すると肝臓での脂質代謝が活発になり、結果として脂質の燃焼によるエネルギー消費が増加します。カテキンはエネルギー消費を増加させ、体脂肪を低減する効果があるというわけです。
ダイエット効果が望めるカテキンですが、桃の皮に多く含まれているので見過ごしがちです。実は、桃の皮はわざわざむかなくてもそのまま食べることができると知っていましたか?実と皮のあいだが本当は桃の一番おいしいところだとも言われていますから、美味しく、桃の栄養素を余すことなく摂りたい人は皮ごと食べてみると良いかもしれません。
その他の桃の栄養の効果効能
次に、その他の桃の栄養素について紹介します。みずみずしさが美味しい桃ですが、その果実には水溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれています。ペクチンは腸内の乳酸菌を増やすなど、腸内環境を整える効果がある栄養素です。便秘や下痢を予防するほか、腸内環境を整えた結果として美肌の効果も期待できると言えます。またペクチンにはコレステロール値を下げ、血糖値の上昇を抑える効能もあります。
桃の主成分であるブドウ糖には集中力を高めたり、疲労回復する効果が期待できます。疲れたときに桃をひとつ食べればパフォーマンスを向上させることも可能でしょう。また、桃に含まれているナイアシンはビタミンB群の一つですが、肌や粘膜の健康を維持するのに活躍する栄養素です。ナイアシンはアンチエイジング効果や、動脈硬化の予防などにも役立つと言われています。
桃の種や葉にも効果・効能がある!
桃の葉にはカテキンが多く含まれていると前述したとおり、桃には果実だけでなく、葉や種の部分にも効果や効能があります。桃の葉にはカテキンのほか、タンニン、マグネシウム、カリウムが多く含まれています。あせもや湿疹など肌トラブルに効果がある収れん作用や、整腸作用、むくみ改善などの効果が期待できます。市販されている化粧水などにも桃の葉エキスを使ったものをよく見かけます。
桃の種は古くから中国では漢方薬の材料として使われてきました。桃の種を割るとなかにまた小さな種のようなものが入っているのが分かります。これを「桃仁」と言い、生理不順や更年期障害など婦人科系の疾患に効き目があると言われています。また、便秘や肩こりにも効くそうです。桃仁は強い効き目があると言われているので、試したい人は漢方医を訪ねましょう。
桃の上手な皮のむき方
さて、ここからは実際に桃を食べるときに役立つ上手な桃の皮のむき方や、カットのしかたについて紹介していきます。桃は果肉が実に柔らかく、皮のむき方に苦戦する果物ですが、コツをつかめばスルスルつるりとむくことができます。むき方にこれまで困っていた人は、本項を参考に上手な皮のむき方を覚えてみてください!
上部・底部に包丁で十字の切れ込みを入れる
桃はそのまま皮をむくと、きれいにはがれないことが多い果物です。むき方のコツとしては、トマトの湯むきを参考に熱湯を利用してむくのがおすすめです。湯むきをすればびっくりするほど、するりと桃の皮をむくことができます。
まず、桃の上部と底部に包丁で十字の切れ込みを入れましょう。トマトの湯むきの場合、通常上か底どちらかに切れ込みを入れるだけで良いですが、桃の場合は底部の皮もむきにくいため、上と底両方とも切るのをおすすめします。包丁で十字に切れ込みを入れる場合、あまり深く切り過ぎず浅く切るのがポイントです。
鍋に水を入れて沸騰させたら酢を加える
桃の上手なむき方、続いては、小さめの鍋に水を入れて沸騰させます。水の量はおよそ1リットルくらいで、桃を鍋に入れた時にちょうど全部がつかるくらいまで入れてください。沸騰したら大さじ1杯のお酢を加えます。
鍋に入れるお酢はなくても構いません。少量ですのでお酢を入れたことで酸っぱくなる心配はありませんが、気になる人はお酢を省略しても大丈夫です。ただ、お酢を入れることによって桃の皮がはがしやすくなる効果があるので、より皮をきれいにむきたい人にはお酢の投入をおすすめします。
30秒茹でたら氷水で冷やす
お酢を入れて沸騰しているお湯のなかに、桃を入れます。20秒から30秒くらいお湯のなかで泳がせたら、すぐにお玉で取り出し、それ以上熱が入らないように氷水で冷やしましょう。氷水に浸ける理由としては加熱を止める意味と、温度を急激に下げることでより皮をむきやすくする意味があります。
柔らかめの桃は鍋から移動させるときに実が傷つきがちなので、お湯に入れるときからお玉にのせて、そのまま湯にくぐらせ、引き上げるときもそのまま移動させると良いでしょう。できるだけお玉や鍋の硬い部分が桃の果実に当たらないよう工夫するとよいかもしれません。
切り込みから手で皮をめくる
氷水でしっかり桃の熱をとったら、桃を氷水から引き上げ、皮をむいていきます。一番最初に切込みを入れた十字の部分から一枚ずつめくっていくと、驚くほどきれいに皮がむけていきます。全体の皮がむけたらあとは丸かじりしたり、カットして桃を楽しみましょう。
今回紹介したのは、桃を軽く湯につけることで、皮と実の間にある水溶性食物繊維ペクチンが溶け、皮がむきやすくなるという裏技でした。くれぐれもお湯につけすぎないよう注意して、湯むきに挑戦してみてください。皮に実がつくことなくしっかりとむくことができます。
桃の切り方
桃の上手な皮のむき方が分かったら、続いては桃の切り方についても覚えて大きましょう。むき方同様、果肉のなかにある大きな種が邪魔になって切り方がよく分からないという人もいると思います。上手な切り方ができるだけで、桃が一段と美味しそうに見えますので必見です!
桃の上手な切り方は簡単です。まず、外側から包丁を入れ、中央の種があたるところまで刃を入れます。次に刃を戻し、種に向かって斜めに刃を入れます。種を中心に放射線状に包丁の刃を外側から入れていくイメージです。刃を入れて、戻してを繰り返し、ぐるっと一周したら、種から実をはがすようにしてとるときれいにカットできます。
桃は皮ごと食べられる!
桃の皮のむき方、果肉のカットの仕方を紹介しましたが、たまにはガブリと大胆に桃を食べたくなることもあるかもしれません。すでに紹介したとおり、桃はあまり知られていませんが、実は皮ごと食べられる果物です。サッと水洗いして皮ごとガブリとひとかじりするのは、なんとも幸せな気分になれる瞬間でしょう。
桃の果肉のなかでは、外側の皮に一番近い場所がもっとも甘く、風味が良いと言われています。桃の最大限の美味しさを楽しむために、また、桃の栄養素を余すことなく摂取するためにも、皮ごと食べるのは桃の食べ方としては最適かもしれません。カットするにしても皮付きのほうが、手にとりやす果実を傷めずに切ることができます。
桃は甘くて美味しくてカロリーも低い嬉しい果物!
初夏から晩夏にかけて、夏の間じゅうずっと美味しく食べられる果物が桃です。みずみずしく、甘い香りと味わいの桃は、老若男女問わず好かれる人気果物と言えるでしょう。今回は甘くておいしい桃について、カロリーと糖質がどれくらいあるのか、どんな栄養素を含んでいるのか調査しました。
その結果、桃は意外にも低カロリー、低糖質でダイエット効果が望める栄養素を多く含むことが分かりました。栄養に優れ、ダイエットや美肌、アンチエイジングにも効果がある低カロリーの桃を、美味しく賢く食べましょう!本記事で紹介した、桃の皮の上手なむき方やカット方法についてもぜひ試してみてください。