ハイネケンは世界中で人気のオランダビール!価格や味の評判は?
ハイネケンは世界中で人気のオランダビールです。瓶・缶・樽で販売されていて、世界的有名なビール会社が作っています。今回はそんなハイネケンのビールについて説明していきましょう。ハイネケンの種類や味の特徴、皆さんが気になる価格も詳しく説明していきます。実際に飲んだことのある人の口コミも載せているので、「日本のビールに飽きたな。」「海外のビールを飲んでみたい。」という人は是非参考にしてみてください!
ハイネケンとは?
ハイネケンはオランダの有名なビール醸造会社です。日本ではあまり聞き覚えのない名前かもしれませんが、世界的にはとても有名な会社です。ここでは、ハイネケンとはどんな会社で世界的にどのように有名なのかをみていきましょう。
ハイネケンはオランダのビール醸造会社ですが、そこで製造される世界的にも有名なビールのブランド名でもあります。ビールのブランドとして、販売量・売上高でヨーロッパNo.1の麦芽100%プレミアムビールになります。
オランダのビール醸造会社
ヘラルド・A・ハイネケン氏が1863年にオランダで創立したビール醸造会社、およびブランド名です。現在では、世界170カ国以上で販売しています。
オランダも含めて世界100カ国に醸造工場を持ち、アフリカやアジアのビール会社など60社に技術指導をしています。本社はアムステルダムにある世界最大級のビール会社で、グローバル企業です。
日本ではキリンビールがライセンス契約を取得して、「海外ブランド」として販売をしています。販売者であるハイネケンジャパンは、キリンビールが49%出資するグループ会社です。
世界第二位のシェアを誇る
アンハイザー・ブッシュ・インベブについで、世界第2位のシェアを占めています。アンハイザー・ブッシュ・インベブは、ベルギーのビール会社でバドワイザーを作っているところです。
2017年のビール業界の世界シェアのデータでは1位は、アンハイザー・ブッシュ・インベブで、31.4%です。2位がハイネケンで、11.2%になります。ちなみに日本のビール会社で、トップがアサヒで7位の3.0%、次がキリンで10位の1.5%です。
ハイネケン・キリンのライセンス商品
輸入品であるハイネケン缶は、1995年3月から発売しています。日本で売っているグリーンラベルの瓶と樽生は以前から国産でしたが、2007年2月から350ml缶もキリンビールのライセンス生産で国産化されました。
また、ロングネック瓶ももともとはオランダ製でしたが、こちらも2015年から国産化されています。以下の商品がライセンス商品です。
- ハイネケンびん (330mlロングネック)
- ハイネケン缶 (350ml)
- ハイネケン・ドラフトビール7L/15L
ハイネケンの種類や特徴
日本でビールと聞くと瓶・缶というイメージがあります。しかし、ハイネケンは瓶と缶以外にも樽タイプも用意されています。
今回は、このビールの種類と味や香りが世界中に長年愛され続ける理由を紹介していきましょう。どのような理由が浮かび上がってくるのか、興味深いです。
瓶と缶がある
日本でキリンがライセンス契約して売っているのは、1種類で瓶と缶があります。その瓶と缶という風に入れ物が違うだけで、基本的に全く同じものが入っています。
量が一緒でも瓶と缶では価格が違います。2004年まであった希望小売価格は330ml瓶で229円、330ml缶で195円になっています。これらの価格は消費税別です。
樽詰めの生ビールもある
瓶、缶ともに熱処理がされているので、生ビールではありません。生ビールを楽しみたいなら、国内で樽詰め製造されている商品をおすすめします。
樽生ビールとは火入れ殺菌していないもの、つまり熱処理していないもののことを言います。そもそも、樽生ビールとは日本独自の概念です。
1967年にサントリーが「純生」の瓶詰めを発売して、業界内で「生」論争が起きました。1979年、公正取引委員会が「生ビール、ドラフトビール=熱処理していないビール」と公示して、広まったのです。
樽生で飲むビールはやはり一味違います。樽生ならではの味わいがあり、樽生にはまると樽生から抜け出せなくなります。是非樽生も一度飲んでみてください。価格もそこまで高くありません。
スタイルはピルスナー
スタイルは、ラガービールの一種である「ピルスナー」です。そもそも、ビールには大きく分けて下面発酵であるラガーと上面発酵であるエールそして自然発酵があります。
ピルスナーはラガーに属します。サッポロ黒ラベルから、スーパードライ、プレミアムモルツにキリン一番搾りと日本のビールの大半はピルスナーです。
海外製品でいうとバドワイザーやハイネケン、青島ビールなど世界の主要なビールもだいたいピルスナーです。
味や香り・価格
ビールに詳しい人の中には、このビールは「味が薄い」「まずい」というイメージを持っている人もいるようです。もちろん、味や風味の濃いエールビールなどと比べると、味が薄いと思われても仕方ないのかもしれません。
それはともかくとして、味の特徴としては強めの炭酸とさわやかなのど越しです。苦みや切れもしっかりあるのに、コクがリッチなのが素晴らしいところです。
そして、わずかではありますがフルーティーな香りがおいしさを誘います。これらが強めの炭酸とフルーティーな香りが調和しているビールになります。
価格は瓶は330mlで250円前後、缶は350mlで200円前後になります。このくらいの価格でプレミアムビールが飲めるのは考えたらお得です。居酒屋で飲む樽生もおすすめです。
麦とホップのバランスがいい
ピルスナーは日本人にはなじみ深いビールのスタイルですが、実は麦とホップのバランスが難しいビールです。ハイネケンは麦とホップのバランスがよく、長年愛されてきました。
ちなみに、ホップとは植物の一種です。ホップはアサ科のつる性の植物で、つるを伸ばして成長していきます。
ビールに使用されるのは、球花と呼ばれる花の部分でその見た目は緑色の松ぼっくりのようです。このホップをビールの原料に加えることで、ビール特有の苦みと香りが与えられているのです。
緑色が象徴のボトル
ハイネケンと言えば、缶も瓶も、緑のボトルと赤い星がトレードマークです。デザイン的にも面白く、飲むだけでなく見ても楽しめます。日本では種類は1種類しかありませんが、インターネットで海外のハイネケンを検索してみると様々なデザインを見ることができます。
価格の中にデザインも含まれているというように考えれば国産ビールより少し高い価格も出してもいいかなと思うかもしれません。
ハイネケンのこだわり
ハイネケンは独自のこだわりを持っています。それは、A酵母と醸造時間にあらわれています。A酵母はパスツールなども関係している歴史ある要素です。ちなみに、パスツールによってアルコール発酵が酵母の働きによることが発見されたので、このビールは科学の歴史とも並走しています。
A酵母
ハイネケンは、大麦麦芽やホップ、水に加えA酵母を使用してビールを製造しています。A酵母とは、ハイネケンがなんと19世紀に発見して現在まで使われ続けている酵母です。細かくいうと1886年にルイ・パスツールの弟子だったエリオン博士によって分離培養に成功したのがハイネケンA酵母なのです。
現在にいたるまで、ハイネケンのためだけにオランダのみで培養され世界各国の工場に送られています。実はこのA酵母がハイネケンの秘密で、バランスの良い味わいとフルーティーな香りのもとになっています。A酵母はハイネケンをハイネケンたらしめているものと言えるでしょう。
醸造日数
このビールは、醸造日数にも特徴があります。なんと、醸造に28日間かけているのです。これは普通のビールの約2倍の日数になります。ハイネケンのあのリッチな味わい、爽快なキレを生み出している一端の秘密はこんなところにもあったのです。
醸造日数に28日間もかけているのは、品質にできる限り妥協をしていないという製造者のこだわりを示しているといえそうです。こういった独自の製法や手間をしっかりかけて、生み出されているのです。
ハイネケンの評判
ハイネケンの評判について調べました。ハイネケンはヨーロッパのビール醸造会社だということで、一部にはおしゃれなイメージもあるようです。インターネット上の意見で、Tシャツが欲しいと言っている人もいました。帽子も売っているようです。
また、オランダ旅行をする際にゴッホ美術館などと並んで、ハイネケンの博物館であるハイネケンエクスペリエンスを勧めている人も多くいました。ハイネケンエクスペリエンスは、昔のビール工場を改装したもので、ビールの製造方法や歴史などをハイテク技術を使ったアトラクションで体験できます。
Heineken Japanとラグビーワールドカップ
ルールがわからなくても、
— Heineken Japan (@heineken_jp) May 24, 2019
楽しんだもん勝ち!
ハイネケンと一緒にラグビーワールドカップ2019を応援しよう!https://t.co/hGOavJwfxD #Heineken pic.twitter.com/wdRArQNk69
ハイネケンは、ラグビーワールドカップ2019のスポンサーです。ラグビーワールドカップ2019は、日本開催で9月20日から11月2日の期間に行われます。ラグビーのワールドカップとしては、第9回になります。
ハイネケンとラグビーのつながりは深く、会社とラグビーの祭典の関係は25年以上になるそうです。ハイネケン社はラグビーワールドカップの歴史に深く浸透した企業であり、ラグビーファンの認知もある程度あります。そしてこのスポンサーに対する評判も良いみたいです。
バドワイザーとハイネケン
#SixTONESで妄想 🦁
— み子 (@mi06lion) May 28, 2019
バドワイザーとハイネケン
バドワイザー:薄味で喉越しがあるアメリカビール
ハイネケン:少し苦味があるオランダビール pic.twitter.com/3wq9XSdeik
バドワイザーとハイネケンは世界的に有名な海外ビールの2強になります。熾烈なライバル争いを繰り広げている2社ですが、日本にいる視点で見るとある共通点が浮かび上がってきます。
それは、2つとも苦いビールが苦手な方や女性におすすめな軽いビールだということです。上のツイートではバドワイザーが薄味で喉越しがあるアメリカビール、ハイネケンが少し苦味があるオランダビールとなっていますが、ハイネケンの方も薄味だということには定評があります。
ハイネケンに関するツイッターの感想
最近は安ビールばっかだったから久々にハイネケン買った
— ぷらぅ (@plau303) May 24, 2019
美味すぎる……😌 pic.twitter.com/AoFQ3Hcuim
ハイネケンは海外ビールということで少し値段が高いですが、このツイートのように時間を空けて久しぶりに飲むと幸せな気持ちになれるという意見もあります。このビールのファンでいつもこれを自分のビールのして飲んでいるという人もいるでしょうが、この人のようにたまにハイネケンを飲む人も多いのではないでしょうか?
日本では、国産ビールのアサヒ、キリン、サントリーなどが人気があります。そんな状況に物足りなく思っている人たちにとって、ハイネケンは重要な選択肢として存在します。また、少し変わった価格もそこまで高くないビールを飲みたいとふと思ったときもハイネケンは候補としていつでも売ってあります。
デザインリニューアルについてのネットの書き込み
2019年1月キリンビールからハイネケン社のライセンスにより製造販売されてるハイネケンは、デザインリニューアルしました。
このデザインリニューアルについてのネットの書き込みに、「缶の方は明らかにわかるデザイン変更、瓶の方は一見わからない感じですね。比べてみるとロゴのところどころが変わっております。間違い探しクイズみたいではありますが、お分かりになりますでしょうか(笑)。」というのがありました。
もう一つ、「デザインリニューアルしたみたいなので購入、前のデザインもすきでしたがこっちもいいね。」という書き込みもありました。中々好評のようです。ただ、味わいはいつもと同じで、スッキリとして飲みやすい麦芽とホップのみ使用の本格ビールに変わりはありません。
ハイネケンの商品イメージ
ネットの書き込みに、「キリンビールから売られてるハイネケンビール!!!オランダに限らずヨーロッパの方面ではとっても人気らしいねー」というのや、「輸入ビールローソンでゲットぉおやっぱこの緑と赤のパッケージがさわやか!これボトルのも飲んでみたいなぁあー」というのもありました。
また、「飲んでみるとあっさりめ。爽やかな透明感のビールで飲みやすいー。ポテトチップスとビールなんて絶対だよね」という感想も見つけました。このビールについてのイメージの一端が分かります。
ハイネケンは世界中で愛されている人気ビール
ハイネケンのラベルは、Heinekenのすべてのeが右肩上がりになっています。これは笑っているように見えることから「スマイルe」と呼ばれています。
飲み口軽やかで、しっかり味のあるハイネケンは、グリーンにレッドスターという歴史あるデザインで世界中のビールファンに愛されてきました。また、UEFAチャンピオンズリーグのスポンサーとしても有名です。欧州サッカーを見てると、CMによくハイネケンが登場します。
日本では、ハイネケンは最も身近な海外ビールのひとつです。またこのビールを取り扱っている居酒屋は、たいていの場合、店先にハイネケンのロゴや看板を出しています。世界中で愛されている人気ビールを試してみてはどうでしょうか?