スピリタスカプセルとは?効果や購入方法は?昏睡事件で話題になった!
スピリタスカプセルを知っていますか?効果や購入方法を詳しく紹介していきます。過去に泥酔状態の学生達が集団昏睡で騒動になった事件がありました。このスピリタスは、アルコール度数が96度のお酒です!通常のウォッカのアルコール度数でさえ、40度くらいです。この度数だと、純アルコールに近いです。まさに、世界最強のお酒ということになります。そして、そのスピリタスを小さなカプセル容器に入れたものが、スピリタスカプセルと呼ばれるものです。そのスピリタスカプセルの危険性について調べてみましょう。
スピリタスカプセルとは?
スピリタスと聞くとアルコール度数が高く、強いお酒というイメージです。その強いお酒を使っているスピリタスカプセルは、どうやって購入でき被害はあるのかを説明していきます。安易に手を出そうとしている人は、この記事を読んで少し考えてみてください。
スピリタスというお酒のカプセル
スピリタスというのは、ポーランドが原産地であるウォッカです。2011年の時点では、アルコール度数世界最高の酒として知られています。通常のウォッカのアルコール度数は40度くらいですが、このスピリタスはなんとアルコール度数が96度のお酒になり、純アルコールに近いです。
なので、ダントツで度数の高い危険な世界最強のお酒ということになります。その酒を小さなカプセル容器に入れたものが、スピリタスカプセルです。
スピリタスカプセルでさまざまな被害が
実際に、スピリタスカプセルを使用した被害があります。そのカプセルをいくつか飲み物に混ぜて、一気飲みして酔わせるという非道な合コンパフォーマンスが存在します。これは、明らかに意図的に相手を酔わせるために使うのです。当然飲んだ時は、スピリタスはまだカプセル中なので味はしません。
しかも、高濃度のアルコールであっても喉が焼けるような痛みもないので、一気に飲まされても気づかないでしょう。問題は、その後に胃の中でスピリタスカプセルが溶けて、スピリタスが広がり結果的に飲んだのと同じ状態になります。
症状は人によって様々ですが、アルコール度数は96度のお酒です。ある程度お酒が強い人でも、量を飲めば酔った感覚になります。お酒が弱い人は急性アルコール中毒症状で、気を失う可能性も充分あります。
そのスピリタスカプセルを、気付かれないように人に飲ませる行為は犯罪と同じです。その上、命に関わる危険もあります。現に、これを利用したさまざまな被害も過去に出ています。
スピリタスカプセルの購入方法
スピリタスカプセルは、一般的に販売されてません。では、なぜスピリタスカプセルが世の中に出回っているかというと、スピリタスというお酒はネットなどで購入できるからです。
スピリタスを瓶で買って、薬の服用等に使われるカプセルに入れるだけで誰でも簡単に作ることができてしまいます。
スピリタスはそんなに高価なものでもなく、学生のお小遣い程度の価格で簡単に購入できます。飲みたい人やそれを悪用しようとする人が、このスピリタスカプセルをわざわざ作っているのです。
スピリタスカプセルの恐ろしい効果
スピリタスというお酒自体が、アルコール度数が96度あります。なので、お酒が弱い人は急性アルコール中毒症状になる人もいれば、気を失う可能性も充分あります。
そんなアルコール度数の高いお酒を、ストレートかつカプセルに入れているとはいえ一気飲みをするような飲み方で、飲んだ場合どうなるのかを詳しく見ていきましょう。
気づかないうちに泥酔状態に
過去にスピリタスカプセルを使用したと思われる、学生達が集団昏睡で騒動がありました。他にも、学生さんなどが宴会などでスピリタスカプセルを飲んで、何度も事件が起きています。それらは、意図的に相手を酔わせる行為をしています。
当然、スピリタスカプセルに入っていると味はしないので、高濃度のアルコールで喉が焼けるような痛みはありません。それを、何も知らずに一気コールなどで飲まされても気づきもしません。
スピリタスカプセル飲むと当然のことながら、大量にお酒を飲んだ時と同じように泥酔状態になり、恐ろしい結果になるということです。
急性アルコール中毒の危険性も
スピリタスカプセルを飲むと、急性アルコール中毒にかかる危険性があります。「場の空気を壊したくない」「強く勧められた」などの理由で、短時間に多量のドリンクと一緒にスピリタスカプセルを飲むと、命に関わる急性アルコール中毒になりかねないと言うことです。
急性アルコール中毒は、短時間に多量のお酒を飲むことで血中アルコール濃度が急上昇し、脳に影響を与える状態の事です。実際に救急搬送されたり死亡したりする例が、毎年のように起きておりスピリタスカプセルなどを使用することで、このような被害に遭う可能性が充分あります。
過去に大学サークルが事件を起こしたことも
「大学サークルが事件」が起きたのは6月20日夜、新宿・歌舞伎町の新宿コマ劇場跡地の近くでした。目撃者がツイッターやYouTubeに投稿し、画像や動画が残っておりそこから発覚しました。
倒れていたのは主に女性のようで、衣服がめくれそうな態勢でもお構いなしの様な感じでした。その中、複数の警官の姿もあり異様な雰囲気が漂っていました。
人通りの多い夜の繁華街で、あられもない姿の女性たちのショッキングな姿は、色々と勝手な推測が飛び交いました。
ネット上では、明大と日本女子大によるインカレの公認テニスサークルのメンバーたちであることが特定されました。その後、広報担当者によると飲み会はテニスの練習後に開かれ、参加者は明治大学で人数は30数名との事です。
消防庁によれば現場では10人程度が泥酔状態で、男性1人女性1人の計2名が急性アルコール中毒で救急搬送されたということです。この現場からネット上では、アルコール度数世界最高の酒として知られるウォッカ、スピリタスカプセルを使用したのではないかとの指摘など様々な憶測が出ています。
スピリタスとはどんなお酒?
スピリタスはポーランドを原産地とするウォッカであり、96度という高濃度アルコールであるために、2011年の時点で世界最高のアルコール度数を誇る酒として知られています。このお酒は、純粋なアルコールに近く、タバコの火程度でも引火する危険があるので注意してください。
ポーランドが原産地のウォッカ
ポーランドが原産地のウォッカですが、穀物とジャガイモを主原料で70回以上の蒸留を繰り返すことで、96度という高濃度アルコール度数に仕上げられた世界最高純度のスピリッツです。水との共沸混合物となっていることから、蒸留でこれ以上の純度に精製することも不可能です。
果実を漬け込んでナレフカ(英語版)などの果実酒を造るのにも使用されていて、その果実酒も炭酸水などで割って日本のサワーや梅酒ソーダのようにして飲んでいます。ポーランドでは、スピリタスをそのまま飲む習慣は無いようです。
ポーランドではスピリタスではなくスピリトゥスと呼び、意味としては精製アルコールやエタノールを意味しています。
世界最高のアルコール度数
世界最高のアルコール度数であるお酒と言えば、「ウォッカ」とか、「テキーラ」と答える方が多いのではないでしょうか?この2つのお酒でさえ、アルコール度数が40度です。しかし、世の中にはこの2つを大きく超えるアルコール度数のお酒がいくつもあります。その中のトップ3を挙げてみましょう。
まず第3位は、「ノッキーン・ポチーン」90度です。アイルランドのお酒で、強烈なアルコール度数とは裏腹に味わいは素朴です。第2位は、「エバークリア」95度です。アメリカのスピリッツで、アメリカの州によっては販売が規制されるほど度数の高さを誇るお酒です。そして、スピリタスが96度で第1位となっています。
世界最高のアルコール度数を誇っているスピリタスを、ストレートでカプセルに入れて飲んでいる日本人は世界から見ればどのように見えているのでしょうか。
製造に手間がかかっている
スピリタスの製造は、焼酎やウィスキー、ブランデーなどと同じく蒸留酒に分類されますが、穀物とジャガイモを主原料として70回以上の蒸留を繰り返し造られています。
その結果、96度という高濃度アルコールの度数に仕上がり非常に手間をかけられたお酒です。なので、決して悪いお酒ではなく、ストレートで飲むと危ないだけでカクテルやサワーのように割って飲むと美味しく飲むことができます。
車の燃料になる?
スピリタスは、粋なアルコールに近くタバコの火程度でも引火する危険があるため、日本国内では第4類危険物に該当しガソリンと同等の厳重な管理を必要となります。
しかし、スピリタスウォッカを車の燃料タンクに入れてもエンジンはかかりません。ガソリン車をエタノールで走る点火システムなどを変更をするか、純エタノールも対応できる車であればエンジンがかかるので燃料代わりになります。
スピリタスの正しい飲み方
スピリタスは決してストレートで飲んではいけません。では、どんな飲み方が正しいのかというと割って飲むことです。ここでは、スピリタスの色々な飲み方を紹介していきます。カクテルや果実酒、料理に使うこともできとても万能アイテムなので、是非参考にしてみてください。
カクテルに
ストレートでは感じにくいスピリタスの甘みも、カクテルにすることで引き立たせることができます。その他に、好きなソフトドリンクに入れて飲むのがおすすめです。
実際、ストレートや水割りではアルコール分のみで味はしませんから、フルーツジュースやお茶系などもともと味のあるドリンクで割ったほうがよいでしょう。
果実酒に
果物をスピリタスのような強いお酒に、浸して作る果実酒もあります。レモン、イチゴ、オレンジ、梅などが浸すのにおすすめです。果実を瓶にしきつめ氷砂糖を入れスピリタスに浸し、一定期間寝かせるだけで美味しいスピリタスの果実酒ができあがります。
スピリタスの清涼感と果実の旨みや酸味で、味わいのある美味しさになります。アルコールが強いので、飲料水やトニックなどで割って飲むことをおすすめです。
料理の隠し味に
スピリタスはお酒なので、カクテルや果実酒をすぐに思い浮かべますが、飲むだけではなく料理の隠し味などにも使うことができます。
このお酒を使うことでお肉が柔らかくなるので、ステーキなどの隠し味に使用してみるのがおすすめです。例えていうなら、牛肉を焼く時に赤ワインを少し使うような感覚です。
普通にストレートなどで飲むのは危険ですが、お酒としてではなくこのような感じで料理に使えのであれば、少量しか使いませんので全く問題ないでしょう。
スピリタスを飲むときの注意点
スピリタスは、アルコール度数が世界最高と言われているぐらいなので、注意点もいくつかあります。間違ってもストレートでは飲まないことや相性の悪いものもあります。相性の悪いものは意外にも身近なものなので、是非注意点を把握してからスピリタスを楽しんでみましょう。
ストレートで飲むのは危ない
出典: https://belcy.jp
70回以上蒸留を繰り返し不純物を取り除いているため、多少甘みはありますが無味でほぼアルコールの味です。
冷凍庫でキンキンに冷やしてからストレートで飲むと、薬のような味と甘みで愛用している方もいるようですが、ストレートで飲むよりかは基本的には割って楽しみましょう。スピリタスカプセルのように、ストレートで口に入れてしまうのは問題外であるといえます。
割ったとしてもアルコール度数の高いお酒です。毎日飲んでいると胃に負担がかかり、ただれてしまうことがあるので注意しましょう。
たばこを吸いながらは危ない
お酒を飲みながらタバコ吸う人は多くいます。むしろ、お酒の場でタバコは付き物といっても過言ではありません。
しかし、スピリタスを飲みながらのタバコは危険なので、絶対に吸わないようにしましょう。アルコール度数が96度という事は、エタノールなどとほぼ変わらない物ですので、タバコに火をつける際そのライターの火で引火して衣服などに火が移り、大火傷を負うことになります。
さらに、気管に火が燃え移ると肺や胃などの臓器もやられてしまいます。事実、過去にも車中でスピリタスを飲み、タバコに火をつけ車が全焼する事故も発生しています。
スピリタスカプセルは絶対に飲ませてはいけない
スピリタルカプセルは、前に述べたようにアルコール度数が世界最高であるスピリタルを使っています。それを、薬の服用などに入れるカプセルの中に入れるだけで簡単に作る事ができる物です。その使用目的が、「無理矢理飲ませるため」、ましてや「知らないうちに飲ませる」ことができるアイテムになっていて飲み会などで悪用されています。
一気に飲ませて胃の中でカプセルが溶けて飲んだのと同じ状態にし、そして知らない間に泥酔状態に陥らせる事ができます。ましてや、お酒が弱い人は急性アルコール中毒症状で気を失うこともある危険物です。
スピリタスを味わわずとも、ドリンク等とカプセルと一緒に飲ませればすぐに体に不調が現われます。知っていて安易に飲むのもよくないですが、スピリタスカプセルを気付かれないように人に飲ませる行為は、危険で命に関わるので決して人に飲ませないでください。