パクチーの味を例えるなら?苦手な原因・理由とその克服方法!

みなさんは「パクチー」を知っていますか?これは“エスニック”な料理でよく使われている野菜であり、“デトックス”に関心ある女性を中心に注目を集めているものです。味はとっても独特ですが、そんなパクチーについて、苦手な原因や味の克服法までを紹介していきたいと思います。

パクチーの味を例えるなら?苦手な原因・理由とその克服方法!のイメージ

目次

  1. 1好き嫌いがはっきり分かれるパクチー!その理由は?
  2. 2パクチーの良いところ!
  3. 3パクチーの味やニオイが苦手な人でもそれを克服するには!??
  4. 4初心者は煮込み料理で味やニオイのクセを和らげよう!
  5. 5味やニオイに慣れて来た中級者には手早く簡単な炒め物で!
  6. 6上級者向け!生粋のパクチストなら、ストレートに食べる・飲む!
  7. 7もっとこだわりたい人向けのプラスアルファ!パクチーの揚げ物はいかが?
  8. 81日の始まり、朝食にピッタリ!
  9. 9弁当に持って行きたい!お昼に美味しいパクチーメニュー!
  10. 10美味いパクチー料理を作れるようになろう!

好き嫌いがはっきり分かれるパクチー!その理由は?

味やニオイは・・・一言でいうと「カメムシ」!

まず、パクチーの味やニオイは強烈です。ストレートに例えると、「カメムシ」のような、何とも近寄りがたく、アクの強い味またはニオイがします。パクチーが生えている一帯に踏み込むと、それはそれは“オリジナル”なニオイが立ち込めていて、「ひょっとすると、ヤツ(カメムシ)がいるのか?」と思ってしまうでしょう。ニオイと同様、もちろん味も強烈で、その辺がパクチーを避ける理由になっています。

強烈な味やニオイは、虫に食べられないようにするため?

では、この野菜のニオイや味が強い理由は何かというと、それは、「昆虫から食べられないようにするためではないか?」ということです。実際問題として、同じ畑の中にパクチーと、例えば水菜を植えていたとすると、圧倒的に水菜の方が食い荒らされ、場合によっては見るも無残な姿になってしまうことがあります。これは一目瞭然であり、ほぼ無傷でいるパクチーを見ると、「なんとたくましい!」と、思わず感じてしまう程です。

パクチーは「香味野菜」

パクチーは野菜の中でも「香味野菜」に分類されます。これは「味の引き立て役」であり、料理に少量を加えれば絶妙な味わいになり、食欲を増進してくれる効果があるものです。代表的なものに生姜、ニンニク、ネギ、パセリなどがあります。しかし、香味野菜は好き嫌いが分かれやすいように、このパクチーも独特で刺激が強めの香味野菜だというのが理由で、注目する人と嫌う人に分かれています。

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パクチーの良いところ!

姿形は可愛らしい

カメムシをイメージさせる味とニオイを持ち、好き嫌いが分かれるパクチーですが、そんなパクチーにも良いところがあります。例えばそれは、その姿形はわりと可愛らしいものだということです。理由は背丈が低く小ぶりな印象で、葉っぱはヒラヒラとしているからです。同じ野菜としては、セロリの姿とよく似ています。黄緑色をしていて、見た目の印象としては食欲をそそいでくれるものです。

美容意識が高い「女性」が注目している

鮮烈な個性を持つパクチーですが、こんなパクチーに注目している人は、主に「女性」です。その理由はこのパクチーに、体内で蓄積されている有害物質を、体外へと排出してくれる作用があるといわれていることに他なりません。有害物質とは例えば食品添加物や農薬、有害金属類などのことです。体内の毒素を排出し、美容を保ちたい女性にとって、たとえ変な味がするとしても、このパクチーは注目の野菜なのです。

デトックス以外の効果効能にも注目!

パクチーは毒素を体外に排出する「デトックス」ばかりに目が行きがちですが、それ以外にも良いところがたくさんあります。例えば、パクチーに含まれるビタミンCは肌の健康を保ち、ビタミンEは体が錆びつく(酸化する)のを防いでくれ、さらには疲れた体を回復させてくれる効果も見込めます。好き嫌いは分かれるものの、様々な美容・健康効果(免疫力の向上も)があることも、注目が集まる理由なのです。

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パクチーの味やニオイが苦手な人でもそれを克服するには!??

調理の仕方が鍵になる

「カメムシのようなニオイと味がするパクチー・・でも、このデトックス効果は捨て難い・・」好き嫌いが激しく分かれるパクチーではありますが、その苦手さを克服する方法としては、「調理の仕方」が鍵になります。パクチーを自分のレベルや生活シーンに合わせて、しかも美味しく食べられる調理法を知っていれば、苦手なパクチーでも使いこなすことができます。ここでは調理法の簡単な説明と料理のレパートリーを紹介します。

パクチーに愛着を持つことも必要!

「パクチーに愛着を持つ」ということも、その苦手さを克服するための重要な要素です。その理由は、“愛着”が持てれば、「無駄にせずきちんと食べよう」という気になるからです。そのために家庭菜園でパクチーを一から育てることをオススメします。種を土にまき、小さい頃から育てれば、育ったときの喜びは“ひとしお”です。パクチー自体はあまり流通していない野菜ですが、パクチーの種なら入手が容易です。

初心者は煮込み料理で味やニオイのクセを和らげよう!

「パクチーカレー」で食べる!

カレーを煮込むときにセロリを一緒に入れて溶かすことがありますが、「じゃあ、セロリの代わりに、パクチーを入れてしまえ!」という発想です。そうすればカレーにパクチーの味が紛れ込んでしまい、クセの強さが和らぎます。和らぐだけでなく、パクチーという香味野菜が溶け込むことで、いいアクセントにもなるでしょう。そしてパクチーの栄養が加わることで、栄養価の高いカレーの出来上がりです。

「パクチースープ」はいかが?

パクチーと相性が良さそうな“スープの素”を使い、そのスープを煮詰めているときに、小さめにカットしたパクチーを具材として入れるというものです。他にも溶き卵を入れてみたり、玉ねぎや七味唐辛子を入れてみたりして、奥深い味わいにしましょう。その理由は、他の刺激が強い味と混ぜることでパクチーのクセの強い味を抑えることができれば、好き嫌い関係なく、万人が楽しめるメニューになるからです。

美味そう!「鶏肉を使ったパクチー煮」

例えば「具材がちょっとだけ入ったスープでは物足りない!」という人、そんなあなたは、美味しい鶏肉(モモ肉でも胸肉でも)とパクチーを入れたスープを作ってみましょう。良質なタンパク質にパクチーのフレッシュな味が溶け込み、栄養バランスが良い料理に変身します。グツグツとある程度の時間をかけて煮込めば、パクチーのカメムシのような味やニオイは抑えられてきます。好き嫌いなく食べられるメニューに変身です。

なかなか美味い!「パクチー鍋」で冬はあったまろう!

パクチーは「鍋に入れてしまう」ということで、冬にも使えます。通常イメージするような鍋料理(具材は肉・白ネギ・シイタケなど)にカットしたパクチーを入れます。パクチーはエスニックな食材ですから、スープ(出し汁)にはナンプラーを入れましょう。そうすればパクチーとの相性が抜群になり、温まりつつもサッパリ爽やかな味が口の中に広がります。鍋が嫌いな人はあまりいないでしょうから、好き嫌いなく食べられる料理です。

味やニオイに慣れて来た中級者には手早く簡単な炒め物で!

男の料理!さっぱり美味しい「豚肉とパクチーの炒め物」

「ある程度クセの強い味が残っていてもいいから、ダイナミックに食べたい!」・・・そんなあなたには、パクチーと豚肉との炒め物がオススメです。塩コショウを素早く振りかけながら、強火でジュッとフライパンの上で焼き上げましょう。そうすれば短時間でパクチー料理が出来上がります。豪快な男のメニューとしてふさわしく、そしてパクチー中級者にはもってこいの一品です。

野菜づくし!「パクチー&もやし炒め」

野菜オンリーで食べたい人は、例えばパクチーと“もやし”の組み合わせが良いでしょう。具材は他にブナシメジやエノキなど、他の野菜でもいいです。これらの野菜とパクチーが混ぜ合わさることで色合いが良くなりますし、もやしだとシャキシャキ感が増します。味付けは人それぞれの好みになりますが、塩こしょうが一番ポピュラーな感じです。フライパンの上に油をひき、強火でサッと炒めて出来上がりです。

一緒に炒めよう!「パクチー麻婆豆腐」

例えば「麻婆豆腐」もまた、好き嫌いがあまり分かれないポピュラーな定番商品であり、これにカットしたパクチーを一緒に炒めることで、美味しく食べることができます。麻婆豆腐の汁とパクチーの味は実は相性が良く、美味しい組み合わせの一つです。麻婆豆腐と一緒に炒めることができれば、パクチーのクセが軽減され、軽減されたパクチーの味や香りがいい具合にアクセントとなります。

庶民の味、焼うどんとのコラボ「パクチー焼うどん」!

焼うどんとパクチーのコラボレーションです。焼うどんは北九州・小倉発祥の料理ですが、全国的に広がった人気メニューの一つであり、好き嫌いの少ない料理です。そんな焼うどんにパクチーを入れて炒めるだけなので、これもとても簡単です。一緒に炒めることで焼うどんの味に馴染み、パクチー独特な香味が軽減されます。強火で炒めることで柔らかくもなりますので、より食べやすくなるでしょう。

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上級者向け!生粋のパクチストなら、ストレートに食べる・飲む!

生の栄養をそのままに!「パクチーサラダ」!

これはパクチーの味に慣れて来た人、パクチーの味をそんな苦手に感じない上級者向けメニューです。加熱調理をしないので、栄養素をそのまま体内に摂取できます。調味料はナンプラーやゴマ油にレモン汁、砂糖に鷹の爪などを加えます。その理由は刺激が強めの調味料を使うことで、パクチーのカメムシみたいなニオイと味が突出しないようにできるからです。時間もそんなにかかりませんので、手早く作れるメニューの一つです。

バランス良くヘルシー!「鶏肉とパクチーのサラダ」

鶏のササミ肉とパクチーの組み合わせです。これにキュウリやネギ、トマトなどを付け加えても良いでしょう。素材を水洗いして(鳥のササミ肉は蒸すか炒める)適度な大きさにカットし、それらをボウルに入れて、酒や塩、こしょうやポン酢などを入れて混ぜ合わせ、それで出来上がりです。味はさっぱりとしていて新鮮であり、とても美味しく食べることができます。

パクチーをビールに入れてみる、「パクチービール」!

実はこのパクチー、「ビールの中に入れて飲む」というやり方もあるのです。「ビールにパクチーをそのまま?」と思われるかも知れませんが、これをふるまってくれるお店(パクチー専門店)もあるぐらいです。パクチーはカットしたものをそのままか、ジューサーにかけて液状になったものを入れます。味は不思議なことに、パクチーのフレッシュな香りが鼻を包んでくれ、ビールのほろ苦さとの相性がピッタリになります。

パクチーをチューハイに入れてみる、「パクチーチューハイ」!

ビールがOKなら、チューハイもOKです。その理由はどちらも炭酸が入って清々しく「グビッ」といけるからです。こちらも小さくカットしたパクチーでも液状にしたパクチーでもいいですから、それをチューハイの中に入れてみましょう。するとフレッシュでさっぱりとした飲み口になります。レモンを付けるとより爽快な味わいになり、オシャレ度もアップします。ビールもそうですが、特に夏場に飲むことで、気持ちが良くなる一品です。

もっとこだわりたい人向けのプラスアルファ!パクチーの揚げ物はいかが?

味やニオイは気にならない!「カリカリのパクチー天ぷら」!

煮る、炒める、生で食べる以外では、例えば“揚げる”、すなわち「天ぷら」として食べる方法があります。高温で熱した油の中に、小麦粉・片栗粉・とき卵(天ぷら粉でもOK)をまぶしたパクチーをサッと入れ、火傷に気を付けながらカリッとするまで揚げましょう。出来上がったら好みでマヨネーズを付けたり、どんぶりの上にのせたりすれば、好き嫌いなく美味しく食べられます。揚げ物なのでカメムシ風味はかなり軽減されています。

揚げ物風!「豚肉パクチー揚げ」

画像は炒め物ですが、まず、豚肉に下味(酒やガーリックなど)を付け、下味が浸み込んでいる間にパクチーを細かく刻み、それをお肉に振りかけます。次に高温になるまで熱した“多めの油”に浸け、「カラッ」と揚げれば出来上がりです。揚げ物としての豚肉とパクチーの組み合わは、炒めるのとは違った風味を楽しめます。高温の油の中に浸けますので、カメムシみたいなニオイや味はかなり和らぎ、好き嫌いなく食べられるでしょう。

1日の始まり、朝食にピッタリ!

意外にも「パクチー味噌汁」がいける!

「えっ!味噌汁?」と思われるかも知れませんが、実は味噌汁にも合うのです。日本人にとって最も親しみのある伝統料理であり、好き嫌いも少ないでしょう。朝食に食べるとその日が元気に過ごせるようになりますが、それにパクチーを少量入れることで、「デトックス効果」をも期待できるようになるというものです。パクチーの「カメムシ的」なニオイや味が苦手だという人は、煮込み時間を長めにすればOKです。

朝の食卓に欲しい一品「パクチー入り切り干し大根」!

切り干し大根にパクチーのコンビを美味しくするのは、“エスニック風”な味付けにするということです。それはナンプラーや鶏がらスープの素、ごま油に砂糖、お酢、カレー粉などを加えることで、美味しい一品ができます。味付けさえしっかりしていれば、それらを混ぜ合わせたときにパクチーのカメムシ的な突出した味が抑えられ、見事なハーモニーになるでしょう。味噌汁との組み合わせで使用したい一品です。

弁当に持って行きたい!お昼に美味しいパクチーメニュー!

食欲が進む!「ひき肉とパクチーのそぼろかけご飯」

例えば「パクチーを弁当にも活用したい!」・・そんな人にぴったりのメニューがパクチーとそぼろかけご飯の組み合わせです。具材は豚のひき肉、塩やこしょう、生姜・ニンニクのみじん切り、適度なサイズにカットしたパプリカやパクチー、そしてご飯です。フライパンでご飯以外の材料を炒め、しょう油・酒・オイスターソース・砂糖を混ぜ合わせた調味料を加え、炒め上がったものをご飯の上にのせれば出来上がりです。

弁当に入れたい惣菜!「パウチーごま和え」

例えばほうれん草のごま和えが美味しいように、パクチーのごま和えもなかなかイケます。しっかり水洗いしたパクチーをカットし、白ごまと醤油、砂糖などを混ぜ合わせたものを一緒に和えます。これだけ出来上がりです。手間がかからず簡単、そしてパクチーの栄養をそのまま摂取できます。弁当の一品として使うと便利です。

美味いパクチー料理を作れるようになろう!

これまで見てきたように、ニオイも味も個性の強い(カメムシのような)パクチーに対する苦手意識を克服するためには、美味しく食べられる料理のレパートリーを覚え、そしてそれらを実際に作れるようになることだというのが分かりました。こうすれば、「パクチー?あれはちょっと・・」と感じていたものが、むしろ好きになってくるでしょう。美容や健康のためになること間違いないので、みなさんもぜひ、試してみましょう!

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