2019年04月19日公開
2024年09月12日更新
ブロッコリーの保存方法まとめ!賞味期限や傷みの見極め方・伸ばす方法は?
ブロッコリーは茹でてそのままでも、サラダにしても炒めても美味しい栄養満点な野菜です。皆さんはブロッコリーを買ってきたらどのように保存していますか?ブロッコリーの美味しく食べられる期間は意外に短く、上手に保存しないとすぐに傷んでしまいます。今回は傷んだブロッコリーの見極め方、冷凍のブロッコリーの賞味期限、冷蔵した場合の賞味期限の目安を紹介します。ブロッコリーの賞味期限を見極めて、美味しいブロッコリーを食べましょう!
目次
ブロッコリーの保存方法と賞味期限を伸ばすポイント
ブロッコリーが収穫期に入ってきました。
— ken kouichi(けん☆こう) (@ken_kouichi) November 9, 2019
スーパーで買ったのがまだ冷蔵庫にあるので、今日は収穫せず。 pic.twitter.com/aCfl0ykpXP
ブロッコリーといえば、茹でてそのままマヨネーズをつけて食べても、煮込み料理や炒め物にしても美味しい野菜です。あざやかな緑色は、お弁当の中に彩りを加えてくれます。
栄養も豊富で、小さな子供には積極的に食べさせたい野菜でもあります。そんなブロッコリー、買ったはいいけれどすぐに使い切れず傷んでしまった、という経験はないでしょうか?
ブロッコリーの美味しく食べられる期間は保存方法で大きく変わってきます。上手に保存しないとすぐに傷む原因にもなり、まだ食べられる状態なのか見極める目安が難しいこともあります。
今回の記事では、ブロッコリーの生・茹でた場合の保存方法と賞味期限の目安を紹介します。冷蔵庫で忘れていたブロッコリーがまだ食べられるのかを見極める方法も併せてみていきましょう。
ブロッコリーの保存方法と賞味期限〜茹でる場合〜
ブロッコリーはやはり茹でて食べるのが一番ポピュラーな食べ方ではないでしょうか?茹でておけばそのまま食べなくても、炒め物や煮込み料理にも使えて大変便利です。ブロッコリーの基本、茹でる場合の保存方法と賞味期限の目安を見ていきましょう。
茹でる前の冷蔵保存
ブロッコリーは痛みやすく保存方法次第で美味しく食べられる期間は変わってきます。買ってきたら冷蔵庫にしまう時に保存に一手間加えるだけで賞味期限はグンと伸びます。
ブロッコリーの保存温度は0℃から5℃が適しています。そのため常温には置かず、必ず野菜室か冷蔵庫にしまいましょう。ブロッコリーはそのまま保存しておくとつぼみが黄色くなり賞味期限が短くなります。
生のまま保存するときは、まず周りについている葉を取り除きます。次に水に濡らしたキッチンペーパーに包み、ラップをかけるかポリ袋で包みましょう。
しまうときは立てておくといいでしょう。ブロッコリーはしまっておくと、他の野菜の成熟を促すエチレンガスを発生させます。他の野菜の賞味期限まで短くなるので、袋に入れて保存するといいでしょう。
この場合の賞味期限の目安は3〜4日ほどです。そのほかには、ブロッコリーの茎の下を1センチほど切り落とし、水の入ったグラスに立てて、ポリ袋をふわっとかけて口を閉めて保存する方法もあります。
水につけることで、保存期間は延びますが、冷蔵庫の中で水に入ったブロッコリーは邪魔になってしまいます。賞味期限は長くなりますがあまりおすすめとは言えません。
茹でた後の冷蔵保存
ブロッコリーを茹でて保存した場合の賞味期限はどのくらいでしょうか?ブロッコリーを茹でるのは基本の食べ方です。茹でたブロッコリーの賞味期限の目安は冷蔵庫で水気をよく取った状態で、2日ほどです。
ブロッコリーは茹でるとつぼみの部分が水分を含みやすく、賞味期限が短くなる原因になるのです。水分が多いと、保存期間が短くなる原因にもなります。そのためしっかり水気を取って保存しましょう。
賞味期限の目安2日というのは、水分をきちんと取った状態の目安です。水分が多いと賞味期限は短くなり、すぐ傷んでしまいます。特にお弁当に入れるときは、水分に注意しましょう。
茹でた後の冷凍保存
茹でたブロッコリーは冷凍保存が可能です。冷凍することで、かなりの長期間保存が可能になり煮込み料理などの彩りに使えてとても便利です。
茹で上がったブロッコリーは粗熱をとり、水分をよく拭き取ります。やはりここでも上手に保存するポイントは水分をよく取ることです。水分が多いと解凍したときべちゃっとして美味しくありません。なるべく水分は取り除いて保存しましょう。
冷めたブロッコリーをフリーザーバッグに入れたら、冷凍しましょう。賞味期限の目安は1ヶ月です。美味しく食べれる期間内に食べ切るようにしましょう。
ブロッコリーの保存方法と賞味期限〜生の場合〜
ブロッコリー を生で保存した場合の保存方法と賞味期限を調べていきましょう。また、生のまま冷凍する場合の賞味期限も見ていきます。
冷蔵保存
ブロッコリー は先ほども説明した通り、冷蔵保存が一般的な保存方法です。先ほど紹介した保存方法は房ごとの保存方法でした。丸々一個、切らずに保存すると賞味期限は3〜4日と説明しましたが、カットして生のまま保存するともっと長期間保存可能になります。
まず新鮮なうちに、ブロッコリーを小房に切り分けます。フリーザーバッグに入れたら冷蔵庫で保存します。この場合の賞味期限の目安は2週間です。そのまま保存するより保存期間はかなり長くなります。
使う場合はその都度洗って好きな方法で調理して使います。その都度、調理するので手間はかかりますが、賞味期限が長くなるのでおすすめです。
ポイントは茎と房を切り分けることと、洗わずに保存することです。茎とくっついていると栄養を取られ蕾が黄色に変色し、賞味期限が短くなってしまうのです。また、洗って水分が蕾につくのも傷んで賞味期限が短くなる原因になります。
また、新鮮なものを早めに切るのも賞味期限を延ばすポイントになります。期間が経つと切り分けた小房の切り口が変色する場合もありますが、気になるならその部分を切って使えばOKです。賞味期限2週間はあくまでも目安です。ブロッコリーの鮮度次第で賞味期限は変わる場合があるので、後述の見極め方を参考にしてください。
冷凍保存
おはようございまふ☀️
— 林農産(尚さん 農業・機械垢) (@hayashi_agri) November 10, 2019
ブロッコリー🥦の様子でふ!順調に大きくなりもう少しで収穫でふ〜👍 pic.twitter.com/JqRUmn9fRO
もっと賞味期限を延ばしたいなら、生のまま冷凍保存しましょう。ブロッコリーを冷凍保存したものは解凍すると歯ごたえが悪くなります。
生のまま冷凍すればシナっとならず、美味しく保存できます。冷凍する場合は小房に切り分けた後、さっと洗い水気をよく拭きましょう。フリーザーバッグに入れて、冷凍保存すればOKです。
使う場合はシリコンスチーマーで2分レンジにかけるか、凍ったまま茹でましょう。冷凍保存した場合の賞味期限の目安は1ヶ月です。生のまま冷凍した場合の賞味期限も、茹でた場合の賞味期限も同じなのでお好みの方法で保存しましょう。
常温保存
先ほども説明した通り、ブロッコリーは常温保存は適していません。ブロッコリーの適した保存方法は0℃から5℃と低めで、きちんと保存しないと賞味期限は短くなります。
常温保存した場合の賞味期限の目安は、1日と言われています。室温にもよりますがスーパーで並んだ時間もありますし、美味しく食べるための常温保存の賞味期限は買った当日と思っておきましょう。
ブロッコリーを保存できなかった時の傷みの見極め方
万が一ブロッコリーを保存できなかった場合、美味しく食べられるためのブロッコリーの見極め方を紹介します。傷みが早いブロッコリー、賞味期限の見極め方は知っていて損はありません。
つぼみの色
ブロッコリーの賞味期限の見極めのポイントは、まずつぼみの色に注目です。つぼみは鮮度が落ちてくると黄色く変色します。黄色いブロッコリーは花が咲く前の状態で食べることはできるのですが、味が悪くなるばかりか適切な保存方法で保存しても賞味期限が短くなります。
鮮度のいいブロッコリーは緑よりも、つぼみが紫がかったものです。紫色のブロッコリーは鮮度が良く、甘みを十分蓄えたブロッコリーです。栄養豊富で美味しいので紫のものを選ぶようにしましょう。スーパーで売られているブロッコリーでも、つぼみが黄色いものがあるので注意してください。
カビ
ブロッコリーはカビが生えやすい野菜です。特につぼみに水分が付いているとカビの原因になります。カビが生えた野菜は有害です。少しだからと、カビた部分だけを切り取って食べる人もいますが、目に見えないカビの菌糸が付いていることもあります。
また、ブロッコリー には「黒すす病」といって、黒ずみのようなものがついていることがあります。つぼみの一部の先が黒く変色するのです。その黒い部分は次第に広がり、カビが生えるので注意しましょう。カビが付いたブロッコリーはもちろん食べることはできません。残念ですが破棄しましょう。
ぬめり
ブロッコリーは傷んでくると嫌なぬめりが発生します。この状態のブロッコリーは腐る一歩手前です。水分が出てきて、ぐにゃぐにゃに溶けたようになり次第に腐ってしまいます。
先ほど説明した賞味期限内であれば美味しく食べられますが保存の際、水分が多いとぬめりが出てきてしまいます。賞味期限内でもぬめりがないか見極めましょう。特にお弁当に入れる場合には注意が必要です。ぬめりが出たブロッコリーは、たとえ賞味期限内でも食べるのはやめて破棄するしかないでしょう。
臭い
最後の賞味期限の見極め方は匂いです。ブロッコリーは傷むと強烈な匂いがします。生ゴミのような匂いなので、さすがに傷んでいると気づくと思います。
茹でた時、水分が多いとぬめりが出て腐ったような匂いがします。賞味期限を延ばすには水分をなるべくとって、傷みにくくしましょう。
ブロッコリーを保存して賞味期限(保存期間)を伸ばす方法
ブロッコリーの賞味期限をなるべく延ばすには、保存方法を工夫しましょう。少しの工夫で賞味期限が延びて傷みにくくなります。
切り方
賞味期限を延ばすための上手な切り方を見ていきましょう。賞味期限を延ばす切り方は、大きさを揃えるということです。
大きさがバラバラだと火の通りが均一にならず、火が通り過ぎるブロッコリーが出てきてしまいます。茹ですぎたブロッコリーは柔らかく、どうしても賞味期限が早くなってしまいます。
そのためブロッコリーは大きさを揃えて切りましょう。房が大きい場合は、茎に切れ込みを入れておくと均一に火が入ります。つぼみにも包丁を入れるとバラバラになってしまうので、茎だけ切れ目を入れるのがポイントです。
また、洗うのは使う直前にしましょう。洗ってすぐ使わないでおくと、どんどん傷んでしまいます。必ず、使う直前に洗いましょう。
ブロッコリーは茎も美味しく食べることができます。皮を剥いて大きさを揃えて切って、一緒に茹でておきましょう。
ゆで方のポイント
ブロッコリーの茹で方を紹介します。まず鍋にたっぷりのお湯を沸かします。塩加減は1ℓのお湯に塩小さじ1杯が目安です。
大きさを揃えたブロッコリーは茎の部分の方が火の通りにくいので茎を先に鍋に入れます。小房に分けたブロッコリーも茎を下にして茹でます。ブロッコリーは軽いので浮かんできますが落し蓋をするか、箸でかき混ぜましょう。蒸気で火が入るので蓋をしてもいいでしょう。
フライパンを使えば少量のお湯で蒸すこともできます。お湯を少量沸かしたら、そのままブロッコリーを入れて蓋をします。3分したら蓋をとれば、蒸しあがります。
ゆで時間は短めにする
茹でたブロッコリーの賞味期限を延ばすには茹で加減が大切です。茹で時間は短めにしましょう。茹ですぎたブロッコリーはつぼみもボロボロになり、水っぽくなり賞味期限は短くなってしまいます。
そのまま冷蔵保存する場合は2分ほど茹でます。冷凍保存する場合は30秒ほどで火を止めましょう。時間を決めずに大体の感覚で茹でる人もいますが、時間を測って茹でると美味しさも賞味期限も変わってきます。
水に浸けて冷まさない
ブロッコリーの賞味期限が短くなる最大の原因は水分です。緑色の野菜は茹であげたら冷たい水にさらして、「色止め」するのが一般的です。
色止めしないと時間とともに色がくすみ美味しく見えないからです。しかし、ブロッコリーは決して水にさらしてはいけません。
水にさらすことでブロッコリーはつぼみの部分に水分がたまり、賞味期限が短くなってしまいます。ざるにあげたら重ならないよう広げ、自然に水分を飛ばす「陸揚げ」(おかあげ)で冷まします。
冷ましたブロッコリーは賞味期限を延ばすためにキッチンペーパーなどで、水分を取りましょう。この一手間で保存した時の賞味期限が変わってきます。すぐ食べる場合は拭かなくてもいいのですが、保存する場合はキッチンペーパーで拭きましょう。特にお弁当に入れるときは、水分に注意しましょう。
ブロッコリーは正しい保存で賞味期限を伸ばせる
ブロッコリー収穫ですよー
— かしゅかしゅ (@koapa0611) November 7, 2019
職場の小カブも収穫できたんでとりあえず上司にまず食べてみて貰いますヽ(´▽`)/ pic.twitter.com/6bjGvgY9zL
栄養満点で甘みが強くお弁当の彩りやサラダ、煮込み料理に大活躍のブロッコリー。ブロッコリーは賞味期限が短く、正しい保存方法で保存しないとすぐに傷んでしまいます。
今回はブロッコリーの賞味期限を延ばす茹で方や、保存方法を紹介しました。生のままでも、茹でて保存する場合でも上手な方法で正しく保存しましょう。正しい方法で保存すれば、もっと美味しく食べることができるでしょう。今回の記事の保存方法をぜひ試してみてください。