2019年03月13日公開
2024年09月08日更新
ジェノベーゼソースの作り方!バジルソースを使った美味しいパスタも
ジェノベーゼといえばパスタをイメージする方が多いと思います。ジェノベーゼはイタリアンレストランでしか食べれないと思っていませんか?実は家でも簡単にジェノベーゼを作ることができます。材料のバジルや松の実などが揃えばすぐにできます。今回はそんなジェノベーゼソースのレシピや使い方、応用の具材、トラパネーゼソースとの違いなど徹底的に調査して詳しく解説します。是非、作り方を参考にあなただけの美味しいジェノベーゼソースを完成させて下さい。
目次
ジェノベーゼソースの作り方が意外と簡単!
ジェノベーゼといえばパスタを想像する方が多いと思います。しかし、ジェノベーゼはパスタ以外にも肉や魚との相性もバッチリで料理での使い方が幅広くとても便利なソースです。作り方が難しそうに感じるジェノベーゼは、自宅でも意外と簡単にできます。
そこで今回は、ジェノベーゼについて詳しく解説していきます。ジェノベーゼを使った料理のレシピも盛りだくさんで紹介します。
ジェノベーゼとは?
ジェノベーゼはイタリアンのメニューで良く見聞きしますが、いったい何を意味するのでしょうか?ここではジェノベーゼの意味や由来、発祥地などについて少し解説してみましょう。
意味
ジェノベーゼはバジルのペーストに松の実、パルメザンチーズ、オリーブオイルなどを加えたソースです。バジルの香りがとても爽やかで味も美味しく、いろいろな具材に合わせることができます。バジルソースのパスタそのものをジェノベーゼと呼ぶこともありますが、パスタ以外にも料理での使い方が幅広いのがジェノベーゼの魅力です。
由来
ジェノベーゼはイタリアのジェノバに由来する名称です。ジェノベーゼはすでに1800年代からジェノバで家庭料理として使われていたソースです。資料によると、当初は野菜スープの味付けとして主に使われていたそうです。
発祥地
ジェノベーゼの発祥地はイタリア北西部リグーリア州の州都ジェノバ県です。ジェノバは温暖な気候なので、香りい豊かなバジルが育ち、美味しいジェノベーゼが作れます。本場のジェノベーゼを一度は食べてみたいものです。
ジェノベーゼソース(バジルソース)の作り方
ジェノベーゼソース(バジルソース)の作り方を紹介します。ジェノベーゼソースは外食時に食べるおしゃれなソースというイメージも持つ方もいますが、材料さえ揃っていれば意外と簡単で自宅でも手軽に作れます。作り方を参考に是非チャレンジしてみて下さい。
材料
ジェノベーゼを作る時の基本の材料は、バジル、オリーブオイル、松の実、パルメザンチーズです。例えばチーズが苦手な方は、パルメザンチーズを省いてもいいし、松の実が家になければ松の実を省いてもそれなりに美味しくできあがります。松の実の代わりにピスタチオを使っても良いです。
ミキサーまたはフードプロセッサーの中に材料をいれていくだけなので、作り方は意外と簡単です。
作り方
それではジェノベーゼソース(バジルソース)の作り方を説明していきましょう。材料の量はお好みで調整できますが、目安としてバジル80g、松の実40g、にんにく2かけ、オリーブオイル60~80g、塩こしょう少々です。
松の実はあらかじめフライパンで弱火で5分ほど乾煎りすると香りが引き立ち風味が良くなります。にんにくも先にある程度細かく切っておくとミキサーで混ぜる時に繊維質が残りにくいです。
上記の材料をミキサーまたはフードプロセッサーに入れて混ぜるだけです。オリーブオイルは混ぜる時の潤滑油にもなるので、最初に60g程入れてみてミキサーに入れた具材が上手く回らなければ少しずつオリーブオイルを足していくと良いでしょう。最後に塩こしょうで味を調えて下さい。
ジェノベーゼソース(バジルソース)の栄養
フレッシュバジルを使ったジェノベーゼソース(バジルソース)には、どのような栄養が含まれているのか解説していきます。
免疫力を高める
ジェノベーゼソースの主体になっているのはバジルです。バジルの栄養についてまず特筆するのはβカロチンです。バジルはβカロチンが多く含まれている食材の中でも上位ランクに入るほどです。βカロチンは免疫力を高める作用があり健康を保つための重要な栄養素です。
がん予防
またβカロチンには抗酸化作用もあると言われています。抗酸化作用はがんや動脈硬化の原因となる有害な活性酸素から身体を守ってくれます。アメリカの国立がん研究所では、バジルはガン予防の植物リストにも選ばれているそうです。
整腸作用
バジルの種子は、水分を含むと30倍に膨らむ性質があります。それはグルコマンナンを多く含んでいるのが理由で、整腸作用でお通じが良くなりダイエットにも効果的です。
殺菌作用
バジルには殺菌作用や抗菌作用もあります。風邪や気管支炎、口内炎などの細菌性の病気の予防効果も期待できます。またバジルの香りにはリラックス効果も含まれていて不安な気持ちを抑えたり、食欲増進のサポートをしてくれます。
かゆみの緩和
虫に刺された時にバジルの葉を軽く揉んで患部に当てると、かゆみを緩和させる効果があると言われています。また敏感肌でかゆみが出やすい体質の方にも、バジルの葉を定期的に食べるとかゆみ抑制の効果が期待できるそうです。是非試してみて下さい。
ジェノベーゼソース(バジルソース)の使い方
ジェノベーゼソース(バジルソース)は、どんな料理と相性バッチリなのか使い方の紹介をします。ジェノベーゼソースを加えるだけで、いつものおかずが何倍も美味しくなります。
肉/魚料理
ジェノベーゼソースの使い方は肉料理にかけると爽やかな風味が加わり見た目もゴージャスになります。特に鶏胸肉との相性はバッチリです。他にもジェノベーゼソースをハムやソーセージにかけたり、唐揚げやチキンカツの上にかけたりしても美味しいです。
野菜の和え物
ジェノベーゼソースの使い方は野菜と和えても美味しいです。例えばナスやトマトを焼いたものに、ちょっとにんにくを効かせたジェノベーゼソースを和えるとイタリアン風になります。他にも茹でたジャガイモと和えたり、サラダのドレッシング代わりに使ったりするのもおすすめです。
ディップとして使う
ジェノベーゼソースの使い方はディップとしても最高です。好きな茹で野菜をディップにつけながら食べると、日頃野菜をあまり食べない子どももたくさん食べるかもしれません。クラッカーにつけても美味しいです。
パスタソース
最後にジェノベーゼソースの使い方で一番人気なのがパスタソースです。パスタにジェノベーゼが万遍なく絡まって美味しいです。シンプルにパスタとジェノベーゼだけ絡めるのも良いし、パスタと好きな具材を加えて食べても美味しいです。
ジェノベーゼソースに合う具材を使ったパスタレシピ
ジェノベーゼソースは単独でも美味しいですが、他の具材と合わせて一緒に調理するとより一層美味しくなります。ここではジェノベーゼソースに合う具材を使ったパスタレシピを紹介します。
アンチョビ・アーモンド・ジェノベーゼスパ
ジェノベーゼソースに合う具材を使ったパスタレシピその1はアンチョビ・アーモンド・ジェノベーゼスパです。アーモンドはジェノベーゼと相性バッチリの具材です。
アーモンドをカリッとするまで炒って冷ましておきます。茹でたパスタにジェノベーゼソースと、炒ったアーモンドと、みじん切りにしたアンチョビを混ぜて全体を絡めます。アンチョビの塩加減に応じて塩こしょうで味を調えて下さい。お好みでパルメザンチーズをふりかけてでき上がりです。
えびとアボカドのジェノベーゼ
ジェノベーゼソースに合う具材を使ったパスタレシピその2はえびとアボカドのジェノベーゼです。バジルとえびとアボガドは誰もがうなずく最強の具材の組み合わせです。これらの具材が揃えばどんなレシピでも間違いなく美味しいでしょう!
フライパンで炒めたにんにくとえびとアボガドを茹でたパスタとジェノベーゼソースで絡めます。塩と黒こしょうで味を調えます。仕上げに適量のオリーブオイルを全体にふりかけるとコクが出てより美味しくなります。
ジェノベーゼとトマトのパスタ
ジェノベーゼソースに合う具材を使ったパスタレシピその3はジェノベーゼとトマトのパスタです。バジルとトマトのコンビもはずせないレシピです。
トマトソースはカットトマト2缶とコンソメキューブ3個と砂糖大さじ4鍋に入れて全体がもったりするまで煮込みます。茹でたパスタにトマトソースをしっかり絡めます。お皿にパスタを盛って上からスプーンでジェノベーゼソースを散らします。生のバジルを飾ればでき上がりです。
お好みでパスメザンチーズを振りかけて下さい。シンプルでとても簡単なレシピなので時間がない時もすぐに作れておすすめです。
ジェノベーゼとトラパネーゼの違い
ジェノベーゼとトラパネーゼの違いを知っていますか?ここではトラパネーゼについて詳しく紹介します。ジェノベーゼとの違いがよく分かります。
トラパネーゼの意味
トラパネーゼはトマトとアーモンドとバジルをミキサーやフードプロセッサーでペースト状にしたソースのパスタのことをいいます。直訳するとトラパーニ風という意味があります。ジェノベーゼとの違いはトマトやアーモンドを使うことです。
由来
シチリアの郷土食材を使ってできたのがはじまりです。シチリア地方はアーモンドの産地としても有名で、トラパネーゼもアーモンドをメインとしたソースです。
発祥地
トラパネーゼの発祥の地は、イタリアの南部にあるシチリア地方に位置するトラーパニです。トラーパニから10kmほど離れたところにヌッピアという街があり、そこで収穫する赤ニンニク抜きでは良いトラパネーゼは完成しないと言われているそうです。
どちらも郷土料理
北のジェノベーゼ、南のトラパネーゼと言われるくらいジェノベーゼもトラパネーゼも郷土料理です。味に違いがあるものの、どちらも美味しいイタリアのソースです
ジェノベーゼソースを松の実なしでアレンジできる
ジェノベーゼソースを作る時に松の実がなかった場合は、違うものでも代用ができます。それぞれ味は違いますが、どれもバジルとの相性はバッチリで美味しく仕上がります。
くるみ
ジェノベーゼソースは松の実の代用にくるみでも美味しくできます。くるみも松の実と同じように、あらかじめフライパンで乾炒りしておくと香ばしくなって美味しいです。
ピーナッツ
ジェノベーゼソースは松の実の代用にピーナッツでも美味しくできます。ピーナッツなら割と家に常備している家庭が多いかもしれません。松の実と同じくらいの量(お好みの量)を使用します。
ジェノベーゼソースから手作りしてみよう!
いかがでしたでしょうか?ジェノベーゼソースはいろいろな料理に幅広く使えて、意外と作り方も簡単なので是非手作りにチャレンジしてみて下さい。市販のものとは違い、フレッシュバジルで作るジェノベーゼソースは絶品です。