アボカドの食べ頃と見分け方を紹介!選び方から変色を防ぐ保存方法まで

アボカドは栄養にも優れ美容にも良いですが、食べ頃の見分け方や選び方が難しい食品でもあります。買ったものを切ったら硬すぎたり、反対に痛んでしまっていた経験がある人は多いでしょう。アボカドには色や形、硬さ、ヘタの状態など見分け方のコツがたくさんあります。今回はアボカドの食べ頃と見分け方をまとめました。また熟していないものを買った時の追熟の方法や変色を防ぐ保存方法、常温など保存方法別の保存期間についてもくわしく解説します。

アボカドの食べ頃と見分け方を紹介!選び方から変色を防ぐ保存方法までのイメージ

目次

  1. 1アボカドの食べ頃と見分け方
  2. 2熟していないアボカドの追熟方法
  3. 3アボカドの保存方法と保存期間
  4. 4アボカドの変色を防ぐ保存方法は?
  5. 5アボカドの食べ頃や見分け方をマスターしよう!

アボカドの食べ頃と見分け方

アボカドを買ってきたのはいいけれど、切ってみたら熟していなかった、変色して傷んでいたということはありませんか?食べ頃のアボカドの見分け方は難しいものです。「森のバター」と呼ばれて栄養たっぷりのアボカドはぜひ食生活に取り入れたいところですが、美味しいアボカドの見分け方がわからないと買うのを躊躇してしまいます。

今回はアボカドの食べ頃の見分け方と変色を防ぐ保存方法についてまとめました。硬さや色、形などの選び方のポイントと、保存期間や保存方法、追熟のしかたまで説明します。食べ頃のアボカドの見分け方と保存方法をマスターして美味しいアボカドを食べましょう。

アボカドの皮の色をチェック

食べ頃のアボカドの見分け方はまず皮の色と硬さを見ることです。アボカドの皮の色が緑色のものは一般的にまだ熟しておらず追熟が必要なものです。全体に皮が黒っぽい濃い緑色のアボカドはよく熟していて食べ頃です。

アボカドの形とヘタをチェック

美味しいアボカドを見分けるには実は形も重要です。アボカドの形もよく見てみましょう。良いアボカドはきれいな形の卵型をしています。歪んだ形のものは避け、皮の表面がなめらかなものを選びましょう。

アボカドの選び方でもうひとつ重要なのがヘタの部分の状態です。まずヘタがついている場合と付いていない場合がありますが、ヘタはなるべくついているものを選んでください。アボカドは追熟すると美味しくなりますのでまだ熟れていない状態で収穫、輸送されますが、輸送中にヘタが取れてしまうことがあります。ヘタが取れるとそこから傷みやすくなりますので、ヘタが取れたアボカドは傷んでいる割合が高くなってしまうのです。

ヘタが取れているアボカドの場合はヘタの部分が緑色のものを選びます。ヘタの取れた部分が黒くなりカビが生えているときは中の果肉も傷んでいることが多いので避けましょう。ヘタの付いているアボカドの選び方は、ヘタの部分にしわが寄っておらず押したときに柔らかすぎないものにしましょう。

またアボカドのヘタは乾燥すると縮み、ヘタと皮の間に隙間があるものはうまく熟せていないことがあります。ヘタと皮の間に隙間が少ないものをチョイスするのが、脂肪分が豊富でクリーミーな美味しいアボカドの選び方です。

アボカドの硬さをチェック

アボカドの硬さもチェックしてみましょう。手に持ったときに弾力があり皮にハリがあるアボカドは食べ頃の硬さです。硬いアボカドはまだ追熟が必要な熟していないアボカドですので、何日か経ってから食べる予定で購入するアボカドの硬さは硬めのものが良いでしょう。

アボカドの硬さをみるときにふにゃふにゃとして柔らかすぎたり、ふかふかした感じのするものは熟しすぎたり傷んでいたりするのでやめましょう。こういったアボカドは切ったときに中が変色して黒ずんでいたり茶色や黒っぽい筋が入っていたりします。

すぐに食べたいときのアボカドの選び方

買ってきてすぐにアボカドを食べたいときの選び方はどうすれば良いでしょうか?充分に熟した美味しいアボカドは皮が黒っぽく形はきれいな卵型でしわなどがなく、ヘタの部分を押したときに適度な柔らかさがあり黒すぎずカビなどがないものです。

また食べ頃のアボカドを買いたいときは手に持ったときに表面の硬さに弾力があり適度な柔らかさがあるものを選んでください。これらの見分け方の特徴をしっかり確認すれば失敗なく美味しい食べ頃のアボカドを選ぶことができるでしょう。

熟していないアボカドの追熟方法

お店でよく見たつもりでも熟していないアボカドを買ってしまったとき、いくつか買っておいて何日か後に食べたいときにはどうやって追熟させればよいでしょうか?アボカドの追熟の仕方を解説します。

追熟の基本は常温で保存すること

アボカドを追熟させたいときの保存方法は基本的に常温です。色が緑色で硬いアボカドを購入したら、常温で追熟すると数日で食べ頃になります。なぜ常温で保存するかというと、アボカドは冷蔵庫に入れると追熟が止まってしまうからです。またアボカドの保存方法自体に低温が適さず、冷蔵庫に入れると風味が損なわれてしまいますのでおすすめできません。

バナナやりんごと一緒に保存すると追熟が早くなる

アボカドを早く熟させたいときはバナナやりんごと一緒に保存します。りんごなどの果物からは追熟を促すエチレンガスが出ているので、普通に常温で置いておくよりも早く追熟させることができる保存方法です。

アボカド自体からもエチレンガスが発生します。まだ食べ頃でないアボカドをいくつかまとめて買ったときにはビニール袋に一緒に入れておけば、お互いから発生するエチレンガスで追熟するのでこれもおすすめの保存方法です。

アボカドは一度冷蔵庫に入れると追熟できない

アボカドは冷蔵庫に入れると追熟が止まるだけでなく、一度冷蔵庫に入れたアボカドは追熟できなくなります。冷蔵庫から再び出して常温に戻しても追熟できませんので、熟していないアボカドは一時的にでも冷蔵庫に入れない方がよいでしょう。

食べ頃に熟したアボカドは熟しすぎを止めるために冷蔵庫に入れるとよいでしょう。好みの硬さで追熟を止めたいとき、加熱調理するために硬めのアボカドのまま保存したいときも冷蔵庫で保存するとよいでしょう。

アボカドの保存方法と保存期間

アボカドを常温で保存する場合

まだ青くて硬さのあるアボカドの保存方法は常温が適しています。冷蔵庫や冷凍庫に入れると追熟しなくなるので、食べ頃になるまでの間は常温保存にしましょう。常温でアボカドを保存するなら、アボカドの熟し具合によって保存期間が変わります。

かなり硬さのあるアボカドは熟すまで何日かかかりますが、夏場か冬場かなどの室温や、そのまま置いておくのかりんごなどと一緒に袋に入れておくのかなどの保存方法によっても追熟の期間が変わってきますので、紹介した見分け方を参考にして食べ頃になるまで常温保存しましょう。

アボカドを常温で保存する場合の室温は8~12度が適正のようです。20度前後の室温ではアボカドの保存期間は4~5日くらいです。温度が高くなると保存期間が短くなりますのでアボカドの状態に注意し早めに食べ切りましょう。

27度以上になると傷みやすくなり保存期間がかなり短くなりますので、夏場30度近くなるようなときの保存方法は常温は避けましょう。暑い時期にはなるべく食べ頃のアボカドを買ってきてすぐ食べるか冷凍、冷凍した方がよさそうです。食べ頃になったアボカドはもっと保存しておきたい場合は冷蔵庫などに移したほうがいいでしょう。

アボカドを冷蔵庫で保存する場合

食べ頃の硬さのアボカドは冷蔵庫保存がおすすめです。冷蔵庫で保存する場合のアボカドの保存期間は、切っていない状態だと4~5日ぐらいが目安です。カットしたアボカドを保存したい場合は変色しやすいので早めが原則ですが保存期間は2日までを目安に食べ切りましょう。

冷蔵庫で保存する場合に注意したいのが保存温度です。アボカドは5度以上27度以下が適正保存温度ですが、保存方法が冷蔵庫の場合5度以下になってしまう可能性があります。5度を下回る低温で保存すると低温障害で黒く変色してしまうので、野菜室に入れるなど低温になりすぎないように冷蔵庫の設定温度を確認してください。

アボカドを冷凍庫で保存する場合

アボカドは冷凍保存もできます。熟したアボカドを長期保存したいときや、半分食べたけれど残りをしばらく食べる予定がないときなどは冷凍してみましょう。アボカドを冷凍保存するときの保存期間は1ヶ月です。

冷凍庫でのアボカドの保存方法はカットしてからがおすすめです。食べやすい大きさに切って1回使う分に小分け保存します。空気に触れると変色するアボカドはできる限り空気を抜いてジップロックなど密閉できる袋に入れて保存しましょう。サラダ用にはサイコロ状に、ディップにするならペースト状にと、あらかじめ食べ方に合わせた形にしておくのがおすすめです。

アボカドの変色を防ぐ保存方法は?

アボカドの変色を防ぐのに効果的なもの

アボカドの変色を防ぐやり方はいくつかありますが、最も簡単な方法としてはラップにぴったり包むやり方もあります。アボカドの変色の原因は空気に触れることですので、切り口が空気に触れないようにすることが重要です。

レモン汁をつけるのも変色を防ぐのに有効な方法です。カットしたアボカドの切り口にレモン汁を塗っておくと黒く変色するのを防げます。レモン汁がないときはお酢でも代用可能です。この方法はレモンやお酢の香りや酸味がアボカドに付くのでサラダにする時などが適しています。

オリーブオイルをアボカドの切り口につけるのも変色を防ぐ方法のひとつです。油分がアボカドの切り口が空気に触れるのを防ぎ変色を防ぎます。これも後からサラダにする時や料理に使う時に適した方法です。

アボカドの種はつけたまま保存する

アボカドを保存するときは種をつけたままで保存しましょう。アボカドを半分残しておきたい場合、半分に切ったら種のついていない方を先に使い、種の付いている方は種と皮を取り除かないで付けたまま保存します。この方が種を取り除くよりもアボカドの変色を防ぐことができます。

レンジを活用する方法も

アボカドの変色を防ぐものが家に何もない場合は電子レンジを使う方法もあります。やり方は簡単で、レンジ500~600wで10~20秒加熱するだけです。ラップはかけずに加熱しましょう。少し加熱することでアボカドの酵素を破壊し空気に触れても反応しなくなるので変色を防げます。

アボカドの食べ頃や見分け方をマスターしよう!

今回はアボカドの食べ頃や見分け方について紹介してきました。選び方が難しく変色もしやすいアボカドは食べ頃を正しく見分けて適正に保存することが美味しく食べるために大切なポイントです。

今回紹介した色や形などの見分け方、方法別の保存の仕方を覚えて食べ頃のアボカドを美味しく食べてください。栄養たっぷりで美容にもいいアボカドをたくさん食べるため食べ頃や見分け方をマスターしましょう。

Thumbアボカドの栄養価がすごい!ビタミン豊富で効能は?お洒落なレシピも | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbアボカドの簡単で美味しい食べ方!栄養豊富なアボカドのアレンジレシピも | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbアボカドはカロリーに注意だが太らない?良質な脂肪でダイエット向き? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ