スキムミルクのおすすめ8選!脱脂粉乳との違いや栄養成分など!
スキムミルクは保存性が牛乳よりも高く、脱脂粉乳の名の通り脂肪分が少ないため、健康のためやダイエット効果が期待でき、牛乳ではなくスキムミルクを飲むという方も多く、クセのなさから多くの料理に使えるものであります。スキムミルクについて知っていただくためにその栄養成分、効果、牛乳やクリープなどで代用はできるのか紹介します。また、スキムミルクと牛乳の違いは何なのか、おすすめのスキムミルクも合わせて紹介していきます。
目次
スキムミルクとは?
スキムミルクと聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?昔の給食で出た脱脂粉乳と何が違うのかと思った方もいるかもしれません。そんなスキムミルクの基本情報からおすすめのスキムミルクまで紹介します。
スキムミルクは脱脂粉乳のこと
スキムミルクとはズバリ「脱脂粉乳」のことです。その名の通り牛乳から水分と脂肪分を抜いて凝縮し粉末にした商品です。スキムミルクは牛乳と違って粉末状なので、牛乳より保存性も高く、値段は牛乳より安価で購入できます。
スキムミルクは牛乳が凝縮された形となっているので、牛乳と比べてもたんぱく質、カルシウム乳糖(ラクトース)などの栄養価が高めです。ですが脱脂粉乳の名前の通り、牛乳の脂肪分を抜いているので、牛乳と違いカロリーは低く、ダイエット食品としても適しています。
味
牛乳から脂肪分と水分を抜いたものが脱脂粉乳ですから、味と香りは水で薄めた牛乳です。塊を口に入れた場合はチーズの風味が感じられます。また、水運を飛ばしているため、脱脂粉乳は長期保存が可能です。
スキムミルクのおすすめ8選
一般的に購入しやすい商品であるスキムミルクは、雪印の商品、よつ葉の商品、明治の商品、森永の商品など、おなじみの大手メーカーから販売されている商品が人気です。それぞれの商品ごとの味、特徴をふまえて詳しく紹介します。
雪印メグミルクの「北海道スキムミルク」
こちらの商品はスキムミルクの中でもかなり人気の商品となっています。こちらのスキムミルクは北海道の乳を使用しているので、風味豊かで、粉が細かく、溶けやすいということが特徴です。なので、料理の材料としても邪魔することがなく美味しく使える商品です。
雪印「毎日骨太スキムミルク」
こちらのスキムミルクは、コップ一杯で1日に必要なカルシウムの半分が摂取できる商品です。また、こちらのスキムミルクにはさらにビタミンD、MBPも効率的に摂取できます。MBPとは、牛乳や母乳に含まれる機能素材のことです。料理の材料としてではなく、健康を重視してスキムミルクを購入したいという方に非常におすすめです。
雪印メグミルク「毎日骨太MBPスキム」スティックタイプ
こちらの商品は、便利なスティックタイプの商品です。ですので、移動の多い日や旅行などの持ち運びにも便利ですし、より手軽に使うことができます。ダイエット中の方は、小腹が空いたときなどに、はちみつなどと一緒に摂るのもいいと思います。
雪印メグミルク「毎日骨太スキム鉄ラクトフェリンプラス」
こちらのスキムミルクには鉄ラクトフェリンが含まれています。鉄分の不足に悩まれている方にはとても便利な商品です。料理の材料やパン作りにというよりは、ダイエット中の方や、健康重視でスキムミルクを摂取したいという方におすすめです。
よつ葉「北海道脱脂粉乳スキムミルク」
こちらの商品は北海道産の生乳100%使用しているので、他のスキムミルクと比べてコクがあり、味わいが深いというのが特徴です。他社のスキムミルクの風味や味では物足りないという方におすすめです。満足感が得られます。
森永「スキムミルク」
こちらの商品はあっさりとしていて甘すぎないような味わいのスキムミルクです。こちらのスキムミルクはたいていのスーパーで売っており、コスパの面ではナンバー1です。料理の風味付けに使いたい、もともとあっさりしたスキムミルクの風味が好みだといった方は、こちらのスキムミルクがおすすめです。
「私の台所スキムミルク」製パン用
こちらの商品は製パン用として販売されている商品で、1袋あたり6gの個包装になっているので、計量器なしで手軽に使うことができます。製パン用ということで、粉末が混ざりやすく使いやすくなっています。また、風味豊かで焼き上がりも焼き色がよくなるのでおすすめです。
パイオニア企画お徳用「スキムミルク」
こちらの商品は、ホームベーカリー、ケーキ作り向けに販売されているスキムミルクです。ホームベーカリーでのパン作りの材料として作られているということもあり、非常に使い勝手の良い商品です。一袋6gに個包装されており、大さじ1杯分になっています。この6gとは、だいたい食パン1斤を作る際の量になります。
スキムミルクと牛乳の違い
スキムミルクは生乳、牛乳の乳脂肪分を除去した物から、ほとんどすべての水分を除去し粉末状にしたものです。一言でいえば、牛乳は液体で、スキムミルクは粉末です。牛乳を加工していく中で、違いが出てきますので紹介します。
カロリーの違い
脱脂粉乳のカロリーは、およそ牛乳の半分です。どの製造会社のスキムミルクもさほどカロリーに違いはありません。スキムミルク100gあたり350~360kcalです。コップ一杯あたりの牛乳のカロリーは約130~140kcalなので、スキムミルクは約70kcalになります。ダイエット中の方は特に、普段からスキムミルクを摂る方がおすすめです。
脂質の違い
スキムミルク(脱脂粉乳)は、生乳や牛乳から脂肪分(乳脂肪)を取り除き、さらに水分を可能な限り抜いて粉末にしたなので、スキムミルクは脂質も牛乳よりもかなり低いです。200gで違いを比べると牛乳が7.6g、スキムミルクは0.12gとかなり違いがあることが分かります。
味や臭いの違い
脱脂粉乳というと美味しくなさそうですが、味や臭いの違いは、実際には牛乳をすごく薄めたような味がします。臭いもほんのり牛乳といった感じです。スキムミルクは脂肪がないため牛乳のようなコクや濃厚さはありません。ほんのり甘く、薄い牛乳のような味です。
スキムミルクの栄養と効果
スキムミルクが牛乳以上に体に良さそうだと分かってきたところで、ここでは具体的にどんな栄養素を含んでおり、どんな効果があるのか紹介していきます。
ダイエット効果
スキムミルクが持つ有能な効果で一番有名なものがダイエット効果でしょう。ただでさえ栄養価の高い牛乳の水分と脂肪分を取り除き凝縮した物ですから、脂肪を抑えての栄養補給ができます。その他にも整腸作用や体を作る効果も合わさり「痩せやすい体」作りにも効果がありますし、カルシウムを始めとする脂肪燃焼効果を持つ成分も含んでいます。
一般的に売られている「成分調整牛乳」は約200g(コップ一杯)で134kcalもあります。一日に3杯とか4杯とか飲むとカロリーが気になります。そんな時に助かるのが、「スキムミルク」なんです。スキムミルクの200gのカロリーは71.4kcalです。
また、誤解されがちですが、「スキムミルクがダイエットに効果的」とは言え牛乳以外のカロリーも同時に持っていますから、「スキムミルクをたくさん飲めば痩せる」ということではありませんのでダイエットをする方は忘れないでください。
スキムミルクの栄養価
脱脂粉乳にはたんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素のほかに、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどです。
筋肉や骨を強くする
牛乳の脂肪分と水分を除去して作られたものがスキムミルクであるために、牛乳の持つ豊富なたんぱく質とカルシウムを凝縮した状態でスキムミルクは含んでいます。
人間の体を作る主な構成要素はたんぱく質とカルシウムですから、スキムミルクは牛乳以上に体を作る栄養素を多く含んでおり、筋肉や骨はもちろん歯や爪、髪の毛などを強くする効果があります。
免疫力がアップ
人間の体の免疫力を上げるための方法はいくつかありますが、スキムミルクはその中でも豊富な栄養素をバランスよく摂取させてくれることと、腸内環境を整えることで主に免疫力を高めてくれます。
整腸作用
牛乳に含まれる「乳糖」または「ラクトース」をスキムミルクは含んでおり、がありま腸内環境を整える効果す。この成分はほんのりとした甘みがある糖分の仲間なのですが、消化されにくい成分で分解されずに大腸に達し、そこで腸内細菌によって発酵してビフィズス菌を増やす働きがあります
代謝アップ効果
ダイエット中はどうしても栄養バランスが乱れがちになり、中でもたんぱく質が不足してしまうことで基礎代謝量が低下してしまいます。ダイエット中にはたんぱく質が必要不可欠。たんぱく質は肌ツヤや髪質、美しい爪をサポートするだけでなく、筋肉量を増やして基礎代謝量をアップさせてくれます。
スキムミルクは代用できる?
スキムミルクを使うというレシピは探してみると案外あるものです。そんな時スキムミルク以外で何とか代用できないかと考える人もいると思います。ここではそんな代用できそうなものを紹介します。
牛乳
そのまま飲めますし、料理に使うのもおすすめです。牛乳で代用する場合、味があっさりしているので、はちみつやしょうがを加えるのがおすすめです。きな粉やシナモンと混ぜ合わせる飲み方も風味が良くてとても美味しいです。コーヒーや紅茶のミルクの代用として使うのもいいですね!カルシウムが豊富なので、妊婦さんにも安心の飲み物です。
クリープ
クリープも牛乳から作られた粉末であるというところまでは一緒です。しかしクリープはスキムミルクでは取り除かれる脂肪分が主成分であり、正確に言うとクリープは「粉生クリーム」とでも言うべきものなので、クリープは粉ミルク以上に成分的にスキムミルクとかけ離れたものとなります。
クリープで代用する場合、クリープは粉末なので、そのままの分量で代用すれば良く、コクなどを足したい場合はクリープをちょい足しするとさらに美味しくなります。
ただし、スキムミルクとは同じ味にはなりませんし、クリープは甘味を感じますので、パンやスイーツ作りの時は他の何らかの糖分を控えるような工夫が必要になってきます。
粉ミルク
原料はスキムミルクと同じ牛乳で、粉末というところまでは一緒です。粉ミルクは主に水分が除去されているだけであり、子供が飲みやすいように調整されてはいるものの、成分的にはスキムミルクよりも凝縮した牛乳といった感じです。その為、味はそこまで違いがないのですが、栄養成分を考えた上での代用となるとちょっと違うところはあります。
豆乳
まず栄養成分が動物由来のスキムミルクと植物由来の豆乳ではかなり異なり、共通点はたんぱく質が豊富ということぐらいで、ほとんど味も臭いもないスキムミルクに対して、豆の味と臭いがかなりする豆乳では料理に使った時に結構差が出ます。粉末のスキムミルクに対して、豆乳は液体である所も代用品にはあまりおすすめできないポイントです。
ダイエットに効果的なスキムミルクの飲み方
スキムミルクが持つ特有な効果として一番有名なものがダイエット効果です。ただでさえ栄養価の高い牛乳の水分と脂肪分を取り除き凝縮したものですから、脂肪を抑えての栄養補給ができます。
朝に2倍の濃さで一杯飲む
大体スプーン2杯のスキムミルクを水で溶き、これを朝毎日飲みます。これでお昼ご飯前のつらい空腹感を防ぐことができます。カロリー摂取を抑えようとして朝ご飯をヨーグルトや野菜サラダなど軽めのものにすると、どうしてもお昼前にお腹が空きます。パンや炭水化物を抜くと、消化が早いので余計に胃が空っぽになるのが早いです。
2倍の濃さで作るとカロリーが高くなりますが、空腹時にお菓子をつまんだり、お昼ご飯をたくさん食べてしまうよりは良いでしょう。朝スキムミルクを飲むと、乳糖の働きで腸内環境が良くなり、トイレに行きやすくなり、便秘の解消にもなります。
食前にヨーグルトと混ぜて食べる
プレーンヨーグルト400gにスキムミルク60gを加え、混ぜ合わせます。1日3回食前に食べて、あらかじめ満腹感を出すことがポイントです。そうすると自然に食事の量を減らして、カロリーを抑えることができます。ダイエット効果を上げるために、食事は和食などのヘルシーなものにしましょう。
朝食や間食を置き換える
いつも食べている朝食をスキムミルクで代用してみましょう。パンはカロリーが高く、満腹感がないのでついつい食べ過ぎてしまいます。菓子パンだと1つで400kcalもあるものもあります。スキムミルクはカロリーを抑えるだけでなく、ダイエット中に不足しがちな栄養素がとれ、腹持ちも良いため朝食前にお腹がすいてしまうことがありません。
忙しい朝に簡単に用意できるスキムミルクは便利です。シリアルにかける牛乳をスキムミルクに代用したり、小腹の空く3時のおやつに食べれば、間食を防ぐこともできます。カロリーを抑えて、便秘解消効果も期待できます。
牛乳の代用品として使う
スキムミルクには少し癖があるので単体では飲みにくいという人もいるかもしれません。そんな時はコーヒーや濃いめの紅茶に入れる牛乳をスキムミルクに代用してみましょう。飲みやすくなり続けやすいです。
また、クリームシチューやグラタンなど牛乳を多く使う料理は、カロリーが高くなってしまうため、牛乳の代わりにスキムミルクを代用するとカロリーを大幅にカットできます。カロリーは低くなっても牛乳の風味は損なわれないので美味しく食べることができます。
スキムミルクをうまく活用しよう!
スキムミルクの商品は体にもよく、ダイエット中の方にもおすすめの食材ですが、摂りすぎには注意が必要です。飲みすぎるのではなく、栄養は様々な食事からバランスよく摂るようにしましょう。スキムミルクはパン作りやヨーグルト、スープにも取り入れることのできる万能食品です。スキムミルクをうまく使って食生活の質を上げましょう!