パッションフルーツは栄養価が高い?効果的な食べ方や保存方法など紹介

パッションフルーツにはどんな栄養が含まれているのか知りたい人もいるでしょう。本記事ではパッションフルーツの栄養価についてだけではなく、効果的な食べ方や、美味しく食べられる保存方法についても紹介しています。栄養豊富なパッションフルーツを美味しく食べましょう。

パッションフルーツは栄養価が高い?効果的な食べ方や保存方法など紹介のイメージ

目次

  1. 1パッションフルーツってどんな果物?
  2. 1パッションフルーツの栄養成分と効果
  3. 1パッションフルーツの効果的な食べ方
  4. 1パッションフルーツは加工するのもおすすめ
  5. 1美味しいパッションフルーツの選び方
  6. 1パッションフルーツの保存方法
  7. 1パッションフルーツは栄養豊富な果物

「パッションフルーツにはどんな栄養があるの?」
「美味しく食べられる方法はある?」
「どのように保存すれば良いの?」
など、パッションフルーツについて様々な疑問を抱えている人もいるでしょう。


本記事では栄養価が高いと言われているパッションフルーツに含まれている栄養素について紹介します。旬や味などを含めたパッションフルーツの特徴も解説しているため、食べたことがない人でもイメージしやすくなるでしょう。


栄養をより効果的に摂れる食べ方や、スーパーで購入するときの選び方とともに保存方法も記載しています。これらのポイントを知ることで、より美味しく食べられるでしょう。


パッションフルーツの栄養について知りたい人、興味がある人はぜひこの記事をチェックしてみてください。

パッションフルーツってどんな果物?

栄養成分を紹介する前に、まずパッションフルーツについて解説します。パッションフルーツの花がキリストの受難(パッション)に似ていたことから、この名前がつけられました。


南アメリカ原産のフルーツですが、日本でも生産されていてスーパーで見かけることも増えてきました。パッションフルーツの産地や旬、味などを含めた特徴は次の通りです。

パッションフルーツの特徴

パッションフルーツはつる性のトケイソウ科トケイソウ属に分類されています。果実を収穫し、果肉だけをくり抜いて食べるのが一般的です。


日本に初めてパッションフルーツが持ち込まれたのは、1720年ごろだと言われています。ハイブリット種を作りやすいことから、現在は世界中で600種以上ものパッションフルーツが確認されています。


出典:パッションフルーツの歴史|株式会社川平ファーム
参照:https://www.passion-jp.com/historyofpassion/

パッションフルーツの産地・旬

パッションフルーツの原産国は南アメリカ大陸です。国内では主に沖縄県や鹿児島県、千葉県などで栽培されています。


パッションフルーツの旬は7月~9月が一般的です。しかし沖縄県や鹿児島県では1年に2回収穫時期があり、11月~12月に穫れるものもあります。気温や栽培方法によって、収穫時期は変わってくるでしょう。


出典:パッションフルーツ|旬鮮図鑑|千葉県庁
参照:https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/kajitsu/passionfruit.html


出典:パッションフルーツとは|株式会社川平ファーム
参照:https://www.passion-jp.com/passionfruit/

パッションフルーツの味

パッションフルーツは南国をイメージさせるような、さわやかで芳醇な香りがします。濃厚でありながら、甘酸っぱい味がするでしょう。


夏に収穫されたものは甘味が強く、冬に収穫されたものは酸味が強くなります。追熟させることで酸味が軽減され、甘味が強くなるのが特徴です。保存方法によって好みの味で食べられるのも、このフルーツの魅力と言えるでしょう。

パッションフルーツの栄養成分と効果

南国果実の王様とも呼ばれているパッションフルーツには、健康・美容に効果的な栄養素が多く含まれています。パッションフルーツに含まれているカロリーは100gあたり64kcalです。


他のフルーツに比べて比較的多く含まれている葉酸の他に、ビタミンCやカリウムなどの栄養素もあります。パッションフルーツに含まれている栄養素は次の通りです。


出典:パッションフルーツ - カロリー/栄養成分/計算 |カロリーSlism
参照:https://calorie.slism.jp/107106/

栄養素働き
葉酸赤血球の生成
ビタミンC老化防止・日焼け防止
βカロテン活性酸素の抑制
カリウムむくみ防止・高血圧予防
ビタミンB6免疫機能のサポート・脂質の代謝

葉酸

パッションフルーツにはビタミンBの一種である葉酸が、他のフルーツに比べても多く含まれています。葉酸は赤血球を作る働きをすることから「造血のビタミン」とも呼ばれています。


細胞分裂・成熟にも大きくかかわるため、胎児にはかかせない栄養素です。最近では虚血性心疾患予防も期待されています。


出典:葉酸の働きと1日の摂取量|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-yousan-biotin.html

ビタミンC

ビタミンCもパッションフルーツには含まれています。抗酸化作用、コラーゲンの生成などの働きがあるため老化防止・日焼け防止などの美容効果が期待できます。


他にも毛細血管や歯などを正常に保つ働き、病気に対する抵抗力を強める働きなど健康面においてもかかせない栄養素です。水に溶けやすい水溶性ビタミンですが、生で食べることが多いため摂取しやすいでしょう。


出典:ビタミンCの働きと1日の摂取量|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html

βカロテン

次に紹介するパッションフルーツに含まれている栄養素が、βカロテンです。βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変化するという性質を持ちます。


紫外線、ストレス、タバコなどにより体内で発生する活性酸素は細胞を傷つけます。その活性酸素の働きを押さえるのが抗酸化作用です。数ある抗酸化物質の中でも、βカロテンは抗酸化力が強いと言われています。


出典:抗酸化ビタミン(こうさんかびたみん)|厚生労働省
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html


出典:抗酸化による老化防止の効果|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/kousanka-zai.html

カリウム

パッションフルーツにはカリウムも含まれています。カリウムは細胞の浸透圧のバランスを調整する働きがあるため、むくみ防止に繋がります。


また余分なナトリウムを排出する働きもあり、高血圧予防も期待できるでしょう。カリウムが不足すると食欲不振や不整脈などの症状が表れます。健康面・美容面において、積極的に摂り入れたい栄養素のひとつです。


出典:カリウム(かりうむ)|厚生労働省
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html


出典:カリウムの働きと1日の摂取量|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-k.html

ビタミンB6

最後に紹介するパッションフルーツに含まれている栄養素が、ビタミンB6です。ビタミンB6は体内で酵素の働きをサポートしています。


ヘモグロビンの合成の他に、免疫機能をサポートしたり脂質の代謝をしたりと幅広い働きをするのがビタミンBの特徴です。胎児期の脳の発達にも大きくかかわっています。


出典:ビタミンB6 Vitamin B6|厚生労働省
参照:https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/08.html


出典:ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-b6.html

パッションフルーツの効果的な食べ方

パッションフルーツの栄養素をしっかり摂取するのであれば、種ごと食べるのがおすすめです。種を噛み砕きながら食感を楽しんだり、そのまま食べて喉越しを堪能したりするのも良いでしょう。


種ごと食べるのがおすすめですが、食感が苦手な場合はミキサーなどで砕くと食べやすくなります。

パッションフルーツは加工するのもおすすめ

パッションフルーツは生でそのまま食べるのが一般的ですが、加工するのもおすすめです。生で食べるときには、半分より上側をカットして皮を器のようにすると汁がこぼれづらくなります。


ソースにしたりジュースにしたりすることで、パッションフルーツの新しい味わいを堪能できるようになるでしょう。

1:ゼリーやシャーベットに

パッションフルーツはゼリーやシャーベットにしても美味しく食べられます。ゼラチンと果肉をよく混ぜてから、皮をカップにしたものに入れて冷やし固めれば完成です。


ビューレにしてもしなくても、シャーベット状にしたパッションフルーツは美味しく食べられるため気分に合わせて作ってみるのも良いでしょう。

2:ジャムやフルーツソースに

ジャムやソースにするとパッションフルーツの楽しみ方が広がります。果肉を取り出して、ヨーグルトやアイスにかけるだけでソースとしての味わいを堪能できるでしょう。


果肉と砂糖を弱火でじっくりと煮詰めれば、パッションフルーツジャムの完成です。ジャムにするとパンやスコーンなどにつけて食べられます。

3:ドリンクにしても美味しい

ドリンクにするとより多くのパッションフルーツを摂取できます。果肉を炭酸水などに混ぜるだけでも美味しいサワーの完成です。


種が気になるときには種を除いてピューレにしたり、ミキサーにかけたりすると良いでしょう。はちみつなどをプラスすると、まろやかな甘さが加わりおすすめです。

美味しいパッションフルーツの選び方

美味しいパッションフルーツを食べるときには、選び方も大切なポイントです。手に持ったときにずっしりと重みの感じるものを選ぶようにしましょう。


見た目は全体にしっかりと色がついているもの、傷や割れ目がないものを選ぶのがおすすめです。またツヤやハリがあるほど美味しいと言われています。皮にしわが入っているものは熟しているサインです。

パッションフルーツの保存方法

パッションフルーツは保存方法で味わいが変わってきます。酸味を軽くし甘味を強調するためには、20~25度の保存がおすすめです。


10~15度で保存すると長持ちしやすく、10度以下で保存すると酸味を保てます。より詳しい保存方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。


出典:パッションフルーツ|旬鮮図鑑|千葉県庁
参照:https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/kajitsu/passionfruit.html

1:追熟させながら保存する方法

パッションフルーツを追熟させることで酸味が軽くなり、甘味が強くなります。追熟させる方法は、そのままの状態で室温においておくだけです。


室温でおいておくと、皮の表面にシワが出てきます。その時期が追熟した状態といわれ、パッションフルーツの食べ頃です。酸味を楽しみたいときには、密封袋に入れたり新聞紙に包んだりして野菜室で保存しましょう。

2:熟したパッションフルーツの保存方法

次に追熟したパッションフルーツを保存する方法を紹介します。パッションフルーツが追熟したら、密封袋に入れるか新聞紙に包むかをして野菜室で保存しましょう。


食べ頃の状態で、冷えた美味しいパッションフルーツを食べることができます。

3:食べきれないパッションフルーツを冷凍する方法

パッションフルーツは冷凍保存も可能です。追熟した状態のものを冷凍庫に入れて保存するだけなので、とても簡単にできます。少しだけ解凍して半分にカットすると、シャーベット状のパッションフルーツを食べられるでしょう。


果肉だけをくり抜いた状態で冷凍保存する方法もあります。

パッションフルーツは栄養豊富な果物

本記事で紹介したように、パッションフルーツには多くの栄養素が含まれていることがわかりました。甘酸っぱいさが特徴ですが、保存方法によって味を変えられるのも嬉しいポイントのひとつです。


長持ちする保存方法やおすすめの食べ方などを参考にしながら、健康に美容に効果的な栄養が含まれているパッションフルーツをぜひ堪能してみてください。

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