パッションフルーツの食べ方と選び方を紹介!タネや皮の処理は?

パッションフルーツは気温が高い季節でだんだん食欲がなくなった時こそおすすめです。あまり馴染みがなくて食べ方がわからないという方でも、クセもなく老若男女問わず食べやすいフルーツです。今回は初めて食べる方向けに正しい食べ方、上級者向けにパッションフルーツを使ったレシピ、さらに美味しいパッションフルーツの見分け方や皮とタネの処理方法などの豆知識の他にも、パッションフルーツの育て方や、パッションフルーツの葉を使ったグリーンカーテンについてもご紹介します。

パッションフルーツの食べ方と選び方を紹介!タネや皮の処理は?のイメージ

目次

  1. 1パッションフルーツとは?
  2. 2パッションフルーツの美味しい食べ方とタネ・皮の処理
  3. 3パッションフルーツを調理する方法とレシピ
  4. 4パッションフルーツを手に入れるには?
  5. 5パッションフルーツの育て方
  6. 6パッションフルーツの食べ方を知って美味しく食べよう!

パッションフルーツとは?

パッションフルーツという名前はどこかで聞いたことはあっても、実際に食べたことのない方や一体どんな果物なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、はじめにパッションフルーツがどんな果物なのか紹介します。

パッションフルーツの特徴と旬の時期

パッションフルーツの原産はブラジルで、トケイソウ科の常緑つる性の多年草です。実の形は直径7センチほどの球状もしくは楕円形で、表面は熟してくると黒紫色になります。果肉は黄色寄りのオレンジ色をしていて、ゼリーのような独特の触感と柑橘類に似た甘酸っぱさを持っています。タネは黒っぽく、食べるときはそのまま食べるのが一般的です。花は外側が白く中心部は紫色でとても美しいです。

パッションフルーツは輸入品と、国産品が流通しており、1年を通して食べられます。輸入の場合は主にニュージーランド産やアメリカ産が多く輸入されており、どちらも通年輸入されています。国産の場合は鹿児島県産や沖縄県産、そのほかに小笠原諸島で収穫されたものと岐阜県産が流通しており、いづれも4月から9月が収穫の時期です。その中でも最も実が熟し食べ頃なのは8月下旬から9月に販売されているものと言われています。

パッションフルーツの名前の由来

パッションと聞くと情熱という意味を連想してしまいますが、パッションフルーツにおけるパッションの意味は「キリストの受難」と呼ばれている、イエス・キリストが十字架で処刑された意味に由来しています。これは原産国のブラジルでパッションフルーツの花が、キリストが受難の際にいばらの冠がよく似ていたためパッションフルーツという名前が付けられたといわれています。

パッションフルーツは南国のフルーツ

美味しいパッションフルーツを栽培するには温度がとても重要になります。そのため、世界的にも栽培しているのはほとんどが熱帯や亜熱帯地域に限定されています。これは、パッションフルーツの花芽が日中20度になるとようやく付き、20~25度で蕾が開花するという習性のためです。

パッションフルーツの味

パッションフルーツの味は一言で表せば甘酸っぱいといえます。オレンジの甘さとレモンの酸っぱさが程よく混ざったような味わいですが、食べた時の触感がプルプルしていてややとろみもあるのでゼリーを食べるような喉ごしのいい感覚で食べることができま。

果肉には種が入っており、そのまま飲み込んでもいいしパリパリと噛んで食べることもできるので、一口でいろいろな感触を楽しめるというのもパッションフルーツならではの食べ方です。

パッションフルーツの美味しい食べ方とタネ・皮の処理

パッションフルーツはスーパーや通販で購入することもできますが、食べ方やタネと皮の処理について知らないという方も、自宅で簡単に食べることができますので食べ方を覚えてみましょう。正しい食べ方を実践すれば、美味しい部分を余すことなく味わえます。

半分に包丁で切る/手で半分に割る

基本的な食べ方としてメインで食べるのは中の果肉なので、実を半分にカットします。熟していると皮も柔らかくなっているので手で割ることもできるのですが、熟しすぎていると不安定な場合もあるので包丁を使うのが最も簡単です。

果実を器にしてそのままスプーンで生食

実が半分になったらそのままスプーンで食べるという食べ方がおススメです。パッションフルーツの実はプルプルしていてゼリー状になっているのが特徴です。そのため実をほかの器に移したりせずに、そのまま果実を器にしてスプーンですくうほうが食べやすく、果汁も無駄なく美味しくいただくことができます。

タネや皮はどうする?

パッションフルーツはしっかりした皮の中に実がぎっしりと詰まっています。実はミカンなどの柑橘類と同じように一粒ずつ果肉が分かれています。そして果肉の粒の中に黒っぽい色をしたタネが入っています。このタネは食べることができ、やや苦みもありますがパリパリという触感が面白いです。一方で皮は基本的に食べることができませんので中身の実とタネのみを食べましょう。

パッションフルーツを調理する方法とレシピ

そのまま食べてもおいしいパッションフルーツですが、ひと手間をかけることでいろいろな食べ方ができます。ここでは、あまり知られていないより美味しいレシピを紹介します。どれも簡単なのでこの機会にレシピを覚えて、いろいろな食べ方を実践してみましょう。

甘味と酸味の効いたパッションフルーツジュース

一つ目のおススメレシピはジュースです。パッションフルーツは甘みと酸味のバランスよく、そのままたべるだけでなくジュースにしても美味しくいただくことができます。そのまま実ををジューサーに入れ手も美味しいですが、炭酸水に実を入れても爽やかな喉ごしを味わうことができます。

はちみつとの相性抜群!パッションフルーツソース

二つ目のレシピはソースです。本来はパッションフルーツの酸味は程よいアクセントになっていますが、砂糖を果肉の重量の半分ほど加えてお鍋で煮立たせればフルーツソースを作ることができます。このソースをヨーグルトに加えても美味しいですし、こってりとしがちな肉料理のソースとして使用すると見た目の華やかさと甘酸っぱさがさらに料理を引き立ててくれます。

煮詰めて甘く仕上げるパッションフルーツジャム

三つ目におススメするレシピはジャムです。あまり酸っぱいものが得意でない方はジャムにしてみましょう。タネごと作ることもできますが、触感が気になる場合はタネを漉すなどして取り除いてもいいでしょう。作り方はシンプルで、果肉を鍋に入れて砂糖をパッションフルーツ1個に対しておおさじ1を目安に加えます。

そのまま中火で焦げないように注意しながら煮立てます。鍋の中身がふつふつしてくるので、灰汁が出てきたらこまめに取り除きましょう。およそ5分ほど火にかけたら、火を止めて冷まします。十分に冷めたところで瓶などの保存容器に移して出来上がりです。パンに塗ったり、紅茶に入れたりしても美味しいです。また、この食べ方なら小さなお子様でも食べやすいです。

パッションフルーツを手に入れるには?

パッションフルーツは1年を通して販売されていますが、具体的はにどこで入手できるのでしょうか。これまでにパッションフルーツを見かけたことのないという方はぜひ参考にしてください。

沖縄のスーパーや八百屋で購入する

国産品では沖縄県産のパッションフルーツが最も長い期間流通しています。4月から9月の間で収穫が行われているので、もしもこの期間に沖縄を訪れる機会があれば現地で購入するのがおススメです。品質のいいものがお手ごろな価格で購入できるのも嬉しいポイントではないでしょうか。

ネット通販で取り寄せる

最近ではネット通販で手軽に取り寄せることも可能です。国産品には沖縄県産や鹿児島産などのこだわりのあるパッションフルーツがあるので、ネットを活用していろいろな産地のものを取り寄せたり、時間をかけてゆっくり選ぶというのもおススメです。

店頭で買う時の選び方

スーパーでも取り扱っていることがありますが、その際に気をつけたいポイントがあります。まずは全体的に大きな傷がないこと、そして表面に艶があり、しっかりと色づいているものがいいでしょう。ほかには持ち上げた時に重みを感じるものはしっかり実が詰まっている状態なので、軽いものよりは重いものを選びましょう。

熟していないパッションフルーツの追熟方法

果物は全般的に熟してくるほど甘みが強くなります。パッションフルーツも同様ですが、見分け方としては表面にシワができているかどうかで判断できます。輸入品などは実が熟す前に出荷されていることが多いので、表面がつるつるしている場合はしばらく常温で保存し、シワが出てきたころが追塾されて食べごろの状態です。

パッションフルーツの保存方法

パッションフルーツは基本的に常温で1週間ほど日持ちすると言われているのですが、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管するとより日持ちせることができます。表面にシワが出てきて熟してきたものは冷凍庫に保管してシャーベットにするという食べ方も美味しく食べれます。保存方法は食べ方に応じて変えるといいでしょう。

パッションフルーツの育て方

パッションフルーツは南国でしか栽培できないように思われがちですが、実は基本を押さえれば家庭でも手軽に育てることができます。さらにパッションフルーツのつるを使った見た目にも美しいグリーンカーテンはエコの観点からもおススメの省エネ対策の一つです。ここではパッションフルーツの育て方の基本とグリーンカーテンについて紹介します。

グリーンカーテンの活用で人気

パッションフルーツはどのように実がつくのか知っていますか?あまり知られていませんが、実は木になるのではなくつるに実がつく植物です。

このつるを利用したグリーンカーテンは日よけの効果があり、日光を遮ってくれるので室内温度の上昇を抑えてくれるメリットがあり、グリーンカーテンを実施する家庭も増えてきていますが、今後さらにグリーンカーテンは注目されるでしょう。とくにパッションフルーツは育て方も簡単で成長も早いので、グリーンカーテンにはうってつけです。

パッションフルーツは温暖な気候で育つ

パッションフルーツの育て方で最も重要なのは温度です。パッションフルーツは本来温暖な気候で育つ植物なので、暑さには強い植物です。逆に寒さが一番の大敵なので、気温が10度を下回ったら屋外での栽培は難しいので、苗ごと屋内の暖かい場所に移すのがいいでしょう。また、寒さに耐性のある品種もあるので育てる場所で品種も選ぶのがおススメです。品種が異なっても育て方は大きく変わらないので初心者でも育てやすいです。

収穫シーズンは夏

パッションフルーツの花は6月から7月にかけて開花します。その時期に受粉したものだけが果実になります。8月から9月が収穫シーズンです。しっかり色づいてきたら収穫してください。必要に応じて追塾させるとより美味しくいただくことができます。パッションフルーツは基本の育て方を押さえれば簡単に栽培を始めることができるのも嬉しいポイントです。

たくさんの実をつけたい場合は人工的に受粉させるようにしてください。自然に受粉させるのは難しいと言われているので、開花している時間帯に確実に受粉させるのがポイントです。育て方はいたって簡単なのに美味しい果実も味わえるのもパッションフルーツを育てるメリットの一つではないでしょうか。

パッションフルーツの食べ方を知って美味しく食べよう!

パッションフルーツの食べ方は色々です。そのままだけでなく、自分の好みで食べ方を選べるのも嬉しいポイントではないでしょうか?今回ご紹介した食べ方以外にも、にもたくさんパッションフルーツを使ったレシピがあるので興味のある食べ方を試してみましょう。暑さで食欲のない時は、ぜひパッションフルーツを食べて乗り切りましょう!

Thumbパッションフルーツの栄養・効能を調査!美容や健康に良い成分とは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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