桜島大根はどんな大根?特徴・旬や簡単レシピなど紹介!
家庭の食卓にも並ぶことが多い大根ですが、皆さんは桜島大根という食材を知っていますか?名産地は鹿児島県でギネスブックにも認定されている世界一大きい桜島大根とは一体どんな食材なのでしょうか?今回の記事では、そんな桜島大根について紹介していきます。桜島大根の旬の時期や食べ方、特徴や購入する際の値段などもまとめています。さらに、桜島大根を使った簡単レシピや桜島大根の保存方法も載せているので、桜島大根について詳しく知りたい時の参考にしてください。
桜島大根は200年以上の歴史を持っている
鹿児島の名産品としても有名な桜島大根ですが、実はかなり昔から栽培されている大根となります。1804年の薩摩藩の文書に記載されており、少なくともそれ以前から栽培されていたといわれています。今回の記事ではそんな古い歴史を持つ桜島大根について詳しく紹介していきます。桜島大根の旬の時期や値段、家でもできる簡単レシピなども紹介しているので、ぜひ家で桜島大根を使った料理を作ってみてはどうでしょうか?
桜島大根とは?
桜島大根の産地
皆さんは桜島大根の産地はどこか知っていますか?桜島大根の産地は、名前の通り鹿児島県の桜島が生産地となっています。桜島大根は約200年以上昔から鹿児島県の桜島で栽培されてきた伝統ある野菜の一つで、桜島の産地の特産品ということから鹿児島の地元の人からは「しまでこん」とも言われており、慕われている野菜の一つとなっています。
桜島大根の生産量
上記では桜島大根の生産地について紹介してきました。鹿児島名物の桜島大根はどのくらいの生産量となっているのでしょうか?桜島大根はその名の通り、桜島周辺で栽培されています。しかし近年、桜島の大噴火などが発生してしまい、桜島で桜島大根を生産する人が減ってしまっています。栽培面積は約7ヘクタール程となっていますが、今後増やしていく取り組みをしているようです。
一方、他の市域や他府県でも桜島大根を栽培しているところがありますが、桜島の噴火による火山灰と軽石状の洗い砂利を含んだ土で栽培することにより、大きくてみずみずしい大根に育つため、桜島の桜島大根と同じ大根を作ることが難しいと言われています。
桜島大根の収穫時期と旬の時期
桜島大根の収穫時期と旬の時期について見ていきましょう。桜島大根は早生種と晩生種の二種類いあります。しかし、栽培されている桜島大根はほとんど晩生種になっています。桜島大根は8月下旬から9月上旬に播種して、1月中旬から2月上旬の寒い時期にかけて収穫されます。
桜島大根の特徴は大きさにある
桜島大根はギネスにも登録されている
続いては桜島大根の特徴について見ていきましょう。桜島大根は巨大な大根としてギネスブックで世界一に認定されています。その胴回りは1.09m、重さ21.2kgとなっています。過去には重さ45kgという大根もありました。ギネスブックにのっている桜島大根はとても大きく重いですが、通常に出荷される桜島大根も7~10kgくらいありますが、大きいものは20~30kgになることもあります。
桜島大根はなぜ大きい?
桜島大根とても大きな大根という特徴を持っています、では、なぜ大きいのでしょうか?桜島大根は最初はとても細い大根として慕われていました。しかし、昔の人は大きいほど良いものというイメージが強かったため、改良に改良を重ねることで15~20kgの重さを持つ桜島大根が出来上がったと言われています。
大きくても肉質がとても柔らかく、加熱しても崩れないのが特徴となっています。そのため、食べ方としては、煮物に最適な食材となっており、さらには甘みがあるので、生食でも食べられる食材になっています。
美味しい桜島大根の見分け方
続いては桜島大根の美味しい見分け方について見ていきましょう。桜島大根はなるべく形が整っていて、ふっくらと丸みがあって表面が滑らか、さらに傷が少ないものを選びましょう。桜島大根は葉付きの場合と、葉がない場合があります。葉付きの場合は葉にみずみずしさが感じられ、葉が変色していないかなどを確認しましょう。
桜島大根の平均的な値段
続いては桜島大根の平均値段を見ていきましょう。桜島大根の平均的な値段は10kgで約2500円となっています。しかし、桜島大根はあまり生産地が限られているため、あまり出回っておらず、通販などで手に入れるしかないところも多いです。そのため、7kgで値段が3980円や10kgで値段が4200円など値段が様々となっています。
桜島大根の食べ方や保存方法
生のままサラダにしよう
上記では桜島大根の産地や特徴、値段について紹介してきました。続いては桜島大根の食べ方や保存方法について紹介します。桜島大根の食べ方は上記で少し触れた通り生で食べたり、煮物にして食べたりと様々な食べ方があります。桜島大根は歯触りがとてもよく、美味しいのでせん切りでサラダにしても美味しく食べることができます。
また、スティック状にして野菜スティックとしてマヨネーズやバーニャカウダソースをつけて食べてもとても美味しいので、ぜひ一度食べてみてはどうでしょうか?
ほっくり感が魅力の煮物
桜島大根の食べ方は様々あり、煮物にも最適です。煮崩れしにくく、味が染み込みやすいので、ブリ大根やふろふき大根にして食べるととても美味しく食べられます。さらに、豚肉や鶏肉と合わせて煮る食べ方もとても美味しいのでおすすめです。桜島大根は面取りしなくてもほとんど煮崩れしないので、少し手間のかかる面取りをしなくても大根そのままの形で楽しむことができます。
さっと茹でて副菜にも
桜島大根は副菜としても人気のある食材です。桜島大根を薄くスライスし、鍋にさっと茹でて、ホタテやサーモン、ツナなどを交互に重ねてミルフィーユ状にするとおしゃれな副菜の食べ方になります。甘味があり、柔らかいので、どの食材とも相性抜群なので、とてもおすすめです。
大根おろしにも向いている
桜島大根は大根おろしで食べる食べ方としても人気があります。辛みが少なく、ほんのり甘味がある桜島大根は大根おろしにすると通常の大根とは違い、甘味のある大根おろしとなります。そのため、子供や辛くて大根おろしが苦手な人も美味しく食べることができます。しらすと一緒に大根おろしを混ぜてポン酢で食べるだけでも美味しく食べられますので、ぜひ一度食べてみてはどうでしょうか?
桜島大根は葉も美味しい
桜島大根は葉も美味しく食べることができます。桜島大根の葉をさっと湯がいて、細かく切ってごま油で炒めて、ご飯に混ぜて食べるととても美味しく食べることができます。その他にもお浸しで食べたり、漬物にして食べたりと様々な食べ方があるので、桜島大根の葉は捨てずに美味しく調理してみてはどうでしょうか?
桜島大根の保存方法
上記では桜島大根の食べ方やちょっとしたレシピを紹介してきました。そんな桜島大根を最後まで美味しく調理するための保存方法について紹介します。桜島大根は新聞紙に包んで暗い所で保存しましょう。葉付きのものは大根の部分と葉を切り分けて早めに茹でておきます。
桜島大根は一度に使い切るのが難しいので、カットした使いかけのものはラップでピッタリと包み込み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。桜島大根を正しく保存して最後まで美味しく食べましょう。
桜島大根の簡単レシピ
甘さが引き立つ「じゃこ入り桜島大根の酢の物」
続いては桜島大根の簡単レシピを紹介します。桜島大根は様々な食材ととても相性が良い食材となっているので、ぜひ作ってみてはどうでしょうか?今回紹介するレシピは4人分です。
- 桜島大根1/3本
- じゃこ(乾燥)1/2パック
- 酢1/2カップ
- 砂糖大さじ2
- 水大さじ2~3
- 塩(塩もみ用)少々
- 桜島大根を食べやすい薄く食べやすい大きさに切ります。
- 切った桜島大根に塩を振りかけしんなりするまで置きます。
- ボウルに酢・砂糖を混ぜ合わせ(2)の水気を絞ったものを入れます。
- (3)が混ざったら水を入れて食べやすい酸味にし、じゃこを加えて混ぜ込んだら完成です。
消費にもおすすめ「桜島大根の煮物」
続いて紹介する簡単レシピは桜島大根の煮物です。桜島大根の甘味と柔らかさが特徴の煮物はとても簡単で美味しいレシピとなっているので、ぜひ一度作ってみてはどうでしょうか?今回紹介するレシピは5人分です。
- 桜島大根半分
- 肉(牛、豚など)200g
- 砂糖大さじ3
- みりん大さじ3
- しょうゆ大さじ3
- 酒大さじ2
- だしの素大さじ1~2
- 唐辛子輪切り2本分
- 桜島大根は皮を厚くむき、2センチ弱の厚みにします。お肉は食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に(1)を入れてたっぷりの水、砂糖、みりん、しょうゆ、酒、だしの素を入れて火をつけます。
- 沸騰したらアクをとり、唐辛子の輪切りを入れます。
- 火を中火弱にして落し蓋をし、15~20分煮て、時間が経ったら火を止めて完成です。
桜島大根を旬の時期に美味しく食べよう!
桜島大根について紹介してきましたが、どうだったでしょうか?世界一大きい大根として世界ギネスにも認定されており、桜島大根を使った簡単レシピも多く存在しています。もちろん、今回の記事で紹介した簡単レシピ以外にも、まだまだたくさんのレシピがあるので、ぜひ桜島大根を使った料理を家族に振舞ってみてはどうでしょうか?