オクラの茹で方・下処理のコツは?美味しくなる加熱時間や保存方法など紹介
ねばねば野菜の代表的存在のオクラの正しい茹で方は知っていますか?正しい下処理をしてオクラを調理をすればオクラの見た目も色鮮やかに変わります。今回は、オクラの正しい茹で方や加熱時間と美味しくいただける保存方法など紹介します。
オクラの茹で方は簡単
オクラは夏が旬の夏野菜です。加熱するとネバネバ度が増して栄養価も高いオクラは女性にも人気の野菜です。臭みも少なく、食べやすい野菜です。オクラの正しい茹で方を身につければ、より美味しく頂けることができます。オクラは茹でる前の下処理も大事です。そんな美味しくなる茹で方を紹介していきます。
オクラの刻んだ時のネバネバのもとは、ムチンとペクチンと呼ばれるもので、ムチンは胃の粘膜を保護する働きや調整作用があります。ペクチンにはコレステロールを減らして血圧を下げる効果があります。そのほか免疫力を高める成分や食物繊維も多く含まれていて、便秘解消の手助けをしてくれます。
オクラの選び方
オクラは花が咲いた後に身を付けます。そのままにしておくと固くなって食べられなくなってしまうのが特徴です。お店でオクラを買うとき、選び方を気にしてみたことはありますか?オクラはどのようなものを選ぶのが良いのか選ぶポイントを紹介します。オクラを購入する際の参考にしてみてください。
まずは、オクラには産毛があり、その産毛がしっかり残っているものが良いでしょう。育ちすぎるものは苦みが出始め美味しくないので、大きいものより少し小ぶりなもので柔らかく弾力があるものを選んで下さい。茶色くなっている物は古くなってきている可能性があり、購入前は分からない事ですが、オクラを切った時に種が茶色くなってきているものも避けるようにしましょう。
オクラは茹で方でこんなに違う
オクラには産毛があり、その産毛がしっかりとしている物は新鮮で美味しく食べられる証です。当然、新鮮なものを食べたいですよね?産毛がしっかりしているオクラは、下処理をしないと食べたときに産毛により違和感があり、触感があまり良くありません。見た目の部分でも、オクラの色鮮やかな緑色を下処理をすることにより、より一層鮮やかさを生かすことができます。
正しい茹で方で美味しくオクラを食べよう
オクラは熱を通すことにより、ネバネバ度が増します。このネバネバ成分には水溶性食物繊維が含まれており、女性には嬉しい食べ物です。また、種の部分がプチプチ感を出し、触感も他の野菜に負けていません。正しい茹で方をすればオクラ本来の触感が楽しめて美味しく頂けます。茹で方で触感を調整することが出来るので、自身に合ったオクラの楽しみ方を見つけましょう。
オクラの茹で方①下処理
オクラの下処理のコツは難しくはありません。時間も掛からず、少しばかりひと手間加えてあげるだけでいいので、コツを覚えて、ぜひ試してみましょう。
オクラは生で食べる?下処理や簡単な食べ方は? https://t.co/zFCpElyDZB
— 生活の向こう側 (@seikatsuura) March 7, 2018
オクラの下処理方法は、まず、水洗いをしてオクラについている汚れを取り除きます。汚れが取り除けたら、へたの部分を切り落とし、オクラに塩を適量にふり、板ずりをします。コツはまな板の上でころころ転がすだけです。まな板の上でころころせずに、塩もみするだけでも大丈夫です。ただ板ずりの方がオクラの表面が滑らかになるので、調味料が入り、味が浸み込みやすくなります。そして、さっと水洗いをして下処理完了です。
下処理の際の注意点
オクラはご覧の通り切ると穴があいており、種もいっぱい入っています。茹でる前にへたを切り落とし過ぎないようにして下さい。へたをあまり切り落とさずに、へたの周りの「がく」という硬い部分を削り落とすと丸ごと食べられるので、包丁でリンゴの皮を剥くようにオクラのがくを削り落としましょう。
中までしっかり熱を通したいの時のコツ
中までしっかりと熱を通したい時のコツは、塩もみして水洗いをした後に、オクラに包丁で切り込みを入れてあげると火が通りやすくなります。ここでも切りすぎないように注意してくださいね。もう一つのコツとしては、つまようじで数か所オクラに穴を開けると良いでしょう。
オクラの茹で方②茹で時間
下処理が完了したら、鍋にお湯を沸かします。塩もみをしているので、お湯が沸いたらそのままオクラを投入してください。ゆで時間は長くても「2分」です。茹でている時間は浮いてくるオクラを箸で転がしてください。茹で上がったらザルに上げ、氷水か冷水に入れて冷まします。
時間がない時のオクラの茹で方
時間がない時、塩もみをせずにそのまま茹でることも可能です。つまようじでオクラに数か所穴を開けた後に、鍋ではなくフライパンを用意します。フライパンで浅くお湯をはり、塩を少々入れて茹でます。1分くらいの茹で時間で氷水に入れて熱を冷まします。下処理をしていないので、簡単に調理できますが、食べたときに産毛のざらつきを感じます。
冷ます時間がない時は茹で方に注意
氷水に入れて急速に熱を冷ますことで、歯切れのいい触感を出します。急速に冷やすことは、鮮やかな色を出すコツでもあります。急速に冷やさずに自然に冷ますことをしてしまいますと、余熱でも湯通ししているのと同じ状態を作ってしまうので、柔らかくなってしまいます。余熱時間も頭に入れておきましょう。
茹でるだけじゃない
はあ〜〜〜〜〜〜遅くなったけどご飯食べた😌
— ずんずん (@zun2_vlns) February 26, 2018
本日は揚げ出し豆腐とオクラの素揚げ・煮物という和風ラインナップでした。 pic.twitter.com/uUhIGEqnzr
オクラは茹でるだけではなく、炒めたり揚げたりしても、美味しく食べることが出来ます。茹でるという作業はせずに、揚げたり炒めたりしてください。ただし、その際もオクラを下処理してあげることで、より一層美味しくなりますので、ひと手間かけて料理してみましょう。
オクラの保存方法は?
オクラを茹でた後にすぐに食べるのであれば、何も問題はないですが、出来れば保存方法は知りたいですよね。ここではいくつかのオクラの保存方法について、紹介します。
茹でた後すぐに料理に使用しない場合は、タッパーなど密封容器に入れて冷蔵庫に入れて保存します。茹でてからの保存期間は1日から2日間ですので、茹でた翌日には食べるようにしましょう。水分をよくふき取っておかないと、べちょべちょになってしまいますので、水分を取り早めに使用しましょう。
冷凍保存する場合は、茹でた後、粗熱が取れたらキッチンペーパーなどで水気を取り、ラップをしてフリーザーパックにいれて、すぐに冷凍庫で保存します。冷凍保存し場合は1ヶ月くらい美味しく食べることが出来ます。ちなみに冷凍保存する際、カットしてから冷凍庫へ保存すると使用する時、とても使いやすいです。
料理に使う前のオクラの保存方法
購入してからの保存方法は常温で保存するよりも冷蔵庫の野菜室に入れておくのがベストです。購入してきたオクラを新聞紙などにくるんで野菜室で保存します。5日から1週間日持ちすることが出来ます。
オクラの料理活用法
茹で方を知った後は、オクラを使ったレシピも知りたくなりますよね。オクラを使った料理はどんなものがあるのでしょうか?次は、オクラを使ったおすすめの料理を紹介します。
【置換えダイエットに最適!ネバネバ豆腐】【材料】豆腐半丁納豆1パックオクラ4本ポン酢大さじ2杯ラー油適量①オクラを1分茹でみじん切り♪②器に豆腐を入れ、納豆・オクラを乗せアクセントにラー油をかけたら完成です(^^)
— 美容と健康 Kaita レシピ (@KAitarecipe) March 9, 2018
ネバネバサラダ
定番と言ってもいいでしょう。オクラのネバネバサラダです。茹でたオクラを食べやすい大きさに切って、長いもや海藻と一緒になめこやカニ風味かまぼこもいれて色合いを良くします。味付けは青じそドレッシングでさっぱり頂くか、かつお節をかけて薄めためんつゆでも美味しくいただけます。
油揚げのはさみ焼き
納豆に細かく刻んだオクラを入れます。味付けは納豆のパックに入っているたれを使います。からしが付いていたらそちらも使用しましょう。よくかき混ぜ、半分に切った油揚げの中に納豆とオクラを入れます。中身が出てくるのが気になるようでしたら、つまようじで油揚げの口をふさぎます。温めたプライパンで、油をひかずに中火で焦げない程度にカリカリになるまで焼きます。
オクラのスープ
オクラは汁ものによく合います。味噌汁やスープカレーにコンソメスープなどに入れても美味しくいただけます。細かく切ったオクラや大きめに切ったオクラでもいいでしょう。茹でたオクラを食べる直前に入れてください。また、切らずにそのままオクラを入れると食べ応えがあって、程よく温まったオクラを楽しむことが出来ます。
美味しくなる茹で方でオクラを楽しもう
オクラをどのように楽しみたいかによって茹で方を変えます。歯ごたえよく粘り気を控えたい時や他の食材と混ぜて料理するときはゆで時間を短めにすると存在感を出すことができます。逆に、トロトロ感を出すくらいのネバネバを作りたい時は、ゆで時間を長めにするとトロトロとした触感を味わえます。
人それぞれのオクラの楽しみ方があります。下処理をしなくても食べることはできるオクラですが、下処理のやり方は難しくもないですし、時間も大幅に掛かる訳でもないので、ぜひ、下処理をしてからオクラを料理していきましょう。