2018年02月21日公開
2024年06月26日更新
カップラーメンの賞味期限はどれくらい?半年切れていても食べられる?
カップラーメンの賞味期限はどのくらいあるものかご存じでしょうか?今回はカップラーメンの一般的な賞味期限や、半年や1年以上期限切れになったカップラーメンは食べられるのかといった、カップラーメンの賞味期限に関する様々な疑問をご紹介します。
目次
カップラーメンの賞味期限についてを徹底調査
保存もできて手軽に食べる事のできるカップラーメンを常備している、という人も多いかもしれません。お湯を注ぐだけで面倒な手間も不要なカップラーメンは、自炊が面倒な日にも大いに役立ってくれる便利なアイテムです。
そんなカップラーメンも、食べる物である以上は賞味期限が定められているものですが、カップラーメンの賞味期限といえばどのくらい持つものなのかをご存じでしょうか?少しくらい賞味期限が切れていてもお湯を注げば関係無いと考えるかもしれません。
今回はカップラーメンの賞味期限はどのくらいなのか、賞味期限切れのカップラーメンはどのくらいまでなら食べても大丈夫なのかといった、カップラーメンの賞味期限に関する様々な疑問をまとめてご紹介していきます。
保存用にも役立つカップラーメン
カップラーメンは面倒くさがりな人の手軽な一食分になってくれるだけではなく、日持ちしない食品とは違い様々な環境下でも保存がしやすく、味などの種類も多種多様なのでいくつかをストックしておくといざという時にも役立ってくれるものです。
コンビニやドラッグストアなどでも1年中気軽に購入する事ができる商品でもある為、無くなってしまったらすぐに買い足しておくという事ができるのもカップラーメンの良い点です。安くて早くお腹を満たす事ができるカップラーメンは非常に便利な保存食です。
カップラーメンにも賞味期限がある
しかしそんなカップラーメンにももちろん賞味期限が存在しています。余程の事が無い限りはカップラーメンの賞味期限というものはあまり気にかけないという人も多いかもしれませんが、期限が定められている以上はそれに従うのが良い場合も多いものです。
賞味期限を多少過ぎてしまっているからといって、口にしたらすぐに体に悪影響を及ぼすという食品は少ないかもしれません。しかし場合によってはお腹を壊してしまったりする事もある為、賞味期限などは確認してから食べる習慣をつけておく方が良さそうです。
賞味期限と消費期限の違いは?
カップラーメンに限らず、賞味期限の他に「消費期限」という表記がされているのを見かける事もありますが、この違いについてはご存じでしょうか?意外と知らずにいる人も多かったりする賞味期限と消費期限についてをご説明していきます。
賞味期限は美味しく食べられる期限
まず賞味期限というものは、適切な環境で保存されていた場合に美味しく食べる事ができると定められている期限の事です。つまり賞味期限が切れていたからといって食べられなくなるわけではなく、風味などは落ちるものの食べられる場合が多い様です。
消費期限は安全に食べられる期限
一方で消費期限というものは、賞味期限と同じく適切な環境で保存されている事が前提で、安全に口にする事が可能な期限とされているものです。その為、消費期限が過ぎてしまった食品に関しては、安全面を考慮すると安易に口にしない方が良いかもしれません。
カップラーメンの賞味期限は約半年
カップラーメンの場合には設定されているのは賞味期限が大半ですが、一般的に製造されてからおよそ半年ほどがカップラーメンの賞味期限とされている様です。その為半年の間は適切な環境で保存がされている物であれば、美味しく食べる事ができそうです。
一方でカップラーメンには消費期限が記載されていない場合も多いですが、メーカーの基準として「消費期限の7割」が賞味期限として設定されている様です。その為カップラーメンの消費期限は、製造からおよそ9か月ほどと考えられそうです。
こういった情報を踏まえて、賞味期限を多少過ぎてもカップラーメンを食べる事は可能と考えて良さそうですが、やはりせっかく購入した物であれば美味しく食べる事のできる賞味期限内に消費していくのが良いかもしれません。
震災を機に賞味期限が延長された
そんなカップラーメンの賞味期限ですが、実は以前は製造から約5か月ほどという設定をされていたそうです。1か月という期限の差はかなり大きいものですが、これは東日本大震災がきっかけとなって賞味期限が延長される事となった様です。
というのも震災の際に食糧不足が起こる中でも、賞味期限が切れてしまった食品は処分されてしまう場合が多かったのだそうです。その為保存食でもあるカップラーメンの賞味期限が改めて見直される事となり、2014年4月1日以降から賞味期限が延びたそうです。
ちなみに賞味期限の半年というのはあくまでも一般的な目安であり、カップラーメンの種類によっては生麺を使用した物など、期限の短い物も販売されています。カップラーメンは半年は持つものだと思い込んでしまわず、期限はしっかり確認しておきたいものです。
賞味期限が半年切れたカップラーメンは大丈夫?
しかし切れてしまう期限が消費期限ではなく賞味期限であれば、ある程度は食べる事も可能ではあるものです。どのくらいの期限までであれば切れていても問題無いのか、無駄を減らす為にもできれば知っておきたいという人も多いのではないでしょうか?
3か月は大丈夫
賞味期限切れのカップラーメンも、3か月程度であれば大丈夫と言われている様です。もちろん保存状態などによって違いはありますが、賞味期限を3か月過ぎた頃というと丁度消費期限にあたる期限と考えられる為、大丈夫な場合が多いと考えられる様です。
半年はアウト
カップラーメンの中には、賞味期限が半年切れていても食べられる物もあるかもしれません。しかし賞味期限から半年と考えるとやはり食べるのには抵抗のある人も多いものですし、半年の期限切れともなれば風味も劣化してしまっている事は間違いありません。
1年はやめておくべき
半年でも危険な場合が多そうですが、賞味期限が1年も切れてしまった場合のカップラーメンは、恐らく廃棄してしまった方が良い物の方が大半であると考えられます。保存状態次第では1年持つ事もあるかもしれませんが、お腹を壊さない保証もありません。
カップラーメンの保存は高温多湿を避け、常温保存をするのが基本です。食品は消費期限を延ばす為に冷蔵や冷凍保存する人も多いものですが、カップラーメンに関してはそういった保存方法は適していない為、涼しい場所で常温保存しておくのがベストです。
賞味期限切れのカップラーメンが膨張する場合も
ちなみに1年以上など長期保存をしていたり、保存には適さない環境に置かれたカップラーメンの場合には、開封していない容器が膨張し始める場合もある様です。これは麺の酸化により容器の内側でガスが発生している為で、体に良くない事は間違いありません。
1年以上期限の切れたカップラーメンは捨てる
強靭な胃袋を持つ人の場合には、味が少し違っただけで食べられるといった事もあるそうです。しかしこういった状態のカップラーメンを食べる事はやはりおすすめできない為、半年や1年以上賞味期限が切れてしまったカップラーメンは廃棄するのが無難です。
賞味期限以外にカップラーメンのニオイにも注意
ちなみに賞味期限が大幅に切れてしまったカップラーメンは、膨張する以外にも異臭を放つ場合もある様です。カップラーメンに限らず、どういった食品でもやはりニオイがおかしい物は口にしない方が良い、という事は言うまでもないものです。
更に麺にカビが生え始めていたり、明らかに色が変わっている様なカップラーメンも当然食べない方が良いと言えそうです。見た目やニオイに変化が無い場合でも、何だか味がおかしいといった場合にも食べるのを中断する事をおすすめします。
カップラーメンは保存がきいて便利な食品であるというイメージがある為、食べられなくなる事は無いと思い込んでしまう人もいるかもしれません。しかし実際にはカップラーメンも食品である以上は、必ず食べられる期限に限度は存在しているのです。
ノンフライ麺の方が劣化しにくい
カップラーメンに使用される麺にも様々な種類がありますが、フライ麺よりもノンフライ麺の方が劣化はしにくい麺でもあるそうなので、賞味期限や注意点などと共にこういったポイントも覚えておくと良いかもしれません。
賞味期限に注意してカップラーメンを美味しく食べよう
カップラーメンの基本的な賞味期限や、賞味期限切れからどのくらいの期間までなら食べられるのか、といった疑問についてをまとめてご紹介してきましたが、これまでカップラーメンの賞味期限は特に考えた事が無かったという人もいたのではないでしょうか?
どんな食品でも期限が切れてしまった物は体に悪いものですし、健康面を考えても賞味期限などは日頃から確認をしたりする習慣をつけておいた方が、いざという時にも安心できそうです。せっかくの保存食も、いざという時に期限切れでは意味がありません。
しかし期限を守っていても保存状態が悪くては意味が無い為、まずはカップラーメンを適切な場所で保存しておくという事を頭に入れつつ、美味しくカップラーメンを食べられるよう期限内に食べ切れるだけの量を購入するという事も大切なのかもしれません。