天ぷら粉と小麦粉・片栗粉の違いを解説!それぞれ代用できる?

家庭料理や飲食店でよく料理で使われる、天ぷら粉や小麦粉、片栗粉の違いについてみなさん知っていますか?今回の記事ではそんな天ぷら粉や小麦粉、片栗粉の違いについて解説しています。それぞれの粉の特徴や食感、製法、成分についても詳しくまとめました。さらに、天ぷら粉の代用としても小麦粉や片栗粉を利用して天ぷらを揚げることができるのか、なども掲載しているので、毎日の料理にぜひ役立たせてください。

天ぷら粉と小麦粉・片栗粉の違いを解説!それぞれ代用できる?のイメージ

目次

  1. 1粉は粉でも違うもの?
  2. 2天ぷら粉と小麦粉と片栗粉の違い
  3. 3小麦粉と片栗粉は天ぷらに代用できる?
  4. 4小麦粉と片栗粉の合わせ技レシピ
  5. 5小麦粉と片栗粉は上手に天ぷらに代用しよう

粉は粉でも違うもの?

みなさんは、天ぷら粉や小麦粉、片栗粉の違いについてどのくらい知っていますか?天ぷら粉や小麦粉、片栗粉の違いは見た目では中々見分けるのが難しいです。見た目が同じだと3つの粉が全部同じ成分の粉だと思いがちですが、それぞれ調理に使われる用途が違います。

天ぷら粉は、主に天ぷらを揚げるために使用される粉になっています。片栗粉の用途は、主に調理用粉や和菓子材料として使用されることが多いです。小麦粉は形成される成分によって、強力粉、中力粉、薄力粉などに分類され、強力粉はパンや麺に、中力粉はうどんやお好み焼き、たこ焼きなど、薄力粉はお菓子などに使用されることが多いです。

天ぷら粉と小麦粉と片栗粉の違い

上記でも既述したように天ぷら粉と小麦粉、片栗粉の見た目だけではその違いを見分けるのが難しいです。では、3つの粉の違いとはどのような部分になるのでしょうか?それぞれの食感や製法・成分などについて紹介していきましょう。

天ぷら粉の特徴

天ぷら粉とは簡単にサクサクに天ぷらを揚げるために使われる粉になります。天ぷら粉の製法は小麦粉に調味料を配合して作られています。スーパーなどでも販売されており、手軽に購入することもできます。家庭で簡単においしい天ぷらを作るためには必須の粉となります。

天ぷら粉の配合に使われている調味料は、小麦粉をベースに他の様々な原材料がブレンドされています。天ぷら粉の特徴は粉を水で溶くだけで衣が薄くサクッとした食感の天ぷらを揚げることができます。天ぷら粉を使うことで黄金色のサクッと衣を家庭でも簡単に作ることができるので、天ぷらを揚げる時にはぜひ一度天ぷら粉を使ってみてください。

小麦粉の特徴

小麦粉とは、小麦を挽いて作られた穀粉になります。形成されている、たんぱく質のグルテンの性質によって、強力粉、中力粉、薄力粉などに分類されており、それぞれ適した産地の小麦が存在しています。小麦粉の栄養成分の7、8割をデンプンが占めており、たんぱく質も約1割含んでいます。主なたんぱく質はグリアジンとグルテニンで、これらは水を吸収すると、粘りのあるグルテンに変わります。

このグルテンが独特の料理を生み出し、様々な食品に生まれ変わります。小麦粉の性質として、カロテノイド色素により淡いクリーム色をしています。さらに、小麦粉はほかの粉末と混ざりやすく、粉末調味料などを混ぜてプレミックスとしたり、ビタミンなどの添加に応用されることが多いです。表面に水気を帯びたものに付着しやすく、ムニエルなどの衣や、麺類の打ち粉として使われることもあります。

片栗粉の特徴

片栗粉は精製したデンプンの粉のことを指します。元々はその名の通り、カタクリから作られていましたが、近年ではジャガイモから製造されことが多くなっています。料理をする際に使用される片栗粉の用途は、揚げ物の衣を付けるための調理用粉や麺類に使用されます。また、多くの中華料理で餡かけにも多用されています。

水で溶いた片栗粉は、八宝菜、かに玉、酢豚、麻婆豆腐など、多くの中華料理でとろみつけに多用されています。デンプンは加熱により糊化するため、調理中の熱い料理に直接片栗粉を加えると、ダマになってしまうため、火にかける際は一度水で溶いてから使うようにしましょう。

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小麦粉と片栗粉は天ぷらに代用できる?

天ぷらを家庭でも簡単に揚げることができる、天ぷら粉が家にない場合に、小麦粉や片栗粉で代用することができるのでしょうか?以下では天ぷら粉がない場合にどのように小麦粉や片栗粉を利用できるのか、作り方やポイントなどについて紹介していきます。

小麦粉でサクサク天ぷら衣を作ろう

天ぷらを簡単に家でも揚げるように開発された天ぷら粉ですが、天ぷら粉のベースとなっている粉末は小麦粉になります。そのため、天ぷらを揚げる時には、小麦粉を使って天ぷら粉を代用させることができます。では、小麦粉でサクサクの天ぷら衣の作り方を紹介していきます。

サクサクの天ぷらを揚げるためには、まず食材の水分をしっかりと切る必要があります。食材に水分が残っていると揚げた後の衣がベチャッとなってしまう原因になってしまいます。そのため、食材にしょうゆや酒などで下味をつけると、水気の原因になるので、下味は付けないようにしましょう。

次は衣を作る際の注意点です。天ぷらがカラっと揚がらず、衣が重い原因の1つが衣の作り方にあります。衣が重たくなってしまう原因は小麦粉のたんぱく質が作り出すグルテンにあります。小麦粉と水を混ぜることでできる物質で、グルテンが多いと衣がベタっとなってしまいます。低温で混ぜ過ぎないようにすることが重要になります。クレープ生地のようなサラサラとしたゆるい状態を目指しましょう。

そのため、衣とし使うのは小麦粉の中でもたんぱく質が少ない薄力粉がおすすめです。小麦粉を混ぜるときに使う水も常温の水よりも冷水を使うことがポイントです。夏場では粉も冷蔵庫で冷やしておくといいでしょう。

最後に市販の天ぷら粉に配合されている卵の代用になる食材を紹介します。卵を入れない場合は比較的軽い仕上がりになり、卵を入れた場合は味わいが出るようになります。この卵をマヨネーズに代えることで、さらに衣をサクサクにすることができます。マヨネーズは卵に比べて水分が少なく、油分を多く含んでいることで衣の温度が高くなりやすく、衣中の水分を蒸発させやすくする役割もできます。

片栗粉は唐揚げや竜田揚げにピッタリ

唐揚げを作るときに小麦粉や片栗粉を使うことが一般的ですが、その違いとは何か、みなさん知っていますか?実は使う粉で唐揚げの仕上がりの衣の食感が違います。小麦粉を使って揚げた唐揚げの場合、しっとりと柔らかい衣に仕上がります。小麦粉はお肉の身に付きやすく、うま味を逃がさず閉じ込めてくれる効果もあります。

片栗粉を使って揚げた唐揚げの衣は、カリッと固めに仕上がります。そのため、カリッとした食感を楽しみたいときは、小麦粉よりも片栗粉を使うのがおすすめです。仕上がりに差が出るのは、2つの粉に含まれているデンプンが原因です。片栗粉はジャガイモからデンプンのみを抽出しているのに対し、小麦粉はデンプンのほかにグルテンも含まれています。そのため、片栗粉の方がよりカリッと仕上がるようになるのです。

そんな片栗粉を使って美味しく揚げることができる料理が竜田揚げです。竜田揚げと唐揚げの違いとは、下味などを付けて小麦粉や片栗粉などを使い揚げる唐揚げに対して、竜田揚げは片栗粉のみで揚げるものを指すとされています。しかし、家庭によって呼び名が違っていたり、上記でも既述したように片栗粉のみを使用した唐揚げもあります。

まぶすだけ簡単野菜の片栗粉揚げ

唐揚げの衣の食感をカリカリに仕上げることができる片栗粉ですが、野菜や魚でもまぶすだけで簡単にカリカリ食感にすることができます。野菜の揚げ物を作るときに気になるのは、やはりカロリーになります。そこで小麦粉と片栗粉の違いをしっかりと覚えておきましょう。

野菜を揚げるときには小麦粉と片栗粉を使って揚げることで唐揚げ同様、仕上げの衣に差がでます。小麦粉を使う場合は柔らかめな衣ができるのに対し、片栗粉を使って揚げた場合はカリッとした硬めの衣になります。さらに、小麦粉は油をよく吸うのに対し、片栗粉はあまり油を吸いません。そのため、カリッとした食感とカロリーを抑えたい場合は、小麦粉を使うよりも片栗粉を使うのがおすすめです。

Thumb小麦粉を使った天ぷら粉の作り方と天ぷらレシピ!粉の違いも調査! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

小麦粉と片栗粉の合わせ技レシピ

上記でも既述したように、小麦粉や片栗粉で天ぷら粉の代用をすることができ、2つの粉を衣に使用することでそれぞれ違った食感の揚げ物を揚げることができます。

そんな小麦粉と片栗粉ですが、小麦粉のみで揚げた場合、食感に物足りなさを感じたり、片栗粉のみで揚げた場合はちょっと衣が硬すぎてゴツゴツした食感が嫌だと感じることもあります。そこで、小麦粉と片栗粉を合わせて衣をつけることで、2つの粉の長所を合わせた、ちょうどよい食感に仕上げることができます。さらに、冷めてもサクッと食感が残るのでおすすめです。

小麦粉と片栗粉でできるかき揚げ

天ぷら粉の代用としても使える、小麦粉と片栗粉のミックスでかき揚げのレシピを紹介します。まずは材料の準備をします。用意するものは、たまねぎ・1/2個(100グラム)、にんじん・1/2本(50グラム)、豆苗・1/2袋(50グラム)、桜えび(乾燥)・10グラム、打ち粉(小麦粉)、衣の材料には小麦粉・大さじ2、片栗粉・大さじ2、冷水・大さじ4を用意します。

まずは、用意した食材を切っていきます。たまねぎは1cm角の角切りに、にんじんは細切り、豆苗は2cm程度の長さに切っていきます。切り終えた材料はボウルで合わせていきます。ボウルに切った野菜類と桜えびを合わせてあえて、打ち粉(小麦粉)をまぶします。食材に打ち粉をまぶすことで衣と食材をくっつきやすくなり、崩れにくくなります。

次に衣を作っていきます。ボウルに小麦粉と片栗粉を合わせて混ぜて、冷水を加えて混ぜていきます。上記でも既述したように小麦粉にはグルテンが含まれており、粘りができて衣がベチャっと重くなってしまう原因になります。そのため、衣をサクサクに仕上げるためには、冷水を使って混ぜていきます。混ぜる時にもポイントは菜箸を使ってさっくりと混ぜ、混ぜ過ぎないようにしましょう。

仕上げたいかき揚げの大きさ程度に切ったクッキングシートの上に、混ぜたかき揚げの生地をおたまですくって乗せて、おたまの背を使い、軽くおさえて形を整えていきます。クッキングシートに乗せて揚げることで食材がまとまり、バラバラになるのを防ぐことができます。

揚げ油が170℃になったら、かき揚げの生地をクッキングシートごと入れて揚げていきます。1分程度動かさないで、周囲が固まってきたら裏返して約1分程度揚げたら完成です。揚げたかき揚げは、網やキッチンペーパーに乗せて油をきります。油をきらないと冷めた時にベチャっとした食感になってしまうので注意しましょう。

長いもとささ身のサックサク天ぷら

天ぷら粉の代用として使える、小麦粉と片栗粉を使った衣がサックサクで中身がホックホクな長いもとささ身の天ぷらのレシピを紹介していきます。用意する材料は、長いも・約10cm(150グラム)、とりささ身・2本、水菜・2株、衣に必要な材料は、小麦粉・大さじ3、片栗粉・大さじ1、冷水・大さじ2、中華だれの材料は、酢・大さじ2、しょうゆ・大さじ1、砂糖・大さじ1/2を用意します。

最初に長いもの皮をむいて長さを半分に、太さ1cmほどの棒状に切り、酢を少々加えた水につけておきます。ささ身は長さを半分に、幅も半分に切り、塩を少々振っておきます。ボウルに衣の材料を合わせて、軽く混ぜます。揚げ油を中温(170℃)に熱し、長いもとささ身を一切れずつ衣にくぐらせながら順番に油に入れて揚げていきます。

水菜は4cmの長さに切り、中央に空けて器に盛ります。揚がった長いもとささ身を盛り合わせ、中華だれを回しかけたら完成です。淡泊な味わいに濃厚な中華だれがよく合う一品になっているので、ぜひ試してみてください。

サクふわ豆腐のネギ塩天ぷら

天ぷら粉の代用として小麦粉と片栗粉で作る、衣がサクサク、豆腐がふわふわのサクふわ豆腐のネギ塩天ぷらを紹介します。用意する材料は豆腐・半丁、小麦粉、片栗粉、マヨネーズ、炭酸水・各大さじ2、刻みネギ・大さじ2、鶏がらスープの素、ごま油・各小さじ1を用意します。

豆腐は角切りにして、キッチンペーパーで包んでレンジで1分チンして水を切ります。小麦粉、片栗粉、マヨネーズ、炭酸水を混ぜて、バッター液を作ります。豆腐にバッター液をたっぷり絡めて、きつね色になるまで中火で揚げたら完成です。お好みでめんつゆや塩でも美味しく食べることができるので、ヘルシーでおすすめな一品になります。

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小麦粉と片栗粉は上手に天ぷらに代用しよう

天ぷら粉、小麦粉、片栗粉の違いについて紹介してきましたが、どうでしょうか?市販の天ぷら粉は天ぷらを美味しく揚げるように開発された粉ですが、家にない場合はほかの料理でも活躍できる、小麦粉や片栗粉でも代用することができます。小麦粉や片栗粉の性質を理解することで、様々な料理にも応用できるので、ぜひ覚えて毎日の料理を楽しく調理しましょう。

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