充填豆腐とは?絹・木綿との違いや栄養は?美味しい食べ方も徹底調査
日本人の食卓に欠かせないのが豆腐です。豆腐には大きく分けて3種類あります。昔ながらの木綿豆腐や絹ごし豆腐と充填豆腐(じゅうてんとうふ)と呼ばれるものがあります。豆腐は大豆の搾り汁に「にがり」という液体(凝固剤)を入れて固めたものです。豆腐とは豆を腐らせて出来ると勘違いされがちですが、豆腐の腐は熟成して柔らかい、柔軟なと言う意味でもあると言われています。ここでは第3の豆腐「充填豆腐」とはどんな豆腐なのか?絹ごし豆腐や木綿豆腐との違いや栄養、美味しい食べ方を徹底調査してみました。
目次
充填豆腐とは?
大豆の加工食品、充填豆腐とは豆乳を一度冷やして、凝固剤を入れて容器に充填する製法の豆腐です。通常の豆腐は固めてからカットして容器に入れますが、充填豆腐は容器に入れてから加熱して固めるので殺菌され、日持ちのする豆腐として人気です。
充填豆腐の特徴
充填豆腐の特徴は、通常の豆腐の製法は、型に入れ、水に晒して切って容器に入れる作業がいるのですが、充填豆腐は型に入れて加熱凝固なので雑菌の繁殖が少なく、長期保存ができるのが一番の特徴です。また、型に入れて固めるため、柚子豆腐や枝豆豆腐などのフレーバー付きで加工食品の豆腐ができるのも充填豆腐ならではの特徴です。
充填豆腐と絹や木綿豆腐の違いとは?
ここでは、充填豆腐と絹ごし豆腐、木綿豆腐の違いについて徹底調査をしてみました。充填豆腐と絹ごし豆腐は製法の違いがありますが、舌触りは滑らかです。木綿豆腐は製法は絹ごし豆腐と同じでも舌触りは固いです。この3種類の大豆の加工食品の豆腐の特徴について解説していきます。
絹ごし豆腐の特徴
絹ごし豆腐とは絹のように滑らかで柔らかい豆腐のことを言います。製法は通常の豆乳よりも濃い豆乳を型に流し入れ「にがり」と言う凝固剤でそのまま固めるため水分が多いのが特徴です。水分が多いので柔らかく絹のように滑らかと言われています。絹ごし豆腐は崩れやすいためそのまま食べるか、潰して加工食品にして食べることがおすすめです。
木綿豆腐の特徴
木綿豆腐とは昔ながらの豆腐で、見た目にもしっかりした豆腐のことを言います。製法は豆乳を凝固することから始めます。熱い豆乳に「にがり」(凝固剤)を入れ凝固させ、木綿豆腐用の箱型に布を敷きそこに流し入れ圧搾形成した豆腐です。圧搾するため水分が少なく豆腐本来の旨味が感じられます。木綿豆腐はやや硬さがあるためスライスして焼いたり、揚げたりと加工食品におすすめです。
充填豆腐と絹ごし豆腐は似ている?
充填豆腐と絹ごし豆腐は似てると言われます。確かに製法は違うが、口に入れた時の滑らかさと柔らかさで美味しいのは同じです。一番の違いは、容器に水が入ってるかです。絹ごし豆腐は水の入った容器に入ってるのが一般的ですが、充填豆腐は容器には水が入ってません。だからこそ充填豆腐は長期保存が可能で、他の豆腐よりも人気があるのです。
充填豆腐と絹や木綿豆腐の栄養価と効能は?
ここでは、充填豆腐と絹ごし豆腐、木綿豆腐の栄養価の違いについて徹底調査をしてみました。豆腐の原料「大豆」は「畑の肉」と呼ばれるほどたんぱく質が多く、一般的に健康食品の一つだと言われています。たんぱく質は肉類には多くありますが脂質も多いので、食べすぎに禁物ですが、豆腐は脂質も少なく安心して食べられます。他にもどんな栄養価があるのか解説していきます。
充填豆腐の栄養価と効能
充填豆腐の栄養価とはどのようなものがあるのかと言うと、一般の豆腐と比べてカロリーとたんぱく質は標準ですが、糖質がやや多いですが、大豆の加工食品なので他の食品よりはカロリーも抑えれヘルシーな食品です。水に晒さないためビタミンやミネラルも豊富で特に妊娠中の葉酸摂取には最適です。
絹ごし豆腐の栄養価と効能
絹ごし豆腐の栄養価とはどのようなものがあるのかと言うと、水分が多いということもあり、カロリーは圧倒的に少なめで、圧搾しないということでたんぱく質も他の豆腐と比べると少なめです。ビタミンは標準的で、カルシウムやマグネシウムが多いです。ダイエット食品としては大豆の加工食品の中でも絹ごし豆腐が食べやすくて腹持ちも良く最適です。
木綿豆腐の栄養価と効能
木綿豆腐の栄養価とはどのようなものがあるのかと言うと、圧搾製法のため他の豆腐よりも脂質が多くなります。脂質と言っても木綿豆腐も大豆の加工食品なので脂質は植物性の不飽和脂肪酸で体に蓄積されにくいと言われています。ビタミンは標準的ですが、ミネラルに関しては他の豆腐よりも種類が多く含まれでいます。豆腐一個でたくさんの栄養素を補える木綿豆腐は最高な健康食品です。
充填豆腐をキレイに取り外す方法とは?
容器に水が入っている豆腐は取り出しやすいが、充填豆腐は容器にピッタリくっついて取り出しにくいと言われます。容器と豆腐の間に包丁を入れて取り出しても角が崩れたり、水で流しながらでも取り出せるが、栄養素がなくなるような気がすることがあります。ここでは、簡単に充填豆腐を取り出せる方法を徹底調査してみました。
充填豆腐をクルリンパ
充填豆腐だからできる「ザク豆腐」です。四角い形ばかりではない充填豆腐をキレイに取り出す方法は、まな板にシールを取った充填豆腐「ザク豆腐」を逆さまに置き、くるっと手で回すとキレイに取り出せます。コツは、あまり力を入れると潰れるので指で軽く押させてクルリンパすると、遠心力でカパッと簡単に外れます。もし、取りにくい場合は水につけてからクルリンパしてみてください。
充填豆腐をトントンパ
充填豆腐はいろんな形があります。四角は定番ですが、円形や楕円形、山形や筒形と取り出しにくい形が多いのも充填豆腐の特徴です。四角丸に関わらず取り出せる方法がトントンパです。お皿の上にシールをはがした充填豆腐を立ててお皿にトントンと軽くあてると、上の部分に隙間ができ取り出しやすくなります。取りにくい場合は水につけてから行って見てください。
充填豆腐の美味しい食べ方:朝食3選
充填豆腐の美味しい食べ方朝食を徹底調査してみました。忙しい朝にも手早くできて栄養満点で、和洋折衷どれにでも合うメニューを紹介します。
朝食にピッタリ美味しい豆腐オムレツ
朝起きてトーストかご飯か迷ってしまうなんてことありませんか?冷蔵庫に卵と豆腐があれば豆腐オムレツを作ってトーストでもご飯でも対応できます。ダイエット中なら豆腐オムレツとサラダでもバランスの良い朝食になります。作り方はボールに充填豆腐豆腐と卵と牛乳、塩コショウを混ぜて焼くだけです。お好みでケチャップ等をかけて食べるとより美味しいです。
朝食にピッタリ美味しい豆腐サラダ
忙しい朝におすすめメニューは豆腐サラダです。作り方は簡単です。サニーレタスやトマト等お好きな野菜を敷いた皿に充填豆腐を切って乗せるだけで、低カロリーでビタミン、ミネラルたっぷりの朝食が出来上がりです。豆腐の上にわかめや刻みのりでミネラル強化でノンオイルドレッシングで食べればダイエット中にも安心です。
朝食にピッタリ美味しい具だくさんの豆腐スープ
昨夜飲みすぎて食欲のない方には具だくさんの豆腐スープがおすすめです。作り方も簡単で、冷蔵庫のある野菜たちを千切りにして充填豆腐を入れて出来上がりです。スープはコンソメでも中華風味でも和風でも合います。温かい充填豆腐のスープで頭もスッキリします。
充填豆腐の美味しい食べ方:昼食3選
充填豆腐の美味しい食べ方昼食を徹底調査してみました。仕事や学校がお休みのランチタイムや家事をした後の主婦のランチタイムにピッタリのメニューを紹介します。
ランチにピッタリ美味しい豆腐ホットケーキ
お子様のための3時のおやつは豆腐ホットケーキがおすすめです。作り方はホットケーキミックスと豆腐と牛乳を混ぜて焼くだけの簡単クッキングです。一緒にバナナジュースとお好きな果物で栄養満点のランチメニューです。一手間かけて、充填豆腐をミキサーにかけて出来た、フワトロの豆腐クリームをホットケーキにつけても美味しく食べれます。
ランチにピッタリ美味しい豆腐入りお好み焼き
お休みの日は家族で豆腐入りお好み焼きはいかかでしょうか?いつものお好み焼きに充填豆腐を入れて混ぜて焼くだけの簡単で栄養満点のランチメニューです。充填豆腐は水分が適度にありフワフワなお好み焼きが出来上がります。リメイクではたこ焼きの蛸の代わりに充填豆腐とチーズでも美味しく食べれます。
ランチにピッタリ美味しい豆腐チャーハン
チャーハンが食べたいがご飯が少ない時ありませんか?そんな時は水分の少ない充填豆腐でかさ増しをすると、カロリーや糖質も下げることが出来、ダイエット食にもおすすめです。作り方も簡単で、水切りした充填豆腐を手でクシャっと揉みフライパンで炒めて卵、ご飯や具材を入れ炒めるだけです。味付けは塩コショウで美味しく食べられます。
充填豆腐の美味しい食べ方:夕食3選
充填豆腐の美味しい食べ方夕食を徹底調査してみました。豆腐料理の定番ともいえる、豆腐ハンバーグと豆腐ステーキを紹介します。ちょっとヘルシーだけどボリューム満点の夕食メニューです。
夕飯はみんな大好き豆腐ハンバーグステーキ
みんな大好きなハンバーグステーキのミンチを半分充填豆腐に代えて、ヘルシー且つボリューミーな豆腐ハンバーグステーキで夕食は決まりです。充填豆腐を加えることによってふんわりとミンチの味が引き立ちます。サイドメニューに豆腐サラダやスープでより美味しく食べれます。
夕飯はみんな大好き豆腐ステーキ
豆腐料理で人気があるのは豆腐ステーキです。充填豆腐を使った豆腐ステーキはしっとり柔らかくても崩れにくい豆腐なのでステーキにはピッタリです。充填豆腐を適当な大きさに切りプライパンで両面カリッと焼きます。醤油と酒、隠し味に焼き肉のたれ少々入れてソースを作り熱いうちにかけて、ネギをかけて出来上がりです。ご飯やお酒のお供に最適です。
夕飯はみんな大好き定番湯豆腐
豆腐調理の定番の湯豆腐は心も体も温まる優れものです。木綿豆腐はしっかりとした豆腐感があり、充填豆腐や絹ごし豆腐は滑らかでとろける食感があり、同じ豆腐でも違う食感が楽しめます。白菜などの鍋野菜を入れてお好みのだしで美味しく食べられます。
充填豆腐の美味しい食べ方:デザート3選
充填豆腐の美味しい食べ方デザートを徹底調査してみました。大豆の加工食品の豆腐と小麦粉でケーキを、牛乳の加工食品のヨーグルトを使い冷たいデザートの作り方も簡単で美味しい食べ方を紹介します。
みんな大好き美味しい豆腐シフォンケーキ
ふんわり柔らかい豆腐シフォンケーキは小麦粉の半分の量を充填豆腐に代えて作ったケーキです。充填豆腐は絹ごし豆腐より水分が少ないので小麦粉との相性も抜群です。充填豆腐をミキサーにかけ豆腐クリームを作り、たっぷりつけて食べても美味しく食べれます。
食事の後に美味しい豆腐ヨーグルト
美味しいご飯の後には口直しのデザートが食べたくなります。でも、カロリーも気になるという方には、プレーンヨーグルトと充填豆腐をミキサーにかけて出来上がりの豆腐ヨーグルトがおすすめです。お好みでジャムや蜂蜜をかけるとより美味しく食べれます。
みんな大好き美味しい豆腐プリン
デザートの定番と言えばプリンではないでしょうか。デザートは甘いから太ると言われますが、充填豆腐を使えばカロリーも抑えることが出来ます。作り方も簡単で、充填豆腐を水切りし牛乳と一緒にミキサーにかけて温めた牛乳を流し入れ混ぜながら粉ゼラチンをいれて冷蔵庫で冷やすと、美味しい豆腐プリンの出来上がりです。
充填豆腐の美味しい食べ方:夜食3選
ここでは、獣人豆腐で作る夜食のメニューを徹底調査してみました。受験生の夜食には、胃にも優しく腹持ちのいい雑炊や、お酒のお供にはお洒落なおつまみが最高です。そこで、充填豆腐を使った気になる夜食とおつまみを紹介します。
受験生の夜食に豆腐入り雑炊
遅くまで頑張る受験生には、充填豆腐と季節の野菜と溶き卵で豆腐雑炊をおすすめします。ご飯も一緒に入れると糖質が増えるので満腹感を得られます。雑炊は胃に優しく体調が悪い時にはおすすめの食事です。お好みでポン酢で味を調整しても美味しく食べれます。
お酒のあてに生ハム豆腐
お酒の「あて」おつまみのことですが、アルコールにもいろんな種類があり、全てに合うおつまみが大豆の加工食品の豆腐です。冷奴で簡単に食べても美味しいですが、充填豆腐に生ハムを乗せてオリーブオイルにパセリやハーブを混ぜたドレッシングをかけてお洒落に美味しく食べる「生ハム豆腐」も最高です。特に洋酒やワインに最適です。
残ったカレーで美味しいカレー豆腐
昨夜のカレーライスが残っていたら、夜食にピッタリのご飯の代わりに充填豆腐を使ったカレー豆腐がおすすめです。カレーのルーはゆるめにだしで割りその中に充填豆腐を入れて、ひと煮立ちしたら美味しいカレー豆腐の出来上がりです。ご飯が入ってないのでカロリーや糖質も抑えられます。
充填豆腐を美味しく食べる裏技とは?
充填豆腐をそのまま食べるのも美味しいのですが、たくさん買いすぎて冷蔵庫で寝かせて置いたら賞味期限が今日までなんてことがありませんか?毎日食べたい栄養価のある豆腐ですが飽きてしまうこともあります。ここでは、充填豆腐を美味しく食べる裏技を徹底調査してみました。
充填豆腐を美味しく食べる裏技:豆腐クリーム
充填豆腐をそのままフードプロセッサーに入れて2~3分攪拌すると、滑らかな豆腐クリームが出来ます。豆腐クリームは高カロリーの生クリームやホワイトソースの代用品として使えます。硬い木綿豆腐と違う、柔らかな充填豆腐や絹ごし豆腐で作るのをおすすめします。
充填豆腐を美味しく食べる裏技:豆腐カルボナーラ
ダイエット中にカルボナーラを食べたいが我慢している方も多いかと思いますが、豆腐クリームを生クリームの代わりにするとカロリーも少なく食べられます。味を濃くしたい場合は明太子を混ぜると美味しく食べられます。
充填豆腐とは?絹・木綿との違いや栄養は?美味しい食べ方も徹底調査:まとめ
大豆の加工食品はたくさんありますが、豆腐ほど栄養価があり、食べやすく扱いやすい食材は見たことがありません。その中でも「充填豆腐」は他の豆腐と製法も違い、味も少し違い、水分量も違い、長期保存も出来る今までにない豆腐です。ですが、絹、木綿なども昔ながらのにがりを使い変わらない味を残しています。一日一個豆腐を食べる習慣にして健康管理をしてみてはいかがでしょうか。