太刀魚の旬は?美味しい時期の栄養や産地・鮮度の見分け方も解説

太刀魚と言えば銀色に輝く美しい姿を想像できますが、意外と知られていないのが太刀魚の旬です。また、インパクトのある見た目と違い、太刀魚の味は一度食べたらクセになるほど美味しいと言われています。そこで今回は、「太刀魚の旬は?美味しい時期の栄養や産地・鮮度の見分け方も解説」と題しまして、太刀魚について詳しくお伝えしていくと同時に、美味しい食べ方も紹介していきます。

太刀魚の旬は?美味しい時期の栄養や産地・鮮度の見分け方も解説のイメージ

目次

  1. 1太刀魚の旬の時期は?
  2. 2太刀魚の産地はどこが有名?
  3. 3太刀魚の栄養について
  4. 4太刀魚鮮度の見分け方は?
  5. 5太刀魚の美味しい食べ方
  6. 6太刀魚の旬の時期と鮮度を見分けて美味しく食べてみよう

太刀魚の旬の時期は?

太刀魚は、その名の通り、銀色に輝く魚体が太刀を思わせるところから太刀魚と呼ばれていますが、帯状に長い魚体から帯魚(タイギョ)が語源になっているとも言われています。一般的によく目にする太刀魚は1mくらいのものが殆どですが、大きなものになると体長は2mを超すものもあります。太刀魚は、名前を聞けばその姿が目に浮かぶほどインパクトのある魚ですが、あまり知られていないのが味と旬です。

太刀魚は一年を通して脂乗りが一定

太刀魚の味と旬ですが、先ず味覚についてお伝えしていきます。太刀魚はそのインパクトのある外見からは想像できないほど美味しい魚としてファンが多く、白身で柔らかく脂の乗った太刀魚の身は、高級魚と言っても過言ではないほど絶品の旨さです。そして、太刀魚の特徴としては、この脂の乗りが年中通して変わりません。さらに、太刀魚の脂は太り難く、体にとても優しい成分がたくさん含まれているのも見逃せません。

太刀魚の旬ってあるの?

太刀魚の旬は7月から10月くらいと言われています。これは、太刀魚が温帯や亜熱帯の海域を好み、日本では海水温の高い時期によく獲れるというのが理由でもあります。つまり、夏から秋が太刀魚の旬というわけです。この時期は、ちょうど太刀魚の産卵期と重なり、産卵期が近づくと浅瀬に姿を現します。太刀魚の産卵期は、6月と10月なので、秋頃の太刀魚が最も美味しい旬の時期と言われています。

太刀魚の旬は産卵時期と同じって本当?

お伝えしている通り、太刀魚の産卵期は6月と10月で、産卵期に近づくと太刀魚は浅瀬に姿を見せるようになります。旬というものは、ただ単に美味しく頂けるという理由だけでなく、よく獲れる時期も旬に当てはまることになります。太刀魚をよく食べる方なら、子持ち太刀魚の美味しさを知っていることでしょう。一年を通して脂の乗りが良い太刀魚ですが、産卵期の6月と10月はさらに美味しく食べられる旬の時期だと言えます。

太刀魚の表面の銀色はラメの成分として使用

マニュキュアに使われているラメの成分は魚の鱗に多く含まれているグアニンという色素ですが、太刀魚は鱗が無い上に他の魚よりもグアニンが豊富なこともあって多くのラメの原料として使われています。化粧品のラメの原料が太刀魚だったとは驚きですよね。化粧品の成分表示にパールカラーと記されていたら、太刀魚のグアニンが原料でほぼ間違いないでしょう。

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太刀魚の産地はどこが有名?

さて、太刀魚の産地はどこが有名なのでしょうか?太刀魚の旬についてはお伝えした通りですが、水温が高めの海域を好む太刀魚は、主に瀬戸内海や中国地方、西日本の太平洋側でよく獲れる傾向があります。特に瀬戸内海は太刀魚が好むプランクトンが豊富で漁獲量も多いです。産地に特に拘りがなければ、年中を通して全国のあちこちで太刀魚は獲れます。よって、各産地のブランドも様々で特徴もそれぞれに違いがあると言えます。

太刀魚の漁獲量No.1は和歌山県!

太刀魚の漁獲量が最も多い産地は和歌山県有田市です。お伝えしている通り、水温が高い海域を好む太刀魚は、プランクトンが多く温かい黒潮が流れる和歌山の海も住みやすい環境なのでしょうね。続いて瀬戸内海や中国地方、九州などが主な産地となっていますが、瀬戸内海や中国地方では近年太刀魚の漁獲量が減少の傾向にあります。また、九州では「くにさき銀たち」や「田浦銀太刀魚」などのブランドの太刀魚が有名です。

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太刀魚の栄養について

太刀魚は一般的な白身魚よりも脂が多くカロリーが高めの魚です。カロリーが高めだと聞くとあまり食べない方が良いのでは?と感じる方も多いかと思いますが、実は、太刀魚は栄養価が高く、人の体に優しい成分が豊富に含まれた優れた食材なのです。ここでは、太刀魚の栄養価について詳しくお伝えしていきます。

太刀魚に豊富に含まれるEPAとDHA

EPAとDHAは主に魚の油に多く含まれる成分で、特にDHAは頭が良くなる成分として一時期話題にもなりました。このEPAとDHAは、どちらも血液をサラサラにする効果が期待されていますが、その他にもそれぞれに体に良いとされる効果があります。EPAは、血栓を防ぐ効果と抗炎症作用、免疫調整作用、脂質改善作用が期待できます。一方、DHAは、脳機能向上や抗うつ作用が期待できると言われています。

このEPAとDHAですが、太刀魚には一般的な魚よりも多く含まれているのが特徴と言えます。そして、このEPAとDHAは人の体で合成されない成分で、意識的に摂取する必要がある必須脂肪酸と呼ばれています。青背の魚にもこのEPAとDHAは含まれていますが、太刀魚ならさらに多く含まれているので、旬の時期など食生活に太刀魚を食材として取り入れてみるのも良いかもしれません。

悪玉コレステロールを低下させる「一価不飽和脂肪酸」

太刀魚に含まれる油には、お伝えしているEPAやDHA以外に一価不飽和脂肪酸が多く含まれています。この一価不飽和脂肪酸には、オレイン酸やパルミトレイン酸があり、これらは酸化しにくいのが特徴です。そして、この一価不飽和脂肪酸は、善玉コレステロールは減らさずに悪玉コレステロールだけを低下させる働きがあります。つまり、太刀魚を普段の食生活に加えることで、生活習慣病予防に繋がるということですね。

これは有名な話ですが、グリーンランドの先住民族であるイヌエットは、野菜を殆ど摂らない偏った食生活にも関わらず、脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病の発症が殆どありません。その理由として、イヌエットは青魚やアザラシなどの不飽和脂肪酸を多く含むものを食べているからだと言われています。もちろん、私たち日本人は彼らの真似をする必要はありませんが、太刀魚を食べことによる効果は期待できそうです。

細胞の老化を防ぐビタミンE

太刀魚にはEPAやDHA、オレイン酸以外にビタミンも多く含まれており、中でもビタミンEとビタミンAが豊富に含まれています。では、早速それぞれの効果を見ていきましょう。まずビタミンEの効果として期待できるのが抗酸化作用です。この抗酸化作用は、簡単に言えば細胞の老化を防ぐもので、血管の流れを良くし、毛細血管のような細い血管までも血行促進され、冷え性や肩こりに効果が期待できます。

また、血行が良くなると代謝も改善され、肌荒れを防ぎ、若返りの効果も期待できます。ビタミンEは、血管を拡張させる効果やコレステロールの酸化を防ぐ働きもあります。これらの効果を見てみると、ビタミンEは血管にとても重要な役割をしていることが分かります。血管が固くなると、生活習慣病を発症するリスクが高まるので、普段からビタミンEを意識的に摂取することは、日々の食生活でとても大切になります。

免疫力を高めるビタミンA

太刀魚に含まれるビタミンでビタミンEに続き多く含まれているのがビタミンAです。このビタミンAの効果として一般的によく知られているのが目の健康を守る働きです。普段から目を使う仕事をされている方は、適度にビタミンAが摂取できる太刀魚はおすすめです。また、ビタミンAのその他の効果として期待できるものは、免疫力を高める働きです。分かりやすく言えば、代謝を良くし、皮膚や粘膜の健康を維持することができます。

皮膚や粘膜の健康が維持できると、外部からのウィルスや病原菌から体を守ることができます。健康な皮膚と粘膜は、結果的に肌のツヤやハリをよくする美肌効果にも繋がります。さらに、ビタミンAは抗酸化作用があり、体内の酸化を防ぎ、老化予防にも効果が期待できます。活性酸素から体を守るのにビタミンAは強い働きが期待できるので、ガン予防や動脈硬化を防ぐ効果もあります。

この他にも太刀魚を食べることによって期待できる効果はたくさんあります。ポイントとしては、太刀魚を食べる際は、銀皮も食べるようにしましょう。太刀魚の銀皮には、抗がん物質が多く含まれています。太刀魚のレシピは後程詳しくお伝えしますが、栄養価が高く、人の体にとても優しい太刀魚は本当におすすめの食材だと言えます。では、続いて太刀魚の鮮度の見分け方について見ていくことにしましょう。

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太刀魚鮮度の見分け方は?

これまで太刀魚の産地や旬の時期、栄養価などを見てきましたが、ここからは美味しい太刀魚の鮮度の見分け方について詳しくお伝えしていきます。太刀魚は基本的に一年を通して脂の乗りが一定で、いつどの時期に食べても旬の美味しい魚だと言えます。ただ、初めて太刀魚を食べようと思われている方は、何を基準にして太刀魚を購入すれば良いのか分かりません。では、早速太刀魚の鮮度や見分け方を見ていくことにしましょう。

切り身では切り口と皮を見る

太刀魚を購入する際、選び方のポイントとして先ず見ておきたいのが、銀皮と切り口です。一匹丸ごと太刀魚を店頭に並べているのは恐らく魚屋ぐらいだと思いますので、ここでは一般的なスーパーで購入する場合でのポイントです。ただ、銀皮の色や身の色に関しては、参考になるので是非覚えておきましょう。太刀魚の銀皮はとても繊細で少し触っただけでも直ぐに傷んで剥がれてしまいます。銀皮の綺麗なものを選びましょう。

銀皮が傷んだ太刀魚は、何らかのストレスが加えられた可能性があるため、味が落ちます。それに、銀皮が剥がれて傷んだ太刀魚は見た目もよくないですよね。次に、銀皮の傷みがあるかどうか確認したら、切り口を見ましょう。切り口は、透明度があるものを選ぶようにしましょう。少しピンクがかっているものは鮮度が良い証拠です。透明度の見分け方は、他の太刀魚と比較してみて、より透明度があるものを選ぶのがベストです。

太めのしっかりとした身の固いものを選ぶ

太刀魚の鮮度の見分け方として、初めに銀皮と切り口を確認することをお伝えしましたが、続いては大きさを確認するようにしましょう。大きさと言っても始めて購入する場合難しいかもしれませんが、だいたい長さが1m前後のものを選ぶのがポイントです。太刀魚は、小さすぎると小骨が目立ち食べ難くなり、大きすぎると味が劣ります。大きい方が美味しいと思われがちですが、1m前後が目安として覚えておきましょう。

銀皮と切り口、大きさを確認したら、実際に太刀魚に触れてみましょう。ポイントとしては、身にハリがあり硬めのものを選びましょう。実際に触ってみて、ハリがない身の太刀魚は鮮度が落ちている証拠です。他の魚でも言えることですが、鮮度が落ちると魚の身はハリが無くなり、色ツヤも落ちているものです。太刀魚の場合も同様で、太めでしっかりとした身の硬いものを選びましょう。

1匹の場合は目の周りと口を見る

太刀魚の鮮度の見分け方の最後は、目の周りと口を見ることです。とても分かりやすいので、この見分け方も是非参考にしてみてくださいね。近頃では、牛肉や豚肉も国産以外のものが多くあるように、太刀魚の場合も国産と外国産のものがあります。もちろん、スーパーで購入する場合なら産地は必ず記されていますが、もし国産にこだわるようでしたら、目の周りと口を見てみましょう。鮮度の良い国産の太刀魚は目が黒く澄んでいます。

また、黒く澄んだ瞳の周りは白く綺麗です。続いて、口床を確認してみましょう。口床が黒いものは国産の太刀魚です。スーパーなどで最近よく見かけるのは中国産の太刀魚ですが、中国産の太刀魚は目の周りが黄色く、口床も白っぽいのが特徴です。中国産が必ず悪いというわけではありませんが、獲れたての国産の太刀魚と比べてみると、鮮度に関しては落ちている可能性はあります。その辺りも見ながら選ぶようにしましょう。

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太刀魚の美味しい食べ方

さて、ここからは実際に太刀魚の食べ方についてお伝えしていきます。新鮮な太刀魚は透明度のあるピンクがかった白身が特徴です。獲れたての太刀魚なら刺身として頂くのがベストですが、生ものが苦手な方も居ると思いますので、刺身以外のものも紹介していきます。見た目はインパクトのある太刀魚ですが、実際に食べてみると、とても繊細で美味しい魚だと感じていただけることだと思います。

簡単な背骨取りの仕方

太刀魚は時期や産地をそれほど気にしなくても年中美味しく頂けるのが嬉しい魚です。また、栄養価の高い魚なので日々の食事に加えてみたい食材でもあります。ただ、調理に関しては、魚をさばく必要が出てきてしまうので、ちょっと敬遠してしまいますが、一度覚えてしまうと、他の魚をさばく際にも役に立ちますので、ここでは太刀魚のさばき方をお伝えします。意外と難しくないので是非活用してみてくださいね。

さばき方は太刀魚は頭と尻尾を落とし、1/2か1/3に切り分けます。はらわたを取り出し水でしっかり洗います。背骨に沿って包丁で切れ目を入れ、包丁を倒し、切れ目から背骨に沿って切り込んでいきます。両面を切り込んだら、包丁の先で端から引っ張るようにすると背骨と小骨が綺麗に取れます。これで調理の下準備は終わりです。ポイントは焦らないことです。ゆっくり2~3回に分けて切り込んでいきましょう。

太刀魚の刺身

新鮮な太刀魚は刺身として頂くのがベストです。ただ、普段から魚をさばく習慣のない方も多いかと思いますので、もし新鮮な太刀魚の刺身を食べてみたい場合は、魚屋で購入して、その場でさばいてもらうのが一番です。魚のさばき方はネットでも調べることはできますが、さばくのが初めての場合はおすすめしません。大きなスーパーや百貨店ならさばいてくれるところもあるので、気軽に声掛けしてみましょう。

太刀魚の塩焼き

栄養価を損なわず美味しく太刀魚を調理する最も簡単なレシピが塩焼きです。調理そのものも簡単なので先ずは塩焼きからチャレンジしてみましょう。レシピは、お伝えした基本の背骨取りをして下準備をします。身を洗って水けを取り、軽く身に塩を振りかける③グリルで焼けば完成です。ポイントは、太刀魚は脂が多い魚なので、焼きすぎに注意するだけです。大根おろしをたっぷり添えて醤油を少々加えて頂くと絶品です。

太刀魚のムニエル

旬の時期の太刀魚は身も厚く美味しいです。ムニエルにすると高級魚の味が楽しめますよ。産地はできれば国産のものを使いましょう。ムニエルは栄養のバランスも申す分ありません。材料2人分は、太刀魚切り身2、片栗粉大さじ4、バター20g、塩コショウ少々、ソース(オリーブオイル大さじ3、レモン汁大さじ1、ミントの葉※バジルやパセリでも良い、塩小さじ半)です。

レシピは、太刀魚を洗い、水気を取り、塩コショウを振り、片栗粉を塗します。フライパンにオリーブ油を敷き、太刀魚を両面軽く揚げる感覚で焼き色が付くまで焼き、最後にバターで味を整えます。ソースを作ります。焼きあがった太刀魚をお皿に移し、ソースをかけたら完成です。ポイントは、強火にせずゆっくり焼き色を付けていくことです。国産の産地もので旬の時期の太めの太刀魚で美味しく頂きましょう。

太刀魚の蒲焼

蒲焼きはウナギやハモだけではありません。太刀魚の蒲焼きも絶品です。栄養価も高く、夏場のスタミナが必要な時の一品として是非チャレンジしてみてくださいね。材料2人分は、太刀魚切り身4、小麦粉少々、サラダ油少々、タレ(醤油大さじ2、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1)です。

レシピは、①太刀魚に小麦粉を塗します。②フライパンに油を敷き、身の方から両面焼いていきます。③キッチンペーパーの上に焼いた太刀魚を移し、油気を少し取ります。④フライパンの油を取り、タレの調味料を入れ、少し煮立てます。⑤③の太刀魚をフライパンに戻しタレに絡めます。⑤好みの器に太刀魚を盛りつければ完成。アクセントとして刻みネギと山椒を加えるとさらに美味しいですよ。夏の栄養補給にぴったりです。

太刀魚の梅しそ巻き

食欲が落ちる夏場は、栄養が偏りがちになりますが、今回紹介している太刀魚のレシピなら偏りがちの栄養補給にピッタリです。次に紹介する太刀魚の梅しそ巻きもおすすめの一品。少し手間がかかるので、魚をさばくのに慣れたら是非チャレンジしてみてください。材料2人分は、太刀魚2匹、梅干し2~3個、大葉3枚、片栗粉適量です。

レシピは、三枚におろした太刀魚を用意します。皮を下にした太刀魚の身に半分に切った大葉を乗せ、梅肉を適量に乗せ、巻いていきます。巻いた太刀魚に串を刺し、片栗粉で塗します。180℃の油で5分ほど揚げれば完成です。材料で余った太刀魚の背骨は、片栗粉を塗して160℃の油で揚げれば、パリパリ美味しく頂けるので試してみてください。夏場限定という訳ではなく、旬の時期の産地もので作るのもおすすめです。

太刀魚の照り焼き

旬の時期に肉厚の産地もので頂く太刀魚の照り焼きは、ホクホクで身が口の中でとろけそうになるほど美味しいです。照り焼きは、三枚におろしても良いですし、基本の骨抜きをした切り身でも美味しくいただけます。今回は三枚におろしたものを使用したレシピです。材料2人分は、太刀魚1匹、出汁醤油大さじ半、みりん大さじ半、砂糖小さじ2、酒適量です。

レシピは、三枚におろした太刀魚に酒を振りかけます。玉子焼き機に油を敷き、太刀魚を両面焼いていきます。太刀魚に火が通ったら、調味料を加えて絡めていきます。汁気が無くなったら好みの器に盛って完成です。お好みで酢だちを添えても良いです。この太刀魚の照り焼きは、酒の肴としてもおすすめです。手間は少々かかりますが、偏りがちな栄養を旬の太刀魚とともに補うことができるのでぜひチャレンジしてみてください。

旬の太刀魚の唐揚げ

旬の太刀魚の唐揚げも旬の時期の肉厚のものを使うと美味しいですよ。太刀魚は三枚におろしたものでも基本の骨抜きをした切り身でもお好みで調理しましょう。材料2~3人分は、太刀魚1匹、醤油大さじ2、酒大さじ1、おろし生姜小さじ1/2、おろしにんにく1片、小麦粉大さじ1、片栗粉大さじ3です。

レシピは、三枚におろした太刀魚は、3cm位の幅に切り分け、醤油、酒、おろし生姜、おろしにんにくを加えて味付けします。180℃の油で5分ほど揚げれば完成。余った太刀魚の骨は片栗粉を塗し、160℃の油で揚げるとパリパリと美味しくいただけるので、よかったら試してみてください。

太刀魚の天ぷら

旬の時期の太刀魚は肉厚なので様々な具材として活用できますが、天ぷらとして活用するのもおすすめです。調理方法は、通常の天ぷらと要領は同じです。ただ、天ぷらにする場合は、美味しくサクッと頂きたいので、骨抜きだけは手間をかけたいものです。天ぷらにする場合は、太刀魚を三枚におろして揚げるのがポイント。ちょっとしたことですが、三枚におろして揚げた旬の太刀魚の天ぷらは絶品そのものです。

太刀魚の餡かけ

その時期の旬の白身魚の餡かけは、あっさりとした食感で冬場は特に美味しく頂けます。太刀魚の旬の時期は夏から秋にかけてがベストなので、ちょっと涼しくなった秋などに、この餡かけはおすすめできます。作り方はとても簡単なので肉厚の旬の太刀魚で作りましょう。

材料2~3人分は、太刀魚1匹、人参適量、ピーマン適量、玉ねぎ半分、刻み葱適量、エノキダケ適量、水1カップ、出汁(本出汁小さじ1、砂糖大さじ2、醤油大さじ2、料理酒大さじ1米酢大さじ1、水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1、水大さじ2)です。レシピは、三枚におろした太刀魚を食べやすい大きさに切り分け、水気を取り、小麦粉を塗します。

フライパンに油を敷き、軽く焼き色がつくまで太刀魚を焼きます。出汁の材料を全て混ぜておきます。フライパンに細切りにした野菜と本出汁、水を加えて煮込みます。アク取りを出汁加え、ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉を加えて完成です。ご飯にも合うので、ぜひ旬の時期の太刀魚で作ってみましょう!

太刀魚の炊き込みご飯

塩焼きにした旬の太刀魚がベースの炊き込みご飯。他の具材に関してはお好みのものを加えましょう。3人分のレシピは、三枚におろした太刀魚一匹分に塩を少し多めに振りかけグリルで焼きます。炊飯器に洗った米2合と練り生姜を適量加えます。好みの具材を加え、2合の線まで水を入れます。④好みの出汁(あご出汁が無難)を一袋入れ、太刀魚を乗せ、炊き込みご飯モードで炊き上げれば完成。醤油なども好みで加えても美味しいです。

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太刀魚の旬の時期と鮮度を見分けて美味しく食べてみよう

「太刀魚の旬は?美味しい時期の栄養や産地・鮮度の見分け方も解説」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?太刀魚は、そのインパクトある見かけとは違い、年中通して旬と言えるほど脂の乗った絶品の白身を楽しむことができる魚です。また、旬の時期や様々な産地のブランドにより味の違いも楽しめます。まだ食べたことのない方は、旬の時期に是非一度試してみてください。

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