魚をフライパンで簡単調理!アルミホイルを使った上手な焼き方とは?

焼き魚は栄養満点でカルシウムも豊富なので日々のおかずとして食べたいですが、焼き魚をするとグリルが汚れて洗うのが大変なので、焼き魚をグリルで調理するのに躊躇してしまいます。しかし、焼き魚はフライパンで焼くことができます。フライパンで焼き魚が作れるので、片付けがとても楽になるのはもちろん、料理の幅も広がります。今回はフライパンで簡単に美味しく焼ける焼き方の方法と、簡単に作れる焼き魚のレシピを紹介します。

魚をフライパンで簡単調理!アルミホイルを使った上手な焼き方とは?のイメージ

目次

  1. 1栄養満点のお魚
  2. 2魚はフライパンで焼くのがおすすめ
  3. 3フライパンで簡単にお魚を焼く方法
  4. 4フライパンの種類
  5. 5フライパンで簡単お魚料理:鮭編
  6. 6フライパンで簡単お魚料理:ぶり編
  7. 7フライパンで簡単お魚料理:いわし編
  8. 8フライパンで簡単お魚料理:あじ編
  9. 9フライパンで簡単お魚料理:さば編
  10. 10フライパンで簡単にお魚を焼くことができる!

栄養満点のお魚

食卓には欠かせない魚料理ですが、魚にはどんな栄養価が含まれているのか皆さん知っていますか?まず魚には、肉にも負けないタンパク質が含まれています。魚よりも肉の方がタンパク質が多く含まれると誤解されがちですが、含まれているタンパク質の量はだいたい同じくらいなのです。さらに魚の方が消化されやすいタンパク質が多く、赤ちゃんからお年寄りまで無理なく食べることができます。

魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)という、血液をきれいにし脳細胞をつくる栄養素も含まれています。DHAは血栓をできにくくしたり、悪玉コレステロールを減らす働きもあります。DHAは脳細胞を活性化させ、頭の回転をよくする働きもあり、よく「魚を食べると頭が良くなる」といわれています。また、高齢者の痴呆症などの治療にも効果があるといわれています。

魚はフライパンで焼くのがおすすめ

魚の焼き方や焼き時間は魚の種類によって変わっていきます。魚の焼き方は魚グリルを使って焼く方法があります。しかし、魚グリルを使った焼き方では、焼き時間がかかってしまったり、使った後の魚グリルを洗うのが大変だったりとデメリットが多いです。そこで魚を焼く場合は、グリルを使うのではなく、フライパンを使った焼き方がおすすめです。

焼き時間を短縮でき、後片付けも便利なフライパンを使った魚の焼き方ですが、フライパンを使って魚を焼く場合は、どの種類の魚も焼くことはできるのでしょうか?答えはできます!魚の種類やレシピによっては、焼く前に下処理が必要になるものもありますが、ポイントをおさえれば切り身はもちろん、開きといった干物やサンマ一尾もプライパンを使って焼くことが可能です。下記でフライパン使った魚の焼き方を紹介していきます。

フライパンで簡単にお魚を焼く方法

用意するもの

魚を焼くために準備するべき特別なものはありません。フライパンを新調する必要はなく、ご自宅で使用しているフライパン、クッキングシートまたはアルミホイルがあれば準備は完了です。アルミホイルでも焼くことはできますが、クッキングペーパーかクッキングシートの方が、魚がフライパンにくっつきにくく、焼きやすいのでおすすめです。

お魚を焼く際の下処理

魚を焼くための準備ができたら、魚を焼く前に行う下処理を行っていきましょう。うろこやヌメリが気になる魚の場合は、初めに取り除いておくようにします。さらに魚を焼く前には、使う魚に塩を振るようにしましょう。焼く前に塩を振ることで魚から水分が出て、焼いても魚の身が崩れるのを防ぐことができます。

フライパンでお魚を焼く手順

それでは、いよいよフライパンを使った魚の焼き方を紹介していきます。まずフライパンに用意したクッキングシートかアルミホイルをひきます。クッキングシートかアルミホイルの上から少量の油を入れます。その後、魚を入れて中火で数分、様子を見ながら両面をこんがり焼いていきます。両面に焼き色がつき、中までしっかりと火が通ったら出来上がりです。

クッキングシートかアルミホイルをひく時は直接火に当たらないように、フライパンからはみ出さないようにひきます。焼きあがった後は、魚を皿に移しクッキングシートなどをそのまま丸めて捨てましょう。油を直接フライパンにひいていないので、洗い物も楽になりグリルに比べて煙や臭いも抑えることができます。

フライパンの種類

フライパンにはアルミや鉄、ステンレスなど色々な種類があります。包丁と同様、用途によって使うフライパンが違ってきます。基本的にコツをつかめばどのフライパンを使用しても焼けないことはないのですが、その中でもお魚を美味しく焼くのにとても最適なフライパンと、適していないフライパンを紹介します。

お魚を焼く際に適したフライパンは?

様々なフライパンがありますが、美味しくお魚を焼くにはセラミック製のフライパンがおすすめです。セラミックとは粘土を焼き固めた陶器や磁器などのことをいいます。また、セラミックコートはセラミックを主体とした化合物を使用しています。

そのため、セラミック製のフライパンは耐熱温度が高く、長持ちしやすいのも特徴です。セラミックコートをしているフライパンは焦げにくく、耐熱温度も高いため弱い火力でも十分に調理できるので、炒め物や焼き物に適しています。よってお魚を焼くのにとても適しているフライパンになります。しかし、毎日の調理に使う物になるので状態のチェックは忘れずにしましょう。

適していないフライパンは?

フライパンには様々種類があるのですが、お魚を焼くのに避けたほうがいいフライパンはアルミ製のフライパンです。アルミ製のフライパンは、軽さと熱伝導の良さが魅力的です。細かい火力調整にも敏感に反応してくれるので、パスタを作ったり、ソースや垂れを絡めたり、とイタリアンレストランなどで多く使われているとても便利なフライパンになっています。

しかし、このアルミフライパンの決定的なデメリットがあります。アルミ制のフライパンは食材がくっつきやすいので、扱いがとても難しいことです。アルミ製のフライパンは高温やアルカリに弱いので、中火から強火が必要な調理に向いていません。油のなじみも良くないため、焼く工程や、炒める工程に向いていないので、あまりお勧めはできません。

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フライパンで簡単お魚料理:鮭編

ここからはフライパンで簡単に調理できるお魚レシピを紹介します。最初のお魚は定番の鮭です。魚の鮭はスーパーで比較的安い値段で購入することができるので、家計の味方になる食材のひとつです。塩焼きや、味噌焼きなど焼き料理が多いですが、フライパンではなくグリルを使う機会も多く、洗うのが面倒で買うのをためらってしまいます。グリルを使って調理すると、洗うのがとても大変な鮭の味噌焼きをフライパンで簡単に焼けるレシピを紹介します。

ジッパー付きの袋に味噌、砂糖、酒、みりん、生姜チューブを入れて混ぜ合わせます。そこに生鮭を加えて冷蔵庫で3時間以上漬け込みます。フライパンにクッキングシートをを敷き、漬けておいた生鮭を皮目を下にして置き、焼きます。焼き時間は4、5分程度です。焼き目がついてきたら、ひっくり返して、さらに焼きます。こちらの焼き時間は2、3分程度です。焼き上がったらフライパンから取り出して完成です。

塩鮭を使用する場合は味噌の量を少し減らしてください。味噌焼きは焦げやすく洗うのも大変ですが、この方法で調理すると、焦げにくいのはもちろん、フライパンにもくっつかないので片付けも簡単になります。クッキングシートがない場合はアルミホイルでも代用できますが、その際にはくっつかないようにフライパンに敷くアルミホイルにサラダ油を塗ってから使用してください。

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フライパンで簡単お魚料理:ぶり編

お魚のぶりの定番調理方法といえば、ぶりの照焼きですが、今回はフライパンで少し変わったレシピを紹介します。ぶりの粒マスタード焼きです。ぶりの切り身に少し濃いめに塩コショウをふります。ぶりの水分が出てきたらキッチンペーパーで水分を拭き取ります。粒マスタードをぶりに塗ります。全体的にしっかり塗りましょう。

フライパンにクッキングシート(アルミホイルでも代用可能)を敷き、ぶりの皮目を下にして入れます。美味しくぶりを焼くためには、皮目から焼くのがポイントです。ぶりに焼き目がついてきたら、ひっくり返してさらに焼いたら完成です。

カリカリとした皮が香ばしく、粒マスタードの味がアクセントになっています。ごはんにはもちろん、魚料理としてパスタやパンの付け合わせにもぴったりのレシピなので、ぜひ試したみたい一品です。

フライパンで簡単お魚料理:いわし編

フライパンで簡単に調理できるいわしのカレー焼きを紹介します。お魚が苦手なお子様やいわしの調理に困っている方などにおすすめのレシピです。いわしは、うろこを取り除いて頭を落とし、お腹側を少し切り落として内臓をかきだします。水洗いをし、キッチンペーパーで水気をふきます。水気が切れたら、いわしを頭のほうから中骨にそってしごきながら身を開き中骨を取り除きます。

お腹の骨を包丁でそぎ取り、いわしの表面にカレー粉と塩をふり、全体に薄く小麦粉をまぶします。クッキングシート(アルミホイルでも代用可能)を敷いたフライパンに、いわしの皮目を上にして入れます。

焼き時間は1、2分程度です。焼き色がついたら裏返してさらに焼きます。焼き時間は同様1、2分程度です。焼きあがったら完成です。お好みでレモンとクレソンを添えて下さい。焼き時間がとても短く、すぐに作れる一品なのでぜひ、試してみてはどうでしょうか?

フライパンで簡単お魚料理:あじ編

お魚のあじをさっぱり食べられる南蛮漬けをフライパンで作れるレシピを紹介します。焼き方もとっても簡単でお野菜もたっぷりと取ることができ、食欲がない時もたっぷり食べられます。あじは臭みを取るためにお酒に漬けておきます。臭みを取っている間にパプリカ、玉ねぎ、にんじんを食べやすい大きさに切ります。

しょうゆ、お酢、黒酢、砂糖で合わせ調味料を作っておきます。全部合わせたあとに電子レンジに少しかけて砂糖を完全に溶かします。あじは15分ぐらい漬けておいたら、水でサッと洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。拭き取ったあじに、片栗粉を両面つけます。フライパンにクッキングシート(アルミホイルでも代用可能)を敷き、その上に少しごま油を垂らします。

クッキングシートの上に皮目を下にしてあじを入れます。両面カリッとするまで焼きましょう。タッパーなどの保存容器に野菜を入れて、焼きあがったあじをフライパンから取り出しタッパーに加えます。先ほど作っておいた合わせ調味料を加え、2時間以上漬けおいたら完成です。野菜もたっぷり取れるとても簡単なレシピなので、ぜひ作ってみたい一品です。

フライパンで簡単お魚料理:さば編

さばのチーズ焼き

お魚のさばは塩焼きや照焼きが定番ですが、今回は少し変わったレシピを紹介します。魚のさばを使ったチーズ焼きです。とろーりとしたチーズが食欲をそそります。魚のさばはまず、骨を取り除き、塩、お酒をふって10分程おいて臭みをとります。

その間に、にんじんは4cmの長さの細切り、長ねぎは5mm幅の斜め切りにします。ピーマンは縦半分に切り、横5mm幅に切ります。ボウルにしょうゆ、みりん、白すりごま、七味唐辛子を入れて合わせ調味料を作ります。

合わせ調味料の中に切った野菜を加えて混ぜ合わせておきます。臭みを取り除いたさばはキッチンペーパーで水気を拭き取ります。フライパンにクッキングシート(アルミホイルでも代用可能)を敷き、さばの皮目を上にして焼きます。フライパンの空いているところに先ほどの野菜を加えて一緒に炒めます。焼き時間は2、3分程です。

さばが焼けてきたら、ひっくり返します。焼いているさばの上に野菜を乗せ、弱火にして焼きます。焼き時間は約2分程度です。2分経ったら、その上にチーズをのせて、蓋をし、さらに3分程度蒸し焼きにしたら完成です。さばを一回焼いてから蒸し焼きにすることでとろーりとしたチーズができ、ふっくらしたさばができます。

さばのねぎ味噌焼き

こちらのレシピはお魚のさばを使ったこってり濃厚カリカリの味噌焼きのレシピです。ふっくら脂ののった、さばと香ばしいねぎ味噌が相性抜群な一品です。酒、砂糖、しょうゆ、味噌で合わせ調味料を作っておきます。キャベツはざく切りにします。長ねぎは両面に斜めの深い切込みを入れ、端からみじん切りにします。

さばは3cm程度の大きさにカットし、塩コショウで下味をつけて、両面に片栗粉を薄くまぶします。熱したフライパンにざく切りに切ったキャベツを入れ、さっと炒めていったん取り出します。取り出して空になったフライパンをキッチンペーパー等で少しふき、クッキングシート(アルミホイルでも代用可能)を敷きます。その上に先ほど切ったさばを入れ全体に焼き色を付けながら焼きます。

焼き時間は5分から8分程度焼いてください。焼きあがったらフライパンに合わせ調味料とねぎを加えて煮詰めたら完成です。さっと炒めたキャベツと食べると美味しさがぐっと引き立ちます。お好みで白髪ねぎも上に散らすとさらに美味しく食べられます。塩さばを使う場合は塩コショウをしないでそのまま片栗粉をまぶして焼いてください。

フライパンで簡単にお魚を焼くことができる!

フライパンを使った魚の焼き方を紹介してきましたが、どうでしたか?今までフライパンではなく、魚グリルを使って魚を焼いていた時は、魚の焼き時間が長く、煙や洗い物が大変だったご家庭も多かったのではないでしょうか?フライパンを使えば、焼き時間を短縮することができ、調理後の洗い物も減らすことが可能です。

朝が忙しいご家庭で、魚料理を食べたくても時間がない時にフライパンを使った調理方法なら、短い時間でも朝食から美味しい焼き魚料理を簡単にいただくことができます。ぜひ、焼き魚料理を作る場合はフライパンを使った焼き方に挑戦してみてはどうでしょうか?

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