じゃがいもは皮は食べられる?皮むきの簡単裏ワザと皮の栄養について!

みなさんはじゃがいもの皮はどうしていますか?よく新じゃがは皮ごと食べられるが普通のじゃがいもは皮をむくなんて方が多いと思われますが、ジャガイモの皮は栄養の宝庫なんです。その栄養分を捨てるのはもったいないので今回は皮ごと使ったじゃがいもレシピをたっぷりご紹介します。でもじゃがいもの皮にもじゃがいもの芽同様に毒素のある部分もあるので、気を付けて健康においしく摂取しましょう。今日から新しいじゃがいもライフを楽しみましょう。

じゃがいもは皮は食べられる?皮むきの簡単裏ワザと皮の栄養について!のイメージ

目次

  1. 1知っているようで知らないじゃがいもと皮
  2. 2いつじゃがいもは日本に入ってきたの?
  3. 3え?じゃがいもは皮にも毒素があるの?
  4. 4じゃがいもの皮に含まれる栄養素とは?
  5. 5じゃがいもの皮を簡単にむくなら
  6. 6じゃがいもを皮ごと食べる・新じゃがから始めてみよう
  7. 7じゃがいもを皮ごと食べる・メークインや男爵
  8. 8皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ
  9. 9じゃがいもと皮の美味しい関係
  10. 10じゃがいもをもっと食卓に

知っているようで知らないじゃがいもと皮

皆さんはじゃがいもを調理する時に皮をむいていますか?実は皮には多くの栄養素が含まれています。例えばビタミンB2やカリウム、マグネシウムなどです。ただやはり皮の部分は硬く食べにくいので敬遠してしまいがちです。でも今日は試してみるつもりで皮の部分の調理や食べ方についてみてみましょう。

じゃがいもの世界生産量1位は中国で世界全体の25%にも及びます。2位のインドと比べても倍近い量の生産をしています。また、日本においては圧倒的に北海道での生産が盛んで約80%の国産じゃがいもが北海道産となっています。

北海道産のジャガイモは収穫後に保存しておきでんぷん量を増やしますそのため皮が厚くなります。また逆に保存しておかないで食べるじゃがいもが新じゃがと呼ばれるじゃがいもで、非常に短期間で使い切られてしまうじゃがいもです。

いつじゃがいもは日本に入ってきたの?

元は南米原産の野菜で15世紀から16世紀にヨーロッパに伝来しその後16世紀末に日本の伝わったとされています。元の名前はじゃがたらいもで、それがなまってじゃがいもとされました。ヨーロッパでは麦が盛んに作られていて、ジャガイモはあまり好まれなかったのですが、寒冷地でも強いじゃがいもは野菜というよりは主食としてヨーロッパ各地に広がりました。ドイツなどの主食はじゃがいもです。

じゃがいもは種芋を通じて栽培されます。もちろん野菜であるから種子もなるのですが、こちらから育てると小ぶりで、同じ大きさのじゃがいもにするのに3年はかかるとされています。なので種芋から育てるのが一般的とされています。でもじゃがいもの配合には種子が使われています。品種改良は種子で、育てるのは種芋からとなっています。

え?じゃがいもは皮にも毒素があるの?

じゃがいもの芽にはソラニンという毒素が含まれている事はよく知られていますが、実はじゃがいもの皮にも毒素が含まれることがあるんです。ジャガイモを日の当たる場所に置いておくと芽が生えてしまったり、ジャガイモが緑色に変色してしまう事があります。この緑色の部分に毒素が含まれるようです。また皮をむいても緑色の部分にも毒素は含まれているのでその部分は厚めに向いて食べるようにしてください。

ではじゃがいもの保管方法ですが、なるべく摂氏10度以下の陽の当らない所で保存するようにしてください。日陰であれば冬場なら他の野菜と違い冷蔵庫の野菜室でなくても大丈夫です。

じゃがいもの皮に含まれる栄養素とは?

まずはビタミンB2、水溶性のビタミンであり、炭水化物をエネルギーに変えるのに役に立つ栄養素です。また成長因子としても知られています。不足すると口内炎などを発症する恐れがあるとされています。また、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを多数含んでおり、かつ食物繊維も多く含んでいて健康食材として持野菜としてもじゃがいもの皮は非常に優秀であると言えます。

じゃがいもの皮を簡単にむくなら

しかし食べなれていないならじゃがいもの皮は少し硬く食感が違うので食べられるようになるまでに時間がかかる方もいらっしゃいます、そういった方のために簡単にじゃがいもの皮をむく方法をご紹介します。まずナイフ等でじゃがいもの皮をぐるっと一周切ってあげます。そのじゃがいもをレンジで火を通して皮をむくと比較的簡単に皮がむけます。

また皮をむくだけなら他の野菜同様にピラーが一番早く向けるでしょう。但しじゃがいもの目や変色した部分だけはナイフで回り事取るようにし他方が良いでしょう。また近年はやりのいぼの付いたゴム手袋で表面を洗い落としながら皮をむくという方法もあります。

じゃがいもを皮ごと食べる・新じゃがから始めてみよう

ここからは栄養価の高いじゃがいもを皮付きで食べる事を前提に話を勧めさせていただきたいと思います。ジャガイモの皮が苦手だという方もぜひチャレンジして食べられることをしてみてください。

じゃがいもの皮が苦手という方の多くはやはり硬いとかその食感が問題なことが多いようです。しかし新じゃがなら比較的皮が薄く柔らかいので、比較的簡単にじゃがいも皮付きで食べられることが多いとの事です。春の時期に出る新じゃがから皮を食られべる事を始めてみるのもいいかもしれませんね。栄養かは捨てがたいです。

じゃがいもを皮ごと食べる・メークインや男爵

メークインは煮崩れしにくいので煮物として食べられることの多い品種です。表面が滑らかで皮をむきやすい品種でもあります。比較的個体が大きなのが特徴です。逆に男爵は小さくごつごつしているため皮は向きにくいのですがメークインに比べてほくほくした食感で煮崩れするので、ポテトサラダやジャガイモコロッケなどにして食べられることが多いです。潰して食べると皮付きでもその食感はあまり残りませんし栄養価はそのままです。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ

じゃがいもをせっかく食べられるなら、栄養素の多い皮付きの部分の美味しく食べたいですよね。今日はそんなじゃがいもを皮付きで美味しく食べられる方法を中心に今から見ていきましょう。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・じゃがいもの皮のキンピラ

まずは野菜として、じゃがいもの皮付きに少し厚めにむき千切りにします。また別の野菜として同じ大きさにニンジンなども切りそろえましょう。少量の牛肉があると味が閉まります。野菜の準備ができたらフライパンに少量の脂を引きます。牛肉を炒めて、皮付きのじゃがいも等と炒めて火が通ってきたら、さっと炒めて、しょうゆ、みりん、酒で味付けし、水分がなくなるまで炒めたら出来上がりです。

今回のレシピはじゃがいもの皮を美味しく食べるためのレシピで、むしろじゃがいもの皮を使った方が美味しく出来上がるレシピです。シャキシャキの食感を楽しむための料理なので美味しく皮付きのじゃがいもがいただける料理です。またじゃがいものみの部分を使ってはいけないわけではありません。少量使うことでむしろ食感、味のアクセントが出来て食べていて楽しくなります。

また野菜としてじゃがいもの皮が硬い方が美味しい料理なので、皮付きのメークインを使うとおいしく出来上がります。新じゃがの皮付きでは少し柔らかすぎて物足りない感じがしてしまいます。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・肉じゃが

日本料理の王道、誰もが好きな肉じゃがをご紹介します。今回は皮ごと煮込むことを考えて新じゃがを使いましょう。もし時期が外れていれば男爵を使うとおいしくいただけます。まずは野菜の皮ごとじゃがいもと人参を一口大に切りそろえましょう。玉ねぎも食べやすい大きさにカットします。今回はじゃがいもがメインになる料理なので、ジャガイモのおいしさを引き立てるために肉は豚バラ肉を使いましょう。

まずは、レンジで皮付きのじゃがいもと人参に火を通しましょう。耐熱皿に少量の水と皮付きのジャガイモにんじんを入れて軽くラップをかけレンジで温めます。続いて、豚のバラ肉を炒めます。この時に出る脂が需要です。脂が出てきたら豚肉を取り上げ玉ねぎを炒めてやります。玉ねぎがしんなりしてきたら火を通した皮付きのじゃがいものと人参の野菜を入れて水を少量加えます。

酒、しょうゆ、みりん、砂糖で味を調えて、お好みの水分量まで煮込めば出来上がりです。皮を残すことで煮崩れをある程度防げますし、レンジで一度火を通す事でも煮崩れが防げます。また一度冷ましてやることで具材の中に味が浸透する事を覚えておいてください。煮る事で味はしみだして冷すことで浸透します。

ちなみにこの肉じゃが、実は失敗料理だったことをご存知ですか?実は肉じゃがはあの東郷平八郎がイギリス留学時代に食べたビーフシチューが食べたくて、シェフに注文したところシェフが作り方が分からず、何とか東郷平八郎から形を聞いて作ったものが肉じゃがの始まりとされています。言われてみれば確かに野菜も肉も同じ具材が使われています。でも偶然からこんなにおいしいものが出来あがった事はすごいですね。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・じゃがベーコンのチーズオーブン焼き

まずはじゃがいもをいちょう切りにします。大きさは一口大を目安にしましょう。それをレンジで火を通します。少量の水分と一緒に耐熱皿に載せ軽くラップをして温めましょう。フライパンにバターを溶かしてベーコンを炒めます。そこに火を通したじゃがいもを入れます。塩こしょう、しょうゆで味付けをしましょう。

それを耐熱皿に載せてチーズをのせてオープントースターで焼き上げます。お好みでバジルを振って出来上がりです。皮の部分がちょっとアクセントになって、ほくほくしたじゃがいもと塩っ気の効いたベーコン、バターと醤油に香りがカルテットを奏でる逸品に仕上がります。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・フライドポテト

じゃがいもの切り分け方が大きなポイントです。ほくほくしたフライドポテトが好きな方は大きめに切り分け、またカリッとクリスピーなフライドポテトが好きな方は細目に切り分けます。また上げる時間や油の温度にも注意してみましょう。カリッとさせたい方はレンジなどで軽く火を通して高温で一気に表面をカリッと仕上げます。

しっとりホクホクに仕上げたい方はじっくりと低温の油で揚げてやります。どちらの場合も適しているのは男爵です、メークインは糖分が多いので焦げやすいので注意しましょう。お好みで、塩をかけたり溶かしバターや醤油、ケチャップに付けたりして召し上がって下さい。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・じゃがバター

ほくほくとしたじゃがバターも食べ方によりじゃがいもを使い分けましょう。ほくほくとした食感とジャガイモ本来の味を楽しみたいなら、男爵イモがおススメです。バターを溶かす際に隠し味に軽く醤油を隠し味にするのをお勧めです。でもじゃがいもを丸ごと食べるならやはり皮ごと食べる事を考えると新じゃががおススメです。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・じゃがいものポタージュスープ

薄切りの玉葱と、小さめに切ったじゃがいもを用意します。まず玉ねぎをフライパンで炒め、ジャガイモを加えます火が通ったら、粗熱を取りフードプロセッサーにかけます。フードプロセッサーにかけたものを鍋に移し牛乳で薄く延ばして温めて。塩コショウなどで味を調えれば出来あがりです。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・ポテトサラダ

じゃがいもを小さめに切ってレンジで火を通します。500Wで4~5分ぐらいが目安です。串を指して軽く通るようになったらボウルに移して潰します。薄切りにしたきゅうり、ニンジン、ハム、茹で卵などお好みの具材と混ぜて塩こしょうやまよえーずなどで味を調えてやれば出来上がりです。

皮ごと食べる簡単じゃがいもレシピ・鳥皮と厚揚げカレー

お手頃でコクのあるカレーを紹介します。用意するものは、ジャガイモと人参、玉葱に、今回はお肉の代わりにとり皮と厚揚げを使います。厚揚げの食感がお肉の食感を醸し出してくれるのと鳥皮から出る脂は漢方薬にも使われるぐらい薬効成分の高いものです組み合わせて健康で美味しカレーを作りましょう。

まず厚揚げの油抜きをします。簡単にいえば茹でて余計な脂分を取ってやります。また人参とジャガイモをレンジを使って火を通してあげます。用意が出来たらフライパンでとり皮を炒め、油が出てきたら鳥皮を取り上げ玉ねぎを炒めます玉ねぎがしんなりしてきたら残りの具材と水を入れ一煮立ちしてカレールゥを入れます。

この後は隠し味に、ケチャップや、チョコレートなどを入れる方もいらっしゃるでしょう。そこはお好みで。火を止めて冷ましてもう一度温め直せば出来上がりです。鳥皮のコクと厚揚げの食感が奏でるハーモニー7は上品に出来上がっています。軟らかく煮ているのでじゃがいもの皮もそんなに違和感なく食べられると思います。

じゃがいもと皮の美味しい関係

じゃがいもの皮を使うかどうかの最大の違いは、皮の食感が残るのをどうするかが最大の課題となります。紹介したポタージュスープやポテトサラダのように潰せば違和感はほとんどなく栄養素が上手にいただけますし、逆にキンピラのように皮の食感を活かしたレシピもあります。

じゃがいもは栄養素だけでなく様々な料理に使える万能選手です。工夫次第でどんな味付けにも対応できますので。今晩のレシピで一品欲しいと思ったらじゃがいもを使ってみてください。和洋折衷どのようにでも調理できますよ。

じゃがいもをもっと食卓に

じゃがいもは皮を食べられるように食感やアクセントを活かしたものから、違和感なく食べられるようにすりつぶしたものまで幅広く調理ができます。じゃがいもレシピはそれこそ山のようにあると思います、地方だけでなく各家庭でも違う料理もあります。その中でも自分が食べられる、食べやすいレシピを選んで調理することが大事になります。

じゃがいもはかなり使いやすい野菜です、また使い方によってさまざまに変化する野菜でもあり、自己主張もはっきりとしている野菜です。上手く料理に取り入れる事で、皆さんもオリジナルで様々なじゃがいもレシピを作ってみて是非おいしく楽しいじゃがいもライフを過ごしましょう。

Thumbじゃがいもは太るのか太らないのか検証!ダイエット方法と効果は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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