とうもろこしは皮ごとレンジが美味しい!加熱時間や甘く仕上げるコツは?

暑い夏に旬を迎えるとうもろこし。レンジで皮ごと加熱すると栄養もぎゅっと詰まった甘いとうもろこしが作れます。茹でても蒸してもおいしく出来ますが、鍋に入りきらなかったり、お湯を沸かしたり、蒸し器を用意したりと準備が少々面倒です。レンジで皮ごと加熱すれば、めんどうなひげ取りや皮むきがあっという間にできます。レンジで何分加熱すれば甘いとうもろこしが作れるのか?レンジ以外の加熱時間は何分なのか?その他、とうもろこしの栄養や効能を調べてみました。

とうもろこしは皮ごとレンジが美味しい!加熱時間や甘く仕上げるコツは?のイメージ

目次

  1. 1とうもろこしの種類
  2. 2スイートコーンは配色の違いで3種類に分けられる
  3. 3おいしいとうもろこしを選ぼう!
  4. 4とうもろこしの成分
  5. 5とうもろこしは皮ごとレンジがおいしい
  6. 6レンジで作るとうもろこし!加熱時間は何分?
  7. 7レンジでおいしくするコツ
  8. 8レンジでおいしい!とうもろこしで疲労回復
  9. 9レンジでおいしい!とうもろこしで便秘解消
  10. 10レンジでおいしい!とうもろこしで高血圧予防
  11. 11レンジでおいしい!とうもろこしで貧血予防
  12. 12レンジ以外のとうもろこしの加熱方法!
  13. 13レンジで作るとうもろこしのまとめ

とうもろこしの種類

とうもろこしとしてスーパーでよく見かけるのが甘味種のスイートコーンという品種です。皮が薄く甘みもあり食べやすいとうもろこしの代表です。その他には、コーンスターチを作るときに使用される馬歯種のデントコーン、家畜の飼料になる硬粒種のフリントコーン、別名もちとうもろこしと呼ばれるもち質種のワキシーコーン、軟粒種のソフトコーンがあります。

そして、食用のとうもろこしとして有名なのがポップコーンを作るとうもろこしです。爆裂種のポップ種という種類で、粒が固いのが特徴です。レンジで加熱するとポップコーンができます。バターを塗ってから紙袋に入れて500wで1分から2分加熱します。

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スイートコーンは配色の違いで3種類に分けられる

100種類以上の品種がある甘味種のスイートコーンですが、甘味があり生で食べられる品種もあります。皮が薄くて食べやすいので、とても人気があります。このスイートコーンは、黄色、白、バイカラーと配色の違いで3種類に分類されます。それぞれの特徴と人気の品種を紹介します。

ゴールデンコーン人気の品種

ゴールデンコーンは、ゴールデンという名前の通り、全て黄色い粒をしているとうもろこしです。粒が大きく、皮が柔らかいのでとても食べやすいゴールドラッシュは、さわやかな甘味で人気です。先端までぎっしりと詰まった粒が美しいみわくのコーンは強い甘みがあり人気です。フルーツコーンとも呼ばれているサニーショコラは、非常に甘味があり生で食べられるコーンとしても人気があります。

シルバーコーン人気の品種

シルバーコーンも、名前の通り、全て白い粒をしています。栽培が難しい品種が多く、幻のとうもろこしとして絶大な人気があります。純白な粒のそろったピュアホワイトは、糖度19度のメロンのように甘い品種です。クリーム色やバニラ色をしていることから名づけられたバニラッシュは皮も柔らかく生で食べられます。

バイカラーコーン人気の品種

一代雑種で、黄色い粒と白い粒が混ざっていてその割合は3対1と言われています。甘味が強く人気があります。平均糖度が15度で、メロンよりも甘いとされている甘々娘(かんかんむすめ)という品種は、スイーツコーンなどと呼ばれ生でも食べられる品種として人気があります。甘味が強く食感がシャキシャキとしているのが特徴のアンサンブルという品種も人気です。

他にも、黄色、白、茶、紫といったカラフルな色が混ざったウッディーコーンというとうもろこしもあります。コクのある味ともちもちとした食感が特徴です。もちもちが特徴のとうもろこしですがもち種ではなく甘味種です。

おいしいとうもろこしを選ぼう!

旬を迎えるとスーパーには、数多くのとうもろこしが並びます。皮をむいたもの、皮が付いたままのものと様々ですが、おいしいとうもろこしを選ぶ基準はいくつかあるので紹介したいと思います。一番外側の皮が、鮮やかできれいな緑色をしていてずっしりと重たいとうもろこしを選びます。皮がむかれたものであれば、粒のそろったものを選びます。

ひげが付いている状態であれば、ひげの色が色濃い茶色になっているものが、良く熟している証。とうもろこしのひげと呼ばれているものは実はめしべ。とうもろこしのひげの本数と実の数が同じと言われているので、ひげが多いもの、皮ごととうもろこしを選びます。

とうもろこしの成分

とうもろこしの主成分は炭水化物です。炭水化物は、活動するうえで大切なエネルギー源です。上の表からも分かるように、とうもろこし100g中に炭水化物がおよそ17g含まれます。ちなみに人参は9g、キャベツは5.2gなのでとうもろこしは糖度が高いです。とうもろこしを食べると甘みを感じるのは、炭水化物の含有量が多いからです。

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とうもろこしは皮ごとレンジがおいしい

とうもろこしの成分は、水溶性のものがほとんどなので、加熱する場合は茹でる以外の方法で食べるのが成分摂取にとても有効です。中でも、レンジで加熱すると水ぽくならず、甘味が増すと言われています。皮ごと加熱するので、手間もかからず、とても手軽においしく食べれる上に、成分が逃げ出さないので皮ごとレンジで加熱する食べ方がおすすめです。

レンジで作るとうもろこし!加熱時間は何分?

とうもろこしの鮮度は収穫後どんどん落ちていくので、24時間以内に加熱するのがベストです。とうもろこしの皮もひげもそのままでさっと水洗いしてレンジに入れます。薄皮2枚にする場合もラップにくるみます。通常サイズであれば500wで5分程加熱します。大きさやレンジのワット数で時間調整してください。皮をむいて塩を振ってまた皮を戻して加熱する方法もあります。

加熱が終わったら火傷に注意して取り出します。おしりの部分を3㎝程切り落としてひげの部分を持ちとうもろこしを立てるように持ち上げます。そうすると、面倒なひげと皮の処理があっという間に終わります。

レンジでおいしくするコツ

コツはずばり、皮ごと加熱をすることです。薄皮2枚くらいまでむいてもいいですし、外側の緑の皮ごとでもいいです。加熱しすぎると、シャキシャキ感がなくなってしまうので、注意しましょう。皮ごとレンジで加熱することで、とうもろこしの皮から風味もつき、水分の蒸発を防ぎジューシーな仕上がりになります。加熱後はラップをしたまま冷めるまで放置することでしわしわになりにくいです。

レンジで簡単に皮むきができる

レンジで作るとうもろこしは、皮ごと加熱するのがコツと説明しました。実は、レンジで皮ごと加熱すると面倒な皮むきとひげの処理があっという間に終わります。レンジで加熱する前に切り込みを入れる場合は、おしりから3、4㎝の幅の広くなっているところを皮のみぐるりと一周切り込みを入れてからレンジで加熱し、加熱後ひげを持って軽く振るように立てます。加熱することで、皮のカサも減りゴミも減ります。

レンジで三つ編みとうもろこし

とうもろこしの季節になるとInstagramでもよく見かける三つ編みのとうもろこし。可愛い上に三つ編み部分を持てるので、食べやすいととても人気の食べ方です。レンジでとうもろこしを加熱して、冷めたら皮をむいて、皮の部分で三つ編みをします。三つ編みを結ぶ用の皮は、最初に一枚むいて別に取っておきます。こちらもかんたんにできるのでぜひ試してみてください。

レンジでおいしい!とうもろこしで疲労回復

とうもろこしの主な成分は、炭水化物です。とうもろこしには、炭水化物の代謝を助けるビタミンB1、脂質の代謝を促進させるビタミンB2、たんぱく質の代謝に欠かせないビタミンB6、その他ミネラルを含んでいます。

炭水化物が不足すると、エネルギー不足で体力が弱まり、疲れやすくなります。とうもろこしには、アミノ酸であるアスパラギン酸も含有しているので、疲れの原因となる乳酸を溜まりにくくしたり、乳酸の代謝を高めたりといった働きをしてくれます。

これらの成分が、疲労回復や免疫力の低下にとても効果があります。取り過ぎると体の中に蓄積されインスリンの働きが悪くなり糖尿病の原因になるので、食べ過ぎには注意します。

レンジでおいしい!とうもろこしで便秘解消

とうもろこしの皮の部分には、セルロースという不溶性食物繊維が含まれています。食物繊維は、排便をスムーズにしてくれる上に、体の有害物質を吸収して排出する働きもしてくれます。

その量はさつまいもの4倍と言われており、100g中3g含まれています。セルロースには、お腹の調子を整える働きがありますが、私たち人間は、セルロースを消化する酵素を持っていないため、消化しにくく、便にそのまま排出されてしまいます。ですが、大腸のぜんどう運動を活発にしてくれ、便のかさ増しをしてくれる便秘解消に効果のある野菜です。

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レンジでおいしい!とうもろこしで高血圧予防

とうもろこしには、100g中290mgのカリウムが含まれています。カリウムは人間のからだに欠かせないミネラルのひとつで、ナトリウムの排出を促し、筋肉の働きを良くします。不足すると、高血圧やむくみの原因になります。また、動脈硬化に効果のある現在不足しがちな栄養素とされているマグネシウムも含んでいます。

レンジでおいしい!とうもろこしで貧血予防

100g中0.8㎎の鉄分(白米の8倍の含有量)と、造血に必要な亜鉛や銅、ミネラルも少しですが含有しています。バランスよく各成分を含有しているので、即効性があるわけではありませんが、貧血予防に非常に効果的な野菜とされています。

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レンジ以外のとうもろこしの加熱方法!

茹でる・蒸す・焼く

レンジ以外のとうもろこしの加熱方法は、茹でる、蒸す、焼くと3種類あります。一部を除き、ほとんど全ての加熱方法で、皮ごと加熱をします。皮ごと加熱すると、甘味とうま味をぎゅっと閉じ込めてみずみずしさを保ってくれ、皮とひげを簡単に取ることができます。それぞれ何分加熱すれば良いのか調べました。

とうもろこしを茹でる!加熱時間は何分?

とうもろこしに含まれている栄養素は、水に溶ける水溶性が多いので、茹でるとせっかくの成分が水と一緒に流れ出て失われてしまいます。なので、焼く、蒸すといった調理法で食べるのが成分を摂取するのにとても有効ですが、茹でる場合は、煮汁を使い切る料理で溶けだした成分も摂取するのがベストです。

とうもろこしを皮ごと水から茹でる!加熱時間は何分?

とうもろこしを皮ごと茹でる場合の加熱時間は何分かかるのか調べました。とうもろこしを皮ごと加熱するのは、熱湯で茹でる方法と、水から茹でる方法の2種類あります。水から茹でる場合は、皮ごととうもろこしが入る大きさのお鍋かフライパンにとうもろこしがかぶるくらいの水を入れて、とうもろこしも最初から投入しておきます。火にかけて沸騰してから3分茹でます。

とうもろこしを皮ごとを熱湯で茹でる!加熱時間は何分?

とうもろこしを皮ごと熱湯で茹でる場合は、とうもろこしが入る大きさの鍋かフライパンにとうもろこしがかぶるくらいの水を入れ沸騰させます。沸騰したら皮ごととうもろこしを入れ3分茹でます。茹ですぎには注意します。水から茹でると実がふっくらとジューシーに仕上がり、熱湯から茹でるとシャキシャキとした食感に仕上がります。

とうもろこしを皮ごと蒸す!加熱時間は何分?

とうもろこしを皮ごと蒸す場合は何分加熱するのか調べました。蒸す場合もとうもろこしは皮ごと加熱します。皮ごと加熱することで面倒な皮むきとひげ取りが驚くほど簡単にできます。蒸し器に皮ごと洗ったとうもろこしを入れ、蒸気が上がってから8分程蒸したら火を止め、2分蒸らします。触れるくらいになったらラップにくるむことでしわしわになるのを防ぎます。

とうもろこしを皮ごと焼く!加熱時間は何分?

とうもろこしを皮ごと焼く場合はオーブンレンジで加熱する方法と、グリルでそのまま焼く方法と2種類あります。焼いて食べるのは、蒸すより茹でるより少々時間がかかりますが、皮ごと焼くことで甘味も栄養もぎゅっと詰まった人気の食べ方です。それぞれ加熱時間は何分かかるのか調べました。

オーブンレンジで皮ごと焼く!レンジの加熱時間は何分?

皮ごとさっと洗い、まだ冷たい状態のオーブンレンジに入れ予熱をスタートさせます。250度まで庫内の温度が上がり予熱が終わったらそのまま12分から15分オーブンレンジで加熱します。途中上下をひっくり返します。皮が良い色に焼け、いい匂いがしてきたら完成です。

グリルで皮ごと焼く!加熱時間は何分?

とうもろこしを皮ごと焼く場合は、茹でてから焼く方法と生から焼く方法があります。茹でてから焼く場合は、上記の茹で方で書いた時間より気持ち短めに加熱し、フライパンかグリルで焦げ目がつくまで焼きます。焼きとうもろこしにする場合は、加熱した後にタレをぬり香ばしい香りがしてきたら完成です。

生から焼く場合は、バーベキューで焼くのが人気ですが、家庭で作る場合は、グリルかフライパン、焼き網などが良いと思います。バーベキューで豪快に焼けるなら皮ごとが好ましいですが、家庭でフライパンやグリルなどで作る場合は皮をむきます。皮をむいてひげを取ったものをグリルやフライパンで13分から15分程焼いたら完成です。

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レンジで作るとうもろこしのまとめ

今まで何気なく食べていたとうもろこしには、とてもたくさんの成分があるということが分かりました。その成分はほとんどが水溶性ということで、成分摂取に有効な調理法は茹でる以外の方法がおすすめです。中でもレンジで作ると糖度が増すと言われているので、レンジでの加熱が手間もかからずおいしくなります。おいしいとうもろこしを選ぶポイントもぜひ参考にして、とうもろこしをおいしく食べましょう。

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